東方キャラとウフフにイチャつくまとめ




真夏、猛暑日の幻想郷の人里の一角に佇む俺の家。
今日は愛しの彼女と楽しい楽しいピクニック。真夏といったらピクニックなんかよりも海水浴だろといわれそうだが、
あいにく幻想郷に海は無いし、紅魔の湖はというと知った仲のアベック達で一杯である。
まぁそれはそれで気兼ねなくイチャつく事が出来るのだが、たまには静かな場所で二人のんびりするのもいいものだと思った。

「ね〜ぇ?○○まーだー?」
「あぁ…もう少しで出来るから…待っとってや」
「はやくしてよね〜」

想い人(想い妖精?)チルノは口では怒っていながらも、ピクニックへの期待を堪えられないようで嬉しそうな声。
事の発端はというと、チルノが湖の周りの森にまだ誰も知らない開けた空き地…俗に言う『秘密の場所』とか『秘密基地』といったものを見つけたらしい。
まぁせっかくだからということで俺と一緒にピクニックがしたいのだそうだ。
普段の彼女からすると、ピクニックというのも若干高尚な気がするのだがまぁ愛の力ということにしておこう。

「とりゃっ!」
「おわっ…おい料理中の悪戯はあぶない…ってつまみ食いしないっ!」
「だってぇ……○○の作るお弁当美味しいんだもん……ダメ?」

上目遣いで俺を見上げるチルノ。なんというか…破壊力ありすぎ…

「いや…その……おまえわかっててやってるだろ…」
「えへへ……じゃあもういっこ…いたっ!」

俺の箸がチルノの手癖の悪い指に喰らいつく。

「なにすんのさー!」
「後にちゃんと取っといてやるから我慢しなさい…いつもより多めに作ってあるから…な?」
「ほんと?…じゃあ我慢するよ…せっかくのピクニック日和だもん…」

真夏にピクニックというのもどうかと思うのだが、湖一体は夏もそこそこに涼しいし何せ想い人は天下無敵(自称)の氷精様なので何の問題も無い。
でもまぁ自分だけしか知らない秘密の場所を見つける嬉しさってのはいいもんだよなぁ。
なんというか、よく考えてみればなんとも無い、ごくありふれた普通の場所だったりするんだけれど、どこか神秘的というか、特別な場所に感ぜられるんだよね。
むしろそういったものを探検して自然の面白さとか、不思議さとか、ありがたさとかを学んでせいちょうしていくんだろうなぁなんて思ったり。
しかしなんといってもそれを本当に親しい間柄の人間にだけ教えるってのがたまらんね!俺も小さい頃は良くやったもんだ。
だからチルノの気持ちが俺には良く分かるし、俺だけにそんな大切な場所を教えてくれた事や自分にとって特別な場所を見つけた事が俺にとっても凄く嬉しい。
なんて考えているうちに弁当の準備は出来上がり……

「ん……よし!完璧!」
「出来た?」
「あぁ出来たぞ!我ながら改心の出来だな」
「たこさんウィンナー入ってる?」
「チルノのためにいつもより多めに入れておいたぜ。うさぎのりんごもだ」
「えへへ…それじゃあ…行こっ!」

本当に嬉しそうにチルノは笑う。笑いながら俺の手をぎゅっと握り締めてそして引っ張るように出発する。
手から伝わる彼女の冷気と、冷気に隠れた彼女の温もりがまた心地よい。俺の顔はどんどん熱くなっていく。
うむ、手握られただけで赤くなるとは俺もまだまだ初心だな…なんて事を思いつつ追いかけるように俺も足を動かす。



〜少女移動中〜



「よし、ついた!」
「ほわぁー……へぇ〜」
「どーお?凄いでしょ?」

湖に下り、周りの人妖アベックから若干の冷やかしを受けつつ森林に入り少し歩いた後に現れたのは、
なんとも青々しい芝が、そして質素ながらも可愛らしい小さな花が生え、周りを森に囲まれた中の日光が直射するちょっとした高台。
意外と距離にしてみればたいした距離を歩いていないものだが、チルノの『秘密の場所』とそこでの二人の時間への期待からか
急ぎ足で歩いたにも拘らず、結構長く時間が感じられた。
そしてその所為か、はたまた彼女が俺だけに見せてくれた大切な場所だからか、
やはり傍からみればなんでもない、ちょっと冒険心を出せばそこらじゅうにでも見つかりそうなその空き地は、
俺にとってとても美しく、神聖で、不可侵の領域のように感じられる。
決して着飾らない、自然の造形が織り成す質素なその空間は、いつも元気で、活発的で、ちょっぴり乱暴なところもあるチルノと対照的で、
だからこそ調和を保っていた。

「うん凄いや…良くこんなとこ見つけたな…さすがチルノはさいきょーだな!」
「えへへ…そ、そんなに褒めても何も出ないんだから…」
「いやいやほんと…ピクニックにぴったりの場所だ、うん、GJ!」
「ぐっじょぶ!」

意味分かって言ってるのかはともかく本当にチルノは嬉しそうに笑う。
照れることはあっても恥ずかしがる事は無い周りが自分の事をどう思おうと、どれだけ心配をかけようとも揺らぐ事の無い、太陽のような確固たる自信。
そんな彼女の姿に俺は惹かれ、これからも引かれ続けるのだろうなぁ…なんて考えつつ、俺は地面に寝そべる。

「えへへ…」
「ん…」
「えへへ……」

微笑みながらチルノも横に寝そべり俺の腕に頭を落とす。所謂腕枕な状態。
たいした距離は歩いて無い、激しい運動をしたわけでもない、それでもチルノが脱力しきって、それでいて満足そうな微笑を見せるのは、
俺をこの場所へ導くという大仕事を終えたからか、または最高すぎる彼女のプレゼントを俺が快く受け入れたからか、
あるいはただ日常の、ささいな1シーンとして、俺とチルノがこうやって二人隣り合ってまったりできるからなのか。
肩を抱き寄せてやると嬉しそうに鼻を鳴らすチルノ。

「ねぇ、○○?」
「ん、なに?」
「ピクニック…楽しい?」
「あぁ…最高だ」
「えへへ…良かった」
「チルノこそ……退屈して無いか?…やっぱり湖でドンチャン騒ぎのほうが良かったとか…」
「あたいは……○○が一緒にいてくれるなら…こういうのも…いいかなって」
「そうか……それにしても絶好のピクニック日和だな」
「えへへ…」

二人で空を見上げる。生命と大気の循環を司るお天道様もこの季節ばかりは厭われる事のほうが多い、真夏の強烈な日差し。
だが傍にはチルノが居てくれるおかげで暑いという事は無いし、なにより日差しが強いほうが彼女が見つけた大切な場所がより映えるというもの。

「ん、よし、そろそろお昼にしますかね…」
「私もうお腹ペコペコだよ……」
「ははっ……ちょいと多めに作ってきたからな……たくさん召し上がれや」

近くにあった、これまたいい感じの、てかご都合主義な一本木の木陰に移動する。チルノの冷気をはまた違う、心地よい涼しさ。
そして風呂敷をあけ、重箱を開けると出てくる俺の自慢の料理達…いや決して自分でも上手だとは思わないが、
なにせチルノの好みのもので好みの味付けをしたし、チルノ相当俺が変なヘマしない限り俺の料理うまいうまい言ってくるからな。

「うわぁ…こんなにたくさん…」
「ちょっと…作りすぎたか?」
「ううん……これぐらいあたい一人でも食べれるよ!」
「ははは…それじゃあ俺の食べる分が無くなっちまうわな…じゃ…いただきますか!」
「いっただっきまーす!」

目を輝かせながら弁当を物凄い勢いで口に運ぶチルノ。そも、妖精は食事を取らなくても生きていけるなんて話を聞いたことが在った気もするが、
チルノは少なくとも俺の作った料理に関して言えば本当によく喰う。一週間俺の料理食わなかったら餓死しそうでむしろ恐い。

「そんなにがっつかなくても俺の弁当は逃げないぜ?」
「なによ?○○の弁当が美味しいのがいけないのよ…あむ…」
「褒めてるのか怒ってるのか分からないがとりあえず俺の食べる分も考えてね…」
「え…うん、分かったよ」

しかし大切な人に真心込めて作った食べ物を美味しいと言ってもらえる喜びというものは男女関係ないものだな。
と、思いつつ自らもから揚げを箸で掴み口に運びつつふとチルノの方を見る。
目が合った。しばらく互いに固まり、見詰め合っていたが、やがてチルノが俺に微笑むと俺も顔を緩ませ、から揚げを口に入れる。
あまり会話の無い食事だが、それでも目と目が合えばアイコンタクトが成立する。何を考えてるかなんて分からない。何を想っているかが分かれば十分だ。
そんなささやかな幸せである昼食の時間も終わりに近づき…最後に1個から揚げが残る。箸を伸ばす俺…

「あ、最後のいっこね!もーらいっ」
「あ……」

から揚げを掴むはずの俺の箸は弁当箱をつき乾いた音を立てる。瞬時にチルノを見上げると、すでにから揚げ一つ丸ごと彼女の口に収まっている。
俺が最後のから揚げを狙っていた事にチルノが気がついたのは、すでに彼女が咀嚼を開始してからだった。
残念そうな顔をする俺、申し訳なさそうに見つめるチルノ……

「あーうん。気にしなくてもいいぞ…べつにまだ食べ足りないとかそんなんじゃないから…」

と諦める俺。そしたらなんかどんどん近づいてきました。チルノさんの顔が。

「へ?あ、ちょっとまて。流石にそれはお行儀が悪いって…」

俺の抗議の声も虚しく悪戯っぽい笑みを僅かに浮かべさらに近づくチルノの顔。

「あ、まていきなりは俺もじゅんびg……んむっ!」

繋がる二人の唇。チルノのほのかに冷たく、柔らかい唇が俺の唇に押し付けられる。
何が何だか分からない俺の唇に、咀嚼されていい感じに磨り潰された、ちょっぴり塩味の残るから揚げだったものが送り込まれる。
そこでようやく事態を把握。うん、俺は口移しをされた。それだけ。
せっかくから揚げが送り込まれてきたので咀嚼しようとするのだがそれも出来ない。
送り込まれたのはから揚げだけではない。小さく機敏に蠢く何かが俺の口腔内で暴れまわる。
俺に代わってチルノの舌が、原形をとどめて無いであろうタンパク質の塊をさらに磨り潰し、嚥下しやすいようにしていく。
促されるままにから揚げを飲み込む。しばらく俺の頬を内側から蹂躙したチルノの舌も名残惜しそうに離れる。
唖然とする俺の目に映ったのは、満足げな……恥ずかしさを隠しきれてない傍若無人の氷精少女の姿だった。

「あ……えっと……その……何か言いなさいよっ!」
「びっくりした…」

そう答えると少し不機嫌そうな顔つきなチルノさん。
いやそれ以外になんと言えと…

「チルノ大好きって言うのが正解よ」

あ、そうでしたか。では早速。

「……すぅ……」
「…?」
「チルノ好きだぁーっ結婚してくれーっ!」
「!?……ちょっ…周りに聞こえたらどうすんのさ?」
「誰も居ないだろ?…居たら居たらでなおさら大きな声を上げてやるさ…チルノ好きだ愛してるぅー!!」
「ば…ばか…」

おまいさんには言われたくはないなぁ…なんて考えつつ、片手で満更でも無い様子で寄り添ってきたチルノの小さな体を抱き寄せ、
もう片手で弁当箱を片付ける。俺の腰に手を回し、腿の上で寝そべりながらも片手で手伝ってくれるチルノ。すんげぇ可愛い。

「満足した?」
「美味しかったよ」
「ありがとうなぁ……チルノにそう言ってもらえると嬉しいもんだ」
「あたいのほうこそ…お弁当作ってくれて…いつも傍に居てくれてありがと」

心底幸せそうに、感謝の言葉を述べるチルノ。そんな彼女の笑顔を見れるのなら、彼女の幸せという声が聞けるのならいくらでもお安い御用だ。

「どういたしまして…だな。で、どうする?」
「どうするって?」
「これから」
「えへへ…それじゃあ…」

といって、起き上がると後ろの樹に背中を掛け、俺と横に並ぶ。
そして濁り一つ無い水のように澄んだ、綺麗な水色の髪を後ろに掻き分けて俺の肩に頭を預けるチルノ。

「こうやって…二人並んでお昼ねするの……」
「……それがいい…それがベストだ…」
「○○も…あたいに頭を預けてくれなきゃ嫌だよ?」
「そうか?…それじゃあ…失礼して…」

小さい、可愛らしい彼女の頭に俺の頭を乗っけても大丈夫だろうかという不安はあったが
せっかくの彼女の提案だ。恐る恐る彼女にもたれかかるようにする俺。
するととても落ち着くのか、チルノは目を閉じ鼻を鳴らし遂には寝入ってしまった。
俺のほうはというと、こんなにチルノと密着した状態で興奮して寝れるか…と思っていたのだが、
数分もすれば慣れたのか、疲れても居ないのに何処からか眠気がやってきて俺の意識を攫って行く。
二人寄り添い……夢の世界におちてゆく……



〜少女睡眠中〜



しばらくの間、寝入ってしまった後目が覚めた。
辺りはまだ明るい、午後の3時くらいか……いつもならチルノがおやつをおねだりしてくる時間だな。
とりあえず顔を退ける。続けて体を伸ばそうと立ち上が……ろうとしたらチルノさんに服を引っ張られた。

「ん、起こしちゃった?」
「私を寝かしたまま一人にするなんてだーめ」
「ごめん……ちょっと伸びしたかっただけ…」
「えへへ……」

チルノも立ち上がり、一緒に伸びをする。
ようやく頭のてっぺんが俺の肩に届くか届かないかぐらいの丈なのに、
これからもどんどん伸びるような、そんな錯覚を覚える。

そして再び地面に腰を下ろす俺、チルノもまた俺の隣にちょこんと座り、幸せそうな眼差しを俺に注ぐ。

「さて…と…もう眠気も無いし…どうする?」
「どうしよっか…」

うーん。…と腕を組み俯いて、只今考え中な姿勢を大げさに表現するチルノ。うん、可愛い。
そして思いついたのか、再びその太陽のような明るい笑顔を見せる。今度はすこし顔を赤らめて。

「それじゃあね……」
「うん…」
「おやつが食べたい」
「おやつ?」

そういえばおやつの時間だったな……誰が決めたのでもなし、そもそも決まってないが…
確かに俺もそろそろスイート(甘味的な意味で)タイムにしたいところだが…

「あー……おやつか……たしかにもうそんな時間だな…」
「ねぇ……おやつの時間にしよう?」
「そうだな…持ってくれば良かったんだがなぁ…わりぃな……持って来てねえんだ…せっかくのピクニックなのに…ごめんな」

と、謝ってみる。残念そうな彼女の顔を見るのは俺のしても辛い。だが持って持って来てないものは持って来てないのだ。
まぁたまには我慢しなきゃならない事も世の中には在るんですわチルノさん…
だがチルノの反応は俺の予想を大きく裏切り…

「知ってる」
「へ?」
「○○がおやつを持って来てないのあたい知ってるよ?」
「あ、そう……ってどうやっておやつの時間にするんだ?」
「えへへ……」

顔を赤らめつつ、こちらを向き直り、俺の手に手を重ね全身を俺に預けるチルノ。
咄嗟の事に俺の神経も麻痺してしまったのか、抗う事ままならず所謂押し倒された状態になる。
恥ずかしそうに、でもそれでも隠し切れないほどに嬉しそうな表情で彼女は続ける…

「おやつは……○○がいい…」
「……ふぇ?」
「おやつに○○が食べたいなぁ……」
「えっ……それって…ココで…」
「うん…ここで…」
「…アレを…?」
「うん…アレを」

然も当然といわんばかりに答え、俺の服に手をかけるチルノ。

「ちょ…ちょい待った!」
「なによ……嫌なの?」

すでにこれからの行為への期待の為か、淫靡な表情で俺の着ている服を剥こうとするチルノの手を止めると、
少し悲しそうな顔をされてしまった。

「いや、家に帰ったらたっぷりしてやるから……ここは…な?」
「えーせっかくのピクニックなのにー…いーじゃん…ここでシちゃおうよ…」
「いや流石に……青姦だなんて……」
「男は度胸!なんでも試してみるのさ!きっといいきもちよ!」

急に濃い系の顔を作られてそんな言い回しをされるとちょっとワルっぽい自動車修理工を想起するので止めていただきたい。

「てか、どうするよ?新聞記者に場面取られて明日の一面を飾ったら?」
「あたいと○○のラブラブっぷりを幻想郷中に広めるまたと無いチャンスね!」
「その発想は無かった」
「はい、○○の服剥き終わったよ……それじゃあ今度は…あたいのを…お願い」

顔をますます紅くし、目を潤ませて上目遣いに俺を見つめるチルノ。夏だというのに彼女の口から出る吐息は熱を帯びていて白く見えるようで。
馬鹿野郎…そんなことされたら断れないじゃないか…

「ね…一度やってみたかったのあおかん…やっぱりダメかな…?」
「わかった…俺の負けだ……とことん悦ばせてやるからな?覚悟しろよ」
「えへへ…○○大好き!」

そう言って頬擦りしてくるチルノのワンピを、ブラウスを、ドロワを一つずつ剥いていく。どんどん生まれたままの状態に近づくチルノ。
そして二人生まれたままの状態になり向き合う。チルノはいつもとは違うプレイに大はしゃぎだが俺は内心滅茶苦茶恥ずかしい。
だが彼女の白く健康的で、全体的に小さくもどこか肉付きの良い裸体を見つめるうちに羞恥が興奮に取って代わる。
俺はチルノの体を抱き寄せ、面と向かってその瞳を見つめ、そして……

「ん……ちゅ……」

今度は俺から口付けを交わす。唇が触れるなりすぐさま俺の背中に腕を回すチルノ。俺も答えるように彼女の頭を撫で、その唇に吸い付く。
少し冷たく、それなのにどこか温かい…そして柔らかい彼女の唇は、ただ押し当てるだけでどんどんと俺の唇を吸い込んでいきそうで、
彼女も負けじとその唇で俺のを吸い付き、甘噛みしてくる。その気持ちよさに辛抱ならない俺は彼女の小さな口腔に舌を差し込む。

「ん……んむぅ……んちゅ……」

歯茎を舌で突付き刺激してやると歯が開き、中から出てきたチルノの小さい下が俺の舌の侵入を促す。
誘われるままに進む俺の舌、待ち構えていたかのように締まるチルノの唇。

「ん……ちゅ……ん」

チルノの舌に絡みつき、犯し、快楽を与えるごとに、彼女の唇が俺の舌を吸い上げ、喰らい、二人溶かしていく。
目を開ける俺、チルノと目が合う。いつもより大きく感じるチルノの目、何を考えてるのだろう。
嬉しそうなチルノの視線が俺の顔をふやけさせる。よせ、これ以上俺の情け無い顔を見て楽しもうというのか。
最早俺は周りが外だという事も忘れて、ただ前にいる愛しい人を満足させ悦ばせ、そして自ら満たされるために、ひたすらチルノの口腔を侵し続けるのだ。

「ちゅ……むふぅ……れろ……」

今度はチルノの舌が俺の中に入ってきた。俺の舌を根元から吟味するチルノ。負けじと俺もチルノの舌を這い、高めあっていく。
ピクニックに用意されたチルノにとっての最高のおやつは、今こうして文字通り彼女に舌鼓を打たせている。
二人の唾液は混ざり合い、口腔を侵し、そして嚥下しあう。二人満たされる事の無い喉の渇きが、更なる愛を求めて互いに犯しあう。
このままいくと日が暮れるまで接吻し続けそうな勢いなので、片手でチルノを抱き寄せつつ
もう片方の手は彼女の肉体を滑りつつ秘所へと向かう。

「ん……んんっ!……っ!」

疼くチルノの秘所に到着すると、それだけで彼女の体が軽く痙攣し、小さく嬌声を漏らす。
接吻のみでは点くことの無かった、官能の炎を燈すべく俺の手は愛撫を開始する。
外側を軽く撫でるだけの焦らすような愛撫にチルノの欲情は全身を震わせて身悶えする。

「っ!……んっ!……ふぁ……」

指の腹が陰核を擦るたびにその小さな腰が揺れる。更なる快楽を求めてチルノは俺を強く抱きしめ、その大きな瞳で俺に訴える。
くねらせながらチルノの膣内へと指を侵入させる。秘所に送られる快感が強まる毎に彼女の接吻もより激しく、情熱的な物へとなってゆく。

「んんっ!……くちゅ……あ…ん……」

指が秘裂を愛で奉仕し、舌が舌と絡み合い踊るごとに、下の口と上の口から漏れる淫靡な水音が、
彼女の全身に響き渡り、その思考を溶かしていく。官能の炎に身を炙られながらも必死に俺の体にしがみ付き、俺の唇を吸い続ける彼女の姿が、
堪らなく健気で、愛しくて、俺の愛撫にも熱が入ってしまう。指を曲げ、壁をなぞるだけの指の動きは無意識的に激しくなっていく。

「ふぁ……ん……んんっ!……ちゅ……ふぁ!」

快楽を貪るように唇に吸い付き、腰をグラインドさせるチルノ。そろそろ我慢の限界なのか、切なげな視線が突き刺さる。
俺は、チルノを一端辿り着くべき所まで辿り着かせ、欲望を吐き出させる為に、
膣内の天井の、オンナの弱所と呼ばれる所を念入りに中指の腹で擦り始める。

「ん…んっ!……んんっー!……ふぁぁぁ……」

俺の体にしがみ付き、舌を思いっきり吸い、全身を痙攣させて絶頂に達するチルノ。
腕の中で細かく震える彼女の背中を優しく大きく撫で擦る俺。
絶頂が止まるとチルノは俺唇を開放し、いまだ冷め止まない、欲望に染まった目で俺を見つめてくる。

「ん……ふぁ…ぷはぁ…○○……あたいだけがキモチいいのなんて……」
「ああチルノ……俺も…そろそろ限界だ……」
「今度は……一緒にキモチ良く……ね?」

俺の唇を求め続けたチルノを抱きしめながら起き上がり、座位の体勢に持ち込む。
全身から氷精らしからぬ熱気を纏い、欲情しきった姿が普段の幼い外見からは想像も出来ないほどに艶っぽい。
もはやこの行為が屋外のものであるという羞恥は、ただただチルノと愛し合いたいという肉欲と愛欲に掻き消されてしまった。

「あたいのここ…こんなに熱くなって……○○のせいだよ」
「ごめん……一緒に…キモチ良くなろう」
「うん…一緒に……」

そして俺の股の上に跨り少しずつ愚息を飲み込んでいくチルノ。挿入る瞬間の顔がたまらなく淫らで、それだけで俺の愚息がさらにいきり立つ。

「くっ……チルノの膣内……すごっ……っ」
「あっ……はぁ…○○を感じるよぅ……○○のおっきぃのが……あっ!!」

チルノが全体重を秘所にかけると最奥が先端に押し当てられ、快感が電流のような痺れとなって二人を襲う。
そのあまりにも強い快感に二人同時に一際大きい嬌声を上げてしまう。
少し落ち着いた後に二人が思う感情は、いつも交わるたびに起こる二人が完全に一つになったことへの安心感。
俺の愚息をチルノの秘所が咥え込んでいる…、あたいの膣内に○○の分身が奥の奥まで入って来ている…、
愛を確かめ合うたびに二人を包み込むなんともいえない幸福感は決してマンネリ化することなく、
二人のほか誰もいないチルノの秘密の場所で唯々湧き上がる想いに酔いしれる。
このままずっと二人つながっていたい。そう思うことはあれど生殺しもいいところなので頃合いを見計らって抽送を開始する。

「はぁ…動くぞ?」
「うん、一緒に……っ!……ふぁ……んっ……あはっ」

ガクガクと揺れる二人の体。二人屋外だという事も忘れ、獣のように腰を振り、性欲と愛欲を見たさんとす。

「やっ……ふぁ……あっ……あぁぁっ!」
「チルノっ……キモチいいか?……くっ!」
「○○のおっきいのが……あたいの奥を叩いて……っ…だめぇ…あたい…凄くキモチいいのぉっ!」
「あぁ……俺も…凄くキモチいいぞっ……」
「あっ……やぁ……○○っ……○○っ!…キス……キスしたいのぉっ!」
「いいぞいつでm…んむっ」

俺が答え終わる暇すらも与えず、チルノは俺の唇を再び頬張り、再び俺の口腔内へと侵入してきた。
俺も彼女の舌を奉仕するように絡め、吸ってやると膣の締め付けが一層強まる。
俺の腰の上で妖艶に体を跳ねさせ、それでも俺の背中を抱きしめ俺の頭を強く押さえつけるチルノ。

「ん……ちゅ……ぁ……ん……」

舌の口では俺の分身をチルノの秘裂が貪欲に喰らい、上の口では互いの舌を激しく犯し合う。
見通しのよい原っぱの真ん中で二人獣のようにまぐわるというシチュがいつも以上に興奮を高める。
舌が絡み合い、互いの思考を溶かしあう毎に満たされない欲望も膨らみ互いをさらに求め合う。

「んっ……んんっ……んぅ……ふぁぁ…」

膣の収縮がさらに激しくなり、俺の欲望を吐き出させんとするチルノの膣内。絶頂が近いのか、漏れる喘ぎ声は徐々に大きくなり、目を瞑り始める。
だがそれは俺も同じ事で、気を抜いた瞬間に全てを放出してしまいそうになる。
そんな俺の考えてる事を感じ取ってのか、はたまた同じ事を考えていたのか、
チルノは快楽の波に飲まれ、欲望に身を任せながらも目で何かを訴えてくる。
そんないっぱいいっぱいで可愛い健気な要望にこたえるべく俺も視線で彼女に答えると、一層強く俺を抱きしめ、腰の動きを激しくするチルノ。
俺も彼女の小さな体をしっかりと抱きしめ、肉棒を深く強くストロークする。
唇は互いの唇で塞がっていて聞こえるのはしばし漏れる嬌声のみ。
だが言葉は無くても目を見れば互いの想い。何せこうやって文字通り一心同体なのだから。
ああチルノ、おまえの気持ちは十分伝わった。わかってる、一緒に、一緒にイこう。

「んむ……んんっ!……んんっー!……ふぁぁぁぁぁっ!!」

肉棒の先端を最奥に押し当て、温かいものを彼女の子宮に注ぎ込む。
全身を痙攣させて、俺の口腔内で嬌声を発しながら精をどんどん絞り上げていくチルノ。
膣が蠢く意思を持った生物のように収縮し、俺に一滴の精を出し惜しむ事すらも許さない。
膣奥でぴくぴくと震える俺の亀頭が、そこから放たれる温かいものが子宮口に、さらに子宮の奥に当たる事からもたらされる快感に酔いしれて、
チルノは半無意識的に俺の唇をこれでもかというくらいに吸い上げ、唾液をも体内に納めていく。
そして開放されるこれの唇。オルガズムによるエネルギーの浪費と、長時間の接吻による酸素不足から二人向かい合って息を荒げる。

「はぁ……まだ……○○の……温かいの…でてるのぉ……はぁ…」

大量の子種を胎内に納め、絶頂による痙攣が収まると力が入らない腰をどうにかして接合を抜こうとするチルノ。
俺もその腰を掴み、持ち上げるようにして彼女を助ける。卑猥な音を立てて離れる怒張と秘裂。
その幼いワレメからは、俺が放った欲望の雫がポタポタと零れ落ち亀頭に降りかかる。

「はぁ…ん……えへへ……○○…いっぱい……シちゃったね?」
「ああ……とてもキモチよかったよ…たまには…青姦ってのもいいもんだな…後掃除いらないし…」
「ふふ……あたいもう疲れちゃった……帰ろっか?」
「そうだな……うん、今日はチルノのおかげでとても楽しい1日だった、ありがとう!」
「ありがとうだなんてそんな……えへ…えへへ…でもあたいも○○と一緒に過ごせて楽しかったよ!…さ、一緒に帰ろっ!」

俺の手を掴み引っ張って疾走するチルノ。疲れてるんじゃないのか…とも思ったがまぁこれも彼女らしくっていいだろう。
うん、なんというか俺がいっぱいいっぱいだな。いつもチルノに引っ張りまわされてばっかだ。だがそれもいい。
にしてもなんか忘れてる気がするがまあ良いとしよう。

「それはそうと○○」
「ん?」
「明日の新聞の一面…楽しみだね!」
「はは……はははっ………そうだな……はぁ……」

どうせ新聞に載るならおめでたとかの方がよかったなぁ……



FIN.


ロダicyanecyo_0189.txt

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