東方キャラとウフフにイチャつくまとめ

調教成分は皆無ですが、eratohoものです。
苦手な方はご注意を。









犬走 椛の朝は早い。
目覚し時計に頼らずとも、朝5時ピッタリに彼女は目を覚ます。
起床した彼女が、一日の始めにまずする事は、寝台の傍らの小さなベビーベッドを覗き込む事だ。
そこには、ここでの彼女の唯一の肉親である小さな命が、安らかな寝息を立てて眠っている。
慈しむような笑みを浮かべ、その頭を優しく撫でた後、身支度を整えるために浴室に向かう。
寝汗を洗い流し身を清めた後、あなたに仕えるための衣服を手早く身に付ける。
上着は、彼女がかつて哨戒天狗だった頃と同じものだが、下半身は素裸だ。
特に命じられたわけではないが、あなたの要求にいつでも応えられるようにと、彼女自身の判断で自発的にそうしているのだ。
姿見の前で、微にいり細にいり、おかしな所が無いかチェックしていた椛だったが、ふと何かに気付き、股間に手を当てた。

「ん……また、生えそろって来ちゃったな……」

苦笑しつつ、股間の淡い茂みを指先で弄んだ。
今日の調教で剃られてしまうかもしれないなぁ、と期待に胸を膨らませながら、彼女は軽い足取りで自室を後にした。



あなたの寝室へと続く廊下には、椛の部屋も含めて、沢山の部屋の扉が並んでいる。
椛がはじめてここに連れて来られた時、あなたから椛以外の奴隷の部屋だと聞いていた。
しかし、椛は自分以外の奴隷など居ない事を知っている。
この屋敷に住んでいるのは、あなたと椛以外は、あなたとの間に出来た赤ん坊だけなのだ。
椛は厨房に辿り着くと、すぐに朝餉の支度にとりかかった。
最初は戸惑ったガスレンジの操作も、覚えてしまえば、火加減の調節が簡単にできるぶん、こちらのほうが断然楽だった。
朝食を手早く作り終えると、椛はすぐにあなたの寝室に向かう。
冷めないうちにあなたを起こさなくてはならない。

「ご主人様?」

数度のノックの後、あなたの部屋の扉を開ける。
あなたはベッドに仰向けになり、規則正しい寝息を立てて眠っていた。

「クス……こっちは元気におっきしてますね……」

下半身の辺りに出来ているこんもりとした盛り上がりに、椛はクスリと微笑んだ。
そっとタオルケットをどけ、あなたの下履きをそろそろと降ろす。
露わになったのは、隆々と朝立ちしているあなたの一物だった。
鎌首をもたげる大蛇のようなそれに、椛は胸の高鳴りを抑えながら、そろそろとあなたの上に跨った。
入口を先端部分に合わせ、一息に腰を降ろした。

「んっ!」

調教によって常に潤った状態になっている椛の秘所は、何の抵抗も無く、するりとあなたの一物を胎内に収めた。
あなたの寝顔を眺めながら、椛は恍惚とした表情で静かに、情熱的に腰を振り始めた。

「あっ、ふっ、ふんっ、んっ、んっ、んっ……」

割烹着の裾を口に咥え、一物を収めた腰を艶めかしく振り続ける。
「の」の字を描く様にして時計回りに腰を動かし、陰核を擦りつけるようにして自分自身の官能を高めていく。
間を置かずして、お互いの陰毛が複雑に絡み合い、ぬちゃぬちゃと卑猥な水音を立て始めた。

「んむ……」

抑揚の無いその声に、椛は我に返った。
目を覚ましたあなたと目があった。

「あっ、はあんっ、んんっ、おっ、おはよう、ございますっ、ごしゅじん、さまあっ」
「……ああ、おはよう」

自分の上で腰を振る椛の嬌態に、あなたは何の疑問も持たず、椛の尻に手を伸ばした。
左手でフサリとした尻尾を握り、右手の中指で菊門を弄る。

「ひうっ!? らっ、めえっ、れすう! 尻尾と、おひりっ……!! ひゅうっ……」

椛は大きく目を見開くと、くんっと大きく背を反らし、舌を突きだして硬直する。
第2関節あたりまで入り込んだあなたの中指がきゅっと締めつけられた。
一物を収めている蜜壺も食い千切らんばかりの締め付けをみせた。
あなたは動きを止めた椛を、容赦なく下から突き上げ、先端を子宮の入り口に叩きつける。
もちろん、尻尾と菊門を愛撫する事も忘れない。

「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ」

規則正しいあなたの突き上げに、椛はだらしない表情で、吐き出されるように嬌声を洩らす。

こっ、こっ、こっ、こっ、こっ、こっ、こっ、こっ。

「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ」

やがて、限界が近づいて来たのか、あなたの動きは少し切羽詰まったものに変化した。
こっ、こっ、こっ、こっ、という規則正しいものから、こここここここ、といった感じに。

「あっ、あっ、あっ、あっ、あああああああ……」

椛の切ない鳴き声も、あなたの動きに合わせて変化する。
程なく限界の訪れたあなたは、朝一番の精液をたっぷりと椛の胎内に注ぎ込んだ。

「ひっ、う!!」

子宮内に叩きつけられるあなたの子種の感触に、椛は歓喜に身体を震わせながらも、主の子種を一滴も逃すまいと、健気に膣を締め上げた。









「よしよし……もうお腹いっぱいかな?」

朝食を摂るあなたの眼前で、椛は赤ん坊に母乳を与えていた。
その表情は、紛れもなく子を慈しむ母親のそれで、先程までの淫蕩に満ちた表情とはかけ離れたものだった。

「椛」
「はい」

我が子に母乳を与えながら、椛は顔を上げてあなたを見つめた。

「お前に渡すものがある」

あなたはナプキンで口元を拭きながら、懐から取り出した小箱を椛の前に置いた。
椛は軽く首を傾げつつ、おずおずとそれを手に取った。

「開けてみろ」
「は、はい」

小箱を開き、中にあるものを確認した椛は目を丸くした。
そこにあったのは、華美な装飾の一切無い、シンプルな白銀色の指輪だった。

「ご主人様、これは……?」
「つ、つまり、そういう事だ」

真意を窺う様な椛の視線に耐えきれず、あなたは照れ臭そうに顔を反らした。
良く見ると、頬が僅かに紅潮している。
普段とは異なるあなたの姿を意外に思いつつ、椛は満面の笑みを浮かべた。

「謹んでお受けいたします。よろしくお願いしますね、旦那様」

こうして、椛はあなたの名字になった。



メガリス Date : 2010/09/01 12:36:47

椛の一日 昼へ続く
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