東方キャラとウフフにイチャつくまとめ

「いらっしゃいませ」
今日も里にある1つのお店に1人の客が入る
「ありがとうございました」
そして花束を買って行く。里に1つだけあるフラワーショップ『あさがお』それが僕の家だ
「いらっしゃいませ…あっ」
緑の髪の日傘のお姉さんだ。うちの常連客の1人だ。でも花は買っていかず、いつも種や植木鉢やら買っていく
花は自分で育ててるのかな?
「ありがとうございました」
やがて日は傾き始め頃、奥からお母さんが出てきた
「○○、そろそろお店閉めるわよ」
「はーい」
店の片付けが終わる頃、お父さんが帰ってくる。そして一緒に食卓を囲んで、今日1日を思いふけながら寝る
お店が休みの日、僕はある場所にいつも遊びに行く。森を抜けた先にある湖、僕のお気に入りの場所だ。

そんなある日の事だった。何時ものように、湖に遊びに来ると先客いた。誰だろう?まだ僕には、気がついてないみたいだ。
そっと近づいてみることにした。しかしおかしなことに気がついた
「何だろ?誰もいないのに、誰かと話しているみたいだ?」
そこに居たのは、もちろんその人だけだ。湖っということもあり、妖精も沢山いる。僕も何度かいたずらされたことあるし…
でも、妖精の姿もいない。

「へー、君ようやく飛べるようになったんだね、そっちの君は、生まれたばかりだね?気お付けないとダメだよ?
 誰も助けてくれないんだから、あと君は…」
僕は、もう少し近づこうとした。その時だった
パキッ
足下の枝を、踏んで音をたててしまった。それを聞いたその人は、慌ててこっちを振り向いた。少しの間だけ目があった。
「ひえぇ」
「うわぁ」
二人共、同時に尻餅をついた
「驚かせてごめんなさいっ、誰かいたからつい…」
「君は人間?」
「うん、○○っていいます、そう言う君は…」
半ズボンに、マントを羽織っている。そして頭には…触覚?
「妖怪?」
「そうだよ、私はリグル・ナイトバグ、虫の妖怪さ」
「”私”…、えーっとごめんなさい、女の子?」
「だよ、まあこんな格好してるし、間違えてもおかしくないけどさ」
「ごめんなさい、てっきり…」
「うーん、やっぱり服変えようかな?」
「虫の妖怪って言ってたけど…」
「そうだよ、みんなきて」
そう言うと、リグルの周りに様々な虫が集まってきた
「すごーい」
「…気持ち悪くないの?」
「僕虫好きだから、それにこんなに沢山の虫見たの初めてだよ」
「そうなんだ、あっ、みんなそんなに警戒しなくてもいいよ、この人は敵じゃないから」
「虫と話せるの?」
「もちろんだよ、それにしても君不思議だね、虫の妖怪って言われると気持ちがられたり、怖がられたりするのに…、
 ○○君、よければ友達にならない?私人間の知り合いなんて全然居ないから」
「うんいいよ、リグル…ちゃん?…」
「ぷははは、リグルでいいよ」
「じゃ僕も、○○で…」

僕たちは、すぐに打ち解けた。リグルは、色々な虫を見せてくれたり、その虫を使って色々な事を見せてくれた。
やがて日は傾き始めた頃…

「○○って、あのお花屋の子だったんだ、幽香さんもよく行ってる所だ」
「幽香さんって?」
「私の知り合いの人『太陽の畑』っていう大きな花畑に住んでて、私も時々花の手入れの手伝いに行ってるの、今度○○にも紹介するよ」
「分かった、あっごめんリグル、僕もう帰らないと…」
「そっか、またここに来る?」
「うん、でもお店が休みの日しかこれないから…、そうだリグル、いつでもいいから家に遊びにきてよ」
「いいの?」
「もちろんだよ、それじゃあばいばーい」
「うんまたねー」

その日から僕は、お店が休みになるたびに、湖でリグルと遊んだ。湖の周りを散歩したり、知り合いの妖精達と戯れたり
さまざまな虫の事、他の妖怪達の事。僕も里の事や、お花の事や、いろいろな事を話した。
何時からだろうか、リグルの事を友達として見ていたが、最近は女の子として見るようになっていた。
そんなある日、何時ものように、僕はリグルと湖で遊んでいた。

「それで、リグルが踊ることになったんだ」
「そうなんだ、みすちーは歌うまいから歌の役は、みすちーになったのは仕方がないけど…。どうして私、こういう役ばっかりなんだろ」
「じゃあ、折角だから踊り見せてよ」
「まだ練習中だし、全然できないよ」
「こういうのは、観られながらやったほうが上達するよ」
「うーん、笑わないでよ」
「笑わない」
そう言うと、リグルは僕から2,3歩空けると、一礼して踊り始めた。確かに、動きは硬いけど決して下手ではない。その時だった
突然リグルの体が大きく崩れた。
「わっわ」
「えっ?」
そしてリグルは、僕の方に倒れてきて、2人は重なり合って倒れた。目を開けると、リグルの顔が目の前にあり、口には柔らかいものが
当たっていた。リグルも驚いたように目が開いて、慌てて離れた。
「あっ…あ……○○…」
「えっとリグル…その…」
突然、リグルは手で口を抑えると、走り去ってしまった。
「あっ待ってリグルっ…」
僕は、リグルを追いかけようとしたが、足を動かすことができなかった。
「リグル…」

次の休みの日、僕はリグルに会うことができなかった…
そして、あの事がおきて2週間が過ぎた。あれ以来、リグルとは一度も会えなかった。

「………」
「○○…○○!」
「わっわ、何お母さんっ」
「何っじゃないでしょ?水あげすぎよ?」
見ると、水をやっていた鉢植えには、たっぷりと水が入っていた。
「えっ?わっごめんなさいっ」
「どうしたの?最近ぼーっとしてることが多いわよ」
「ごめんなさい…」
「怒ってるわけじゃないのよ、まあ察するに○○が言っていた、リグルっていう妖怪と何かあったんでしょ?」
「えっそのっ…うん…」
「困った子ね」
お母さんは溜息をついた。その時、お店に人影が、お客さんが来たようだ
「いらっしゃいませ…あら」
お母さんが対応し、僕も慌てて振り返る
「あっいらっしゃいませっ…えっ」
「あのっこっこんにちはっ○○」
「リグル!?」
なんと、お店に来たのはリグルだった。会うのは2週間ぶり、突然のことで僕は、どういう対応すればいいかわからなかった。
しかも、リグルが家に来たのは、これが初めてのことだった
「えっと…その…」
「いやっ…その…」
2人共無言になってしまった。沈黙を破ったのはお母さんだった
「あら、あなたがよく○○が話していたリグルちゃんね、私は○○の母親の○○、ゆっくりしていってね」
「あっ私リグルと言います」
そう言うと、リグルはお辞儀をする。そしてお母さんは、少しだけ笑うと僕の方を向いた
「○○、今日はもういいから、リグルちゃんと遊んできなさい」
僕は少しだけ考える。その間お母さんは、ずっとニコニコとしていた
「でも……、うん分かった、行こリグル」
「あっ…うん、失礼します」
リグルは、もう一度お辞儀をする。そして僕とリグルは、里の出口の方へと向かった
「うふふ、あの子もそういう年頃になったのね。小さい頃を思い出すわ」

僕達は、いつもの場所湖に来ていた。ここに来る間、2人はずっと無言だった。こうして2人並んで座り、しばらく時間が過ぎた
口を開いたのは、リグルの方だった
「○○、この間はごめん、悪いのは私の方だったのに…」
「そっそんな事ないよ、踊り見せてって言ったのは、僕だし…」
「ううん、それに事故とはいえ、○○にあんな事しちゃったし…」
「それこそ問題ないよ、だって僕リグr…」
「しまった」っと思い、僕は慌てて口に手をやった。
「○○、それって…」
どっどうしよ、どうすれば?…えーい言っちゃえ
「だって僕、リグルの事好きだから、だから事故とはいえ、キスした時すごく嬉しかったんだ」
言っちゃった言っちゃった、僕の顔は今物凄く熱かった。たぶん真っ赤になってるだろう。するとリグルの顔がみるみる赤くなった
「そっそっそんな事っだって私、男の子みたいだし、それに服だって…、ほっほら虫操れるって気持ち悪いでしょ」
リグルは、物凄く混乱しているようであった
「それでも、好きなものは好きなんだ」
「○○本気なの?」
「うん、妖怪とか虫とか格好とか関係ない、僕はリグルが好きなんだ」
「…私もね、○○のこと好きだよ、人間でこんなふうに接してくれるの、○○だけだよ、ねぇ○○やり直さない?」
「え?何を?」
「その…キス…、私初めてだったから、だからやり直したい」
「僕も初めてだったから…だから…」
そう言うと、リグルは何か決心したように、ゆっくりと目を閉じた。僕も目を閉じ、ゆっくりとキスをする
ちゅ
軽いキス、でもとても長い時間していたような気がする。そしてゆっくりと離す
「えっと、どうかな?」
「うん、すごくステキなキスだったよ」
「好きだよリグル」
「私も○○」
その時だった、突然リグルは後ろの方を振り向いた。僕も後ろを見ると、そこにはたくさんの虫達がいた
「おっお前達、まさかずっと見ていたの?…いつからいたんだよ、それすごく最初の方だよ、…違うそこまでやってない
 っというかやらないよ、だから違うって…お前達いい加減にしろー」
そう言うと、虫達はあっという間にいなくなった。僕は、少し怒っているリグルを横に、少し笑いながらリグルの手を取った
「これからもよろしくね、リグル」
「あっ…うん、よろしくね○○」

この日から、僕達は友達から恋人同士になった。そして次の日から、ほぼ毎日のようにリグルは、僕の家に来るようになった
花のお世話をしたり、お店を手伝ったり、一緒にご飯を食べたり、お父さんもお母さんに、リグルとの事を冷やかされた時は
恥ずかしかったけど…。そんなある日のことだった
「夏祭り?」
「そう、今度の里で夏祭りがあるんだ、それで一緒にどうかなって」
「もちろんだよ」
リグルとたわいもない会話をしながら、お花の手入れをしていると、店先に人影が現れた。どうやらお客さんのようだ。
「いらっしょいませ…あっ」
久しぶりに、見たような気がする。緑の髪の日傘の人だ
「あらリグル、こんなところにいたのね」
「あっ、幽香さん」
幽香さん?まさかこの人が、リグルが言っていた、お花のお姉さん?
「あなたが、リグルが言っていた○○君ね、リグルと随分仲がいいわね」
「幽香さん、○○は…」
「うふふ、大丈夫よ。そうだわ今度2人で家に来なさい」
「うん、絶対いくよ」
笑顔でリグルは答えた
「じゃあ、私は買い物があるからこれで…」
そう言うと、幽香さんは店を出ていった。気のせいだろうか、ずっと僕を見てたような…
「○○すごいね、幽香さんが誰か誘うなんて、滅多にないんだよ」
「そうなんだ、確か『太陽の畑』って場所だっけ?」
「うん、きっと驚くよ」
「それは楽しみ」

それから数日後、僕はリグルの案内で、太陽の畑に向かっていた。普通の道よりちょっと狭い、森の道を歩いていた
「こんな所に花畑があるんだ」
「そうだよ…、着いた、ここが『太陽の畑』だよ」
「うわぁ〜」
森を抜けた先にあったのは、広大な花畑だった。家にも、お父さん造った花畑があるけど、それとは桁違いの広さだった
僕は、改めて周りを見渡す。花畑は、どこまでも続いているような広さだった。そして遠くに、家が一軒あるのが分かる
「あれが幽香さんの家?」
「そうだよ、さあ行こ」
歩きながら周りを見渡す。色々な花が植えられていて、中には見たこともない花もある。これ全部、幽香さんが育てているのかな?
家の近くには、沢山の向日葵が咲いていた。そして家の前に、人が立っていた。幽香さんだ。家の前の花壇に、水を上げていたらしい
「あら、いらっしゃい」
「こんにちは幽香さん」
「えっと、こんにちは」
幽香さんは、僕達を温かく迎え入れてくれた。そして外のテーブルで、紅茶をご馳走してくれた。
「そういえば、自己紹介がまだだったわね。私は風見幽香、この太陽の畑に住む、花の妖怪よ」
「花の妖怪…あっ僕は○○といいます、里の花屋『あさがお』に住んでいます」
「あら、私を妖怪っと知って、怖がらないのね」
「前にリグルが言ってました、優しい人だって、だから…」
「ふふ、嬉しいわね、でも妖怪だから、貴方を食べちゃうかもしれないわよ」
「えっとそれは…そのっ…」
「うふふ、冗談よ、そんなことしないわ、そうそうこの花畑はね……」

それから僕達は、ずっと話を続けた。ここの花畑のこと、僕の家のこと、両親、幽香さんのこと
たわいもない会話だったけど、とても楽しい時間だった。ふと、リグルの事を聞かれた時だった

「ところで○○、貴方はリグルの事どう思ってるのかしら?」
「えっ!」
僕とリグルは同時に答えた。そして僕はリグルの方を見た。リグルは、少し顔を赤くすると縦に頷いた。どうやら幽香さんに
僕とリグルの関係を話したようだ
「その…好き…です」
「本気かしら?」
「えっ?」
ずっと笑顔だった幽香さんの顔が、突然真剣なものになっていた。そして僕も本気で答えた
「本気です。ずっと一緒に居たいくらい…」
「そう…、ちょっとこっちに来なさい」
そう言うと、幽香さんは立ち上がり歩きだした。僕もそれについて行く
「幽香さん?」
「リグルはそこにいなさい」

そして、少し広いところに来た
「あの子事、どれだけ本気か見せてもらえないかしら」
そう言って幽香さんは足を止めた
「あの子はね、とても気が弱いの、すぐにうじうじ考えて、立ち直れなくなって、だからあの子を守ってやれるくらいの
 気持ちがないと…」
「それって幽香さんに勝てとか?…無理だよ、僕は人間だし…」
普通の人間と妖怪では、その力の差は歴然である。とくに幽香さんは、とても強い妖怪っとリグルは言っていた
「そんな無粋な勝負はしないわよ、簡単なことよ、あなたから私に触れることが、できればそれでいいわよ」
「それでいいですか?」
「ええ、できるならね」
それならいけるかもしれない。そう思って、僕は幽香さんの方へ走り出した
「えーい」
手を伸ば、し幽香さんの服に触れようとした瞬間…
ドスッ
僕の肩に、幽香さんの拳が放たれて、その場に座り込んでしまった。
「もちろん、私が手を出さないとは言ってないわよ」
「うぅ…てーい」
僕は、不意に幽香さんに飛びつくが、あっさり躱されてしまい、後ろから突き飛ばされてしまった。
「幽香さん、○○」
その時、リグルが駆けつけてきた。
「リグル、あなたはそこにいなさい」
「でっでも」
○○は立ち上がり、幽香の方へ向かっていく、が躱される。同時に足を引っかけられてしまった
「わわっ」
ズシャ
「○○!幽香さんもうやめてよ」
「私はやめてもいいわよ?でも…」
「止めないで、リグル…」
僕はそう言うと、幽香さんを睨みながら起き上がった
「止めないでよ…、頼むから…」
「ふふっ…(そんな顔も出来るんじゃない)」
「うわあぁぁ」

それからどれだけ繰り返しただろうか、向かっては倒され、躱され蹴られて、体中に擦り傷が出来て痛い
どれくらいの時間が過ぎただろうか、30分?1時間?もしかしたら10分も、経っていないのかもしれない
「はぁはぁはぁはぁ…」
体力も、もう限界だった。それでも僕は動いていた。そしてまた倒された
「ふぅ…、そろそろ終わりにしましょうか」
そう言うと、幽香さんは持っていた日傘を、頭上に向けた。
ゴーーーーーーーーーー
突如、日傘の先から見たこともないような、光がの柱が放たれた
「えっなっなんなの?」
光の柱が放ち終わると今度は日傘の先をこちらに向けた
「ゆっ幽香さん、やめてーそれは…」
リグルが必死に叫ぶが、まるで幽香さんにはリグル声が、聞こえてないような感じだった。
そして、幽香さんが一瞬「ニヤリッ」っと微笑んだ
「マスタースパーク」
ゴーーーーーーーーーーー
巨大な光線が、○○に向かって放たれた
「○○ーーーーーーー」
僅かに、リグルの声が聞こえたような気がするが、すぐにわからなくなった。目の前から、巨大な光の壁が押し寄せてきたのである
ところが、光の壁は二つに割れて、僕の横を通り過ぎていった。そして辺りは静かになった。
それと同時に、僕は幽香さんの方へ走り出した
「え!?」
「○○!?」
2人して予想外の行動だったんだろうか、僕は手を握りしめると振りかぶった
ガンッ
しかし当たったのは、幽香さんの持っていた日傘だった。そして、僕はその場に倒れてしまった
「○○ー」
駆け寄るリグルだが、○○はまったく動かなかった
「大丈夫よ、気絶してるだけだから、それにしても、まさかここまでやるなんてね」

「んっ…う〜ん…」
気が付いたら僕は、ベットの上に寝かされていた
「あっ気がついたんだね」
「リグル…?」
横には、少し涙目になっているリグルがいた
「まったく、あそこまでやるとは思わなかったわよ」
後ろからゆっくり歩いてきて、幽香さんは呆れた顔をしながら言った
「幽香さん…、僕は…」
「ふふっ、勝負はあなたの勝ちでいいわ、ただしこの子を泣かせたりしたら、その時は分かってるわよね?」
「はっはいっ!」

そして、僕達は太陽の花畑の入口まで、見送ってもらった。
「幽香さん、ありがとうございました」
「私もありがとう」
「私は何もしてないわよ、リグルの事よろしく頼むわよ」
「はい…、幽香さんまた来ていいですか?」
幽香は目を丸くして驚いた
「僕、リグルの事大好きだけど、幽香さんの事も好きだから…」
「○○…」
「まったく、ほんと変わった人間ね、あそこまでやられて私を好きになるなんて…。何時でもいらっしゃい、リグルと2人でね」
「はいっ」
「さようなら〜」
僕とリグルは、里へと帰って行った

「ふふっ、いい人に出会ったわねリグル、少し羨ましくなるわね」

それから2週間後の夜、今日は夏祭りの日だ。
「リグル、お母さん、まだー?」
「もう少しよ、慌てず待ってなさい…ここをこうして…できたわよ」
「これ、恥ずかしいよ…」
隣の部屋から、浴衣に着替えたリグルとお母さんが出てきた
「どっどうかな○○、似合うかな?」
「うん、とっても綺麗だよ、これお母さんの小さい頃の浴衣でしょ?」
「そうよ、サイズがぴったりだからよかったわ」
「ほお〜、リグルちゃん可愛いね、昔の母さんを思い出すわい」
「あっありがとうございます」
「もぅ〜あなたったら」
「じゃあリグル行こっか、いってきまーす」
「うんっ」
僕は、リグルの手を繋ぐと、家を出ていった
「ふふ、あの子ったらいつの間に…」
「昔の俺達を思い出すな…、じゃあ俺達も行くか」
「ええ、あなた」
そう言うと、2人は手を繋いで肩を寄せあった

「それにしても、すごい人の数だね」
「そりゃそうさ、1年に1回のお祭りだからね。妖怪や妖精、神様も入ってきてるって言うくらいだし」
「そうなんだ、あれ、あそこにいるのは…ルーミア?」
リグルが見つけたのは、黒い服の金髪の女の子だった
「こんばんわ、ルーミア」
「おっリグルなのかー、こんばんわなのだー…むむ」
ルーミアは、じっとリグルを見つめていた
「なっ何いきなり、私何かへん?」
「リグルが浴衣着ている」
「そうよ、似合うでしょ」
「…まごにも衣装なのだー」
「ルーミア!!」
「冗談なのだー」
「まったく、それにしてもルーミアもお祭り来てたのね」
「まーねー、およ、リグルそっちの男は?」
「僕は○○、リグルの彼氏、でいいのかな?」
「うっうん私の彼氏よ」
「……れーむに言って、虫異変が起きてるって言わないと…」
「ルーミアーー!!」
「冗談なのだー♪」
「もぅーでも、どうせルーミアは一人なんでしょ?」
「違うのだ、待ち合わせしてるのだ、おっ、来たのだーじゃあねリグル、○○遅いのだー」
そう言いながら、ルーミアは人混みの中に、突っ込んでいった。だれか男の人に、抱きついたような…
「まったく、いつもあんな感じなんだから…」
「いい友達じゃない、それじゃ僕達も回ろっか、せっかくの祭りだし楽しまないとね」
「ええ」
それから僕達は、色々な屋台を回った。楽しい時間はすぐに過ぎるというが、本当に早いものだった。
祭りは、もう終わりへと近づいていた
「もうお店締め始めてるね」
「もうそんな時間たったんだ、楽しい時間って早いもんだね」
「ねぇ○○、今日はね、見せたいものがあるんだ」
「見せたいもの?」
「うん、来て」

僕とリグルは、里を抜け出して、いつもの湖にやってきた。夜の湖、それはとても神秘的なものだった。
僕を、いつもの場所に座らせると、リグルは前に歩き始めた
「今日、どうしても○○に見せたくてね、浴衣のまま出来るかどうかわからないけど、見てて」
何が始まるんだろ?っと見ていると
「みんなお願い」
リグルが言うと、今までうるさいくらい鳴っていた、蝉の音が途端に聞こえなくなった。
そして、沢山の蛍たちが、リグルの周りに集まってきた
「うわぁ…、すごい」
「見ててね」
リグルは、一礼すると踊り始めた。この踊り、あの時の…、そして集まっていた蛍達も、リグルに合わせるかのように、回り始めた
「綺麗…」
僕は、勝手に言葉がでていた。それほど今のリグルは、綺麗で神秘的だった。やがて踊りは終わり、リグルは一礼した
「どうだったかな?」
「すごく、綺麗だったよ」
「ありがとう、みんなもありがとう」
そう言うと、蛍達はリグルから離れ、また蝉の音が鳴り始めた。リグルは僕の隣に座る

「ありがとう、リグル」
「どうしても○○に、見せたかったんだ」
ふと、湖の方を見ると、まだ何匹かの蛍が居るのがわかる
「蛍って、何で光ってるか分かる?」
「いや、なんでだろ?」
「あれはね、交尾の為にね、雄が雌誘っているんだよ」
「そうなんだ…」
僕は、少しだけ手を動かすと、リグルの手にあたった。すると、僕達は同時に向き合った。そして、どちらともなく口を近づけた
「リグル…」
「○○…」
ちゅ
あの時と同じように、軽いキスをすると口を離す
「ねぇ○○、私達も…そのっ交尾してみない?」
「えっ…それって…」
リグルは、顔を真っ赤にしながら頷いた
「私、○○ならいい…うんん…○○じゃないとやだ」
「…僕もリグルと交尾したい…」
僕は、キスをしながらゆっくりと、リグルを押し倒した。

そして、浴衣をはだかせる。少しだけリグルの胸があらわになる
「その…ごめんね、私男の子みたいで、胸も全然ないから…」
「そんなことないよ、とっても綺麗だよ」
僕は、ゆっくりと胸を触る。少しだけだが、膨らみがあるのが分かる
「んっ…ちょっと…くすぐったい感じかな…」
今度は、舌で愛撫してみる
「んんっ…あっ」
「リグル、下もいい?」
「うん…そのっ…あまり見ないでね」
手を、下の方に伸ばした。あたってみると、既にぐっしょりと濡れていた
「すごい…もうこんなに?もしかして少し前から、こんなになってたの?」
「その…踊っていた時から、少し…んっ…恥ずかしい」
「そうなんだ…」
僕は、下に移動して、舌で舐めてみる
ちろ…ぺろ…
「んんっ…あん…だめ…」
今度は、舌を入れてみる
ちゅる…くちゅ…じゅる…
「あんっ…だめっ…それいじょうは…あっ…いっちゃうーーー(ビクンビクン)」
「リグル…気持ちよかった?」
「はぁはぁ…もぅーばか……、今度は私がする」
そう言うと、僕の下着に手をかけて下ろした
「うわぁ…こんなのなんだ…ちろ…ぺろ…」
リグルが、僕のモノを舐めだす。これだけでも、気持ちがいい。そして口に、加えるリグル
「ちゅぱ…もぐ…むちゅ…じゅぱ…」
「うぅ…あっ…だめっ…リグルっ…でるっ」
「ちゅぱ…んっ?…んんっ(ビュルルルル)…ゴハッ…ゴホッ…にがっ…いきなり出さないでよ」
「ごめん、その…余りにも気持ちよかったから、つい…」
「だったら…いいけど…そのっ、まだ硬いままなんだね…」
「うん…リグル…」
「わかってるわよ…来て」
そう言って、自分から足を開いた
「リグルは…あのっ…えっと…」
「わっ私は…初めてだから…だからっ」
「ゆっくりやるね……」
自分のモノを持って、ゆっくりリグルのお○んこに挿入する。
くちょ…みちっ…みちっ…
「んっ…いたぃ…いぃ」
「うっリグルっ大丈夫?」
僕は、すごい気持ちよかったけど、辛そうなリグルを見て腰を止めた
「だいっじょうぶ…じゃないっ…けど続けて、お願い」
涙目になりながらも、リグルは言った。僕は、リグルの頬を撫でると、リグルは少しだけ微笑んだ
「続けるよ…うっ…」
にちぃ…みちぃ…
「うん…いぃ…いたいっ…」
そして、僕のお○んちんは全部入った
「ふぅ、リグル全部入ったよ」
「はぁはぁ…わかるよ、○○の…凄く熱いのが…」
僕は、しばらくリグルを抱きしめていた
「○○動いて…もっと私のを感じて欲しいな」
「わかった動くよ」
しゅり…じゅり…にちょ…
「んっ…いぁ…んんっ」
「リグル痛い?」
「少しだけ、でも気持ち…んんっ」
くちょ、くちゃ、ぐちょ
「リグル僕もう…」
「きっきて…なかに…だしてーーーー」
ドクビュルルル
「うわぁ、熱い…○○」
リグルは、抱きついてきた
「リグル?」
「しばらくこのままに…」
「うん」
僕も手を回して、リグルを抱きしめた。それからしばらくして、僕達は身嗜みを整えたが、浴衣の着付けがわからなくて
とりあえず結んでおいた。
「浴衣、これでいいかな、リグル?」
「全然違うけど、とりあえずいいかな…」
「リグル、そのっありがとう…」
「どういたしまして、私も最後気持ちよかったし」
「リグル…」
「○○…」
っと、2人は近づいて、口を付けようとした瞬間、突然リグルは後ろを振り向いた
あれ、なんか前にも、似たような事があったような…。僕もゆっくり後ろを振り向くと、そこには物凄い量の虫達がいた
「お前達何時からそこにーー…、それって踊り終わった直後じゃないか…、別に普通に交尾しただけよ…、
 だからそんなことやらないって、もうお前達どっかいけーーー」
そして、沢山の虫達は消えていった。僕は少し笑いながら…
「ふふ、さあ帰ろ、これ以上遅くなると怒られそうだ」
背を向けて、帰ろうとした時だった
「○○!」
僕は振り返ると、口にリグルの口が当たった
ちゅ
ゆっくり離れる、リグルは笑顔で言った
「大好きだよ○○、これからもよろしくね」
「うん、僕だって大好きだよ、リグル」

そして、僕達は家に帰り付いて、待っていた親にすぐにバレてしまった。浴衣の着付けが、雑になっていたらしい
「若いうちに楽しんでおけ」っとお父さんの言葉に、僕達2人は顔真っ赤になった

それから1ヶ月後、リグルは僕の家に住むことになった。リグルは、虫の知らせサービスと共に、虫のトラブル解決屋もするようになり
家に居る時は、花屋の手伝いもしてくれる
そして今日は、幽香さんの所へ遊びに来ていた。もちろん、お花の手伝いもかねてである

「幽香さーん、こっち終わったよ」
「こっちも、花粉散布終わったよ」
「2人共ありがとう、ではお茶でも入れてくるわね。それと、リグルが持ってきたクッキーも、いたたきましょうか」
そう言って、幽香さんは家に入って行った。僕達は、テーブルに座って待つ
「幽香さんのお茶、すっごく美味しいだよね」
「うん、私も気にっているんだ、私のクッキーで合うかな」
「もぅ〜リグルったら、もう少し自信持ってもいいと思うよ」
「そうかなぁ、私料理得意じゃないから…」
「でも、お母さんも美味しいって、言ってくれたし大丈夫だよ」
「でも…」
「リグルったら、えっちの時はあんなに積極的なのに、普段どうして…」
「ちょっと、私そんなに積極的じゃないわよ」
「だって、この前やった時なんか、僕もう無理って言ってたのに、あと1回だけっとか言うし」
「あれは…その…、気持ちよすぎたからつい…」
「リグル…」
僕は、リグルに近づいた。リグルも察したのか、顔を近づけてきた
「○○…」
「仲が良いことはいいことね、御二人さん」
「わっ幽香さん」
「ひぇ幽香さん」
「あら、そのまま続けてていいわよ。私は、ゆっくりお茶でも飲むから…」
「いやっ、そのっ、○○がいきなりね」
その時、幽香さんはチラッっと僕を見た。僕は何となく分かってしまった
「リグル」
「何っ!?…っ」
僕は、リグルとキスをした。それを見て、幽香さんは微笑んだ
「あなたに任せて良かったみたいね」
そして、僕はゆっくりと口を離した
「大好きだよリグル」
「あっ…私だって、大好きだよ○○!」


ロダicyanecyo_0338.txt

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