東方キャラとウフフにイチャつくまとめ

レミスレの旦那ネタで電波を受信したので書いてみました。
旦那ネタが嫌いな人は回れ右よろしく。


「あなたって、時々物凄く変態になるわね」

 心底呆れたという表情と声色で目の前の男、自分の旦那にそう言うレミリア・スカーレット。もっとも、彼女の目尻は緩んでおり、本気で呆れ果てているわけではない事は明白であった。
 
「長い夫婦生活には刺激が必要さ」

「それには同意するけど、だからといって少しやり過ぎじゃない?」

 そう言ったレミリアは自らが着ている衣装を摘む。それは体操着にブルマという、外の世界では失われつつある女性用運動着であり、胸元には「れみりあ」とひらがなで書かれたゼッケンが縫い付けられていた。

 そして、旦那はと言うと上下共にジャージ姿だが、首にはホイッスルがぶら下げられており、2人のいる場所は色々な物が置かれて狭苦しい納屋である。そう、旦那は手に入れたブルマをレミリアに着せるだけではなく、密かに結ばれている先生と生徒が、体育倉庫で躰を重ねるというシチュエーションでのプレイを愉しもうとしていたのだ。
 
「折角珍しい服が手に入ったんだから、ただ着てスルだけじゃつまらないじゃないか。それに……」

「それに?」

「レミィだって結構乗り気な癖に。指示通りその格好で運動をして汗をかいてくれているし。ん、いつもより強くレミィの香りがするね」

「こ、こら!臭いを嗅いだらだめぇ!」

 抱きしめ鼻を鳴らす旦那の行為に、顔を真っ赤にして抗議するレミリア。しかし、彼は彼女を離そうとはせず、話を続ける。
 
「まあ、ここまで準備したんだし、折角だから思いっきり楽しもうよ。取りあえず先生と生徒だから、呼び方は先生でよろしくね」

「分かったわよ、先生」

「良くできました。それじゃあご褒美に……んっ……」

 レミリアの唇を奪った旦那は、そのまま彼女の口腔へ舌を入れていく。今まで幾度となく行ってきた大人のキスに、レミリアは頬を染めつつ自らも積極的に舌を絡め出す。
 
 お互いに舌を踊らせ、唾液を啜りあう。狭い納屋には粘ついた水音が響き、口から溢れた涎が床に落ちていく。
 
「んちゅ、んっ、あっ……」

「まだして欲しいって顔をしているね。可愛いよ、レミィ」

 息継ぎのために唇を離すと、途端に切なそうな顔をするレミリア。いつも通りの可愛らしい反応を見せる妻に対し、旦那は笑みを深めると再び口付けをする。優しく、だけど情熱的に。そうやって舌を動かせば動かすほどレミリアの瞳は潤み、目元は蕩けていく。
 
 レミリアの体は旦那よりも小さく、それ故に彼の舌は彼女の口内を無理なく愛する事が出来るが、男がもっとも舌先で触れていたのは妻の犬歯とその根本にある歯茎であった。吸血鬼だけあってレミリアの犬歯は鋭く大きいが、同時に獲物の血管位置を正確に把握するため人より感覚が鋭かった。そして、足の裏のように外部からの刺激に敏感な所は、有力な性感帯になり得る場所であり、彼女は旦那の手によってそう変化させられていた。
 
 もっとも、だからといって食事をするたびにレミリアは興奮しているわけではない。敏感にはなっているが、犬歯に触れられて快感を味わうのは旦那の舌だけであり、これは彼が人間である事が影響している。吸血鬼にとって人間は食い物であり、皮膚を食い破るための鋭い犬歯は吸血鬼の象徴だ。それ故に吸血鬼伝承が強く残っている地域では、八重歯は忌み嫌われ矯正対象となる。
 
 にも拘わらず彼は妻の犬歯に舌を当て、それを優しく愛撫するのだ。それは吸血鬼であるレミリアを愛している証拠であり、同時に妻は自分の舌に噛みつき血を吸う事は決してないと信じている信頼の証である。人を愛してしまった人を食う妖怪にとって一番恐ろしく悲しい事は、愛する人間に人食いの化け物だからと拒絶される事だ。それはレミリアも同じであり、結婚という形で人である旦那と結ばれた現在でもその思いは胸中に燻っている。そんな暗い火種を、旦那は犬歯を丁寧に舐める事で、絶対的な愛と信頼を示して掻き消すのである。
 
 そこまでされれば身も心を蕩けてしまうのは当然の事であり、その行為を好むようになるのは当たり前だ。犬歯を舐められるたびにレミリアの体からは力が抜けて、旦那のされるがままになっていく。
 
「んはぁ、んっ、ちゅむっ、好き、大好き、あなた……」

「レミィ、俺も大好きだよ。だけど」

「んぅ?」

「今は先生だよ」

 その言葉にしまったという顔をするレミリア。そして、旦那はと言うと意地の悪い、悪巧みをしている表情を浮かべていく。
 
「これはお仕置きかな。例えばゴムを使うとか」

「ええっ、それは嫌よ……じゃなかった、嫌です。先生の熱い精子を膣内で感じられないなんて嫌です」

「でも、お仕置きは必要だしなぁ」

「だったら、いつもより入念にお口でご奉仕してお詫びするから許してください」

「ホントに?じゃあ頑張って貰おうかな」

 慌てて生徒らしく振る舞おうとするレミリアを見て、旦那は顔をにやつかせて近くにある木箱に座り、下着ごとジャージを下ろして半勃起状態の男根を晒す。するとレミリアは、陰茎を掴むとそのまま舌を伸ばし宣言通りフェラチオを開始したのであった。
 
 小さな舌にたっぷりと唾液を乗せ、ジュルジュルとイヤらしい水音を態とたてながら逸物を舐め出すレミリア。陽物全体が濡れて怪しく光り出す頃には、旦那の男根は完全に勃起し天を向いていた。
 レミリアは外見的には人間の童女程度の大きさであり、当然口も小さい。そして、旦那は人間の成人男性で、逸物の大きさは平均より少し上程度と特別大きいわけではないが、レミリアからしてみれば巨大の一言だ。故にそれをくわえ込むのは一苦労であり、鋭い犬歯を立てないようにするのは相当な神経を使う。実際、旦那と躰を重ねるようになった頃は、陽物が血に染まった事も1度や2度ではなかった。

 だが、それも昔の話であり、今ではその様な事もなく陰茎を咥える事が可能だ。レミリアの口は小さい分、男根への密着度も極めて高くなり、全体を包み込む事になる。そして、膣と比べて口というのは自由に動かせるので、旦那は温かく滑った口腔で緻密な愛撫を受けるのだ。
 
 小さなお口で野太い逸物を吸い上げつつ、首を振り頬の内側で亀頭を愛撫するレミリア。浅く咥えてカリ首や鈴口を舌先で突いたり、深く咥えて裏筋一帯を舐め回したりとその舌技は見事であり、経験が少ない男性なら即座に射精しかねないものだった。
 
 幸いというのは少し変だが、旦那はレミリアの舌技に慣れているためこの快楽をゆっくり堪能する事が出来るが、今日はいつもより早く終わりそうだった。それは先ほどレミリアが言ったように普段より念入りにしているからであり、同時に上手く出来ているか不安げに見上げてくるからだ。普段の自信と強気に満ちた雰囲気はなりを潜め、主人の機嫌を伺う子犬のような視線を向けつつ口淫奉仕をするレミリア。それを見ただけで旦那の陰茎からは先走りが零れるのである。
 
「レミィ、お仕置きと言う事で少し動かすよ」

「んぐ?んっ、うん、ひいよぉ、んっ!ふぅん!」

 このままでも充分気持ちいいが、もう少し愉しみたい。そう考えた旦那はレミリアの頭を両手で掴むと、彼女の同意を得てから前後に動かし出す。これは俗に言うイラマチオだが、流石に妻相手に喉を抉るような行為は出来ないのか動きは小さめで強くもない。しかし、それでも喉に亀頭が当たる感触は心地よく旦那は満足していたが、突かれる側のレミリアは強くなくても苦しかった。
 
 だが、この行為を彼女は好んでいた。その理由は旦那と自分との体躯の違いにある。旦那は成人男性で自身は幼女。これだけ差があると普通に躰を重ねるだけでもレミリアには負荷があるし、激しい行為は拷問になってしまう。故に旦那は性交という本能を解き放ちたい時でもギリギリで理性を動員し、彼女が痛がらないように努めてきた。
 
 それはお互いに気持ちよくなろうとする考えによるものであり、まさに愛し合う者同士が行う睦事に相応しい態度だ。その事に関してレミリアは嬉しく思っているが、同時に申し訳なさと不安を感じていた。申し訳ないと言うのは、彼に我慢させている事であり、不安というのは、それが原因で自分から離れていくのではないかと言う事だ。
 
 彼は結婚しレミリアの旦那となっている。が、にもかかわらず彼を狙っている女がいるのだ。それも1人ではなく複数で、しかも妹に従者と門番、同居している友人にその使い魔と全員身内なのだ。そして、自分より小さな妹と病弱な友人を除いた3人は皆健康的な成人女性であり、彼が全力で欲望をぶつけても問題無い連中であった。
 
 故に、レミリアは欲求不満になった彼が彼女達に流れていくのではないかと不安だったし、それは逆にイラマチオのような積極的に欲望をぶつけてくる行為を好む原因となっていた。何故なら、欲望をぶつけられればぶつけられるほど、自分を心の底から求めている事が分かるからだ。そして、同時にその感情は今回の体操服を着ての、教師と生徒の禁断の関係プレイを多少の文句は言いつつも、すんなりと受け入れた事にも繋がっている。
 
 つまりだ、我が儘で自分勝手と言われるレミリアであるが、好きな男性から無条件に愛されて当然と思っている程傲慢ではなく、それどころか愛を得るために色々悩み尽くす所もある娘なのだ。そのため、彼女は口からこぼれ落ちるほど大量の唾液を分泌して逸物の動きをスムーズにし、頬がへこむほど陰茎を吸い上げていた。また、頭を動かさなくていい分、舌を動かす事に専念して旦那を追い詰めていたのであった。
 
「レミィ、出る!」

「んぐっ!ん、んぐっ、ぐぅ……んちゅ、ちゅむ、じゅむむっ」

 そして、そのまま彼女は吐き出される精液を飲んでいく。小さな口を大きな陽物で塞がれている状況で、さらに大量の精子を追加されては通常ならば吐いてしまうところだが、慣れによりレミリアは顔を赤くしながらも飲み干した。喉を鳴らし、一滴残らず尿道に残った子種まで吸い上げたのだ。
 
「全部飲んだね、レミィ」

「んじゅ……うん」

「じゃあ次は、そこの木箱に上半身を乗せて、お尻を向けてくれないかな」

 その要求が何を意味しているか、それを瞬時に察したレミリアは頬を染め、期待に満ちた瞳で旦那の指示通りの格好を取る。彼女の臀部は肉はあまり付いておらず、幼いまだまだ発育途上のお尻であり、それは今紺色のブルマに包まれて旦那の前に晒されていた。
 
 情事に及ぶ前に軽く運動していた事もあり、軽く汗で湿っているブルマに両手で触れそのままお尻を揉み始める旦那。その行為にレミリアは羽をビクリと震わせ、熱い吐息を漏らす。
 
「レミィのブルマが濡れているね、特に股の部分が」

「や、やぁ、そんな事わざわざ言わないで」

 股の部分に指を当て、前後に動かすとその指は汗とは違う液体で湿り出す。そう、レミリアはキスと口淫奉仕で感じ濡れていたのだ。まあ、それ自体は今日始まった事ではないのだが、直接的な愛撫をされずにこのような事になるのは彼女にとっては相当恥ずかしいらしく、指摘されるたびにレミリアは顔を真っ赤にする。その姿は何とも可愛らしくて、同時にいじめたくなる表情であり、彼は毎度毎度意地悪にも口にして教えるのであった。
 
 ブルマの上から臀部を揉み、舐め、露わになった細くて白い太股を撫でる旦那。彼の愛撫を受けるたびにレミリアは嬌声を上げ、切なそうな瞳を向ける。何故なら既に彼女は男を受け入れる準備が出来ており、この行為は生殺しでしか無いからだ。もっとも、それはブルマが愛液で濡れている事から、旦那だって分かっており、要するに彼はレミリアにお強請りさせるために焦らしているのだ。

「あなた、そんなに意地悪しないで。これ以上待たされたら辛すぎておかしくなっちゃうわ。だから早く、早くあなたの頂戴。私の下の口にあなたの太いの頂戴」

 そして、ついに我慢できなくなったのか、旦那の思惑通りに妻は挿入をねだる。切羽詰まり過ぎて生徒の役を演じる事すら忘れているようだが、それを指摘するつもりは彼にはなかった。何故なら旦那も、体操服姿で艶姿を見せているレミリアに興奮しきっており、限界だったからだ。
 
 ブルマと下着を少しだけ下ろし、股の部分を横にずらして男根を挿入する旦那。レミリアの秘淫は当然のように小さいが、これまでの経験と発情しきり濡れに濡れている事もあって、苦もなく彼の野太い逸物を咥えていく。無論、だからといって緩いわけではない。体格故の締まりの良さは健在で、挿入しやすいのはこれを受け入れれば快楽を得られると躰が覚えたからである。
 
 要するに、旦那との性交渉によってレミリアの躰は開発されたわけだが、特に膣洞はその傾向が強かった。それは旦那が彼女にとって受け入れた唯一の男であり、結ばれてからはほぼ毎日契っているためだ。未成熟で単純な造りだったレミリアの処女地は、毎夜の営みによって急激に開墾され、今ではその反応は成熟した女性と大差ないほどになっている。
 
 ただキツイ締め付けをするだけではなく、挿入時はやんわりと陰茎を受け入れ、抜く時は離すまいと吸い付いてくるレミリアの膣洞。襞は射精を促すために絡みつき、亀頭で最奥を突けば可愛らしい喘ぎを漏らしながら、さらにギュッと収縮する彼女の女陰は名器と言っても過言ではなく、抱いていて実に心地よい躰であった。
 
「ここをグリグリされるの好きだよね、レミィ」

「ひゃあっ!う、うん、好き、大好き!だからもっとして!あんっ!」

「もちろんだよ、もっと気持ちよくなってね」

 もっとも、心地よいのは旦那だけではない、レミリアも同じぐらい気持ちよかった。1人の男に抱かれ開発されたと言う事は、その男の逸物を受け入れるためだけに膣が作り上げられたわけであり、そのモノを挿入された時にもっとも感じるように仕立てられたわけだ。
 
 そのためただ突かれるだけでも相当な快楽が走るし、開発以前からある弱点は、幾度となく躰を重ねた事によって把握されており、そこを的確に彼は突いてくるのである。亀頭で弱いところを突かれるたびに涎を零しつつ嬌声を上げるレミリア。そこまで感じれば当然膣の方も具合が良くなるわけで、旦那もまた急速に登り詰めていた。
 
 片方が気持ちよくなればもう片方も気持ちよくなる。相手を感じさせれば自分も快楽を味わう事が出来る。夫婦の営みとしてはまさに理想型と言える状態が2人の間には生まれており、これでは毎夜毎夜どころか暇さえあれば情事に耽るのも当然と言えた。そして、お互いに悦楽を貪った結果、彼らは共に絶頂の時を迎えたのであった。
 
「んあっ!あっ、あああああっ!んっ、あああ……」

 吐き出された熱く大量の子種は、レミリアの小さな子宮に殺到し充満する。自らが満たされていく感触を、達した直後で朦朧としている頭で彼女は感じていた。
 
「レミィ……」

「んっ、あなた……」

 挿入したまま自らの躰に覆い被さり、耳の裏に接吻する旦那を甘い声で歓迎するレミリア。しばし情事の余韻に浸っていた2人であったが、彼の逸物がまた硬く太くなってきた事を感じて彼女は苦笑を漏らす。
 
「2回出したのにまだ足りないの?性欲だけは妖怪以上なんだから」

「ダメ?」

「まさか、実を言うと私ももう少し愛し合いたいし、もう一度シましょ。私の旦那様」

 朗らかに同意するレミリアに少々顔を赤くした旦那は、1度彼女から陽物を抜き取ると、先ほど腰掛けていた木箱に腰を下ろす。そして、レミリアは愛液と精液でグショグショになったブルマとショーツを脱ぐと、旦那に抱きつき対面座位で繋がっていく。

 逸物を挿入しつつ旦那の唇を奪うレミリア。それは情事を始めた時に交わしたものと比べると軽い、穏やかなキスであり、腰の動きもまたゆったりとしたものであった。
 
 快楽を貪ると言うよりは、味わうと言った性交を行う2人。性欲はまだまだ満たされていないが、双方ともこの後のためにゆっくりと快感を高めていた。
 
「ふふふ、こうして全身であなたを感じられるって素敵だわ。後は子供が出来れば最高だけど、こればっかりは気長にやるしかないわね」

「異種族間だと出来にくいみたいだからね。まあ、難しいだけで不可能じゃないし、お互い励めばいつかできるよ」

「そうね、その通りだわ。だから新しい子種を注いでね」

 そう言ってレミリアは腰の動きを少し早め、旦那は突き上げを開始する。先ほど彼女の膣内に注がれた精液が愛液と混ざって泡立ち、ひどく粘ついた水音を納屋に響かせる。その淫猥な音を耳にして僅かに羞恥の表情を浮かべるレミリアであったが、旦那に唇を重ねられると顔は直ぐに蕩けるのであった。
 
 可愛らしくも淫らで、愛らしい姿を見せるレミリア。そんな彼女を堂々と正面から見ていいのは彼だけ、愛され子を求められるのも自分だけなのだ。その事に途方もなく嬉しくなった旦那は、体操服を捲り直接レミリアの胸に触れる。
 
 彼女の胸は他の所と同じくブラジャーの必要がないほど発育途上であるが、彼に愛されるようになってからは女性ホルモンの分泌が活性化したのか、膨らみが大きくなってきていた。そして、感度の方は乳首に触れられるたびに膣の締め付けが良くなるほど良好だった。
 
「レミィ、愛しているよ」

「んあ、あ、あなた……私も愛しているわ……んっ」

 頃合いか。そう判断してキスをやめ、レミリアの白い首筋に吸い付く旦那。すると彼女も同じように彼の首に口を付けるが、旦那と違いレミリアは歯を立てて吸血を開始する。旦那がレミリアの首筋にキスをしたら、妻は彼の血を吸ってもいい。これは彼らの間で交わした約束であり、逆に言えばそれ以外の時には決してレミリアは旦那の血を吸わないと契約した事になる。
 
 血を吸うのが下手と言われていた彼女であったが、旦那の血を吸う時は別だった。それは愛する人の血、もっとも美味で貴重な血液を無駄には出来ないという思いと、出血させすぎて殺すわけにはいかないと決意していたからだ。慎重に犬歯を刺す深さを調整し、湧き出てくる温かい血を吸うレミリア。あまりの美味しさに吸い尽くしたくなる衝動を必死に抑えている彼女であったが、吸われている彼もまた痛みを見せないように耐えていた。
 
 痛がっている姿を見せれば当然レミリアは悲しむ。それを避けるために彼は呻きを殺し、まるで自らも血を吸っているかのように彼女の首筋に食らいつく。そう、この体勢を取るのはお互い痛みに耐えている顔と、狩猟者の目をしているのを見せないためであり、性交中にするのも快楽によって激痛を誤魔化し、吸血に没頭しないようにするためであった。それ故に彼らにとって顔を近づけてセックスをするというのは特別な意味を持っているのである。
 
「ちゅぶ、ちゅ、ありがとう。お腹一杯だわ」

「じゃあ、次は白い液でお腹を膨らませるね、レミィ」

「くすっ、期待しているわ。あっ、ひゃ、あんっ!」

 吸血後にいつも見せるすまなそうなレミリアの表情を、軽口で掻き消しつつ腰を強く突き上げる旦那。それは先ほどまでの吸血のために加減していた動きではなく、本気で快楽に溺れて精を放ち、子種を植え付けるための動きであり、首筋から零れる血と腰を下ろしている木箱が発する悲鳴も無視して彼は腰を打ち上げた。
 
 それに対し彼女も彼の動きに合わせて腰を振り、下半身に力を入れて陰茎を締め上げる。肉杭は子宮口を何度もノックし、そのたびにレミリアは旦那にしがみつく力を上げ、大きく喘ぐ。燻っていた炭火が風を受けた事で一気に燃え上がるように、彼らの情欲の炎もとろ火から大火へと変貌し、理性を焼き尽くして本能を浮かび上がらせる。
 
「出して!精液出して!私の膣内に出して!子供を、あなたの赤ちゃんを頂戴!」

 レミリアの懇願に呼応し、いつにないほど男根を突き上げた旦那はそのまま達する。子宮口に密着した亀頭からは3度目とは思えない程大量の精が吹き出し、それは彼女の求め通り子袋へと流れ込んでいく。
 
 旦那と同じタイミングで絶頂を迎え、自らを満たしていく子種の濁流を蕩けきった表情で嬉しそうに迎えるレミリア。妻はまた彼にキスをすると、耳元で囁くのであった。
 
「愛しているわ、私の旦那様。大好きよ」


メガリス Date:2010/09/08 23:58:49

SS : レミリア・スカーレットへ戻る

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Wiki内検索

管理人/副管理人のみ編集できます