東方キャラとウフフにイチャつくまとめ

ある晴れた日の昼下がり。
幻想郷の人里の一角にあるとある民家にて、八雲紫は日干しにしていた布団を取り込んでいた。
数ヶ月前の彼女からしてみれば自ら布団を取り込むなど万が一にもありえないことだが、ある
1つの出来事が彼女を変えたのだ。

それは、恋人ができたことだ。
彼女が今いる民家こそその恋人の家であるわけなのだが、彼女は八雲の屋敷と恋人の家を行ったり来たり
の生活を送っている。
立場としては自分は『彼女』なのだから家事の1つぐらいしなければならないと(恋人は紫が結界の管理
があるから家事はやらなくて良いと言っていたが、実質的にそれは藍に任せているので結構時間はあった
りする)、最近は掃除と布団干しぐらいはやるようになった。

「よいしょっと」

恋人と自分の布団を取り込んだ紫は、一息つきながら寝室へそれらを運び込む。見た目は少女といえど、
彼女はれっきとした大妖怪である。2人分の布団を運ぶぐらい訳なかった。

敷布団を敷いて枕を置き、掛け布団へと手をかけようとして、紫はその手を止めた。彼女が見つめる先には、
恋人の敷布団と枕がある。
今、恋人は仕事で出かけている。彼の仕事は得意の弾幕ごっこを使った妖怪に関する万屋だ。具体的には妖怪
がよく現れる場所で仕事をしたり素材を取る際その護衛をしたり、妖怪による被害が起きている所へ行って
弾幕ごっこでそれを解決する。

正直、得られるお金と仕事の内容を比べると、割に合わないものだ。紫も危険だからもっと安全な仕事を選んで
と言った事があるが、外来人である彼はオカルトやファンタジーというものに憧れがあるようで、妖怪と関われ
る仕事の方が良いと言っていた。

そこまで言うならばと、紫は彼の仕事に口を出す事はしなくなった。ただ、時々スキマを使って仕事中の彼を見
守っていたりはするが。

長くなったが、とにかく彼は今仕事中で、この家には紫1人だけしかいない。

「……少しだけなら良いわよね」

辺りを見回してから独り呟くと、彼女は思いっきり恋人の布団へとダイブし、枕を顔に抱き寄せた。天日干しさ
れた枕と布団はお日様の匂いもするが、愛しい恋人の匂いも際立って彼女の鼻腔を突いてくる。

(至福の時間だわ……)

これこそ彼女の密かな楽しみの1つ。恋人の布団の匂いを嗅ぎまくって、有頂天になることだ。
本人の匂いを嗅ぐのも良いが、使い続けた布団に染み込んだ匂いの方が強く、こうやって嗅ぐには最適だった。

「最っ高……」

うっとりしながら枕の匂いを嗅ぐと、彼に抱かれているような錯覚を覚え、胸が高鳴ってくる。気づけば頬も
上気してきており、彼女は興奮状態にあった。

(これは、一度イカないと収まりそうにもないわね)

頭では冷静に判断していたが、体は既に動いていた。紫の右手は導師服のスカートをはだけて、自身の秘所
へと手を伸ばしていた。
右手をパンツの中へと潜り込ませ、湿り気のある割れ目へと中指を入れ、軽く出し入れを始める。

「んっ……」

自慰による性的快楽を感じながら、紫は妄想を始めていた。
彼女の妄想は、大抵同じだ。愛しい恋人に組み伏せられ、激しく犯される。それが最も興奮するシチュエーション
で、実際にしてもイク時の快感は凄まじい。

大人びた雰囲気を持ち、性行為に関してもリードするような立場に見える紫だが、実際は受け身だ。それも
犯される事を望み、行為が激しい程感じてしまう性癖の持ち主だった。

今回の妄想は縄で縛られ、後背位で彼に責められているもの。四つん這いになって獣のような格好で後ろから
突かれ、子宮口に彼の亀頭がコツコツと当たると妄想する。

それに合わせて指を深くインサートし、膣を擦り上げる。クチュクチュと液体がかき混ぜられるような音を立て
ながら、紫は自慰に耽る。

「くっ、ふぅん!もっとぉ!」

妄想の中で彼を求めながら、紫は愉悦に顔を歪めながら激しく自慰を行う。既に右手全体が濡れ、愛液が太もも
から滴り落ち、恋人の布団の上に落ちていた。
指を1本から2本に増やし、更なる快感を自身に与える。膣がきゅうきゅうと指を締め付け、蜜を垂らしながら
快感を貪ろうとする。

「あっ!そ、そこっ!良いの!」

彼が亀頭でそこを刺激するのを妄想しながら、紫は指を器用に動かしてGスポットへと指を擦らせた。擦る度に
一際強い快感が脳髄を走り、思わず甘い声が漏れてしまう。

枕に顔を埋めながら自慰を続ける紫。そのせいで息がしにくいが、彼の匂いを思いっきり嗅げる事に比べれば問題
なかった。

紫の妄想は、後半戦に突入していた。
後ろから突かれていると、不意に彼が紫の尻穴に指を入れてきたのだ。それに合わせて紫も空いた左手を自らの尻
穴に伸ばし、まずは1本だけ不浄の穴へと滑り込ませる。

「ひぃんっ!?」

自ら行っている事だというのに、紫は半ば驚くような声を上げた。自慰によって感度が高まっていたのか、想像以上
の快感だったらしい。尻穴に指を出し入れする度に、排泄感にも似た快感が襲ってくる。
快感を受け取った体が即座に反応して腸液を分泌し、指の動きをスムーズにさせた。その量やたるや尋常では無く、
みるみる内にじゅぽじゅぽと粘液が音を出すほどまで腸液が分泌されていた。

彼女の尻穴は、既に開発済みであった。もちろん、恋人との性交によってだ。
本来なら交わるべきではない不浄の穴での性交を始めたきっかけは、友人との恋人自慢の最中の事だった。最初はただ
の惚気話だったが、いつの間にか話は夜の営みにまで及んでいた。豪胆に行為の内容を話す友人に対し、紫は恥ずかし
ながら自らも行為の内容を語った。

ただ、その時は彼と恋人になってからまだ1カ月しか経ってないので、やった事も普通な行為だった。紫はそれを話すと、
友人は「もっと凄いものもしてみたくない?」と持ちかけてきた。紫は恥ずかしがりながらも、興味本位で友人の話に耳
を傾ける事にした。

そして聞いたのはアナルセックス、肛門での性交だった。最初はその内容に苦笑いしていたが、友人がその快感に熱弁
しているのを見て、思わず紫にも実際にしてみたいという思いが募ったのだ。
しかし、肛門での性交など彼が受け入れるだろうか。不安ながらも話を聞いた数日後に彼にそれとなく話題を振ってみると、
嫌な素振りは見せず、むしろ興味があると言っていた。

早速その日からアナルセックスの準備をし、数日かけて肛門をほぐしてアナルセックスを行った。
結果は予想以上。凄まじい絶頂を体験した紫は、その日だけで10を超える絶頂を肛門で享受した。彼も普段とは違う快感
に満足したようだが、事が終わってから真っ先に紫の体を案じていた。

今思えば、彼は自分がアナルセックスに興味を持っていたのを見抜いて、わざとあんな言い方をしたのだろう。よく
付き合ってくれたと思うが、そのおかげで紫は性について大らかになった。

彼女はそれから、様々な快感を得ようと性行為について調べ始めた。おそらく、その時から変態じみた性癖を持つよう
になったのだろう。おかげで一通りの性行為は体験し、夜の営みの楽しみが増えたので良しとしたが。

兎にも角にも器の広い彼に感謝しつつ、紫は自慰を続ける。
肛門と膣で二重の快楽を貪りながら、彼女は絶頂への階段を駆け上がっていく。膣は愛液で溢れ、肛門は腸液を垂らしな
がら括約筋を動かして指を飲みこもうとする。

「はっ、はっ、はっ!」

喘ぎ声を出し、快楽に咽びながら紫は絶頂が近いのを感じた。このまま一気に登りつめようと、彼女は肛門に入れる指を2本
に増やし、膣に入れてる指と動きを合わせた。

指を同時に動かすと、両方の指に挟まれた膣壁と腸壁が快感に打ち震えた。快楽の二重責めに紫の体も震え始め、絶頂は
目の前にまで近づいて来ていた。膣壁がぴくぴくと震え、肛門が締りを一層きつくする。

そして、指を奥深くに挿入した瞬間、彼女は絶頂に達した。

「んっ!」

枕に思いっきり顔を埋めて、快楽の波を受け止める。肛門と膣での二重絶頂は、紫の顔を力の抜けただらしない表情へと変えた。
快感で頭がぽわぽわとした状態になりながら、紫は膣と肛門から指を引き抜いた。膣も肛門もぽっかりと穴を開けて、快感の影響
なのかひくひくと震えている。指には粘液がまとわりつき、穴との間に糸を引いていた。

「……やり過ぎたわ」

絶頂から戻った紫は上体を起こして、股下の惨状にため息をついた。彼女の股下、恋人の布団には愛液と腸液が垂れておねしょの
ような染みができあがっていた。半ば予想していた事だが、改めて見てみると結構な量が出ていたようだ。

(厭らしい体になったものね)

他人事のように思いながら、紫は染みついた液体を能力で取り除こうと、手をかざす。

「……何してんだ?紫」

背後からかけられた言葉に、紫はビクリと体を震わせた。おそるおそる後ろを振り返ると、寝室の入り口で開けたふすまに手を
かけたまま固まっている青年、彼女の恋人の姿を目に入れた。

何故?どうして?仕事中のはずなのに?

予想外の事態に妖怪の賢者と言われた彼女の頭は、混乱の極みに陥っていた。

「ど、どどど、どうしてここにいるのかしら?」
「……いや。午前の仕事が終わったんで昼飯食べようとしたんだけど、財布忘れて。それで取りに来たら寝室から何か妙な声が
聞こえるから、行ってみたらこの有様というわけだ」
「そ、そうだったの。そそそれじゃ、し、仕事に戻らないといけないじゃない」

長きを生きてきて、これほどまで狼狽したことはあっただろうかと思うほどの挙動不審ぶりを見せる紫。心拍数の高さだけなら、
恋人からの告白を受けた時に匹敵する。

青年は紫の乱れた姿と布団の染みに交互に視線を移しながら、躊躇いがちに口を開いた。

「何、してたんだ、紫」
「うっ……」

恋人からの質問に、紫は言葉を詰まらせ、顔を俯ける。羞恥に顔を赤くしながら、彼女は所在なさげに手でスカートを握りしめた。
青年は足を踏み出して紫に近づくと、片膝をついてじっと彼女を見つめた。

「答えてくれ、紫。何してたんだ?」

その声に、思わず紫は彼の方へと顔を向ける。真剣な眼差しで見つめてくるその姿に、紫はばつが悪そうな顔をしながらも、躊躇
がちに彼の質問に答えた。

「……自慰よ」
「……やっぱりか。悪いな、紫」
「え?」

青年の謝罪の言葉に、紫が呆気に取られたような声を出した。この状況で謝るべきは粗相をして布団を汚した自分だと思っていた
のに、どうして彼が謝るのか。紫にはわけがわからなかった。

青年は申し訳そうな顔を向けながら、謝罪の言葉を続けた。

「いや。昨日はしてやれなかったし、欲求不満だったんだろ?だから、それを晴らそうと自慰してたんじゃないのか?」
「そ、それは……」

確かに、それも自慰に及んだ一因ではある。それでも、この場で謝るべきは自分だ。しかし彼は原因は自分にあると思いこみ、
決して紫のせいにはしようとしない。そこはお人好しな彼の良い所なのだが。

「悪かった、紫。俺がお前の要求に応えられないばっかりに……」
「そ、そんなに謝らないで。私だって布団を汚しちゃったし……」
「布団なんていくらでもある。これぐらい、気にはしないさ」

謝る紫に青年は優しく頭を撫でながら、そう声をかけた。

「ありがとう……」

紫が彼の器の広さに感謝すると、青年はさて、と言って服を脱ぎ始めた。

「なっ!?何で服を脱ぐのよ!?」
「いや、こうなりゃ紫に応えてやらなきゃいけないと思ってさ」

至極当然といった顔で答える青年に、紫は慌てながらそれを止めようとする。

「仕事はどうするのよ!?」
「こっち来る時休業中の看板出しといたから問題無しだ」
「でも!」

尚も食い下がる紫に、青年は呆れたように息をついた。

「期待、してんじゃないのか?」

彼の一言に、紫は再びばつが悪そうな顔をして、

「……よくわかったわね」
「そりゃ紫とはほぼ毎日顔を合わせているわけだし、何がしたいかも大体わかるようにはなるもんだよ」
「はぁ〜。参ったわね」

諸手を上げ、お手上げよ、とアピールする紫に、青年は微笑みながら質問を投げかける。

「で、紫。お前の口から聞きたいんだけど。やりたいのか、やらないのか」
「……その」

もじもじと、身を揺らしながら、紫はなかなか思いを口にできないでいた。変態的な性癖を持つ紫だが、行為を始める時はいつも
こうやって躊躇っている。一度始めてしまえば躊躇いも何も無くなるのだが、未だに行為に対しての恥じらいがあるようだ。

そこが可愛くもあるんだけど、と思いつつも、青年は煮え切らない紫をたきつける言葉を放つ。

「紫、良いのか?今からすれば、少なくとも半日はまぐわえるぞ?」

青年の言葉に、ピクリと紫の体が震える。

「半日あれば何だってできるぞ。紫の好きなアナルセックスに、SMプレイ、イメージプレイだってやってやるよ」
「ほ、ホント?」

青年の言葉に、紫が期待のこもった眼差しを向けてくる。乗ってきたな、と思惑通りの行動に、青年は思わず微笑みを浮かべてしまう。

「ホントだ。そういえば永遠亭で買った精力剤があるから、射精も凄いぞ?」
「射精……ザーメン一杯……」

顔をとろけさせてきた紫は、欲情したかのように頬を朱に染めた。あと一息と、青年はトドメの言葉を放つ。

「紫、したくないのか?ケツ穴やまんこがやり過ぎでがばがばになって、中に出した精子が流れ出てくるほどやりたくないか?」

紫を欲情させるために、わざと卑猥な言い方をして彼女を煽らせる。紫がこういったエロい言葉に反応しやすいと、性交の時に知った
事だ。こういう事を言いいながらまぐわると、紫がさらに乱れてくるのでよく多用している。

(俺も大概に変態になったなぁ……)

自身に対して呆れながらも、ノリノリで言葉を並べる自分がいることを自覚する。これも紫の影響だろうと、目の前にいる淫乱な恋人
を見つめる。アナルセックスから始まって様々なプレイを体験した結果、青年もその変態性に少なからず染まってしまった。

まあ、これで紫も楽しめているから良しとしようと、無理矢理納得させた。

肝心の紫は青年の言葉に股間を押さえて、浅く息をしながら彼を見つめる。

「し…したい……」
「ハッキリ言ってくれ」
「し、したいわっ。今すぐセックスしたいわ!」

思い切って叫んだ紫を青年は抱きしめ、熱烈なキスをした。唇を重ね、強引に舌をねじ込む。紫はそれを半ば予想していたのか、彼の
熱烈なキスに応えるように自らも舌を動かして、彼と熱い接吻をかわす。
2人は互いの舌を貪るかのように唇ごと吸いつき、舌を絡め合わせる。ディープキスによる充足感と互いに繋がっているという感覚に
快感を感じながら、2人はキスを続ける。

やがて青年が紫を布団の上に押し倒し、彼女を押さえつけながらキスをした。これも紫の好きな体勢だと、彼は知っていた。

基本、紫は責められる方が好きだ。青年に押さえつけながらされると、感じやすくなるというのだ。キスでさえもこうやってすると、
紫は軽くイってしまうことがある。

唾液を含ませ、紫の口へと移す。紫もそれを感じたようで、目を閉じながら青年の唾液を味わった。

「はぁっ……」
「んっ……」

やがて2人は口を離し、キスの余韻に浸っていた。しばらくして、とろんとした目で見つめてくる紫に向けて、青年が声をかけてきた。

「それじゃ、するぞ。何か要望はあるか?」
「そうね……」

うーん、と唸って悩む紫は、何かを思いつき、楽しげに顔を歪ませて彼にリクエストをした。

「お仕置きプレイが良いわね。粗相をした私に、思いっきりお仕置きをして」
「了解。多分、激しかったり苦しかったり痛かったりするかもしれないけど、それでも良いか?」

紫が所望するお仕置きとは、そういうものだ。青年も求められたからには手を抜くわけにはいかないが、それでも事前の了承を取るのは
忘れない。相手は愛する人なのだから。

青年の質問に、紫は頬を赤くしながらコクリと頷いた。

「それで、良いのよ。私を物みたいに扱ってでも良いから、めちゃくちゃに犯してほしいの」
「全く。紫は淫乱だな」
「淫乱な私は嫌い?」
「いや、そんな紫も魅力的で好きだ」
「嬉しい。私もあなたの事が大好きよ」

微笑む紫に、青年は再びキスをして彼女の唇を貪り始めた。

とりあえず、何をしてあげようか。考えるための時間が必要だった。



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