ジュブナイルポルノ作家「わかつきひかる」さんを、「めたぼdeぽん」が個人的に応援するWikiです。「わかつきひかる」さんご本人をはじめ各出版社とは一切関係はありません。


「メイド イン プリンセス」 (美少女文庫)

著者:わかつきひかる 挿絵:にしき義統 出版社:フランス書院 発行日:2005年5月30日 




本の紹介(公式)

私、ホントはお姫様なんだからね!ご奉仕してあげるのは、キミにだけよ。侍女になったのは城から抜けだすためだったけど、初めてを捧げて、快感に溺れて、今はもう、あなたのメイド。胸でイキたい? 騎乗位がいい? 後ろのバージンも奪いたい? 城に戻る明日まで、ずっと私を抱きしめて…… 美少女文庫HP


内容

ヒロイン
エリシア姫(エリシア・アリスロンド)
エリシアは、大陸の宝石と呼ばれるアリスロンド国の御年17歳の第一王女です。ワガママぶりは王宮に轟いていましたが、彼女は美しいばかりでなく、陽気で明るく気さくな人柄で、衛兵や宮女たちに慕われています。
エリシアには、兄弟姉妹がいませんので、遠くない未来にアリスロンド国の女王として、この美しく豊かな国を率いていかねばなりません。
あらすじ
アリスロンド国の王族には伝統がありました。それは王子も王女も適当な年齢になれば修業のため修道院に赴き、下働きとして神に祈る生活をすることです。修業を命じられたエリシアは、お付きのメイド、ロザリーと服を交換し、身代わりとして修業につかせ、自分は昔の教育係で優しくしてくれたじいや、マコーミック伯に匿ってもらおうと邸宅へ出かけます。
それから
マコーミック伯の邸宅には、じいやは不在でした。エリシアは、口聞き屋から派遣された新入のメイドと間違われ、マコーミック家の長男、アシェン付のメイドとして働くことになりました。
アシェンは、年少のころ一緒に遊んだ二歳年下の幼馴染です。昔の記憶がだんだんとよみがえってくるエリシア。
そして、男性としてたくましく成長したアシェンに惹かれはじめ、初体験に至ります。
エッチシーン
(マコーミック家のメイド室)オナニー
→(翌日アシェン用の浴室)フェラ
→(浴室からアシェンの部屋に戻って)初体験(正上位)
→(初体験の翌日の夜、アシェンの部屋)クンニ&正上位
→(一晩一緒に眠って次の日の朝、アシェンの部屋)パイズリ&フェラ&騎乗位
→(その日の夜、アシェンの部屋)アナル
→(翌日、王宮に戻って、エリシアの自室)後背位&アナル
→(結婚式の日、晩餐会までのひととき、自室に戻って)フェラ


感想

この作品は、重要な転換点となる作品と思います。
銀盤プリンセス 生意気なMドレイで、はじめて年下男キャラを書いたわかつきさんですが、この作品は年下男キャラとして2回目の作品です。
銀盤プリンセス 生意気なMドレイの感想にも記載していますが、ご本人のブログにこんな記事があります。時期からみて、この作品「メイド イン プリンセス」を書きおわったときの感想と思います。
アシェンは「かわいい系」の「年下男」キャラです。「年下男」キャラは、前述の通り2回目、そして「かわいい系」キャラは、この作品が初めてと言っていいと思います。
この作品以降、「わかつきひかる」さんの美少女文庫作品の男キャラは、「かわいい系」中心となり、この作品以前のわかつき作品の男キャラとは様変わりします。

次に、ついに出てきました。「キュンキュン」という表現! この作品が初出です。
まだ表現はゆれていて、「キュゥン」とか「きゅんきゅん」という表現もあるのは、ご愛嬌といえましょう。
最後に、匂いの表現として、乳製品臭という表現もでてきます。これも初出。

この作品は、今の「わかつきひかる」さんの表現にとても近くなっていて、それ以前の作風と大きく変化したという点で、とても重要な作品だと思います。
ご本人のブログにもこんな記事(誕生日でした。)があります。(最後の項を参照ください。)
この「メイド イン プリンセス」の次の作品が、なでしこ寮へいらっしゃいです。
ご本人も、作風も文体も変わってきていると認識していらっしゃいますね。そして成長と考えて欲しいと書いていらっしゃいますが、「めたぼdeぽん」もそう思います。
美少女文庫、ライトノベルでみせる作風、文体以外の雰囲気のものを書けないわけではないでしょう。
事実、大人向けの作品の作風、文体は、美少女文庫のそれとは全く違うものですし・・・
わかつきひかるさんは、この時期に、「ご自身の作風、文体の幅を広げた」=「脱皮したのだ」と評価したいと思います。

追記
この作品は、「わかつきひかる」さんの作品(ライトノベルも含めて)の中で、唯一の洋モノです。(注)
とても珍しい作品といえます。
あと、タイトルに「プリンセス」が入っているのに、イラストは「あきら」さんではないという点もちょっと変則的かなと思いました。

(注)
この記述を書いたのち、「王子が恋した女神姫 薔薇と陰謀の舞踏会」が出版され、洋モノは2つに増えました。



他の方々のご意見

※リンクに問題があるようでしたら、管理人にご連絡ください。

ご本人の自著解説


上記の記事中に記載のある事件とはこちら
気持ちのいい話ではないので、どうしても知りたい方だけ・・・ 

タイトルはmade(作るの意)とmaid(メイドさん)を掛けているということです。



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