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著者：わかつきひかる　挿絵：花邑まい　出版社：学習研究社

この連載は、同名でメガミ文庫より単行本として出版されました。(2009.9.29)
単行本の紹介ページはこちらからどうぞ。「天使はいつも忙しい」






「Megami MAGAZINE Creators」は、季刊誌です。
最新刊以前のものは古本でしか手に入らないようになってしまうようなので、国会図書館の書誌情報も載せておきます。国会図書館では、「Megami MAGAZINE Creators」は雑誌ではなく、一般書籍に分類されていますので注意してください。（雑誌は新館にありますが、一般書籍は本館になります。）
国会図書館の情報については、週アス漫研を参考にしてください。

国会図書館　書誌情報
国会図書館複写依頼に必要な情報

請求記号 Y94-J2880
タイトル Megami magazine creators. v.12
NDLC Y94
書誌ID 000009405825
国会図書館 NDL-OPAC
巻　号：Vol.12
年月日：2008年8月号
記事名：天使はいつも忙しい
著者名：わかつきひかる
ページ：74-81

請求記号 Y94-J4341
タイトル Megami magazine creators. v.13
NDLC Y94
書誌ID 000009607980
国会図書館 NDL-OPAC
巻　号：Vol.13
年月日：2008年11月号
記事名：天使はいつも忙しい
著者名：わかつきひかる
ページ：76-83

請求記号 Y94-J6475
タイトル Megami magazine creators. v.14
NDLC Y94
書誌ID 000010020385
国会図書館 NDL-OPAC
巻　号：Vol.14
年月日：2009年2月号
記事名：天使はいつも忙しい
著者名：わかつきひかる
ページ：80-87

請求記号 Y94-J7708
タイトル Megami magazine creators. v.15
NDLC Y94
書誌ID 000010110030
国会図書館 NDL-OPAC
巻　号：Vol.15
年月日：2009年5月号
記事名：天使はいつも忙しい
著者名：わかつきひかる
ページ：78-85

請求記号 Y94-J9041
タイトル Megami magazine creators. v.16
NDLC Y94
書誌ID 000010411383
国会図書館 NDL-OPAC
巻　号：Vol.16
年月日：2009年8月号
記事名：天使はいつも忙しい
著者名：わかつきひかる
ページ：88-95

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第一話「一ノ瀬ありさの場合〜リボンが結ぶ下僕契約〜」　天界である事件を起こしちゃた天使のアイ。彼女は罰として、ある“魂”の持ち主探しの命令を受けて人間界にやってきた。その魂の持ち主のいる場所はとある高校、ということまでは分かっているのだが、あとは不明。そこでアイは天使の力でちょっとした細工を施したホームページを用意した。今回はアイの最初のお仕事の様子を見てみよう・・・

第ニ話「垣内夕菜の場合〜妄想が生んだすれ違い〜」　とある高校で恋に不器用な少女たちを、影からサポートする天使のアイ。彼女がなぜせんなことをすることになったのか、今回はその始まりの物語に目を向けてみよう。そこには、ある一人の変わった少女との出会いがアイを待ち受けていたわけで・・・。

第三話「山名理香の場合〜私の名前は委員長〜」　天使のアイは、恋に不器用な少女たちのサポートに日々大忙し。しかし彼女の本来の目的は、神様に無断で解放してしまった魂を探し出すこと。今回のお話では、彼女がなぜ魂を解放したのかが、ついに明かされる。

第四話「小鳥アイの場合・前編〜天使の恋〜」　神様に無断で開放してしまった魂を捜し出すため、恋に不器用な人間たちの手助けをしてきた天使のアイ。その甲斐あってか、今回ついに目的の魂をアイが発見！　しかしその魂の持ち主は、なんと意外な人物だった！？　驚き尽くしの展開に、アイの心が大きく揺れ動く！！

第五話「小鳥アイの場合・後編〜天使の恋〜」　探していた魂の持ち主に、愛の告白をされてしまったアイ。しかし彼女が魂を刈ると持ち主の少年が死んでしまう。果たして彼女はどちらを選ぶのか？アイが巻き起こす最後の縁結びの行方は！？

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第一話「一ノ瀬ありさの場合〜リボンが結ぶ下僕契約〜」
一ノ瀬ありさ（いちのせありさ）
一ノ瀬財閥のひとり娘のお嬢様。プロポーション抜群で成績もよく、まさに学園の女王様として香月高校に君臨しています。しかし、ありさには隠している秘密がありました。実は中学時代は今より１５ｋｇも太っていて、まわりからブスデブと呼ばれていたのです。懸命な努力でダイエットしたありさは、自分に対する戒めとして、当時の写真を常に持っていました。ところがある日、その秘密にしていた写真を教室に置き忘れるという失態をしてしまいます。あわててありさは教室に戻りますが、そこには同級生の沢田弘樹が・・・
写真は弘樹がポケットにいれて持ち帰ろうとしていました。

第ニ話「垣内夕菜の場合〜妄想が生んだすれ違い〜」
垣内夕菜（かきうちゆうな）
小さい頃に父と死に別れ、地方公務員の母と二人で暮らしてきました。母にかまってもらえないさびしさをまぎらすために、ひとりで妄想を楽しむようになった少女です。高校一年生。１年前に母が再婚して、ひとつ上の義理の兄ができました。優一はさっぱりした性格で明るくて、少しずつ気になってきています。

第三話「山名理香の場合〜私の名前は委員長〜」
山名理香（やまなりか）
メガネをかけた理知的な容貌の少女で、長めの前髪を飾り気のないヘヤピンで止めている高校二年生です。
理香は、面倒見のよい性格でまじめなため、クラスの委員長になっています。また図書委員も兼任です。
でも、クラス委員なんて、まわりから便利屋として使われるだけ。今日も同級生の藤岡佑哉が理香のまねをしておどけています。そんなクラスの雰囲気がいたたまれず、図書室に逃げ込んできました。

第四話「小鳥アイの場合・前編〜天使の恋〜」
堕天使アイ　小鳥愛（ことりあい）
アイは、天界である事件を起こしてしまいました。それがみつかってしまい、神様から叱責をうけたアイは、天界から人間界へ放逐されてしまいます。人間界で、とある魂を探し、回収せねばなりません。
アイは、小鳥愛という名前でとある魂があると目される香月高校の生徒となり、天使の力で細工をしたホームページを立ち上げました。

死神ルビィ
アイが天上界を追われる事件のきっかけを起こしたのは、死神ルビィです。ルビィの失敗によって天界へきたとある魂を無断で救ってしまったのが、アイが天界を追われることになった原因です。
アイは、人間界でとある魂を探しますが、ある日死神ルビィと再会することに。ルビィを足止めするために行ったあることで、さらにアイは窮地に陥ります。

第五話「小鳥アイの場合・後編〜天使の恋〜」
堕天使アイ　小鳥愛（ことりあい）
アイは死神ルビィの羽を天使の矢で射抜いたことから、天界の神様から呼び出されました。尋問をうけている最中に死神ルビィもホールに入ってきます。アイを責めるルビィ。すでに天使の輪を神様に没収されているアイは、天使として生きるために必要な天使の羽を失おうとしています。

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季刊誌である「Megami MAGAZINE Creators」に連載しているライトノベルです。
天使アイが、恋に不器用な少女たちの手助けをして、相思相愛にさせるというストーリーです。
１回が短編読みきりの形式（ただし、第四回、第五回は前・後編となっています）なので、別々に読むこともできますが、回が進むにつれて少しずつ明らかになる「天使アイ」の事情が全体をひとつの作品にまとめあげる形式をとっています。
ちょうど、うぶこい〜初恋成就戦争なんだからねッ！！〜と同じような手法といえますね。

エロ成分は全くありません。でもですね、それがイイのです。
「わかつきひかる」さんの持ち味だと思うのですが、この作品のように男女が１対１で織りなす出来事を丹念に書いて、その心情の変化とかを中心に読者を楽しませる。エロの有無にかかわらず、そういった作品というのが、「わかつき」作品らしくてとても気に入っています。

エロ成分なしで初々しい男女の１対１の関係を一定分量書いている作品は、「うぶこい」以来だと思います。
たしかに、この作品に登場するヒロインたちと類似したキャラが登場する作品もあります。
それで既視感を伴うかもしれませんが、このようなエロなしの乙女乙女した作品は、実は本当に少ない・・・
「うぶこい」は複数の作家によるオムニバスですから、単独の作品としては実は初めてかもしれません。

「わかつきひかる」さんの書く「ジュブナイルポルノ」もエロくってとても気に入っていますが、こういったエロ成分なしの純愛ものも読んでみたかったのです。
そして、ようやく出会った。だからイイと思った。

ぜひともこのような短編連作型だけでなく、乙女乙女した長編の初恋もの、純愛ものも書いて欲しいなあ、そう願っています。

メガミ文庫から、2009年9月に文庫として発売されることが決まりました。
いつか出るだろうなと思っていましたが、こんなにも早いとは・・・　ということでせっかく文庫化されるのに、ネタバレになるようなことは書きたくないなと、この感想を全部書き直すのはやめました。

Megami MAGAZINE Creators Vol.16が発売されるまでの間、結末は、どうなるのだろう？といろいろと考えていました。そして２つのパターンの結末を予想していました。「わかつきひかる」さんは、感動をとるのか、幸せをとるのか。「お姉さんはサンタクロース！」のクリスマスイブのようなシーンも美しいしね。どうなんでしょう。
どきどきしながら読んでいくと・・・　○○のほうでした〜　「わかつきひかる」さんらしいエンドです。うん、今は世の中少し元気がないから、こういうエンドのほうがいいですよね。美しい終わり方です。
さて、なんとなくどんなエンドかをにじませつつ、これ以上のネタバレはやめておきます。ごめんなさい。
あぁ、どこまで書いていいのかわからなくて、なんとももどかしい・・・
でもこの作品はとてもよかったですよ。
未読の方、2009年9月のメガミ文庫発売をお楽しみに。

最後に、ネタバレなのは十分承知の上で、ひとつだけどうしても書きたいことが。
エピローグは、小鳥愛が料理をするシーンなんですけど、愛は料理が下手なんですよね。料理の失敗シーンは、なんともリ・ア・ルだ！（笑）

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※リンクに問題があるようでしたら、管理人にご連絡ください。
（見つかりませんでした。）

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• メガミマガジンクリエイターズ、今日発売です。
• メガミマガジンクリエイターズ　Ｖｏｌ．１６　今日発売＆連載最終回です。

簡単な紹介のみですが、関連記事です。

• 特撮、漫画の感想、近況など。
• 仕事関係のお知らせです。

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