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19年5月11日 合同分科会 議事録

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教育再生会議合同分科会議事録
日 時 平成19年5月11日(金) 9:30〜10:30
場 所総理大臣官邸4階大会議室

議 事 次 第

1.開 会
2.第2次報告(骨子案)について
3.閉会

○野依座長 それでは、ただいま教育再生会議の合同分科会を開会させていただきます。委員の皆様方におかれましては、ご多用のところをご出席いただきまして、大変ありがたく思っております。

 本日の合同分科会は、第2次報告の骨子案についてご審議いただきたいと思いますけれども、審議に入る前に、先週来、皆様方からもご意見をいただいております、子育てにかかわる提言について、山中副室長からご説明をいただきたいと思います。よろしくお願いします。

○山中副室長 子育てに関します提言でございますけれども、第二分科会を中心に熱心なご議論をいただきまして、また、先日は委員の皆様からも大変貴重なご意見を伺っているところでございます。

 この提言案につきましては、既に5月に入りまして、本日ご審議いただく2次報告の取りまとめが近づいたこともあり、また、委員の皆様方からいろいろご意見をいただきまして、盛り込む内容につきましても、種々の具体的なご提案をいただいているところでございます。そういうことを踏まえますと、2次報告の中で具体的な施策の提言とあわせて公表させていただければよろしいのではないかと考えているところでございます。

 座長、副座長とも、ご相談させていただきまして、そういう形で子育てにかかわる提言として別個に出すというよりは、2次提言の中に盛り込むという形で考えてみてはどうかということでございます。そういうふうな形で、皆様からいただきましたご意見につきましては、2次報告の中に盛り込むという形でさらにご検討いただけたらと考えているところでございます。以上でございます。

○野依座長 どうもありがとうございました。それでは、今お話しいただいたように取り扱わせていただきますが、よろしゅうございましょうか。
(異議なし)
 ありがとうございました。

 それでは、第2次報告の骨子案について審議に入ります。この骨子案は、第1次報告以降の総会、各分科会での議論、さらには、先日の運営委員会での検討を踏まえて作成されたものです。まず、事務局からこの骨子案について説明していただきたいと思います。よろしくお願いします。

○山中副室長 資料として「骨子案」をご配付しております。この骨子案は、もう報告の内容に入っておりますので、会議後には回収させていただきたいと思っております。

 まず、目次案でございます。「学びの心を取り戻す」ということで、ふるさとの心から世界に開かれた大学院まで、「はじめに」ということで趣旨がございまして、その中で1つの柱として学校教育の再生ということでございます。第1次報告に引き続きまして、学力の向上にしっかり取り組むということを考え、また、徳育の充実、それを支える学校、教育委員会の評価と支援、特別支援教育の充実、これらを大きく支える学びを更新していく教育院構想の推進といったポイントでまとめております。

 2本目の柱といたしまして、大学・大学院教育の再生ということで、大学教育の改革、プロジェクトX、野依座長を中心にご検討いただきました大学院教育改革、国際化を通じた大学・大学院の改革の推進、大学・大学院と企業・社会との連携強化といった点で、大学院改革を柱にしております。

 3本目の柱といたしまして、こういうことを地域ぐるみで支えていくという社会総がかりの教育再生、親の学びと家庭教育の充実、家庭、学校、教育委員会の取り組みの推進、地域、企業の取り組みということでございます。

 最後に、学校・大学応援プロジェクトということで、これらを支えます教育財政の充実ということを掲げております。

 具体的な項目に直したものが2ページ以下でございます。初めに、この報告を取りまとめるに当たっての基本姿勢というもの、あるいは、学力について引き続き取り上げていくわけでございますけれども、学力、徳育といった考え方を含む教育によって目指すべき人間像と申しますか、どういう学力あるいはどういう力をつけていくのかといったあたりをまず初めにまとめさせていただいております。そして、そういうものを実現していくということで、1、学校教育の再生でございます。学力向上について、ゆとり教育見直しの具体策を、授業時数の確保の問題とか、評価の問題、いろいろな問題を抱えている学校、より伸ばす学校、そういう学校支援の充実といった点をポイントとしながら、ゆとり教育の見直しを提言した、その具体策を書き込んでいこうというものでございます。

 3ページ目でございますけれども、知・徳・体、調和のとれた人間形成ということで、徳育というものをしっかりと打ち出していこうということでございます。ふるさとの心、日本の心、世界の心を教えるということで、徳育を教科化する。しかしながら、この場合、徳育については点数での評価はしないといった点、さらに教科書のあり方等、検討するべき点があろうかと思っております。また、ふるさと学あるいは古典、伝記といったもの、国語とか社会科、あるいは、読書活動の推進といった点で、心を磨こうという提言でございます。

 さらに、徳を育てるという中で、すべての学校段階で体験的な活動を充実しようと。小学校での1週間の自然体験、中学校で社会体験、高校で奉仕活動、大学でのギャップイヤーの活用等、そういうものを進めていく上でのコーディネーターの確保等が挙げられております。また、スポーツを通じた規範意識とか文化・芸術による情緒をしっかりと磨いていこうという点、キャリア教育あるいは職業体験等もこのあたりに盛り込み、幼児等もこのところで盛り込んでいったらというものでございます。

 それから、これを実行していく学校、教育委員会の評価、これの支援という点、それから、特別支援教育、国民だれもが相互に支えあう共生社会ということで、その体制整備、研修、教職課程での位置づけの充実といった点がございます。

 これらを仕組みとして支える教育院構想の推進ということで、日々変わっていく学問の内容を学校教育の中に反映していく、カリキュラム開発、あるいは、先生のための研修、また、免許取得コースといったものについても、大学での最先端知、そういうものを反映し、現場の実情を反映した形での更新をしていくシステムを大きく打ち出していこうといことでございます。

 2番目の柱でございますけれども、大学・大学院教育の再生ということで、まず学部教育の改革。ここに掲げられておりますような大学ごとの機能、特色を明確にしながら、途中にございますように、教育の質の保証のための教育内容といった点の厳格化、出口管理の強化といった点を挙げております。

 また、大学生の多様化への対応ということで、高校から大学への入試の問題がございます。飛び入学とか入試センター試験の扱い、高校卒業程度認定試験の扱い等、幾つかの検討すべき項目が挙げられているところでございます。また、大学教育の改革のところにつきましては、大学に関して政府の中で設けられている5つの会議、この間ご意見を交わさせていただいたところでございますけれども、そういうところに盛り込まれている内容についてもあわせてご検討いただければと思っております。それをこの中に盛り込んでいくという方向を考えているところでございます。

 大学院教育につきましては、プロジェクトXということで、大学院は学部の延長でない、大学院としての体系的・組織的教育を行うということで、それぞれの役割分担にあった個性化の推進、また制度的な弾力化、学部3年からの大学院への進学を一般的なものにしようという点、その中で大学院の入試について国内外に公正に開かれた入試を実施していこうといった点が取り上げられているところでございます。目指すものとしては、同じ大学からの大学院生が最大多数とならないような状態を、いろいろな取り組みを通じて目指したらどうかということでございます。

 若手研究者の支援ということで、リサーチアシスタント等の充実、あるいは、教授が獲得してきた競争的資金から学生に奨学金を出せるような仕組み、こういうふうなものを構築したらどうかという点を挙げております。

 大学・大学院に国際的な競争力をつけて、国際化を通じることによって、大学・大学院を改革していこうという観点から、大学・大学院の組織的国際化、教員についての国際化、仕組みとしての国際的なダブルディグリープログラム、あるいは、9月入学の一層の推進といった点を挙げております。

 また、留学生政策も一つの国家戦略として大きく取り上げたらということで、高い水準の学生を日本に確保していくという意味で、9月入学とか、日本に来る前に選考して入学を決定する、ODA予算の獲得、また、先生あるいは学生を受け入れるための宿舎等のインフラの整備等も挙げているところでございます。

 社会、企業との大学・大学院の連携の強化ということで、企業が求める人材等について明確化し、意見交換の場を設定すること、あるいは、企業から大学・大学院へ人事交流が促進されるような一般化を進めたらどうかといった点を掲げております。

 6ページ目でございますけれども、社会総がかりの教育再生ということで、地域ぐるみの教育再生をしていこうということで、学校に入る前の段階の親の学びと家庭教育の充実、5歳までの子育ての大切さということで、最新の脳科学の知見も活用して、親子のまなびの充実、地域の支援拠点といった点、また、学校、教育委員会の意識改革が重要であるということで、教育関係者が意識改革して取り組む学校運営協議会等の推進等でございます。

 また、地域の取り組みにつきまして、放課後子どもプランの展開が始まっております。コーディネーターの重要性も踏まえて、例えば2万校プロジェクトという、全国2万校の小学校についての放課後子どもプランの拡充といった点、あるいは、企業の取り組み、ワークライフバランス、有害情報対策、優良企業の選定・表彰といった形でこれを進めようという点でございます。

 最後に、7ページ目でございますけれども、学校、大学を応援していくプロジェクトということで、教育財政について必要な教育財政基盤の確保、メリハリある財政投資という点でございます。それから、初中教育につきまして、客観的データに基づいて学校の課題、取り組み、成果に応じた予算配分、また、地方で実際にどういう形で使われているという義務教育費の確保といった点にも注目しようというものでございます。

 また、高等教育財政につきましては、社会の変化に対応した切磋琢磨を促す、メリハリある財政投資、選択と集中による重点的な投資、評価による配分、多様な財源の確保、基盤的経費と競争的経費の適切な組み合わせ、それによる教育財政基盤の確保といった点を挙げております。

 また、最後のところで第1次報告を受けての具体的な教育3法の国会での審議といった点も含めまして、その後の具体的な取り組みについてまとめてはいかがかというものでございます。以上でございます。

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2007年06月16日(土) 08:40:09 Modified by nipponkamoshjka




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