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19年5月11日 合同分科会 議事録5

議事録1         10 11 12 13 14 15


○野依座長 全体の構成についてご意見ございますでしょうか。渡邉委員。

○渡邉委員 私は、この再生会議自体の日本という国の中の役割として、細かいことを幾つも幾つも提案するということではないのではないかと思っています。例えば、国民に議論を巻き起こすような仕組みの提案を具体的にしていくことがとても大切ではないかなと思います。こちらの提案を読ませていただくと、先ほど白石委員が言われましたように「充実」「推進」というような言葉がありまして、非常にわかりにくいと。

 であるならば、例えば学校選択制を全国に導入するとか、こちらの中に書いてあることをわかりやすい仕組み、一つの仕組みが多くのほかのものに影響を与えるような、具体的な仕組みを提案することで国民的な議論を巻き起こし、国民すべてが教育というものに注目し、みんなで考えられるような、そのような具体的な提案ができたらいいのではないかなと思います。このまま出すと、「推進」「充実」等の言葉が連なっていて、非常にわかりにくいと、教育再生会議は結局何もしなかったんだねというようなことになりかねないのではないか危惧します。以上です。

○野依座長 では、陰山委員。全体の構成についてお願いいたします。

○陰山委員 「学びの心を取り戻す」、「ふるさとの心から世界に開かれた大学院まで」というところについて、これも仮だと思うんですけれども、再生会議に保護者の側が一番
−11
期待しているのは格差の是正だろうと思うんですね。もともと3割削減にかかわって、公立だと勉強させてもらえないのではないかというような不信感があって、大きな流れになってきたと思うわけです。そういうところからしますと、ここは憲法に保証された教育の機会均等を徹底するんだということをはっきりとメッセージすることが必要ではないかという感じがするんですね。

 確かに並べられている内容はかなりマニアックなところに入ってきていますので、そこのところの全体の流れが見えなくなっていますから、内容的には基本的にはこれでいいと思っているんですけれども、「学びの心を取り戻す」というところが余りにも曖昧模糊としているので、ここのところは、だれもが学びたいと思ったら本物の勉強を格安でできるんだということ、そういう国なんだということをメッセージすることが大事だろうと思います。

○野依座長 どうもありがとうございました。では、小宮山委員、どうぞ。

○小宮山委員 今日、拝見した案を持ち帰れないということですが、先ほどからも意見があるように、細かい点が、特に中に項目までいろいろ書いてありますので、全体をじっくり検討したい。これは重要な報告書の骨子でしょう。これを持ち帰って検討したいです。それが一つです、大きな問題としては。第2は、各項目の前にコンセプトを書くべきではないかなと思います。

 また、私は教育院について少し述べたい。位置づけを、大学の先端知の反映、としていただいて、それも大事ですが、同時に、問題が常に変わることを教育に反映する仕組み、という点が大事です。今はいじめの問題とか、未履修の問題とか、野球の特待生の問題とかいろいろ出てきているわけですけれども、そういう問題というのは常に発生してくるし、学力が上がっているのか下がっているのか、国際比較でどうなのか、アスペルガーというのが日本は多いのか少ないのかとか、増えているのか減っているのか、そういうことは常に変化しているわけです。そのような問題を常に把握しながら、教育を良くしていこうよという仕組みを提案したのが教育院なんですよ。だから、現在、今こう対応するという提案と、我々は今後、それこそ百年の計ですよ、5年先、10年先、30年先をにらんで変化に対応していく仕組みを提案しますという、その2つが骨子ではないかと思っております。それが1点です。

 それから、お金について書いたのはいいと思います。大きなこととしては、私、高等教育の例が割合詳しいものですから、高等教育の例を出して、大学の国際競争力と資金の投入量は比例するというデータをお出ししたわけです。それで、日本の公財政がこれだけ苦しいとき、もちろんそこも頑張るべきなんですけれども、さらに民間からの資金をどうって教育に反映させるかというのが、教育財政の充実のところのポイントだと思うんですよ。そこを大きく書いてほしい。

○野依座長 それでは、門川委員、どうぞ。 全体の構成についてお願いいたします。

○門川委員 全体の構成、よくおまとめいただいているとは思うんですけれども、今、気付いた点を申し上げる。学びの継続、例えば小中一貫教育のこと、あるいは、保育園、幼稚園と小学校との連携をどうしていくかとか、そういう学びの継続という部分がないのではないかなと。中1ギャップで、中学校から大幅に不登校が増えることへの対応も必要ですからもう1つは、再チャレンジ。落ちこぼれた子供にチャレンジの機会をどのように与えていくか。これは安倍総理の大きなテーマでもあるんですが、その辺の視点が見えてこないのではないかなと思います。

 もう1つは、国も地方も縦割り行政を排して、総がかりでやっていくこと。後ほど品川委員からご説明いただけると思うんですけれども、国においても、文科省、厚労省、法務省がいじめの問題でも、全部バラバラでやっている。今はいろいろなことを連携してやろうという機運はありますけれども、地方によっても保健・福祉・医療行政と、教育行政がなかなか融合しない。そこのところをきちっとしていかなければなりません。

 それから、もう1つは、今、小宮山委員が言われたように、個別の細かいことまでそれぞれ皆さんこだわりがあるので、みんなペーパーで意見を言っていったらいいと思うんです、この短い議論の中では無理だと思うんですね。例えば財政確立の部分、これはまた個別のところでも言わせてもらいますけれども、第1次報告で、副校長や主幹を置こうとか、新しい職を置くというようなことを提言しました。それでは、それの教職員定数を確保しなければならないし、特別支援教育や学力向上策のための少人数指導など教職員の定数改善とか、新しい職の設置や勤務実体に応じたメリハリのきいた教員の優遇策、さらには団塊の世代の大量退職時に教員を確保するための教員の優遇策、そういうことも明確にしていくために、相当報告案を読み込んでいかなければならないのに、会議終了後は意見が言えません。審議の進め方として、その辺のご配慮をお願いしたいなと。思います。

○野依座長 では、品川委員、どうぞ。

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2007年06月16日(土) 08:44:41 Modified by nipponkamoshjka




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