19年5月11日 合同分科会 議事録2
議事録1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
○野依座長 どうもありがとうございました。それでは、この骨子案についてご議論いただきたいと思います。この骨子案は4つの柱から構成されておりますけれども、まず骨子案全体の構成につきましてご議論いただき、その後、各柱ごとにご議論いただきたいと思います。
なお、本日は10時ごろに総理がいらっしゃる予定になっております。前回の総会では総理には、大学・大学院の改革について審議にご参加いただきましたので、本日は主として学校教育の再生の審議にご参加いただきたいと思っております。
そこで、各柱の議論の順番は、最初に2番の大学・大学院教育の再生、次に3番の社会総がかりでの教育再生、次に4番の学校、大学応援プロジェクト、最後に1番の学校教育の再生、こういうふうにさせていただきたいと思っております。
それでは、まず骨子案の全体構成についてご意見をいただければと思います。小野委員、どうぞ。
○小野委員 この骨子案を見ていると、例えば大学教育についても、何のために大学教育を改革しなければいけないのかという点が明確でないと私は思います。もっと明確に、何でもかんでも百貨店のように全部書くのではなくて、2部に分けていいと思いますけれども、第1部で今回の提言で何のために大学改革をしなければいけないかということを明確に示すべきだと思います。例えば、18歳人口が今減っている中で、どうやって大学、大学院の卒業生の質を高めるかということは非常に大事だと思っているんです。
そのためには今のままの大学でいいのか。例えば、国立大学を法人化してかなり変わりつつありますけれども、この趣旨をもっと生かして、法人化の趣旨を徹底させるような改革をさらに進めるべきだと思いますし、世界トップレベルの大学や大学院にするための方策をもっと明確に書かないと、今やっていることをただ並べてあるというふうに思いますので、もう少し見直して、積極的な前向きな改革のための方策と言いますか、改革の方向性を明確に示すべきだと。特に第三者評価による競争原理を導入するということが今言われているわけですけれども、それをもっと明確にしないといけないのではないかと思います。
○野依座長 今おっしゃったことは、それぞれの柱の上に大きな目標というか、あるべき姿、方向、そういうものを示すといいということでございますか。
○小野委員 ええ、方向性を示して、教育再生会議が何のために大学について検討したのかを明らかにすべきです。中教審ではなくて再生会議として大学によくなってほしいということを強く書かなければいけないのではないかと。
○野依座長 白石委員、どうぞ。
○白石委員 今、小野副主査が「百貨店」とおっしゃったんですが、最近の百貨店はもう五十貨店、三十貨店となっておりまして、それぞれの店舗の特色を出して売上を伸ばすために切磋琢磨しております。全体を通して私が感じることは、主に前半は大学・大学院教育の再生のところが中心的な議論になろうかと思いますが、全体を貫くコンセプトや目玉がこの骨子案からはわかりにくい気がします。ゆとり教育見直しと打ち出した第1次報告と同様に、全体を通して何を訴えたいのかというコンセプトを明確にすべきだと思います。教育再生会議、さすがいいことをやってくれるなというような、共感を持てるようなタッチも必要だと思います。
さらに、「充実」とか「推進」という言葉が散見されるんですけれども、このように書きますと、今の施策の延長上なのか、それとも新機軸なのかということがわかりにくい。再生会議として新たに何か打ち出していくような玉込めをしていく必要性があるのではないかと思います。大学についても、それぞれの大学が戦略、戦術に沿ってもっと個性を伸ばしていけるように、国が数値目標などを押しつけるのではなくて、各地域や現場からの改革が進むように、それを国は後押しするんだというような書き方ができないのかと思います。以上でございます。
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○野依座長 どうもありがとうございました。それでは、この骨子案についてご議論いただきたいと思います。この骨子案は4つの柱から構成されておりますけれども、まず骨子案全体の構成につきましてご議論いただき、その後、各柱ごとにご議論いただきたいと思います。
なお、本日は10時ごろに総理がいらっしゃる予定になっております。前回の総会では総理には、大学・大学院の改革について審議にご参加いただきましたので、本日は主として学校教育の再生の審議にご参加いただきたいと思っております。
そこで、各柱の議論の順番は、最初に2番の大学・大学院教育の再生、次に3番の社会総がかりでの教育再生、次に4番の学校、大学応援プロジェクト、最後に1番の学校教育の再生、こういうふうにさせていただきたいと思っております。
それでは、まず骨子案の全体構成についてご意見をいただければと思います。小野委員、どうぞ。
○小野委員 この骨子案を見ていると、例えば大学教育についても、何のために大学教育を改革しなければいけないのかという点が明確でないと私は思います。もっと明確に、何でもかんでも百貨店のように全部書くのではなくて、2部に分けていいと思いますけれども、第1部で今回の提言で何のために大学改革をしなければいけないかということを明確に示すべきだと思います。例えば、18歳人口が今減っている中で、どうやって大学、大学院の卒業生の質を高めるかということは非常に大事だと思っているんです。
そのためには今のままの大学でいいのか。例えば、国立大学を法人化してかなり変わりつつありますけれども、この趣旨をもっと生かして、法人化の趣旨を徹底させるような改革をさらに進めるべきだと思いますし、世界トップレベルの大学や大学院にするための方策をもっと明確に書かないと、今やっていることをただ並べてあるというふうに思いますので、もう少し見直して、積極的な前向きな改革のための方策と言いますか、改革の方向性を明確に示すべきだと。特に第三者評価による競争原理を導入するということが今言われているわけですけれども、それをもっと明確にしないといけないのではないかと思います。
○野依座長 今おっしゃったことは、それぞれの柱の上に大きな目標というか、あるべき姿、方向、そういうものを示すといいということでございますか。
○小野委員 ええ、方向性を示して、教育再生会議が何のために大学について検討したのかを明らかにすべきです。中教審ではなくて再生会議として大学によくなってほしいということを強く書かなければいけないのではないかと。
○野依座長 白石委員、どうぞ。
○白石委員 今、小野副主査が「百貨店」とおっしゃったんですが、最近の百貨店はもう五十貨店、三十貨店となっておりまして、それぞれの店舗の特色を出して売上を伸ばすために切磋琢磨しております。全体を通して私が感じることは、主に前半は大学・大学院教育の再生のところが中心的な議論になろうかと思いますが、全体を貫くコンセプトや目玉がこの骨子案からはわかりにくい気がします。ゆとり教育見直しと打ち出した第1次報告と同様に、全体を通して何を訴えたいのかというコンセプトを明確にすべきだと思います。教育再生会議、さすがいいことをやってくれるなというような、共感を持てるようなタッチも必要だと思います。
さらに、「充実」とか「推進」という言葉が散見されるんですけれども、このように書きますと、今の施策の延長上なのか、それとも新機軸なのかということがわかりにくい。再生会議として新たに何か打ち出していくような玉込めをしていく必要性があるのではないかと思います。大学についても、それぞれの大学が戦略、戦術に沿ってもっと個性を伸ばしていけるように、国が数値目標などを押しつけるのではなくて、各地域や現場からの改革が進むように、それを国は後押しするんだというような書き方ができないのかと思います。以上でございます。
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2007年06月16日(土) 08:41:49 Modified by nipponkamoshjka