92-10-24「平成天皇の中国訪問に」
平成天皇が中国へ行くという。何か言わねばと思った。まず天皇は沖縄へ行くべきだった。東スポで「日本大戦史」という連載があるが、その沖縄戦の記述にはさまざまな感慨をもった。この連載は全く新しい事実も数多く載せられるからだ。本来昭和天皇は沖縄にいくべきだった。
ところで今の天皇は皇太子のときに、沖縄へ行っている。ひめゆりの塔で火炎瓶を投げられた。その事件のテレビの報道をビデオでとっている奴がいて、それを執拗に見ているのだが、どうも皇太子はその火炎瓶から逃げようとはしていない、むしろそれに向って行こうとしているというんだな。私も見てそうだなと思った。あの平成天皇は昭和天皇の負のところをたくさん感じているのだと思う。
それでこうして中国へ行くという。右翼も過激派も大反対。でも真面目に阻止しようなんて考えていない。しかし、トウ小平は我が天皇には会わないという。何なのだこれは。
私は昔トウ小平が来日するというときに、以下のようなアジビラを考えた。
なんて内容を詳しく考えたが、勿論そのころもそんなことより仕事が大事だったから、やっていられなってしまったた。
しかしトウ小平はやはり大物である。今も声高にたんを吐いている音がここまで聞こえる気がする。ああやはり平成天皇は会わないほうがいいな。あのたんには、手鼻をうまくかむ練習でもしていかないとかなわないよ。
むかし、大平首相が、
とあやまったら、トウ小平は、
といったという。私はこれを聞いた途端、大変な奴だなと思った、これは吉本(吉本隆明)さんに対する見事な返しなんですよ。
レーニンのネップ政策があったように、トウ小平の数々の政策もあった。そしていままたそれが生きている。だけどそれではもう駄目なのだ。だがトウ小平はそれを分かっているような気がする。私はいま日本に吉本さんがいることで、日本の存在を嬉しく思う。
また今後、中国との問題は、竹内好等からまた検討していきたいと思う。それと日本の天皇の問題もやらなければならないだろう。まあたいへんなことは大変ですね。
でもきょうの和尚さんの松戸夜間中学での授業見ていたら、まだまだ日本は捨てたものじゃないですよ。すこし自信がわきました。 (1992.10.24)
情況への発言
ところで今の天皇は皇太子のときに、沖縄へ行っている。ひめゆりの塔で火炎瓶を投げられた。その事件のテレビの報道をビデオでとっている奴がいて、それを執拗に見ているのだが、どうも皇太子はその火炎瓶から逃げようとはしていない、むしろそれに向って行こうとしているというんだな。私も見てそうだなと思った。あの平成天皇は昭和天皇の負のところをたくさん感じているのだと思う。
それでこうして中国へ行くという。右翼も過激派も大反対。でも真面目に阻止しようなんて考えていない。しかし、トウ小平は我が天皇には会わないという。何なのだこれは。
私は昔トウ小平が来日するというときに、以下のようなアジビラを考えた。
- トウ小平来日絶対粉砕!
- 我が日本愛国党は、中国共産党のトウ小平の来日、かつ天皇陛下との会見を絶対に許さない。……しかしこのことではからずも、同志を得た。それはまず第1に、日本共産党である、日本共産党は共産主義だから我々の敵だと思っていたが、よくよく見ると、その反中国の姿勢は一貫としており、我々と断乎共闘する道がある。願わくは、反中国などという民族主義にとらわれることなく、我々と同じ反共の立場に立っていただきたい。それから力強い同志はまた、革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義派の諸君である。我々はまた、マルクス主義なんていうからまた我々の敵かと思っていたら、これがまた反帝反スタというのは、中国共産党を打倒することだということで、これまた我々と同じである。これもまた反スタなどというあいまいなものでなく、反共の旗の元に統一戦線を組んでいただきたい。まさしく今こそ我々は新三派連合を結集し、中国共産党と政府自民党に痛打を与えよう!我が三派は反中国という一つの旗のもとで戦おう!
なんて内容を詳しく考えたが、勿論そのころもそんなことより仕事が大事だったから、やっていられなってしまったた。
しかしトウ小平はやはり大物である。今も声高にたんを吐いている音がここまで聞こえる気がする。ああやはり平成天皇は会わないほうがいいな。あのたんには、手鼻をうまくかむ練習でもしていかないとかなわないよ。
むかし、大平首相が、
- わが国は、あなたの国に大変悪いことをしました
とあやまったら、トウ小平は、
- 私たちはあなたの国にもっと悪いことをしました。……それは漢字を教えたことです
といったという。私はこれを聞いた途端、大変な奴だなと思った、これは吉本(吉本隆明)さんに対する見事な返しなんですよ。
レーニンのネップ政策があったように、トウ小平の数々の政策もあった。そしていままたそれが生きている。だけどそれではもう駄目なのだ。だがトウ小平はそれを分かっているような気がする。私はいま日本に吉本さんがいることで、日本の存在を嬉しく思う。
また今後、中国との問題は、竹内好等からまた検討していきたいと思う。それと日本の天皇の問題もやらなければならないだろう。まあたいへんなことは大変ですね。
でもきょうの和尚さんの松戸夜間中学での授業見ていたら、まだまだ日本は捨てたものじゃないですよ。すこし自信がわきました。 (1992.10.24)
情況への発言
2007年01月15日(月) 00:29:49 Modified by shomon