神森市に来た吸血鬼・九生屋と攻芸が対決した際、戦いの最後に九生屋に血を吸われ吸血鬼にされてしまっている。
以来吸血衝動があり、成りたて吸血鬼には慣れもないために常に血に飢えている。
我慢してみているものの、いつ何時人を傷つけてしまうかもわからず、人を遠ざけようとしてみているが、本来は一人が苦手な寂しがり屋。
日光で一瞬で灰になることはないものの、肌などは焼け爛れてしまい、グロリアをはじめとした市内全域の歌唱力で目や耳が焼けるなど、陽の光に弱い。十字架・聖水・大蒜等・銀などなどへの耐性も他吸血鬼とそう変わらないが、嫌悪感だけは彼がヴァンパイアハンターとして生きてきたがゆえに抑え込むことができる。
吸血鬼の生存に関して、口を開けば殺意の話をする吸血鬼絶対殺すマン。
しかし個々の吸血鬼達が嫌いなわけではなく、好意さえあり、会話を楽しむことが出来たことを嬉しく思ってさえいる。
また、九生屋とは一年次からの高校の友人であり、吸血鬼化させられた後も親しく思っており、恨みや憎しみを持たない。
邪道院や怪異対策課から吸血鬼の討伐依頼が出た場合には過去にも参戦してきており、他吸血鬼ハンター達と共闘してきている。
極度の方向音痴であるため現場までヤマモトなどによく送迎をされていた。
・【私立神森学園バスケ部】
中学の頃の活躍のおかげで、一年次から強い一年が来ると噂されていた。
ゆえに入学後は三年生がとても厳しかった。
チームの雰囲気を整えるために戸高に尽力してもらって以来、愛着あるチームの一員となることが出来たことから、戸高基を心から尊敬している。
わざわざ退部届を歌い出した理由は、部やスポーツへの愛着故のことで、正しい形で部を去りたかったから。
吸血鬼の身体はスポーツの世界ではチートだ。
さらに吸血鬼として生きる気もなくいずれ死ぬつもりの身である。
他人を傷つけるおそれもあったため、六合攻芸はスポーツの世界を諦めることになった。
余談だが、バスケを始めた理由は『吸血鬼の首を切断し股にスリーポイントシュートしたかったから。』
(首を切断し死体の足の間に置くと、吸血鬼を殺せるという。-スラヴ民話より)
・【六合】
吸血鬼とは最高位の怪異である。いわば最強。人が一対一で挑む道理はない。
歴史的にヴァンパイアハンター達は、集団で最強の怪異に挑むことになった。
吸血鬼専門のかつての傭兵集団が、集団で吸血鬼を狩るうち家族的結びつきを持ち始めたもの。
それが『六合』であり、攻芸もまた『六合』という家で生まれた子である。
六合では『吸血鬼は殺すもの』と教わる。攻芸もまた、その価値観を持つように育てられてきた。
吸血鬼に対して嫌悪や恨みや憎しみなどの悪感情の一切がない代わり、狩りの対象として『吸血鬼=殺す』だけはブレることがない。
相手が吸血鬼であれば、友人であれ肉親であれ女であれ子供であれなんであれ、迷いなくシンプルな殺意を向けることができる。
例外として『邪道院の庇護下』あるいは『国家権力ケーサツ様であるところの怪異対策課から討伐禁止令がでている』場合、傭兵である六合には手出しが出来ない。
現在攻芸以外の六合の者たちは、エジプトなどの海外で吸血鬼を追っており神森に住んでいない。
みんな海外に行ってしまっているので、邪道院から用意されている家に攻芸は一人で住んでいる。
邪道院から湯水のように資金援助をうけており、長袍にはたくさんの銀製武器を隠している。
銀製の槍、匕首、鎖鎌、ナックル等をお値段を考慮せず扱う。
他には金属の杭(ホームセンターで200円程度)、炎、聖水等、使えるものはなんでも利用する。
吸血鬼の再生能力を得た後は、自分の身体の安全などかえりみずに、皮膚下に金属線をはじめとした武器や道具を隠していた。
・【吸血鬼の天敵】
攻芸は吸血鬼化することによって、不死身の肉体を手にいれた。
人間に勝る運動能力も手に入れて、霧化を覚え、空を飛ぶことさえ出来るようになった。
同時に、攻芸は吸血鬼専門の傭兵集団が集めに集めた吸血鬼殺しの技を習得している。
邪道院からの湯水のような資金援助により、多くの銀製武器を所有している。
六合という吸血鬼殺しの一家にて、幼少より厳しく鍛えられた彼は、痛み苦しみ恐怖を抑え込むことで吸血鬼と戦ってきた。
吸血鬼でありながら、銀製武器を嫌悪しながらも扱える。
心臓を狙って杭を投擲して突き刺すなどの無茶苦茶が罷り通る腕力を手に入れ、吸血鬼でありながら放火も厭わず、吸血鬼の再生能力をあてにして皮膚下に針や金属線までしまい込んでいる。
攻芸は吸血鬼に対して第一に殺意を抱き、第二第三のことは殺し終わるまで二の次にする。
再生能力の恐ろしさを知るため、吸血鬼の捕縛やより大きい苦痛は考慮しない。
さらに友愛を築いた相手であっても、殺すこと自体に一抹の迷いも持たない。
ミタシュ曰く、吸血鬼の天敵。
・【対吸血鬼用神性封殺弾・九式零】
八家本の執念と怨念と呪詛の集大成で『高慢ちきな怪異をヒトの身に引きずり下して、地べたをなめさせてやろう』という恩讐コンセプトを元に作られた、神秘殺しの銀の銃弾。
ゴールデンウィーク初日攻芸がヤマモトに撃たれる際使われる。
国家予算並みの資金が投じられており、弾数には限りがある。
吸血鬼を人間に戻す弾。
しかし強烈な副作用があり、人間に戻ったあとも苦しい後遺症に苦しむことになる。
ヤマモト曰く「体がボロボロになる。」
この弾を撃たれた後は恐らく部活も出来ないだろうと考えていた攻芸も漏れなく苦悩し、撃たれた後もやっぱり苦しみ自殺まで考える羽目に。
ストーリーの分岐に関連する。
コメントをかく