サイボーグ娘SSスレッドに保管されたSSの保管庫です。一応、18禁ということで。

時は20XX年
上でも下でもない成績の人が通う工業系の高校に通学する3年生の少女メグミ

茶髪のロングの髪
大き目のベージュカーディガン
チェックの短めのスカート、
紺のハイソックス
茶色い皮のローファー

どこにでもいる普通の女子校生である。
ただ1つ他の女子校生とは違うところがある。

顔こそ目はパッチリ やや卵型の輪郭
大き目の口 高い鼻

周りと比べると可愛いといえる顔つき
ただ、顔から下。すなわち首の部分

本来なら肌色の肌が覗いているハズなのだがメグミの場合は首は鈍い光沢の金属に覆われていた 。
首だけではない、カーディガンから覗く手も 短いスカートから覗く脚も同じく鈍い光沢の金属に覆われている 。
球体の周りを蛇腹が覆うような関節、太ももの中心には1本の線が縦に走っている。
うち側はシンプルな作りに対して外側は中心の線に向かっ何本もの線が直角に入っている。

それは顔以外の全身が金属に覆われている。

そう、メグミはサイボーグなのだ。

脳こそは自前だが、体の中は全ての臓器は機械に置き換えられ手や脚や体中全てが機械でできている。
そして歩くたびにかすかなモーター音。
こうなったのも3年前の事故で・・・この話はまた別の機会に。
「おはよう!」
友人のカナだ。
「おはよー」
メグミもあいさつを返す。
周りの誰もが全身が機械の少女に対して特に違和感は無いようだ。
この時代では大体1つの学校に1〜2人はサイボーグの子が通っている。
理由は人様々。
事故や病気や先天性の障害やら。

サイボーグの存在はそんなに珍しくはないのだ。

ただメグミほどの全身サイボーグは珍しい。
そしてだいたいの人は機械化された部分を隠したがるものだがメグミみたいに普通に露出してるのも珍しい。
「昨日のドラマ観たー?」
「観た観た、私泣いちゃったよー」
全身機械でも会話の内容は普通の高校生と変わらない。
「おはよー」
「おはよー」「おはよー」
クラスに入ってもカナ同様全身が機械の少女に対して特に違和感は無いようだ。

午前中の授業も終わり 昼休み
メグミとカナが学食に向かって歩いてると廊下の反対側から3人の少女が歩いてくる。
「あらメグミさん、機械の体なのに学食でご飯を食べるの?」
この学校の理事長の孫のキョウカとその取り巻きのミスズとノゾミだ。
やたらといつもメグミにつっかかてくる存在だ。
理事長は学校以外にも会社も経営している、その会社の規模といったら国民の20人に1人は関連会社に働いてるような巨大な財閥。食品、医療、車、飛行機、そして軍事産業など幅が広い企業だ。
キョウカは理事長のたくさんいる愛人の息子の子。
「機械の体だってお腹は減るよ!」
サイボーグとはいえエネルギーの補給は口から入れた食糧からでも大丈夫なのだ。
ちなみにキョウカもそのことは知っている、わざとからかっているのだ。
「またあんた!いい加減にしなよ!」
カナがメグミの代わりに反論する。
「気にしない気にしない早くご飯食べよう、お腹ペコペコ〜」
メグミは能天気に返す。
「んま!メグミさん! お昼はガソリン? ホホホホホ」
と捨て台詞を残して高らかな笑いを残して去ってゆく。

キョウカは内心機械の体が羨ましいのだ
しかし故意のサイボーグ化は法律で禁止されている

それ故にメグミになにかとつっかかるのだ

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