サイボーグ娘SSスレッドに保管されたSSの保管庫です。一応、18禁ということで。

最終的にはコンピューターウイルスは
コンピューターワクチンの開発により被害は拡大せずにすんだ

そもそもこのウイルスは全身、
即ち脳以外を脊髄レベルまで機械化した限られた条件下でしか発動しないウイルスだ

ウイルスの効果としては風邪のような嫌悪感から
神経を乗っ取られての体温の上昇を感じ
そこから意識が錯乱する

メグミはもともともっていたM気質がよりドMに

キョウカはもともともっていたゆがんだS気質がよりドSに

言わば酒に酔ったような状況になるのだ

そして頂点に達したら自然に消滅する
だれが作ったかはさだかではないが・・


ある日の学校

「キョウカオッス〜!」

「あらメグミさん御機嫌よう」
すれ違い様に挨拶をする

「・・・?あれ?メグミなんかあったの?」
いつもと違う様子の2人にカナが訪ねた

「別に〜」
笑みを浮かべながら煙に巻く

「あ〜!なんかあったんだ〜教えてよ〜!」

「だ〜め〜」

「も〜!」

あの日の事はとても言えない2人の秘密だ


そして放課後


「こんにちは〜先生〜」

「お!今日は時間どりだね、今日は先にお客さんだよ」
今日は定期メンテナンスの日だ、どうやら知り合いが来てるらしい
「え?誰?」

「御機嫌ようメグミさん」
金色の機械の体、キョウカだ
「あれ?キョウカ!なんで?あんたは自分の技術班があるんじゃないの?」

「そうよ、ちなみに先生もその中の一人、というか技術班の班長なのよ」

「キョウカちゃんは小さい頃から知ってるよ、それが行き成りサイボーグになっちゃうんだもん、びっくりしたよ」
先生はキョウカの祖父の企業の一員、
小さい頃からサイボーグに興味があったキョウカは
よく機械科やサイボーグを開発してる部署に遊びにきたりしていた
その頃からの顔みしりだ

「あ〜ら先生、私はいずれ体を機械化したいと小さい頃から言ってたじゃありませんか」

「ま〜そうだけど・・さ〜て定期メンテナンスを始めますか」

「は〜い」
そうしてメグミはメンテナンス室に入っていく

・・・・・

・・・・・

「殆ど異常無し、むしろ体は新品に近かったけど」
メンテナンスが終わり先生がメグミに告げる

「ははっ、こないだキョウカと派手にやっちゃって・・その時ほとんど体の部品交換したから・・」

「喧嘩?交換がきく体とはいえきをつけてよ〜」

「は〜い気をつけます!」

「ところで、キョウカちゃんがメンテナンス終わったら話しがあるって言ってたよ、103号室にいるから」

「キョウカが私に?なんだろう・・・?」

疑問を抱きながら103号室まで来る
ノックをして入る

「キョウカ〜入るよ〜」

「待ってたわメグミさん」
部屋に入ると天井からつるされたベルトに固定されたキョウカの生首が吊るされていた
頭部からは人工脊髄がぶら下がっている

「うわ!キョウカまだメンテナンス中?首だけって暇だよね〜」
慣れていても他人の生首状態はさすがに驚く

「いいえメグミさん、私はこの状態は好きだわ
決して生身では味わえな経験だわ」

生粋のサイボーグフェチ、体は別室で調整を受けている

「ところでメグミさん、あなたに話しがありますのよ」

「あ、そうだった、話しってなに?」

「来週の金曜日の夜8時半に一緒に着いて来て頂きたい場所がありますのよ」

「キョウカが私を誘ってんの?いつもの取り巻き達がいるじゃん」

「彼女達ではダメなんですわ、まだ詳しくは言えないのですが、どう?お付き合いしていただけるかしら?」

「んん〜・・?怪しい〜・・ま〜空いてはいるから付き合うよ」

「嬉しいですわメグミさん、では来週の金曜日の夜8時に半繁華街の大時計の所で待ってますわ」

「(キョウカに誘われるなんてなんだろう・・?)」




そして金曜日の夜8時半

一旦帰宅して着替えてから繁華街の大時計を目指す

大時計はこの地域の待ち合わせ場所でよく使われる場所だ

「ヤバい!遅れそう!!」
繁華街を全力で走る、やはり全身が機械のメグミはよく目立つ
タイトなモスグリーンのワンピースにショートパンツ
露出はやや高めだ

大時計まで来ると100m先からでも目立つような出で立ちでキョウカが待っていた
ピンクのフワッとしたミニワンピに黒いゆったりとしたストール、高いハイヒール
そして金色の機械の体

周り目線を一身に浴びていた

「お待たせ!!」

「メグミさん5分35秒の遅刻よ、私を待たせるなんてなかなかの度胸ね」

「ごめん!ごめん!ごめん!」

「ま〜いいわ!さーメグミさんいくわよ、着いて来て」

「は、はい!」

繁華街を2人のサイボーグ少女が歩く
1人でも目を引くのに2人だとザワつきは尋常じゃない

キョウカは快感に浸り
メグミは恥ずかしそうにしている

「キョウカどこまでいくの〜?」
不安そうにメグミが訪ねる

「もう少しですわ」

しだいにメインの通りから外れ、暗く少し怪しめな場所に辿りつく

「ここですわ!」

「なにここ・・・?」
目の前にあるのは古びた雑居ビル

「メグミさんいくわよ」
不安なメグミをよそにキョウカは雑居ビルのエレベーターのボタンを押した

チーンッ!エレベータに乗り込むボタンが地下3Fまである
外の作りの割に中は広いみたいだ、どうやら雑居ビル自体はカモフラージュらしい
キョウカはB3Fのボタンを押した

「ね〜キョウカ〜帰ろうよ〜」
メグミは不安でいっぱいだ

「メグミさん、とりあえず体験よ」

チーンッ!エレベータが到着する
ドアが開いたらそこには分厚いドアがあり、ドアの前には女性が椅子に座っている

「あれ!?」
メグミは驚いた、その女性はメグミやキョウカと同様に全身を機械化したサイボーグのようだ
細身のデニムに上半身はビキニブラのみ、とてもセクシーな出で立ちだ

「いらっしゃいませ、お2人ともサイボーグのようですね、どうぞ中へ」
その女性はそう言うと分厚いドアを開けた

ドアを開けるとそこにも全身を機械化した女性が立っていた、奥には更に分厚いドアがある

「いらっしゃいませ、それではお2人とも衣服を預かります」

「よろしくてよ」
キョウカはすんなり応えた

「いやいやいや!なんで脱ぐの?」
さすがにメグミは拒否をした

「あらメグミさん、今さら機械の体を晒すのに抵抗があるの?」
そう言いながらキョウカは服を脱ぎだす

「そういう問題じゃなくて、生身だろうが機械だろうが人前で裸にはなれないでしょ!」

「つべこべいってないで早くお脱ぎになって」

「え〜!!!ん〜・・・おりゃ〜!!」
やけくそになってメグミも服は全て脱いだ

「準備が整ったようですね、それではどうぞ」
そう言う女性はそこの部屋のドアを開けた

ドンッ!ドンッ!ドンッ!ドンッ!ドンッ!

大音量の音楽が鳴り響く

「なにここ〜・・?」

「フフフ、メグミさんここはサイボーグのユートピアよ」

中には大勢の人々、そしてそこにいるすべての人がサイボーグだった

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