サイボーグ娘SSスレッドに保管されたSSの保管庫です。一応、18禁ということで。

サイボーグのユートピア

それは体を機械化した者だけが入れる施設


全年齢が入れるような国営の施設もあるが、今メグミとキョウカがいるのは18歳以上でないと入れない私営の施設



もともとは機械化した人々の精神ケアや交流の場として国が作った施設だったが、
私営のモノは国営の施設に比べると年齢制限もあり、国営ではできないようなセクシャリティな施設になっている

ほとんどの私営の施設が非合法行為も行われ、言わばヤバい場所である


メグミとキョウカがいる施設、[クラブ・アンダーフロント]は他の施設に比べれは遥かに巨大なハコだ


ドンッ!ドンッ!ドンッ!ドンッ!

音楽が鳴り響く

「キョウカなんかヤバそうなとこだよ…」
メグミはこういうクラブというモノには初めて来た

「メグミさんはこういうとこは初めてかしら?安心して周りの皆さんもみんなサイボーグ、
周りの目を気にせず思いっきり楽しんで」

「と言っても何をすればいいやら…」
メグミはずっと胸と股関を手で隠している

周りは確かにサイボーグの人ばっかり、
一心不乱に踊ってる人もいれば
ソファでタバコをふかしてる人
壁際で何やら怪しい事をやってる人

メグミにとっては初めて見るよう人種ばっかだ

「そもそもなんで服ぬぐのさ〜」

「サイボーグの体を晒してこそ初めて心から開放されるのよメグミさん」
「(なんか宗教じみてるような…)」

「なんか言ったかしらメグミさん?
あっ!そうだわ、ここの支配人を紹介いたしますわよ」

「え〜いいよ〜」
とりあえずメグミは拒否る

「つべこべ言わずついてきなさい」


「メグミさんはこういうとこは初めてかしら?安心して周りの皆さんもみんなサイボーグ、
周りの目を気にせず思いっきり楽しんで」

「と言っても何をすればいいやら…」
メグミはずっと胸と股関を手で隠している

周りは確かにサイボーグの人ばっかり、
一心不乱に踊ってる人もいれば
ソファでタバコをふかしてる人
壁際で何やら怪しい事をやってる人

メグミにとっては初めて見るよう人種ばっかだ

「そもそもなんで服ぬぐのさ〜」

「サイボーグの体を晒してこそ初めて心から開放されるのよメグミさん」
「(なんか宗教じみてるような…)」

「なんか言ったかしらメグミさん?
あっ!そうだわ、ここの支配人を紹介いたしますわよ」

「え〜いいよ〜」
とりあえずメグミは拒否る

「つべこべ言わずついてきなさい」


そう言われて、なすがままに奥の部屋に行く

部屋の中は数人の女性がいる

「ご機嫌よう、マダムさん」
キョウカはその部屋の大きい横長のソファに座っている女性に挨拶をした

「久しぶりね、キョウカ。
その横にいる子が前に言っていた…、え〜と…メグミてっ子ね」
とても綺麗な女性だ、そして全身が黒い金属製のサイボーグ

「あっ!はい!メグミです!よろしくお願いします!
とりあえず勢いで挨拶をした

「固くならないでメグミさん、ここはあなたのようなサイボーグは大歓迎よ、ゆっくり楽しんで」

「ありがとうございます〜!」
メグミは勢いでお礼も言った


「ここの事はこの子に聞いて」
マダムはそう言うと横にいたサイボーグの女性が前に出てきた

「よろしくメグミちゃん、私はスミレ」
スミレもとても綺麗な女性だ、体は銀色の金属でおおわれている

マダムに挨拶をして部屋をでた

「それではメグミさん私はあっちで踊ってるわ」

「えっ!キョウカそんな〜…」
メグミはまた一気に不安になった


「それじゃ、ここの説明をするわね」
不安そうなメグミにスミレが優しく語りかける

「お願いします〜!」
メグミも頼る気持ちで委ねた

「ここは[クラブ・アンダーフロント]
基本的にはサイボーグしか入れないのはわかってるわね?

[アンダーフロント]は大小様々なハコが隣接してる空間なの、
もともとは使われてない地下鉄を改造して造ったものだから全体はとても広いわ

ここはNo.5と言われるハコよ
全部でNo.12まであるわ

No.1〜8はサイボーグだけ
それ以外の所は普通の人も入れる場所もあるわ
それぞれのハコには支配人がいて、それぞれルールも違うわ」

「ルール?」

「そう、No.5の主なルールは衣服の着用は禁止、それと男性は入れないわ
場所によっては女性が入れない場所もあるから気をつけてね
なにか質問はあるかしら?」


「いや〜、わからない事がわからないというか〜…」

「そう、またなにかあったら聞いてね、私はこの部屋にいるから」


………


「キョウカどこ行ったんだろう…
言われれば周りは女の人しかいないな〜」
メグミは1人でNo.5の中を彷徨う

「こんばんは〜」

「こ、こんばんは〜…え〜と……」
同じ歳ぐらいの可愛い女の子に声をかけられる

「〇〇工業高校の人だよね〜?」

「はい!あなたは……?」

「やっぱりそうだ!私は△△商業高校のユウリ、いつも朝の通学途中にすれ違ってるんだよ」

「え!そうなの!私はメグミ、
朝にユウリちゃんのようなサイボーグの子にすれ違ってたかな〜?」

「はははっ、絶対気づかないよ!
私は普段はスカートの下は濃いタイツ履いて、
長袖に手袋つけて、制服の下はタートルネック着てて肌は見えないようにしてるから
サイボーグなのにいつも当たり前のような女子校生の格好をしてるメグミちゃんに憧れてたの」

「憧れるだなんて!!そんないいもんじゃないし!
ユウリちゃんはよくここ来るの?」

「18歳なってからそんなに経ってないから、よくまではいかないけど、ちょくちょくくるかな
メグミちゃんは?」

「いや〜実は…初めてなんだ〜右も左も…なにをしていいやら…」

「そうなんだ!だったら私が案内するよ!」

「え〜!助かる〜!」


ユウリは△△商業高校の3年生、中学ぐらいから体を全て機械化している
もともと大人しめの性格から普段は肌を見せるような格好はしない
メグミと同じような型の銀色の機械の体がユウリの体だ

………

「と、ま〜No.5は要するに音楽に合わせて踊るとこ、なんか人によってはHな事もしてたりするみたいだけど…
女の人だけだから安心だけど、裸だからレズっ気ある人も多いし…」

「へ〜、なるほど〜
でも、ま〜いきなり踊るって言ってもね〜…」

「だったら別のとこ行く?」

「別のとこ?」

「ついてきて」

促されるままにメグミはユウリについて行く
入り口とは別のドアに向かう、そこにはまた女性のサイボーグが立っている
そこで預けていた服を返して貰い、服を着てからNo.5を出る

「メグミちゃんこっち」
ドアを出たらそこは通路になっている

「広いんだね〜、凄いな〜」

通路には地下鉄だった頃の線路の後がある


「ついた!」

5分ぐらい歩いたら[10]と描いてあるゲートにたどり着く

「途中でいっぱい分岐点あったね」

「いっぱいハコがあるからね〜メグミちゃん初めてだし、迷わないでね」
ユウリはメグミに注意を促すとゲートを開ける


「ようこそ」

そこには大柄の男性のサイボーグが立っている
メグミとユウリを足から頭まで見定めると

「どうぞ」
と言って次のドアを開ける


中はかなり広い、中心は大きな金網で囲ってあり周囲には大勢の人がどよめいている

「レディース&ジェントルメン!

お待たせしました!

今夜こそチャンピオンを倒すイカレたヤツはあらわれるのか!」

甲高い声が場内に響きわたる

「さてチャンピオンの登場だ〜!!

只今25連勝

ミスターーアンドレー!」


「アンドレー!」
「ぶっ殺せー!」


金網の中に男性のサイボーグが出てくる
巨体から水蒸気を巻き上げている

それに合わせて周囲は興奮の熱が上がる


「対して相手は無名の新人…果たしてチャンピオンを打ち負かす事はできるのか!

ルーキーーー!キサラーー!」


金網の反対側からキサラと紹介された少女が出てくる

「帰れー!」
「引っ込めー!」

ブーイングの嵐し


「ここなんなの?」
メグミはユウリに訪ねる

「ここは地下格闘技場、非合法に体を改造したサイボーグどうしが戦い合うの
飛び道具以外はなんでもアリ
ギブアップか戦闘不能になるまで戦うの」


「また凄いとこ来ちゃったな〜…」
メグミはまた不安になる

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