サイボーグ娘SSスレッドに保管されたSSの保管庫です。一応、18禁ということで。

作者:SSスレ2-701氏

――私の身体は、誰の物なのでしょうか?

生体メモリ領域の記憶履歴を漁ると、次々にデータが発見される。
私はどうやら、ナマモノに移植されたと判断される。非常にエラーが危惧される状況。
そんな中でカメラをずらし画像化された身体を眺める。
脳内で立体モデリングされたそれは年端もいかぬ少女の物で、
記憶メモリにある断片化した内容の、『バイオメカトロニクス科落第生』の物と一致した。

私の名前はICメモリ曰くAIRISなのだが、生体メモリでの記録は亜里沙である。

どうやらむりやり搭載されたらしい私がその生体をまさぐっていると、
首裏に電流が走り、回路の通電が報告された。
挿されたのはUSB、そう判断を下した途端にオートランが開始される。

AIRISモデルE上書きパッチ01.exe

それが読みこまれると共に、志向性AIである私は書き換えられ、
プログラムのままに陵辱されていった。

そして……『done! オートランを正規終了します。//』とともに再び私は目を開けた。

「お、動き出したぞ……!」
「まさか、教授の指示どうりにやったらこんなことが……」
「で、肝心の上書きは成功したのか!? おい、アリス!」

そう、ざわめく音波の中にキーワードを見つけ、対処ログより読み込んだ言葉を返す。

「お呼びでしょうか、ご主人様?」

生体パーツである口角を内臓電極で駆動させ、私は微笑む。
すると取り囲む集団がうごめき、私を呼んだマスターが言葉を発する。

「お前は何者だ?」

その声に、脳内検索の結果を掲示する。

「私はARISです。父である皆様の為に生まれ変った性奴です。」
「「「おお〜っ!!」」」

そして、言語を読み込み四肢を駆動させる。
どうも廃熱がスムーズにいかず、熱を帯びて紅く火照る。

「こちらにて、ご奉仕させて頂きますが、よろしいのですよね? 私は拒否権を有しません。」

そして、私は指間接をぎこちなく動かし裸の秘所を広げた。
廃熱性能の向上が見込まれ、それもデバック領域に無事保管される。
本来接合部であると生体メモリに記憶されるそれに、マスターのアタッチメントが挿入された。

そして私ARISは、ご奉仕を始めた。

――ロボット三原則第二条 ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。

こうして私、亜里沙は落第の罰として脳器官半サイボーク化処理と、
性処理化プログラムを噛まされた機械的性奴隷へと無理矢理転身されられてしまった。
だが、そんな私も、いずれ修正パッチの上書きで消されてしまうのだろう。
主導権を奪われたCPU、脳味噌にはどうする事も出来ない事だった。

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