あらゆる架空国家が併存するモザイク世界

国名ベコンム公国
国歌ベコンムのための讃美歌
首都クラシリ
国語ベコンム語
指導者ベコンム公セネストル二世
人口645万人
経済力中堅
一人あたり経済力裕福(実際は一部の金持ちしかデータがとられていないので貧弱)
軍事力中堅
通貨パタル



概要

ベコンム公国は大陸の北東に位置する内海に面している小さな公国である。国中は運河が引かれカエルの操作術や航海術が発達しており、商業がとても盛んです。
ベコンムの気候は温暖湿潤であり、沼地も多く見られます。

歴史

古代

ベコンム公国の地に人間が来たのは紀元前4000年頃とされており比較的早く人類が到達しました。彼らの文明レベルは石器時代ほどであり銅の加工技術を身に着けていたとされます。主に海岸沿いに住んだ彼らは年を重ねるごとに様々な能力を身に着け、複雑な金属加工能力を手にしました。紀元前250年ごろにヌドノセア文化を大成させたとされます。彼らヌドノセア文化を持った人間(ヌドノセア人)は国中に広がり様々な人種へと細分化しました。その後ヌドノセア系の人種はシャンデリア帝国を打ち立てたとされます。べコンムの地はベコンム人が定住していましたが、シャンデリア帝国とのたびたびの戦争ののちに占領され帝国の版図に組み込まれました。
属州となったベコンムは沿岸で作った塩を取引したことでかなり発展し、ベコンムの地は以下のように形容されました。
物品が川のごとく動き、多くの人間は腹に立派な金を蓄えている(一部抜粋)
金とは脂肪のことであり、おなかに脂肪を蓄えた裕福な人間が多かったことが計り知れます。
しかしながらベコンムをはじめとした帝国の各地にランタン人といった異民族が侵入しだんだんと皇帝の権威が失墜していきました。

ベコンム独立

帝国歴(建国年を基準に数える歴)450年頃以降の帝国の記録に登場するベコンム州は、異民族の侵入の混乱に乗じて州長を担ぎ上げて独立した一地域です。しかしながらこの反乱はすぐ鎮圧されました。その後シャンデリア皇帝ソイヒェフ2世は旧来の中央集権的な州長を廃止し、多くの人間を公爵に叙して地方分権的な政治を推し進めました。それによりベコンム州は長らく州長により統治されていたが、600年ほどに州長の血を引くコリネがベコンム公に叙されました。彼は公共事業として運河の建設やそれの報酬を支払うための他に比べてかなり発達した貨幣経済を築きました。それゆえ国内でもかなり英雄視されています。その息子である二代目ベコンム公セネストルは先のコリネの時代に発達した騎蛙術に目を付け多額の投資をして騎蛙隊を創設しました。また先代の作った運河を拡張し、蛙や船での国内の移動をかなり便利にしました。これにより各地でカエルに乗った行商人が現れ、商売がかなり広がり貨幣経済も一層浸透することとなりました。これから先ベコンムは10代ほど(600〜1200)にわたって中継貿易を行い様々な文明が飛び交うベコンム黄金期と呼ばれることとなります。
642年ベコンム公領は大量の貢物のおかげでベコンム公国へ改称でき、大量の自治権を獲得し半独立状態でした。そんなところ帝王にベコンム公は親睦を深めるパーティーの招待状と手紙を送りつけます。手紙の内容は翻訳者の誤訳によってひどく侮辱的な内容になっており、激怒した帝王はベコンム公王の暗殺をたくらみます。帝王はパーティーでベコンム公の酒に毒を添加しようとフグやトリカブトをはじめとした毒物を混合した最強の毒を生成します。この暗殺に使用された毒はトリカブト保険金殺人事件で使用されたものと類似した物であり、ベコンム公の死亡原因特定は困難を極めます。
ベコンム公が暗殺されたことは秘密にされていましたが国のペテン師がベコンム公は暗殺されたとデマを流し帝国への国民感情を大いに下げます。それによって帝国から完全に分離しようという機運が高まり、一触即発の危機に陥ります。異民族との戦争で疲弊しているシャンデリアは無駄な戦いを避けるためにベコンム=シャンデリア諸条規を締結し完全な自治を認めベコンムは完全に独立しました。

三国戦争

黄金期晩年のベコンムは貿易で得た利益の争いを理由にベコンム公の分裂によって1185年に北部のシェーファー=ベコンム公国、西部の正統ベコンム公国、東部のベコンム海上国に分裂してしまいました。
正統ベコンムには帝国の支援がついていましたが、帝国の支援隊が略奪を行ったり、帝国自体が衰弱しており大した助けにならず結局、正統ベコンムは窮地に追いやられます。不幸は重なり、当時の正統ベコンムの王が死去、まだ6歳である息子のマルスレットが即位し、摂政に軍師であるモントルゲが付きます。モントルゲの采配は素晴らしく新兵器のマスケット(アーキバス)やロケット花火などをフル活用し翌年にはシェーファー=ベコンム公国を滅ぼし、ベコンム海上国を再度併合しました。戦争の翌日に彼は脳出血でなくなっており、神の使者などといわれます。

娼婦朝ベコンム

1322年メイドゥと名乗る女子祈祷僧がベコンム宮廷に登用されました。彼女は祈祷と称し当時の王をみだらなハニートラップで誘惑し瞬く間に政権を掌握、当時は歯抜公と呼ばれるベコンムで強権体制を引いた公王が即位していたため、逆らえば彼の自称歯科治療(乱雑に歯を抜かれるだけ)の餌食となり誰も意見することはできませんでした。彼女はベコンム公の歯抜公、腐肉公、水飲公の三代において権力を握り続け晩年の彼女は体中のアクセサリーでまともに走れなかったとされます。しかし1442年狂障公が即位すると120歳のメイドゥはすぐに宮廷から解雇され処刑を言い渡されました。処刑の方法は蛙に食べられるというベコンムの死刑では時々行われる手法でした。ベコンムでは当時使われていた媚薬の主成分であるハンミョウからハンミョウの乱や娼婦朝などとなずけられ娼婦に政権を握られた黒歴史として扱われています。

徴税戦争

帝国歴1540年ベコンムの運送業兼交易会社のテソン商会やその同業連合がベコンム公王からの納税催促を拒否しました。テソン商会は国の運河の集まるいわゆる要所といわれる部分に本社を構えており、酒とチーズの販売、金融業で急速に力を付けた商会です。彼らは三国戦争に勝利した正統ベコンムの酒保商人として機能していたため、ベコンム公王は強く出ることができませんでした。そのため公王は穏便に済まそうと何度も徴税官を派遣したためテソン商会の堪忍袋はパンパンに膨れていました。ついに公王の行動にしびれを切らしたテソン商会は徴税官を斬首したり磔にしたりして、危害を加えはじめました。当然ベコンム公王の威厳は丸潰れし2500人ほどを挙兵してテソン商会を攻撃します。
テソン商会軍は数こそ劣っていたものの排せつ物を投げる、火をおこし二酸化硫黄ガスを発生させるなどヒットアンドアウェイ作戦の徹底的なゲリラ作戦を取り、最強などと歌われたベコンム軍騎蛙兵を確実に倒していきました。
最終的にテソン商会は圧倒的に勝利し和解します。これのせいでベコンム公王は王権が失墜し貧乏王室への道を歩むのでした。

政治

世襲された公王をトップにした立法君主制を取っている。議会も設立されており、ある程度の民主主義が保障されている。

現公王のベコンム公セネストル二世

枢密院

かつての諮問機関であったため、その風貌が強い。代議院によって国務卿(国務大臣)が指名される

代議院

国会である。公平な選挙でえらばれるが絶対的な権力を持つ商人や金持ちが選挙で票を独占するため基本顔触れが変わらない。実質貴族院である。

国務院

ベコンムの行政裁判や違憲立法審査権を所有する

破毀院

ベコンムの一切の刑事事件を扱う裁判所である

ゲルク王国通信使

ベコンムはゲルク王国へ向けて通信使を送っている。外界の情報を知りたいゲルク王国には大変重要な行事であるため、多くの場合通信使はもてなされる。そのため通信使は倍率が高く中国の宦官レベルで難しい試験となっておりかなりエリートが集まる。

社会

経済

前述の通りかなり発達した貨幣経済を持ち金本位制を取る
金貨(その金貨の重量に置ける比率を金90%銀10%ずつの青金)の金貨を本位貨幣と定めている。
しかし貧民の多くは日常の取引までもを賭博用に陶器でできた貨幣を使用する。その原因として本位金貨である金貨のみしか発行しておらず、国民の収入では金貨は届かないからやそもそも国が信頼されていないなどの根本的原因も上げられる。

軍事

陸軍と海軍が存在する。
ベコンム軍

文化

スポーツ

ベコンムの騎士階級から庶民果ては王族まで熱狂しているスポーツがある。それは球技、その中でも主にサッカーのように足を使うものである。王族も接待用のボールを40個ほど購入したとか。革製の高いボールを買えない庶民の人々は豚の膀胱に豆や羽を詰め込み息を吹き込んで遊ぶ。ルールは手で投げてはいけない以外にはほぼ無いに等しいく、怒号が飛び交ったり、ただのもめごとが組み打ちに発展したりだとか、ファウルで骨が折れたり出血などはざらにある。けがで済めばいいのだが後遺症で老後は杖なしでは歩けない程に足が不調になることもある。しかし詩人などはこれを美しさや醍醐味ととらえており、何か狂気に近いものを感じる。

職業

ベコンムでは放屁師を始めとした変な職業がある。基本ベコンム人はパン屋や鍛冶屋などに就職してバラ色人生を送るか、商会に丁稚奉公として働き過労死か爺になるまでこき使われて死ぬの2択を選ぶことができる。がしかしそんなレールを外れて吟遊詩人などといった詩の道へ進み、ゲルク王国通信使の登用試験へ向けて詩を読む人間もいる。先述した放屁師は吟遊詩人をはじめとした芸人の中でも低い階級に位置する。しかしながら熟練の放屁師はアクロバティックに動き回り松明を菊門の前に据え屁をこいて火炎放射する通称ドラゴンブレスなる技を宮廷の見世物として専属で契約を取ることがあり、放屁師ドリームをつかもうとせん若者も少なくない。

賭け

ベコンムでは球技のほかに賭け事も盛んである。例えば格闘技やマラソンの勝敗を賭けるスポーツくじ的な物や、カブトムシ同士を戦わせる闘虫などがある。これらは日常的に行われているためベコンム人は虫に対する嫌悪感が少なく、場所によってはカブトムシ売りがやってくる。ベコンムではこのような賭け事に国の法定通貨である金貨を使うことは少なく、主催者が発行する陶磁器製のトークンを使用することが多い。ほとんどの人が日常的に賭けを行っているためトークンは様々な所で通用する。経済の欄で既述したように金貨はほぼ使われない。

宗教

土着宗教のシャーマニズムが信仰されている。

テクノロジー

おおよそ三十年戦争頃のテクノロジーである

地理

ベコンムの地理は非常に端的であり基本平坦で沼地が多くみられる。国土のほとんどはCfb(西岸海洋性気候)に属する。雨が多く、一年を通して暖かく過ごしやすい。国内はほとんど平坦である。国中のほとんどが首都から放射状に広がる道と呼ばれる人工河川、つまるところ運河が引かれている。

神の慟哭

詳しくは神の慟哭を参照
ベコンム公国では不定期に1か月〜数年近く続く平均気温が-5°以上下がる寒冷化現象が発生する。原因は現在も解明されておらず、神の慟哭が起きた年は普段は温暖なベコンム全体が未曽有の不作に見舞われ餓死者、地域や時期によっては凍死者が発生する。

国民

国民の殆ど(85%程度)をベコンム人?が占め、7%ほどがその他で占められている。残りは少数民族が占めている。
最初に多いのはシノフチー人であり5%ほどを占める、彼らはジプチーのように定住せずいろんなところを転居して回っている、蛙を乗り回すことができキャラバンのように物を転売して生計を立てている、ベコンム人に対する印象は良いものの片思いで終わっている。次はガンサリア人であり3%ほどを占める。民族名はベコンム語で間抜けを表す。船の操舵が長けており海賊行為を働いたり船に飛び乗って強姦してくるなどかなり終わった民族として見られているほか、最もベコンムアンチの民族としても知られており、彼らの集落はしょっちゅうベコンム人商人の身剥ぎが行われている。

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