シンデレラガールズ劇場わいど☆

概要
登場話紹介

概要

2018年4月27日からデレステ内に実装された「デレコネ」コンテンツの1つである3ページ漫画。元祖であるデレマスのシンデレラガールズ劇場と同じく、基本的にゲーム内イベントの開始やガシャ更新のタイミングに合わせて新作が追加され、アイドルを中心としたコメディタッチ、たまに「ちょっといい話」の寸劇が描かれるが、時折リアルイベントを意識した話が追加されることも。一方デレマス版が縦読み・全5コマであるのに対し、わいどは画面表示の都合上横に読み進む形式となっており、コマ数も話によってまちまちであり一定していないという相違点もある。5コマという構成に縛られていないためデレマス版より自由なコマ割りが取られることが多く、アイドル同士のやり取りやアイドルの掘り下げも元祖同様濃密に描写されることもあり、こちらもまたシンデレラガールズにおいて重要なコンテンツであるということは論を持たないと言える。作者は今のところ非公開。
さて雫に関してであるが、「わいど」が始まった2018年以降の出番の少なさに合わせるかのように出演実績もまた少ない（当然と言えば当然なのだが）。2022年5月時点で500話以上を数えているにもかかわらず登場回数は11回のみであり、その中でもメインで登場した話はわずか2回という、少々お寒い現状なのである。応援している側としては何とも残念なところだが、「わいど」内における雫の魅力自体がそれによって削がれたということでは当然なく、「のんびりして包容力がある」「フィジカルは屈強」といった既にある程度完成した雫の個性を最初から見ることが出来るのは、後発コンテンツである「わいど」ならではの利点とも言え、イベント終了後・それからのSweetchesの描写やこれまで共演実績のない意外なアイドルのメイン回での登場もあったりするので、雫の出番については気長に待ちつつも、雫を始めとしたアイドルたちの可愛い姿（や、たまに見せるぶっ飛んだ姿）を気楽に読み進めていくのが良いだろう。

登場話紹介

話数	他の登場アイドル	解説
第29話	棟方愛海片桐早苗堀裕子	2018年7月31日公開。内容自体は「みんなと遊ぼう！夏色プールサイドガシャ」にて限定SSRとして登場した棟方愛海がメインであるが、特訓前イラストの中で雫たちセクシーギルティの面々が登場していることから、劇場の方にも出演と相成った。雫は愛海の熱弁を微笑みながら聞いているだけでほとんどセリフもなく、雫がこれまで着用した中で一番際どい（かもしれない）水着についても触れられていない（と言うよりほぼ描写されていない）ので物足りないのは確かなのだが、雫の女性としての魅力を愛海から伝えられて照れるように微笑む笑顔や、その際の「まあー」というのんびりさと包容力が合わさった感嘆の言葉など、1コマの中で雫の魅力が簡潔に描写されており、特に後にデレマスでも引き継がれることになる後者の感嘆を生み出した功績は決して小さいものではないだろう。
第32話	三村かな子十時愛梨椎名法子森久保乃々	2018年8月8日公開。衣装「スウィート・パティシエール」のドレスショップへの追加に合わせてSweetchesの5人が再集結。話の内容は持ち歌の雰囲気に合わせたちょっと不思議な夢？物語であり、6人目がいったい誰なのかは「最後」まで判明しないメルヘンチック・寓話的な締め方になっている。メンバーがメンバーなだけに持ち寄られたスイーツの量も結構なものとなっているが、それをいつも完食しているという乃々の言葉で「食欲も旺盛」という雫の個性にさりげなく触れているのは、これまでデレステの方では触れられてこなかった設定だけに細かいながらも良い描写であった。ちなみに用意されたスイーツはアップルパイにマカロン、クッキーとケーキに紅茶、そしてドーナツであるが、紅茶であれば必ず使用すると思われるミルクのポットが置かれていない（つまりミルクティーを飲むつもりではないらしい）のは何か理由があるのだろうか。
第42話	小早川紗枝塩見周子片桐早苗堀裕子向井拓海藤本里奈千川ちひろ	2018年9月8日公開。同日および翌日9日に群馬県前橋市で開催されたライブイベント「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS SS3A Live Sound Booth♪」に合わせて更新された劇場であり、登場アイドルも全員同イベントに出演しているアイドルで構成されている。雫たちセクシーギルティの行った人探し（周子探し）は「事件を解決する」「困っている人を助ける」というセクギルの基本的行動理念に沿ったものであり、イベント期間中に務めた前橋市の1日市長も含め、イベント内外においてその存在感は遺憾なく発揮されたと言っていいだろう。
第88話	十時愛梨相葉夕美一ノ瀬志希新田美波	2019年2月8日公開。同日プラチナガシャにSSRが追加された愛梨にフィーチャーしたお話。特訓前で愛梨が読んでいる本から愛梨の専攻している学部が断片的に判明するなど界隈をざわつかせたSSRであったが、雫の出番は愛梨の読んだ雑誌に登場する1コマのみ（着用している衣装はラブ・モゥ・スイート特訓後）。「雫の胸があまり目立たない角度」に感心しているところを見ると、愛梨ものんびりしているようで雫と同様の悩みを以前に抱えたことがあった可能性を匂わせる興味深い内容になっており、デレマスの方ではユニットも組んでいる2人の繋がりの一端が垣間見えるエピソードである。
第182話	宮本フレデリカ姫川友紀棟方愛海荒木比奈	2019年10月31日公開。同日から開催されたLIVE Groove Visual burstイベント（ミラーボール・ラブ）に合わせての更新であり、雫以外の登場アイドルはもちろんイベントで共演しているフレデリカたちの4人。劇場わいどとしては初めて、そして2020年10月時点で唯一雫がメインとなっている話であり、友紀と愛海を軽々持ち上げているのはカードイラストと同様だが、こちらではさらにフレデリカも抱き上げるという流れになっている。相変わらずの軽いノリで自分の抱き上げを要求するフレデリカだが、雫もそんなフレデリカに合わせてちょっとしたおふざけをしているのは、元々セクシーギルティの一員としても活躍してきた自由闊達な面と、相手のペースに自然に合わせられる「牛乳」のような個性の持ち主である雫らしさの発露と言えるだろう。最後の「知ってた」というフレデリカの言葉からはそんな雫の個性から来る反応をきちんと理解した上で2人の考えが相通じていることも窺え、初共演である2人の意外な仲の良さぶりが見て取れる良エピソードである。
第258話	成宮由愛桃井あずき喜多見柚綾瀬穂乃香工藤忍関裕美松尾千鶴岡崎泰葉白菊ほたる望月聖古賀小春片桐早苗堀裕子	2020年5月9日公開。同日から開催の「ススメ！シンデレラロード」、および同イベントのメインとして活躍する成宮由愛と桃井あずきにフィーチャーした内容であり、お互いのイベントコミュのその後と思われるやり取りは、最後までほんわかした雰囲気だった由愛のコミュと最後まで微妙におかしな雰囲気だったあずきのコミュとのギャップがいい感じに対比されて面白い…のだが、雫の出番としてはイベントコミュのそれと同じでほとんどと言っていいほどなく、最後の1コマで由愛の想像の中に出てくるのみ。奇しくもデレマスでの由愛メインの劇場と同じくオチ要員としての登場となっている。
第312話	大沼くるみ三好紗南海老原菜帆	2020年10月11日公開。同日開始のイベント「シンデレラキャラバン」における報酬限定SRの大沼くるみと三好紗南がメインであり、雫は菜帆と一緒にくるみのSR特訓前イラストに登場している縁から劇場わいどにも出演している。トークの台本を覚えようと奮闘している2人に差し入れするところにいつもの雫らしさが窺えたり、その差し入れが最近事務所で人気があるらしい（デレぽ参照）豆乳を使用したソイラテだったりと芸コマなところ（雫的には豆乳好きなくるみを思いやっての選択であろうことも窺えて大変微笑ましい）も見えるが、雫個人に着目した場合最も注視すべきなのは紗南の説明するゲーム的お約束をよく理解できていない、つまりゲーム（コンピュータゲーム系）にはあまり馴染みがないという点である。小さい頃から牧場を手伝ってきた、言わばアウトドア系の雫であるからコンピューターゲームに疎いというのは大方の予想通りであったと思われるが、それが正式に表出した最初の場としても記憶される劇場であろう。
第337話	市原仁奈依田芳乃大槻唯高森藍子	2020年12月20日公開。 Snow＊Loveイベントに合わせての公開なので、イベントに登場していた雫を含む5人が劇場の方にも登場している。シチュエーションとしては仁奈のSR特訓前イラストに準拠し、サンタに扮した芳乃とブリッツェンの着ぐるみを着た仁奈、そして扮装こそしていないものの仁奈と同じくトナカイ役として雫が、寝ている藍子と唯にプレゼントを渡す流れになっている。そこだけ見れば何とも平和的で微笑ましいクリスマスの一風景となるのだが、溢れる牛パワー？を抑えきれずいつの間にかトナカイから牛に成り代わってしまった雫と、それを知りつつ敢えて突っ込まない藍子の姿が今話のオチに絶妙なアクセントを加えている。雫がオチ担当になったのは、同じくイベント限定SRとして登場しながらそのSRイラスト自体は劇場内でまったくフィーチャーされていないためか。ギャグテイストのノリはないが最後まで読むと思わずクスリとさせられる、まことにのんびりしたクリスマスの一幕であった。
第415話	ナターリア喜多見柚城ヶ崎莉嘉浜口あやめ	2021年7月19日公開。今回はパ・リ・ライベントに合わせ、イベント中にて撮影していたロードムービーの幕間が描かれている。ロードムービーの方は旅先で出会った人たちの悩みをアイドル力で解決するという流れだったが、合間の休憩時間や移動時間でも5人は撮影時と同じテンションをずっと維持し続けていたようだ。5人の中では雫は比較的おとなしめな性格であるものの、他の4人に混ざって遜色ないテンションを見せており、やはりその根底にはパッションが溢れているということなのだろう。今回いつもの牛乳や乳製品ではなくお菓子をみんなに勧める、愛梨やかな子がやりそうな役割を担っているあたりに、Sweetchesでの繋がりも感じられる。
第451話	堀裕子片桐早苗	2021年10月30日公開。メインは同日追加されたフェス限SSRとして登場した堀裕子であり、雫と早苗は裕子が撮影してきた写真やそれにまつわる思い出話を聞く役割で登場している。特訓後では普段と違ったクールな雰囲気を醸し出している裕子だが、この劇場わいどで話題になっているのは特訓前の歩道橋で撮った一葉についてであり、写真だけ見ると不思議な感じが出ている良い写真なのだが、そこで素直に終わらないのはセクシーギルティの宿命だろうか。早苗と裕子の遠慮のないおふざけっぽいやり取りもさることながら、そんな2人の会話に合いの手のような一言をすかさず入れてくる（持ち歌の歌詞をネタに入れてくる頭の回転の早さにも注目）雫もさり気ないながら存在感を発揮しており、これまでのいくつかのコミュでも見られたセクシーギルティ3人の少しおかしなやり取りが、今回もしっかり描写されていた。
第517話	大沼くるみ棟方愛海	2022年4月29日公開。悠久のミルククラウン追加に合わせて更新された劇場わいどであり、初めて雫個人にフィーチャーした劇場でもある。1コマ目の「スイス」の自己主張ぶりが、雫がスイスへ行ってきたことをこの上なく明確に伝えてくれるわけだが、それを聞くのがいつものセクシーギルティでなくくるみと愛海という年下組になっており、雫が年上のお姉さんっぽい態度で接しているのを見られるのはデレステでは珍しく、その意味で雫がメインである今回の話にはピッタリのアプローチであろう。「すーっごい」「いーっぱい」「たーっくさん」と一部の発音を伸ばす話し方を連続して使う、少々年齢に合わない幼い感じの言葉遣いも、年上から年下に向けた気遣いの一つであったかもしれない。くるみの想像の中で行われる牛相手のライブもなかなか面白く、途中から牛が完全に擬人化してモッショイモッショイというあたりは、くるみらしいちょっと幼さの残る想像で何とも可愛らしい。是非リアルのライブイベントでも同じことをやってほしいものである。想像という形ではあるが、特訓前と特訓後の姿が同時に登場するのも嬉しい要素であった。
第536話	櫻井桃華浅利七海高垣楓黒埼ちとせ一ノ瀬志希	2022年6月16日公開。今回は新SSR［永遠の愛のレクイエム］が追加された櫻井桃華がメイン。豪華列車の食堂車を舞台にして映画のような妖しい雰囲気を、と桃華が攻めてみたら本当にプロデューサーが倒れてしまうという、何故かいい雰囲気のままではどうしても終われない桃華らしい劇場となっている。蜂蜜にブレンドする飲み物として雫はもちろん牛乳を提案しているが、牛乳は蜂蜜は勿論として他のアイドルが挙げた魚介スープ、ブランデー、トマトジュースのいずれにも合う飲み物なので、「何にでもなれる牛乳」という雫のアイドル観の根幹が図らずも発露された、雫好きにとっても面白みのある劇場と言えるだろう。その意味では雫は犯人ではないと思われるのだが、さて実際はどうだったのであろうか。
第578話	佐藤心諸星きらり	2022年10月19日公開。ダンシング・デッドイベントの開始に合わせて追加された劇場であり、はぁとの限定SR特訓前をモチーフに、徹夜で衣装を作成する雫たち3人の様子をサイレント形式で描いている。コミュ5話にあった雫がはぁとにミシン縫いをを教えてもらったり眠気覚ましにきらりやはぁとの頬をつねるといったシチュエーションもあり、イベントコミュの補完的内容になっている点も特徴的。深夜テンションに突入した際も牛の真似をし出してしまう雫に空を飛ぶかのような仕草を見せるきらり、近場の可愛いもの（牛のぬいぐるみ）にちょっかいを出すはぁとと三者三様の行動が面白い。
第594話	十時愛梨三村かな子槙原志保海老原菜帆榊原里美	2022年12月4日公開。限定SSR［メリー・メニー・プレゼント］として登場した十時愛梨にフィーチャーしており、雫は愛梨だけでなくSweetchesのメンバーであるかな子やデレステではデレぽで、デレマスの方では各種ユニットで共演実績のある志保や菜帆、里美とも共演を果たしている。ケーキ作りの腕前を存分に発揮してホールケーキを作っている愛梨だが、材料としておいかわ牛乳を使っているところに普段からの雫との仲の良さが窺えて微笑ましい。今回雫はこれまでのどのイラストでも見せたことのない新しい私服を着ているのも注目ポイントか。食べてくれる人のことを想ってケーキを作るという愛梨の生来の優しさが発揮された今回の劇場、デレマスにて同時期に追加された最後のシンデレラヒストリーとも合わせ、愛梨好きにとってはこの上なく留飲の下がるヒトトキであったことだろう。
第600話	関裕美乙倉悠貴白菊ほたる黒埼ちとせ早坂美玲片桐早苗堀裕子	2022年12月19日公開。同日から開始された「チョコレート？レモネード？どっち？？」イベントに合わせての更新。イベントコミュの内容は青春恋愛をテーマにしたショートドラマに挑む裕美たち5人が、プロデューサーを相手にして恋愛ドラマの練習をするという展開であり、劇場ではそれを受けて自分たちばかりドキドキさせられているため、今度は自分たちがプロデューサーをドキドキさせようと案を出し合うという、非常にキュートアイドルらしい可愛らしい流れになっている。しかし雫の出番はそれとはあまり関係なく、5人の想像の中でギルティなプロデューサーを逮捕するオチ要員としての登場であった。ノリノリでプロデューサーを逮捕している早苗や裕子に比べると若干苦笑気味なのはプロデューサーに同情しているのか、それとも5人ものキュートアイドルを惑わせたプロデューサーに対する複雑な心境故であろうか。
-	佐藤心諸星きらり	2022年12月31日公開。同日の午前0時から開始された「オールスターカウントダウンLIVE2022」に合わせて追加された特別イラスト。オープニングコミュにも登場したFav+ricaの3人が新規追加衣装であるマイファーストスターを仕立てているかのようなイラストになっているのが、彼女らのイベントコミュも想起させて面白い。同時刻には公式ツイッターにも同じイラストが投稿された。

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話数	他の登場アイドル	解説
第29話	棟方愛海片桐早苗堀裕子	2018年7月31日公開。内容自体は「みんなと遊ぼう！夏色プールサイドガシャ」にて限定SSRとして登場した棟方愛海がメインであるが、特訓前イラストの中で雫たちセクシーギルティの面々が登場していることから、劇場の方にも出演と相成った。雫は愛海の熱弁を微笑みながら聞いているだけでほとんどセリフもなく、雫がこれまで着用した中で一番際どい（かもしれない）水着についても触れられていない（と言うよりほぼ描写されていない）ので物足りないのは確かなのだが、雫の女性としての魅力を愛海から伝えられて照れるように微笑む笑顔や、その際の「まあー」というのんびりさと包容力が合わさった感嘆の言葉など、1コマの中で雫の魅力が簡潔に描写されており、特に後にデレマスでも引き継がれることになる後者の感嘆を生み出した功績は決して小さいものではないだろう。
第32話	三村かな子十時愛梨椎名法子森久保乃々	2018年8月8日公開。衣装「スウィート・パティシエール」のドレスショップへの追加に合わせてSweetchesの5人が再集結。話の内容は持ち歌の雰囲気に合わせたちょっと不思議な夢？物語であり、6人目がいったい誰なのかは「最後」まで判明しないメルヘンチック・寓話的な締め方になっている。メンバーがメンバーなだけに持ち寄られたスイーツの量も結構なものとなっているが、それをいつも完食しているという乃々の言葉で「食欲も旺盛」という雫の個性にさりげなく触れているのは、これまでデレステの方では触れられてこなかった設定だけに細かいながらも良い描写であった。ちなみに用意されたスイーツはアップルパイにマカロン、クッキーとケーキに紅茶、そしてドーナツであるが、紅茶であれば必ず使用すると思われるミルクのポットが置かれていない（つまりミルクティーを飲むつもりではないらしい）のは何か理由があるのだろうか。
第42話	小早川紗枝塩見周子片桐早苗堀裕子向井拓海藤本里奈千川ちひろ	2018年9月8日公開。同日および翌日9日に群馬県前橋市で開催されたライブイベント「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS SS3A Live Sound Booth♪」に合わせて更新された劇場であり、登場アイドルも全員同イベントに出演しているアイドルで構成されている。雫たちセクシーギルティの行った人探し（周子探し）は「事件を解決する」「困っている人を助ける」というセクギルの基本的行動理念に沿ったものであり、イベント期間中に務めた前橋市の1日市長も含め、イベント内外においてその存在感は遺憾なく発揮されたと言っていいだろう。
第88話	十時愛梨相葉夕美一ノ瀬志希新田美波	2019年2月8日公開。同日プラチナガシャにSSRが追加された愛梨にフィーチャーしたお話。特訓前で愛梨が読んでいる本から愛梨の専攻している学部が断片的に判明するなど界隈をざわつかせたSSRであったが、雫の出番は愛梨の読んだ雑誌に登場する1コマのみ（着用している衣装はラブ・モゥ・スイート特訓後）。「雫の胸があまり目立たない角度」に感心しているところを見ると、愛梨ものんびりしているようで雫と同様の悩みを以前に抱えたことがあった可能性を匂わせる興味深い内容になっており、デレマスの方ではユニットも組んでいる2人の繋がりの一端が垣間見えるエピソードである。
第182話	宮本フレデリカ姫川友紀棟方愛海荒木比奈	2019年10月31日公開。同日から開催されたLIVE Groove Visual burstイベント（ミラーボール・ラブ）に合わせての更新であり、雫以外の登場アイドルはもちろんイベントで共演しているフレデリカたちの4人。劇場わいどとしては初めて、そして2020年10月時点で唯一雫がメインとなっている話であり、友紀と愛海を軽々持ち上げているのはカードイラストと同様だが、こちらではさらにフレデリカも抱き上げるという流れになっている。相変わらずの軽いノリで自分の抱き上げを要求するフレデリカだが、雫もそんなフレデリカに合わせてちょっとしたおふざけをしているのは、元々セクシーギルティの一員としても活躍してきた自由闊達な面と、相手のペースに自然に合わせられる「牛乳」のような個性の持ち主である雫らしさの発露と言えるだろう。最後の「知ってた」というフレデリカの言葉からはそんな雫の個性から来る反応をきちんと理解した上で2人の考えが相通じていることも窺え、初共演である2人の意外な仲の良さぶりが見て取れる良エピソードである。
第258話	成宮由愛桃井あずき喜多見柚綾瀬穂乃香工藤忍関裕美松尾千鶴岡崎泰葉白菊ほたる望月聖古賀小春片桐早苗堀裕子	2020年5月9日公開。同日から開催の「ススメ！シンデレラロード」、および同イベントのメインとして活躍する成宮由愛と桃井あずきにフィーチャーした内容であり、お互いのイベントコミュのその後と思われるやり取りは、最後までほんわかした雰囲気だった由愛のコミュと最後まで微妙におかしな雰囲気だったあずきのコミュとのギャップがいい感じに対比されて面白い…のだが、雫の出番としてはイベントコミュのそれと同じでほとんどと言っていいほどなく、最後の1コマで由愛の想像の中に出てくるのみ。奇しくもデレマスでの由愛メインの劇場と同じくオチ要員としての登場となっている。
第312話	大沼くるみ三好紗南海老原菜帆	2020年10月11日公開。同日開始のイベント「シンデレラキャラバン」における報酬限定SRの大沼くるみと三好紗南がメインであり、雫は菜帆と一緒にくるみのSR特訓前イラストに登場している縁から劇場わいどにも出演している。トークの台本を覚えようと奮闘している2人に差し入れするところにいつもの雫らしさが窺えたり、その差し入れが最近事務所で人気があるらしい（デレぽ参照）豆乳を使用したソイラテだったりと芸コマなところ（雫的には豆乳好きなくるみを思いやっての選択であろうことも窺えて大変微笑ましい）も見えるが、雫個人に着目した場合最も注視すべきなのは紗南の説明するゲーム的お約束をよく理解できていない、つまりゲーム（コンピュータゲーム系）にはあまり馴染みがないという点である。小さい頃から牧場を手伝ってきた、言わばアウトドア系の雫であるからコンピューターゲームに疎いというのは大方の予想通りであったと思われるが、それが正式に表出した最初の場としても記憶される劇場であろう。
第337話	市原仁奈依田芳乃大槻唯高森藍子	2020年12月20日公開。 Snow＊Loveイベントに合わせての公開なので、イベントに登場していた雫を含む5人が劇場の方にも登場している。シチュエーションとしては仁奈のSR特訓前イラストに準拠し、サンタに扮した芳乃とブリッツェンの着ぐるみを着た仁奈、そして扮装こそしていないものの仁奈と同じくトナカイ役として雫が、寝ている藍子と唯にプレゼントを渡す流れになっている。そこだけ見れば何とも平和的で微笑ましいクリスマスの一風景となるのだが、溢れる牛パワー？を抑えきれずいつの間にかトナカイから牛に成り代わってしまった雫と、それを知りつつ敢えて突っ込まない藍子の姿が今話のオチに絶妙なアクセントを加えている。雫がオチ担当になったのは、同じくイベント限定SRとして登場しながらそのSRイラスト自体は劇場内でまったくフィーチャーされていないためか。ギャグテイストのノリはないが最後まで読むと思わずクスリとさせられる、まことにのんびりしたクリスマスの一幕であった。
第415話	ナターリア喜多見柚城ヶ崎莉嘉浜口あやめ	2021年7月19日公開。今回はパ・リ・ライベントに合わせ、イベント中にて撮影していたロードムービーの幕間が描かれている。ロードムービーの方は旅先で出会った人たちの悩みをアイドル力で解決するという流れだったが、合間の休憩時間や移動時間でも5人は撮影時と同じテンションをずっと維持し続けていたようだ。5人の中では雫は比較的おとなしめな性格であるものの、他の4人に混ざって遜色ないテンションを見せており、やはりその根底にはパッションが溢れているということなのだろう。今回いつもの牛乳や乳製品ではなくお菓子をみんなに勧める、愛梨やかな子がやりそうな役割を担っているあたりに、Sweetchesでの繋がりも感じられる。
第451話	堀裕子片桐早苗	2021年10月30日公開。メインは同日追加されたフェス限SSRとして登場した堀裕子であり、雫と早苗は裕子が撮影してきた写真やそれにまつわる思い出話を聞く役割で登場している。特訓後では普段と違ったクールな雰囲気を醸し出している裕子だが、この劇場わいどで話題になっているのは特訓前の歩道橋で撮った一葉についてであり、写真だけ見ると不思議な感じが出ている良い写真なのだが、そこで素直に終わらないのはセクシーギルティの宿命だろうか。早苗と裕子の遠慮のないおふざけっぽいやり取りもさることながら、そんな2人の会話に合いの手のような一言をすかさず入れてくる（持ち歌の歌詞をネタに入れてくる頭の回転の早さにも注目）雫もさり気ないながら存在感を発揮しており、これまでのいくつかのコミュでも見られたセクシーギルティ3人の少しおかしなやり取りが、今回もしっかり描写されていた。
第517話	大沼くるみ棟方愛海	2022年4月29日公開。悠久のミルククラウン追加に合わせて更新された劇場わいどであり、初めて雫個人にフィーチャーした劇場でもある。1コマ目の「スイス」の自己主張ぶりが、雫がスイスへ行ってきたことをこの上なく明確に伝えてくれるわけだが、それを聞くのがいつものセクシーギルティでなくくるみと愛海という年下組になっており、雫が年上のお姉さんっぽい態度で接しているのを見られるのはデレステでは珍しく、その意味で雫がメインである今回の話にはピッタリのアプローチであろう。「すーっごい」「いーっぱい」「たーっくさん」と一部の発音を伸ばす話し方を連続して使う、少々年齢に合わない幼い感じの言葉遣いも、年上から年下に向けた気遣いの一つであったかもしれない。くるみの想像の中で行われる牛相手のライブもなかなか面白く、途中から牛が完全に擬人化してモッショイモッショイというあたりは、くるみらしいちょっと幼さの残る想像で何とも可愛らしい。是非リアルのライブイベントでも同じことをやってほしいものである。想像という形ではあるが、特訓前と特訓後の姿が同時に登場するのも嬉しい要素であった。
第536話	櫻井桃華浅利七海高垣楓黒埼ちとせ一ノ瀬志希	2022年6月16日公開。今回は新SSR［永遠の愛のレクイエム］が追加された櫻井桃華がメイン。豪華列車の食堂車を舞台にして映画のような妖しい雰囲気を、と桃華が攻めてみたら本当にプロデューサーが倒れてしまうという、何故かいい雰囲気のままではどうしても終われない桃華らしい劇場となっている。蜂蜜にブレンドする飲み物として雫はもちろん牛乳を提案しているが、牛乳は蜂蜜は勿論として他のアイドルが挙げた魚介スープ、ブランデー、トマトジュースのいずれにも合う飲み物なので、「何にでもなれる牛乳」という雫のアイドル観の根幹が図らずも発露された、雫好きにとっても面白みのある劇場と言えるだろう。その意味では雫は犯人ではないと思われるのだが、さて実際はどうだったのであろうか。
第578話	佐藤心諸星きらり	2022年10月19日公開。ダンシング・デッドイベントの開始に合わせて追加された劇場であり、はぁとの限定SR特訓前をモチーフに、徹夜で衣装を作成する雫たち3人の様子をサイレント形式で描いている。コミュ5話にあった雫がはぁとにミシン縫いをを教えてもらったり眠気覚ましにきらりやはぁとの頬をつねるといったシチュエーションもあり、イベントコミュの補完的内容になっている点も特徴的。深夜テンションに突入した際も牛の真似をし出してしまう雫に空を飛ぶかのような仕草を見せるきらり、近場の可愛いもの（牛のぬいぐるみ）にちょっかいを出すはぁとと三者三様の行動が面白い。
第594話	十時愛梨三村かな子槙原志保海老原菜帆榊原里美	2022年12月4日公開。限定SSR［メリー・メニー・プレゼント］として登場した十時愛梨にフィーチャーしており、雫は愛梨だけでなくSweetchesのメンバーであるかな子やデレステではデレぽで、デレマスの方では各種ユニットで共演実績のある志保や菜帆、里美とも共演を果たしている。ケーキ作りの腕前を存分に発揮してホールケーキを作っている愛梨だが、材料としておいかわ牛乳を使っているところに普段からの雫との仲の良さが窺えて微笑ましい。今回雫はこれまでのどのイラストでも見せたことのない新しい私服を着ているのも注目ポイントか。食べてくれる人のことを想ってケーキを作るという愛梨の生来の優しさが発揮された今回の劇場、デレマスにて同時期に追加された最後のシンデレラヒストリーとも合わせ、愛梨好きにとってはこの上なく留飲の下がるヒトトキであったことだろう。
第600話	関裕美乙倉悠貴白菊ほたる黒埼ちとせ早坂美玲片桐早苗堀裕子	2022年12月19日公開。同日から開始された「チョコレート？レモネード？どっち？？」イベントに合わせての更新。イベントコミュの内容は青春恋愛をテーマにしたショートドラマに挑む裕美たち5人が、プロデューサーを相手にして恋愛ドラマの練習をするという展開であり、劇場ではそれを受けて自分たちばかりドキドキさせられているため、今度は自分たちがプロデューサーをドキドキさせようと案を出し合うという、非常にキュートアイドルらしい可愛らしい流れになっている。しかし雫の出番はそれとはあまり関係なく、5人の想像の中でギルティなプロデューサーを逮捕するオチ要員としての登場であった。ノリノリでプロデューサーを逮捕している早苗や裕子に比べると若干苦笑気味なのはプロデューサーに同情しているのか、それとも5人ものキュートアイドルを惑わせたプロデューサーに対する複雑な心境故であろうか。
-	佐藤心諸星きらり	2022年12月31日公開。同日の午前0時から開始された「オールスターカウントダウンLIVE2022」に合わせて追加された特別イラスト。オープニングコミュにも登場したFav+ricaの3人が新規追加衣装であるマイファーストスターを仕立てているかのようなイラストになっているのが、彼女らのイベントコミュも想起させて面白い。同時刻には公式ツイッターにも同じイラストが投稿された。

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