基本情報

  • 名前 エミリィ・フォン・アルスレッド・レイドルック・アルファシス・バルロール・ジャルタス
  • 生没 アルファ (1627〜2037)
  • 出身 フェローラ
  • 種族 魔族
  • 性別 女

略歴

フェローラ国の将軍。
名門貴族の六女として生まれ令嬢として育てられたが、ガルゾーマと祖国を誇りに思い、それを守ることが自分の使命と考え、軍に志願して将軍となる。
1720年まで続いたアリアス国との戦いにおいては、13回の決戦を経験、最初の2回は兵卒として、3回は副将として、3回は将軍として、1回は別働隊の指揮官として、2回は本陣の参謀として、そして最後の2回は総指揮官として、階段を駆け上がる様に立場を上げていき、ガルゾーマの側近に上り詰めた。

1737年、ノアルスの戦いで、ラ・ディアス帝国ホルスを恐怖させるほどの手傷を負わせるが、復讐に燃えるホルスは、フェローラの戦いにおけるムストア湾海戦においてエミリィに瀕死の重傷を負わせる。
最後の力を振り絞り、ホルスを道ずれにしたが、捕虜となり連行される。
その後、ラ・ディアス帝国の牢獄で数年の時を過ごすが、スレイナがクーデターを起こした時、時代の変革と前帝への批判を内外に示すため、ロンディーナが収監していた政治犯や思想犯を釈放する。
彼女は政治犯ではなかったが、その時に偶然発見され、スレイナ一派に利用価値があると思われ一緒に救出されることとなる。
数年の監禁生活によって記憶を失っていたエミリィは、まるで小鳥のすり込みの様に、自分を救い出してくれたクリスアーノに依存することでかろうじて自我を保った。

六界連合軍が結成されると、ラ・ディアス帝国の一員としてルーイガルドに渡る。
ここでフェローラ国時代の同胞ヴィルと偶然再会し、記憶と本来の自分を取り戻すが、ラ・ディアス帝国に救出されたことは事実であり、その恩義を返すまでは帝国の将軍に籍を置くと決意。
ハイネスブルの戦いにおける大敗時、クリスアーノを守り通して本隊に合流させたことによりその義理は返したと判断すると、ラ・ディアス帝国から離れる。
しかし、今更フェローラ国に戻ることもできないと悩んだ結果、ヴィルの仲介によって行く当てを失った人々が集まるというサヌア傭兵団に合流する。
以後は主にロリスザードの補佐を務め、彼が前線に向かうときは部隊指揮官を任された。

六界戦争終戦後はフェローラ国に戻り、ガルゾーマをはじめとする主要な人材を失ったフェローラ国の建て直しに奔走し、ヴァン・フレイ国との属国に近い関係を平等な同盟相手にまで昇格させる立役者となった。

人物

  • 由緒ある名門貴族であり、非常に長い姓を持つが、本来の姓はジャルタスである。
  • このあまりにも長い姓は、先祖が手柄をあげるたびに、当時後継者のいなかった貴族に「是非我が家の名を継いでくれ」と懇願され、そのたびに、律儀にそれらの姓をすべて足していたため、数百年に渡って徐々に長くなったものだという。この儀式は、フェローラ国においてちょっとしたジャルタス家へ対する伝統行事の様になってしまったが、中には名を継いだ後に後継者が生まれたレイドルック家もある。(ただし、当主はジャルタス家に当初の約束通り家名を足してもらっている)
  • 貴族の令嬢が軍を志願することは珍しかったが、六女ということもあり、両親はとりわけ反対せず好きにさせたという。と同時に一切の援助もしなかったので、彼女の出世は自身の実力と実績の賜物である。(名門貴族出自の者が兵卒として参戦すること自体本来ならありえなかった)
  • 常に上品な振る舞いで、ガルゾーマから一兵卒に至るまで誰に対しても敬語を使い、休日には手作り料理を振舞い、戦場においても、敵将と対峙したときは、まずカーテシーをしてから名乗る等していた。
  • ホルスは、ノアルスの戦いで全身に火傷を負わされ、フェローラ国に深い怨恨をもっていたため、エミリィに馬乗りになると、味方ですら顔を背けたという狂気の笑みを浮かべながら何度も刺し、彼女の赤いドレスは、血で真紅になったという。しかし、相手を一撃で楽にさせたくないと、ホルスはあえて浅い刃をこの戦いで装備していた。そこに隙が生まれ、エミリィはスカートの下に隠していた刃をもってホルスを討ち取った。

関連項目

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