基本情報


略歴

フェルトビーン帝国将軍だが、軍事、治世ともに才能はなく、現在の地位は全て勇猛だった先祖が築き上げたものを、相続で受けついただけであった。自らの力で手に入れたわけでもない地位だが、その保守に関しては病的なまで貪欲で、裏工作と賄賂だけで生き抜いてきた男。
皇帝であるチカに対しては平身低頭を徹底していたが、その媚びる態度は、実力主義であったチカを終始怒らせていたが、大きな失態もなかった為その地位を死守することができた。
しかし、ルーイガルド17327年、六界連合軍によるルーイガルド侵攻作戦が始まると、フェルトビーン帝国はそれまでの戦いとは根本的に違う、国家の存亡をかけた大きな決戦へと突入していく。
最初は自国の勝利を疑っていなかったダストは、大手柄をあげるべく、ビアスコア帝国への援軍に参加し、ガルーダ攻略戦に参戦するものの、これといった働きもなく撤退。
ガルーダの防衛に失敗により、ダストは六界連合軍の強さを知り、自分の進むべき道の路線変更に踏み切った。それは最高のタイミングで皇帝であるチカを生け捕り、それを手土産に連合軍へ投降するという考えであった。
その考えを実行する為、六界連合軍フェルトビーン帝国、両軍の最大の決戦であるカルダザルスの戦いにおいて、再三の出陣要請を無視、裏切る最高のタイミングを待ち続けた。
だが、裏切りの時期を待ち続けるあまりに、勝利のタイミングがあったことに気付かず、連合軍を打ち破る可能性のあった戦いであえて不動を貫き、結果的に無自覚のまま連合軍に勝利をプレゼントすることとなる。更に、もともと戦略眼も戦術眼もないダストは、いつ裏切るのが最良のタイミングかも計りそこね、結局戦いの決着がついた後になってようやく動き出した。
戦うにしても裏切るにしても機を逸したが、それでも幸運のみを頼りに撤退中のチカと遭遇、彼女を生け捕りにし、積年の恨みを晴らそうとしたが、同じく撤退中だったルーインによって討ち取られた。

関連項目

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