基本情報


略歴

アル国将軍。
智謀と統率に優れ、「その戦績はアル国四天王を全て累計しても及ばない」とまで言われたアル国の隠し玉。
しかし、マルガレスの戦い(685)に代表される様に、出自が平民だったというだけで、国主ルドリアザグルスも彼を重宝せず、フィッツ自身もそれを感じていた為、中央に留まることなく進んで辺境の地へと駐屯し、国境激戦区を転戦していた。

ベルザフィリス国に独眼竜ルーディアありといわれたが、そのルーディアをも震え上がらせた「もう一人の独眼竜」と呼ばれた。
ルーディアとの初対戦では、巧みに彼女を危険地帯にまで誘い込み、疲労の極限となった瞬間に奇襲を仕掛けたリッドゾーンの戦い(694)でベルザフィリス国軍を散々に打ち破り、ルーディアを一度は自害を覚悟するところまで追い詰める。
その後追撃戦に移るが、ガイヴェルドの見事な防衛網を見るなり追撃をやめすぐに本国へ撤退していく。
この時フィッツの忠告を聞かずに追撃をかけたラミアガイヴェルドによって壊滅している。
この戦いに勝利した直後、ディルセアの遠謀によってロッド国との戦いがはじまり、第2次ラウラの戦い(695)で引き続き指揮をとり勝利をおさめるが、この戦い自体がルーディア包囲網の弱体を狙う作戦だという事に気付いていたため、勝利に喜ぶことはなかった。

それ以後も幾度となくルーディアと戦うが、フィッツ個人が勝利を収めても、アル国そのものは暴君ザグルスの元徐々に衰退し、ルーディア包囲網を活かすこともできずに追い詰められていき、決戦前に立案されたフィッツ必勝の策もザグルスには用いられず、望まない形のまま最終決戦となるル・ヴァラヴァ・ザードの戦い(697)を迎えた。
この戦いではヴィルガスの突撃を3度も食い止めるも、他部隊を壊滅させたベルザフィリス国軍が次々とフィッツ部隊に攻めかかり、武運尽きて捕らわれる。
自分の部下になれというルーディアの説得に耳を貸さず、自ら刑場へと歩き出し刑場の露と消える。
ルーディアはその死を悼み、アル本国にいたフィッツの家族を保護し、ルーディア自ら英霊名を双牙独眼竜と名付けた。

人物


関連項目

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