略歴

フェルトビーン帝国の将軍。
法術の使い手で、同時に複数の精霊を召還するという、高度な技を使いこなせる。

チカがまだ幼少の頃、いずれ側近となるべく選ばれた年の近い遊び相手の子供達がチカの身の回りの世話をしていた。
リナもその中の一人で、幼少時を共に凄し、共に成長を重ねてチカが最も信頼する腹心となる。
以後、国内の統治と、数々の国境問題の解決に従事。
治世においては、天災による食糧危機を、外交による救援と、物資の絶妙なバランス感覚による振り分けによって解決した手腕により智将と称えられる。
軍事的な問題に関しても、シャクティアナ帝国という巨大な後ろ盾、そしてフェルトビーン帝国自身が強国という恵まれた環境があったとはいえ、大きな失策もなく、周辺国や反乱の蜂起による侵攻をことごとく防いだ。

しかし、六界連合軍ルーイガルド侵攻作戦がはじまると、これまで体験したことのない大規模な侵略を受け、ルーイガルド17328年、チカ自らが出陣した決戦となるカルダザルスの戦いにリナも参戦する。
本陣の護衛という重要な場所に布陣していたが、中央戦線の押し上げにより自らも最前線に身を投じる。その後、戦局の悪化により背後をつかれ、部隊は包囲されるが、全滅を避け、困難な撤退戦を指揮してバスティアーナ要塞まで後退。
だが、その直後のバスティアーナ要塞攻略戦により要塞は陥落。この時、自決の覚悟を決めたチカを説得し、帝都へ撤退させた。

野戦、篭城戦という二大決戦のまさかの連敗により、帝国内は一気に不穏な空気に包まれ、ゴルゴダの乱が勃発。
この時もいち早く駆けつけチカを救出、スタルスの町付近の村で彼女をかくまう。
チカ六界連合軍の説得により、降伏を決意、連合軍の後ろ盾により再び皇帝の地位につき、リナもこれまでと変わらず、彼女を内政面で補佐した。

しかし、ルーイガルド17329年、六界戦争が終結し、ラスブロスが討たれたことによってチカが自決すると、リナは隠居を決意、それ以後は歴史の表舞台から一切名前を消すこととなる。

人物

  • 性格は内気で必要以上に言葉を発しないが、その発言には重みがあると称された。
  • 六界戦争後、表舞台から姿を消すが、辺境の村に隠遁して子供達に読み書きを教えていた姿が一度確認されたことがある。ただし目撃者の言葉のみで、明確な証拠が残っているわけではない。

関連項目

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