基本情報


略歴

ロッド国の将軍、名門の家系の末っ子として生まれ、兄弟達と共に軍人としての英才教育を受け育てられた。
戦いに際しての高い知識と理論を持っており、ロッド国の未来の一端を担う存在として期待を掛けられる。
ラウラの戦い以後、ギザイアに強い憧れを持っており、若くして国を動かす彼の姿に自分を照らし合わせその背中を追い続けたが、実戦では部下との衝突や、戦果を焦るあまりの拙策等、兵を上手く纏める事ができず苦悩の日々を送る。
彼女の部隊は、アル国との国境戦で多大なる戦果を出し続けたが損失率も凄まじく、小さな見た目から「小悪魔」と味方から渾名された。

高い理想と崇高な理念を持つが故に周りとの衝突は続いたが、将軍としての栄達に限界を感じていた頃、突如自分に工作員(隠密)としての才能があることに気付き、その力を一気に開花させることとなる。

ギザイアの元で特殊部隊の創設に関わり、それらを率いる事となると、謀略の為の工作を次々とこなし、 彼の思いのままに事を運んで行く。
舞姫散華の時のラディア暗殺隊の一人でもあったというが、この時ラディアの鬼気迫る舞の前に、動くことができなかったと後に語っている。
グルファ城の戦いエスデリアの戦いにも参戦しているが、この頃にはもう将軍としてではなく、隠密に近い存在として、個人で動いていた。

707年、ベルザフィリス国の侵攻を迎撃するが、ノリアの戦いに敗れ、ロッド国は降伏。
ギザイアと共にベルザフィリス国に籍を置くことになるが、その後もロードレア遠征(708)、ヴァイグの戦い(710)、ルディックの陣(711)に参戦。
ギザイアの謀略には必ず彼女の影の動きがあったといわれ、ヴァイグの戦いに至るまでの謀略戦においては、リディと並び、後世において歴史の裏側で行われた戦いを描く数多くの創作物語が作られた。

人物

  • 表舞台から完全に名前を消していた為、具体的な活躍はほとんど記録が残らず、生没年に関してもどこまで信頼できるかわからない。
  • 彼女に関しての記録は全て抹消されていたので、実在したのかすら怪しまれるところであったが、後世になって発見された他の将軍達や兵士達の文章や手紙に名前が出てくることから、歴史家の間では実在したという結論に達した。
  • ロー・レアルス国との決戦に至る過程、そして戦乱終結後に生じたシーヴァスギザイアの暗闘においても、ロミが影で動いていたと言われている。
  • 物語では、嫌われ者のギザイアの人間的な一面を描かせる為の部下として、「若きエリートが苦悩しながら乱世の世を行きぬくために成長を続け、次第に周囲からの信頼を勝ち取り、それに応じるように本来彼女が持つ力を発揮していくが、その転機には常にギザイアが介入した」と書かれることが多い。

関連項目

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