概要

女神たちの黄昏とは、ラドリザン1025年から1575年まで行われた、ラグライナ帝国、ガルデス共和国、クレアムーンラコルニア帝国、クレアクライシスといった諸国の戦乱の時代を総称した言葉。
後に物語The End of ELEGYとしてまとめられている。

女神たちの黄昏

戦乱そのものは、六界のあらゆる時代、あらゆる場所に存在していた。だがこの時代、まるで運命に導かれたかの様に、若く、才能に満ちた少女達が綺羅星の如く登場し、ラグライナ帝国、ガルデス共和国、クレアムーンそれぞれの主力として、戦場、治世両面で第一線に立った。
人数比では、依然として男性将軍の方が圧倒的に多かったにも関わらず、この時代の戦記で名を残している将軍のほとんどが、兵士達から戦女神、戦乙女と呼ばれた彼女たちだったことから、この時代を吟遊詩人たちは「女神たちの黄昏」と名づけた。
戦乱は、アレシア連邦の樹立によって一度は終結するが、ラコルニア帝国、クレアクライシス、更には正式な国家ではないが山賊団アザルによるあらたな戦乱が幕を開ける。
このときも、かつての戦乱を思い起こすかの様に、各国で若き乙女たちが活躍、この2つの戦乱の時代がThe End of ELEGYという1つの物語になったことから、女神たちの黄昏という総称も2つの戦乱を指す言葉となった。
何故この時代に彼女達が活躍したのか、後付で様々な説を唱える学者は後を絶たないが、前述の通り「運命に導かれた」としか言えない偶然の産物という形で大方の決着はついている。

諸説

  • 性変換説
実際は男性将軍が行った功績を、吟遊詩人が「女性化」して語り継いだ。だが、正式に残っている国史にも多くの者が女性として書き残されているので、ごく一部の例外(クレアムーンユーコ等)を除いて否定されている。
  • 紹介説
それぞれの国のトップが女性になったのは偶然であるが、そこから連鎖的に「同性の友人」を紹介・抜擢した為、自然と重要な地位を独占していたという説。実力のある友人を推薦・抜擢するのはごく自然なことであり、一部の人材においてはそういうこともあったが、緊急を要する戦乱の時代において、有能な男性の人材を放置するとも思えず、半分肯定、半分否定されている。
  • 制度説
国によって程度差はあれど、法術巫女位議会制度、女性への君主位・財産の相続を男性と同等に認める法制度など、女性が社会で上位に進出することが可能となった下地が存在することは共通して指摘されている。この点は、男女の性差を重視し女性の社会進出が遅れていた、当時のユーラスティ帝国との比較を通じて良く主張されている。

関連項目

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