東方キャラとウフフにイチャつくまとめ

"Rosaceae Strangelove or: How I learned to stop worrying and love the flower"
―または私は如何にしてそれを心配するのをやめて花を愛するようになったかー

「幽香さーん、土壌はこんな具合で大丈夫ですか?」
太陽の畑。常に光に満ちて土の匂いと花の匂いが薫る大きな地に額に汗しながら身を動かす二人がいる。
「そうね、もう少し空気をかき混ぜて頂戴?」
風見幽香。彼女こそこの地の主であり、数々の栄光を飾った強者であり、そして……僕の愛する御主人様である。
「酸性値はもうこれで充分だから、石灰は要らないわ。そろそろ休憩時間よ。」
やれやれ、やっと上がれる。道具を定位置に片付けて部屋に戻る。
そして昼食には彼女が焼いてくれるパンを齧りつつハーブティーで一息つくのだ。

さて、そろそろ彼女との馴れ初めを語ってもいいだろう。
出会いは約二ヵ月程前になるか。当時自分はまだ落ち着ける場所もなく転々としていた。
そんな下宿時代の事である。


「へえ、あなたは自力で旅をねえ?」
「そうです、ね。」
面接に近い張りつめた空気の中、彼女は話半分で自分の身の上話に耳を傾けていた。
「一時期神社の手伝い?それじゃあ魅魔……アイツにも会ったのね。」
「彼女の紹介もあって、此処をお伺いしたのです。」
「手伝いって事は、それ相応の霊力の使い方もわきまえてて?」
「はい。他人の褌とはいえ。」
「……フフッ、いいわ。採用よ。」
「へっ?」
「さ・い・よ・う。今日から住み込みで頑張って頂戴。」
まさかの採用ときた。何処まで正気なのか知らないが、ともかく食う寝る処に困る事はなくなった。
だがちょっと待てよ。もし使えないと分かったら粉微塵にして畑の肥料にしてしまうのではないか。そう考えた途端、血の気がサッと引いた。
「あら?まさか私が貴方を肥料にでも?フフフ……それはナシ、よ。」
継いで幽香さんは話し続ける。
「タダでさえあなたは食が細いのに、肥料になんかならないわ。しっかりなさい。」
逆に幽香さんに心配されてしまった。
そういうわけで僕は二人で少し早い夕食を食べると、ひとっ風呂浴びて部屋に通された。
「置いてあるモノは自由に使って頂戴な。明日は早いから夜更かししちゃダメよ。」
何処か、彼女の面倒見の良さには寮母さんのような優しさがある。
「善処します。」
僕はそれだけ述べるとベッドに潜って寝ることにした。


ある日の晩のこと。
ふと小腹が空いて目の覚めた僕は部屋を出て何かを摘もうとしていた。
ふと、幽香さんの部屋の前を通った時、戸口から薄ら光が漏れていた。
何で起きているのだろう。恐る恐る戸口から覗いて見ることにした。するとそこには……。
「ん……ッ、はっ、はァ……んッ……」
あろうことに幽香さんは 自 慰 の 最 中 だったのだ。
薄ら響く水音。漏れる喘ぎ。僕は思わず見入ってしまっていた。己の自身を怒張させながら。
不意に彼女の慰める手が止まる。「誰かしら?」どうやら僕の存在に感付かれてしまったようだ。
僕は仕方なく扉を開け、部屋の中に入ることにした。
「あら……どうしたの、出歯亀さん?」
出歯亀、か。たしかにそうかもしれないが。彼女は濡れた秘所を手で隠しながら頬を染めつつ笑い、僕に問う。
「……幽香さんの人に言えないトコロ見ちゃいました。」
俺は仕方なく告白する。幽香さんは薄笑みを浮かべていたが、それが嘲笑でない事はすぐに分かった。
「そう。……じゃあ、私とヤリたいって思った?」
おいおい。違うといえば嘘になるが。僕は一瞬の戸惑いのうちにあらぬ事を口走っていた。
「……そういう幽香さんは、その……飢えているんですか?」
マズイ。自分で死亡フラグを立ててどうする。
ところが、意外な言葉が幽香さんから発せられた。
「……貴方と同じ。違うといえば嘘になるわ。」
少し顔つきが真剣になる。そして澄ました顔で彼女はこう告げた。
「貴方に抱かれるなら私、全然苦にもならないわ。私が惚れただけの相手だから。」
一体どういう事だろうか。僕は静かに彼女の告白を聞いていた。
「ゴメンナサイ、私……なんて事言ってるのかしら。」
少し恥ずかしげに、幽香さんは目を逸らす。
「ぼ、僕だって貴女の事……抱きたいんです!」
素直な気持ちで再び告白する。暫し戸惑いのような表情を見せたかと思うと、彼女は笑っていた。
「そう……じゃあ、私の此処をお舐め?」
彼女の表情が一層妖しくなる。目の前で大きく拡げた内股には蝙蝠型に生え揃った陰毛と、欲求不満気味に微かに震える秘所があった。
僕は本能のままにその場所へ接吻し、静かに舌を差し入れて掻き回し始めた。


「はァン……も、う……くすぐったいわよ……。」
じっくりと舐め擦られた秘所はぐっしょりと薄らしょっぱい涎を垂らしながらパクパクと震えてもっと甚振ってと強請る。
彼女の頬も紅く染まりすっかりのぼせてしまった様子で、ふと指を秘所に差し入れながらシャツ越しに胸を揉むと彼女の赤い瞳はじっと此方を見つめるのであった。
「やァン……そんな意地悪しないでぇ……?」
すっかり乗り気になってしまいシャツのボタンを外すと下着のホックも外して、豊満な胸を露わにしてやると一瞬内股が締まった。
「そんなに私のカラダが気に入ったの?」
無邪気に首を傾げる彼女は、まるで自分よりもずっと幼い子供のようであった。いや、それでいて僕という小さな子供をなだめる母親のようでもあった。
僕は静かに頷くと、彼女はすっくと立ち上がって目の前で自ら衣服を一枚一枚解いてゆく。
そして、最後には彼女の白く妖しげな身体が露わになり、白いベッドの上に溶け込むかの如く横たわった。
「さあ、おいでなさい。」
彼女は両腕を拡げて僕の身体を求めた。そして自分はそれに従い、彼女の目の前で生まれたままの姿になって、抱擁する。
「よしよし、いい子ね……。」
不意に彼女が僕の後髪を撫でた。目の前にある大きな二つの膨らみにある突起に軽く頬が当たり、僕はその突起に接吻する。
静かに後髪が撫でられた。慈愛深き彼女の笑顔が間近で見られた。
こんなに嬉しい事はないや、と考えているうちに僕の自身は既に大きく怒張して、彼女の太腿に軽く当たっていた。当然彼女はそれを見逃さず、そっと掌を載せると優しく愛撫するのであった。
「さあ、ボク……私が愉しませてあげましょう。」
彼女は突如軽く伸し掛かって僕をベッドに押し倒し、僕の膝下に座り込んだ。
腹部の肉がヒップを一層大きく魅せて、性欲を増大させてくる。
僕の自身は、彼女の視線を指すかのように屹立していた。


「あら……本当に美味しそうね。イイご馳走だわ。」
彼女は舌なめずりすると前屈みになり、僕の自身を舐め回す。そして時折その先端にキスしたかと思うと、今度は口に含んでゆっくりと扱き始めた。
嗚呼、とろけそうだ。彼女が鼻息を荒くさせながら、むしゃぶりつかれる自身は一層快楽に震え上がり、先走りを僅かにこぼした。
暫し口内で弄び終えると、今度はゆっくりと口から出して、彼女は笑った。
「ふふふ、本当に変態さんね? オシオキされる覚悟はいいかしら?」
彼女は自ら僕の腰に跨って、その秘花に自分の雄を擦り付ける。そして彼女は静かに腰を下ろすと、ぐちゅっと音を立てながら全て呑み込んでしまった。
「ほらほら、抵抗するなら今のうちよ……?」
彼女は僕に覆いかぶさって此方に挑発をかけた。それなのに僕は抵抗する気にもならず、ただ目の前で自身の怒張に食らいつく魔性に、されるがままになっていた。
暫しの静寂を破り、彼女が上下に腰を振り始めた。
「あふっ、うぅん……美味し……もう、このまま私の養分にされたいのかしらぁ……?」
その豊満な曲線美、甘い蜜の香り、心地よい律動に声を上げる力も抜けて、ただ情けなく唖々、唖々と嬌声を漏らす事しか出来なかった。
「ダメよぉ、この程度でイクなんて……まだまだ愉しませてあげるンだから……。」
彼女の手が顔のすぐ横に突かれた。目の前にまた豊満な胸が姿を表し、彼女の前後の律動にあわせて揺れる。僕は本能のままにその膨らみを掴んで吸い付くと、腰をよじり、彼女の中で少しだけおねだりをした。最早、プライドなどどうでも良かった。
「あァン、素直でイイコね……だからと言って容赦はしないけどねぇ?」
不意に彼女はゆっくりと自身を吐き出すと、思いっきりがぶり寄って腰を打ち付けた。
激しくなった律動とキュウキュウと締め付ける膣の力強さに、怒張はは苦しくなり、イキたくてもすぐにはイカせて貰えない。
焦れったさと快楽が渦巻く中で、彼女の名をなんとか紡ぎ出す。
「あらぁ、何かしらぁ……?」
彼女は思わせぶりな態度で此方を見て笑っている。イキたい。だがその言葉が上手く紡げないのだ。
「ふふっ、惨めねぇ……。」
そうだろう。僕はとても惨めだ。だが快楽には抗えない。爆発しそうだ。愛おしい。食べられたい。そんな感情が交錯している中で、手も足も出せずにいる。
「仕方ないわねぇ、私が慰めてあげる……。」
不意に彼女は腰の動きを止めると、僕の胸板の小さな突起を舌先で転がした。声にならない叫びが出る。僕の身体は震え上がって一層怒張に血流がいく気がした。
「さあ派手にイキなさい、一瞬の命を私に注ぐのよぉ……?」
彼女は、再び腰を振り始めた。上下前後の律動は気が狂う程に気持ちがよく、膣壁の細かな凹凸ですら感じる気がした。
「幽香さ、ん、っ……中ッ、最高……!」
絶え絶えの声で僕は愛を叫ぶ、快楽に腰を跳ねさせながら。
「あッ……そろそろヤル気になったのかしらぁ……?」
「頑張ります……ッ、イカせて、下さいッ……!」
自分の気持ちが通じたのか、彼女は僕を抱き締めると熱い吐息を耳にかけた。
「あンッ、もうっ……すごくイイッ……気持ちいいわぁ……っ!」
次第に互いの呼吸が荒くなる。互いに密着した肌は赤焼けるかの如く熱を帯びて、彼女の額から玉のような汗が滴り落ちる。
「う、ぎ……もう、イキそうっ……!」
「イイ、わっ……中に、っ、出して……!」
背中に爪を立てられ、彼女の甘い吐息にあてられた自分はいとも容易くタガが外れた。そして互いにひしと抱き合うと、彼女の中へ一気に子種を噴射したのだった。


「……ボク、大丈夫?」
暫し呆然としたままだった自分は幽香さんに揺り動かされてはっと我に返った。
「えと、その……幽香さんは……?」
僕は、自分の身より彼女を案じた。
「フフフ……美味しかったわよ、アナタ。」
「あ……恐縮です。」
「改まらなくていいの。」
彼女はそっと僕を抱き締めた。薄ら汗ばんだ彼女の肌は暖かく、柔らかな感触がした。
「でも、どうして僕なんかをあなたの下僕にしたんですか?」
ふと、僕は幽香さんにかねがね感じていた疑問を尋ねた。
「そうね、まあ魅魔が知ってる相手に悪いのは居ないってところかしら。それと……」
彼女は、僕の鼻梁に人差し指を宛てた。
「一目見たアナタが可愛かったからよ。」
僕は思わず赤面すると、胸に顔を埋めて抱きついたまま離れなかった。
「あらあら……まだウブなところもあるのね。」
そっと、彼女の手が僕の背中を撫でる。
「今夜は、私の胸でおやすみ……。」
愛おしく紡がれた彼女の言葉に僕は安堵して、そっと意識を手放した。


「どうしたの、ボサッと空なんて眺めちゃって。」
僕は幽香さんの声に振り向いた。
「虫取りは……なんだ、終わってたの。それならいいんだけど。」
しっかりなさい、と幽香さんは肩を叩く。僕は思わず幽香さんに抱きついた。
「あら……どうかしたの?」
僕はそのまま彼女に寄り掛かり、静かに唇を重ねた。
「んっ……む……ふ……んぅ。」
暫しの接吻の最中、僕は幽香さんの胸に右の掌を沈め、左の掌で曲線を愛撫する。
「はふっ……もう、シたいの……?」
僕はニコリと笑って頷く。彼女もそれにつられて表情を綻ばせて笑った。
彼女は目の前で衣服を解くと、その場で四つん這いになった。そして僕は己の奮い立った怒張を彼女の裂け目へと押し込み、リズミカルに腰を振り始めた。
一面の花畑の中で僕らは愛の営みに耽っている。時折、妖精達が花々の陰から此方を好奇の瞳で見つめているのが見て取れた。
「はアンッ、みんなこっちを見てるのに、堂々とヤルなんて……ッ。」
口では否定していても、彼女は絶対に行為を嫌っているわけではない。
寧ろ愉しさすら覚えているのだ。それは僕がよく知っている。
「ああンっ、イイわぁ……素敵よぉ……っ!」
こうして、僕らは今もなお愛し合い、そして生命の営みを欠かす事は無かった。
例えその身が朽ち果てようとも。


メガリス Date: 2016/04/25 21:56:27

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