東方キャラとウフフにイチャつくまとめ

〜闇の帳がうっすらと白む、冬の明け方。
太陽の畑からほど近い場所にひっそりと佇む、小さな家。
3つしかない部屋の一つは、ツインサイズのベッドと小さなテーブルだけが用意された寝室として用いられていた。

「ふぁ……ぁああン」

濃密な汗と、涙と、尿と、そして牝の薫りに満たされた室内では、一人の人間と一人の妖怪が、
ただひたすらに互いを貪り合っていた。

「んぁあ……ぁ、ひっ♥ ふぁああん♥」

両脚をはしたなく広げ、幾度と無く叩きつけられる牡の情欲に蕩けているのが、この家の創造主たる風見幽香。そして、

『くっ…あ……!』

額に珠の汗を浮かべ、目の前の恋人へ最大限の愛情を注ぐべく腰を打ちつけているのが、風見幽香の恋人であった。
二人が交わり始めてから既に8時間ほど。男の射精は既に27回に達し、幽香はその全てを膣内で受け止めていた。
とめどなく注がれる愛情と快楽に抗えないのか、幽香の目尻に涙が浮かぶ。
その涙をそっと舌で舐め取る恋人に、彼女は負けじと融けるようなベーゼで答え。
2人がお互いに唾液を交わし合っている間も、結合部からはぐちゅぐちゅと卑猥な水音が響いていた。

――風見幽香ほどの妖怪ともなると、膣内に満ちる妖力も相当なもの。
  並みの精力ではそれに耐えられないの。
  云わば天然の避妊魔法みたいなものね。

男の脳裏に、一か月ほど前に受診した診療所の薬師、八意永琳の言葉が浮かぶ。
常日頃から愛を交わしながら、なかなか子供を授からない2人。
悩んだ末に訪れた診療所で、彼等は薬の処方と共に、ちょっとした性の手ほどきを受けたのだった。

――まずは膣内に万遍なく精液を刷り込むこと。
  彼女の妖力を、新鮮な精子の生命力と量で中和して、膣内に精液の味を覚え込ませて。
  彼女の身体が芯から発情しきって、心の奥底から受精を望んだところで、子宮内に直接精液を撃ち込むの。

処方された薬は2つ。
一つは、男性の精液生産量と貯蔵量を飛躍的に増大させるもの。
そしてもう一つは、風見幽香自身の血液を利用して作られた、専用の排卵剤。

――この薬は「誘発剤」ではなく「強制剤」。
  その名の通り、性的興奮の増大により強制的に卵子を排出させ続けるものよ。
  ただし、いくら子宮内に卵子があっても、殿方の精力が彼女の妖力に負けては無意味。
  そうね……若い貴方の精力なら、一か月も溜め込めば彼女の卵子に届くはずよ。

薬師の言いつけどおり、一か月の禁欲の末行為に至った昨晩。
服用した薬のお蔭で、男の精力は未だ尽きてはいない。
だが度重なる大量射精と、それがもたらす快感と疲労により、体力の方が先に限界を迎えようとしていた。
撃ち出す直前、牡の本能に全力で抗う。
入り口付近までペニスを引き抜いての射精。28回目。
その一発で、身体を支える体力すら無くなり、2人の身体が折り重なる。
ずるりとこれまで以上に挿入が深まり、その拍子に。
降りきっていた子宮口に亀頭が密着し、爆ぜるのを待つばかりの熱が入り口を灼いた。

「く……ひ♥ ぁ、イくぅ……またイくぅ」

膣の襞全てがざわざわと蠢き、愛する侵入者を愛おしげにしゃぶった。
精液の予感にふやけた子宮口が、亀頭へぴっちりと吸い付き、吸い上げる。
風見幽香も既に、自身の快楽を御する術を持たない。
身体は絶え間なく小刻みに震え、軽い絶頂を何度も何度も繰り返していた。
ただし、彼女が最も望むもの、最奥での射精は未だ果たされてはいない。
その事実と、精液に疼き続ける子宮が、どうしようもなく彼女を焦らしていた。

『ゆうか、ちゃん』

息も絶え絶えになりながら、幽香の耳元で男が囁く。
子宮に挿入しようとしているのだろう。ペニスが小刻みに子宮口を押し広げ、
爛れきったそこはぷにゅぷにゅと拡がって牡を迎え入れようとする。
だが、最後の一押しをする力すら、彼には残っていないようにも見えた。

(人間の体力ではもう持たないかもしれない。もう、これ以上は――。)

幽香の中に一瞬生まれた躊躇を知ってか知らずか、恋人は続けた。

『今からゆうかちゃんのこと、妊娠させるから。絶対に孕ませるから、だから、僕の――』

後に続く告白を、幽香はキスで呑み込んでしまった。
ぼろぼろと涙を流しながら、子供がしゃぶりつくような一心不乱のベーゼ。
溢れる気持ちを伝えようとして、でも伝えきれない、不器用で一途なキスだった。
やがて、数分間絡み合った舌が名残惜しそうに離れ、唾液の糸がそっと切れた時。

「ぅん……うん♥ なる。なったげる。貴方のお嫁さん。
 だから、だから私のこと、お嫁さんにして……孕ませて♥」

泣き笑いのような表情を浮かべて、腰を浮かせる。
自分と彼がより密着するように。より深く結ばれるように。
同時に男の腰に手を伸ばし、引き寄せる。
既にこれ以上無いほど密着していた子宮口と亀頭が、更に力強く結合を深め……結果。
拡がった子宮口が、亀頭を全周囲から舐めるように包み込み、しゃぶりあげて。
風見幽香の「赤ちゃんの部屋」は、愛する異性をその内側に迎え入れた。

「あぁ゛ーーーーーーっ!!」

女性の一番大切な場所を、内側から灼き続けられる、これまでとは次元の違う官能。
一瞬にして絶頂へと押し上げられ、獣じみた声を上げる幽香。
そして次の瞬間――男の腰がぶるりと大きく脈動し、
29回目とは思えない量の精液が、一気に子宮内で吐き出された。

「ゃ、ウソ、まだ出て、まだ……ふぁああーーーーっ!?」

男の方も、これまでの浅い場所での射精に焦れていたのだろうか。
鉄砲水のような射精量はこれまでの3倍以上、時間にして1分近く続き、
その間幽香の子宮は、内側から膨らまされ、震わされ続けた。

「らめ、もうらめぇ……おなかふやけちゃう…も、はいらない、のぉ」

幽香と男の性器は、まるでお互いがお互いの為にあつらえたようにぴったりだった。
雁首の下を絞るように子宮口が密着するせいで、吐き出された精は逃げる場所が無い。
男が萎えるか、その陰茎が子宮から引き抜かれるまで、ずっと。
排卵された卵子は大量の精液に漬け込まれ、じっくりと受精を待つ運命なのだった。
男にはもう、ピストン運動はおろかペニスを引き抜くだけの体力すら残ってはいない。
同じく幽香にも、目の前の牡を押しのけるだけの余力はなかった
牡の剛直は、牝の揺り篭まで突き刺さったまま。
時折、男の腰がびくりと跳ね、一瞬の後、幽香の身体がぶるりと震えて。

「ふぁ……♥」

うわ言のように幽香が呟き、結合部から潮と尿とが溢れ出て。
薬の効果が切れるまで、射精と排卵とを気が遠くなるほど繰り返し。

結局2人のセックスが終わったのは、明けた空がまた暮れる時頃。
勃起力を失った陰茎が子宮口から外れ、ごぽりと大量の精が零れ出るまで、
2人は気を失ったまま、ひたすらに結ばれ続けた。


メガリス Date:2015/11/07 23:54:32

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