東方キャラとウフフにイチャつくまとめ

「温泉に行くわよ」
「またずいぶんと唐突ですね、霊夢さん」

この巫女の唐突な思いつきに振り回されるのはいつものこと。
それに付き合うのも、また楽しみでもある。

「それじゃあ、泊まりですか? それとも日帰り?」
「ううん、うちの裏手にあるから」
「……はい? 近くに間欠泉あるし、そこに一応温泉施設もありますが……」
「うん、ちょっと”お話”してお湯引かせてもらったから」

そのお話というのは、深く聞くと夜眠れそうにならなくなるのでさらっと流す。

「それなら、うちのお風呂に引き入れればよかったのに」
「ばかねぇ、それじゃ風情がないじゃない。露天にしたわ、露天風呂」
「露天って……いったいどうやって」
「うちの居候に”お願い”してなかなか見栄えのあるものに仕上げたわ」

この間妙にぐったりした萃香に晩酌に付き合ったのだが、理由を頑なに言わなかったのはそれか。

「……はぁ、分かった。それじゃあ裏手の温泉に入るのね。お風呂入る準備する」
「あ、待って。もう少し日が暮れて夜になってからにしましょう。私がいるから身の安全は保障するし」

そういって霊夢はあなたの背にもたれかかり、お茶を飲み始める。

「なんで俺にもたれかかってるの?」
「んー、なんとなく。あ、何かやることや用事あるならどくから」

特に急用もないのでそのまま、もたれかからせておく。神社の穏やかな昼下がりはそうして過ぎていく。
 
 
 
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「なんともまぁ……ずいぶんしっかりした作りにしたもんだ」

日も落ちて、辺りは宵闇に包まれたころあなたは神社裏手の露天風呂に入っていた。
竹筒から豊富なお湯がこんこんと風呂内に注がれて、まさにかけ流し状態。
自然石を違和感なく、馴染むように配置させている岩風呂は一流の旅館に負けないくらい。
……これを作らされた萃香には、今度吟醸酒でも振舞ってあげよう。(多分数回使ったらこれ取り壊す可能性高い)

「おまたせー」

その声に目を向けるとバスタオルで身体を覆った霊夢が籐の籠にとっくりと御猪口、酒のつまみを手にやってきた。
結構大き目のお盆を風呂の縁に置いて、しゅるりとバスタオルを取り去る。
仄かな灯篭の暖かい光に照らされた霊夢の裸体。もう何度も見て、味わったとしても
見飽きることのない均衡のとれた四肢に胸の膨らみと股の陰り。
あなたの視線に気づいて、頬を軽く緩めた霊夢は隣にすっと座りこむ。

「はい、まずは一献」
「いただきます」

口に透き通った甘露を含むとキリっとして、するりと喉奥に入ってしまい、お腹の中でかぁっと熱を持つ。
お盆に乗せられた蓮根のきんぴらは、程よく唐辛子が聞いてこのお酒と相性がいい。
味の沁みたこんにゃくの触感が堪らなく、尚更酒が進む。

「霊夢のつまみは本当に美味いな」
「あんたはこういう煮物系や炒め物好きよね。腕をふるう甲斐があるわ」

霊夢の味付けはあなたの好みに合って、酒よりもつまみを食べる方に箸がすすんでしまう。
こらこら、つまみなんだから酒の合間に食べなさいと苦笑するがその笑顔の中に喜びが混ざっているのが分かる。
器を綺麗に空っぽにし、しんと耳が少し痛くなりそうな静寂の中で注ぎ込まれるお湯以外の音は聞こえない。
空には三日月が浮かび、星の瞬きが分かるくらいの仄かな月明かりだ。
無意識に手が彷徨って岩の床を動いて、霊夢の手を見つけると自然に包み込む。

「…………ねぇ」

あなたの手に指を絡めて、恋人つなぎにしつつ巫女はぴったりと寄り添ってくる。
しっとりと全身に汗を浮かべ、酒精と温泉で血行がよくなっていつもより艶めかしい印象が。

「あのさ、何か毎回私の方が誘ってること多い気がするんだけど……もしかして」
「いやいや、そんなことはないから! 飽きたとかそんなことないし、むしろずっとシてたい!」
「んふふ……分かってるわよ。でも、たまにはあんたの方から……ね?」
「あー……うん、ちゃんと言わないと伝わらないこともあるし。
 霊夢、大好きだよ。君と……その、えっちなことしたい。いいかな」
「ええ。私もしたくなっちゃったし……シよ?」

ざばっとお湯を滴らせながら、立ち上がった霊夢は少し潤んだ瞳でこちらを見つめながら
あなたの足の上に、向かい合うように移動した。
お互い自然に背に腕をまわしてぎゅっと抱きしめあうと、まずは優しく口づけをしあう。
霊夢の肌はきめ細やかで、腋腹に指を這わすと、んっ甘い声が心地よく耳孔をくすぐる。
くびれた腰を撫で回し、綺麗に引き締まったおしりを優しく揉みこむたびに、巫女が切なく身をよじる。

「あ……ぅっ♥ んん、ひゃ、んっ、……んんっ♥ ちゅっ、ちゅぅぅ……。ふぁ……っ、やっ、ああっ」

否定の言葉が漏れるが、快悦に溶けた顔はもっとして欲しいと懇願している。
あなたの胸板に乳房が潰れるくらいに押し付けて、硬くなりはじめている乳首をこりこりと刺激する。
口同士のキスから、あなたは霊夢の首筋に青痣をつけて耳たぶを甘く噛む。
巫女も負けずに首筋に舌を這わして、両方の乳首が擦れ合うよう淫らに動く。

「んあっ、んっ……、くぅ……ん……、あっ、ちょっ、ああっ! こ、こらぁ……♥」

丸みを帯びたおしりを撫でて、谷間を指で軽くひっかくよう往復させると霊夢の小さな窄まりにつぷりと指先が入る。
あまり奥にまで差し込まないよう、注意しながら痛くならないようおしりの穴を円を描く風にくるくると愛撫する。

「んんん……っ! だめぇ、おしりはだめ……っ、いじるなら、前の方にぃ……! や、だめだってばぁ!」
「ダメだって言う割にはしっかり咥えて、締め付けてくるよ? じゃあ両方いじってあげれば問題ないね」
「も、もぉ……! いっぺんにいじられたらっ、すぐにイっちゃうってばぁ!
 普段奥手なくせにっ、始めると凄く積極的になりすぎっ!」

でも、それが大好きと霊夢はあなたにぎゅっとしがみついて、ふるふると身体を震わせて嬌声をあげる。
お湯とは違う温かみのある蜜壺内に指を侵入させ、膣壁を掻いてやり親指で巫女の真珠をこりこりと擦る。
つぷつぷと、アナルに指先を小刻みに出し入れさせてやると一層抱きつく力が強くなる。

「やっ、やらぁ……ッ! も、もうイっ、イっちゃうのっ! あ、ああっ、くるっ、くるよぉ!
 イっ、んんん――――――――ッ!!」

瞳からぽろぽろと涙を零しつつ、お湯の中に大量の潮を噴きだす霊夢。
ぎゅっとしがみついて絶頂の余韻で身体を震わせている巫女を二穴から指を抜いて抱きしめる。
はぁ、はぁ、と荒い呼吸を整えつつ、少し強めにあなたの首筋に噛みついてくる。

「いてて……痛い、痛いって」
「ばか……。私をいじめてそんなに楽しいの?」
「どちらかと言うと、楽しいかな……いたたた」
「ばか……」

少し拗ね気味の霊夢は首筋から口を離し、歯型が残った痕をぺろぺろと猫っぽく舐めると、あなたを押し倒す。
両手を繋がれて、馬乗りの恰好になった霊夢を下から見上げるような状況。
ちょっぴりサドっ気をにじませた巫女がこちらを見つめ下ろしている姿に、反り返った陰茎がペチリと彼女の下腹部を叩く。
軽く腰を浮かせて、蜜を含ませた花弁を亀頭の先端に触れるか触れないかのタッチで嬲る。

「ふふ……。ねぇ? どうして欲しいか言ってよ」
「霊夢の膣内に入れたい」
「えー、どうしようかなぁ? このまま、一回射精させちゃってもいいよね?」

陰唇と亀頭が触れ合うたびに、くちゅ……くちゅと粘ついた音がして離れるごとに糸を引く。
ほぼ素股のように、割れ目の下から上へと肉竿をなぞり、クリトリスにちょんと触れると霊夢はびくっと身体を震わすが
そのままゆっくりと菊門の方へ下ろし、また上へと往復させる。

「くっ……うう、ご、ごめん、いじわるしたのは謝るからっ、あ、あんまり焦らさないでよ。うぁぁっ……」
「んー、まぁ……私もお腹に白いのかけられるの嫌いじゃないけど、中にいっぱい出してくれる方が好きだし。
 いいわよ、一緒に気持ちよくなろ♥」

ふにゃっと一変、柔らかな笑みを浮かべた霊夢は竿の位置を正すと、ぐぶぶっと根本まで膣内に容易く飲み込んでしまう。

「んあぁ……っ♥ か、かたぁい……。あんたのこれ、好き……大好き」
「これだけなの?」
「違うわよ……、んんぅっ、これ含めて私はあんたが好きなの……あんっ♥」

ふーっ、ふーっと息が荒くなりしとどに濡れそぼった蜜壺内でペニスをきつく締め上げる。
ぎゅっと手を握り合い、淫靡に腰をまわしてまるで踊るように動く霊夢。
法悦に染まった笑顔をうかべ、汗が滴り落ちるほどに熱く滾っている巫女の姿は綺麗なのにどこか淫魔な雰囲気を放つ。
耐え切れなくなり、力を込めて霊夢を引っ張り上体を起こしてほどけた腕の方を彼女の背に回す。

「あっ!? ちょっ、私がしてあげるんだから、大人しく寝てなさいってば!」
「やだ。もっと霊夢と触れ合っていたい」
「分からず屋……」

とはいえ、主導権は霊夢に譲ったまま小刻みに腰を軽く突き上げるだけ。
巫女はざらざらした天井部分がカリで擦れるよう動きを調節し、そこを削がれるたびに電流が脳髄を焼く。

「ひんっ! ひっ、ああっ! いいっ、ここ、ゴリゴリ擦られるの、すきぃっ♥ あぅっ、ああっ! んにゃっ!」

時折間欠泉のように、軽く潮を噴きながら激しく腰を上下させる。
あなたは霊夢の胸に顔を埋めて、むせかえるほど濃厚な彼女の劣情を掻き立てる香りを肺いっぱいに吸い込む。
巫女の胸に実る熟れきった苺を口に含んで、乳児のように舐めしゃぶると母性と悦が入り混じった表情を浮かべてより一層喘ぐ。

「あんっ♥ いいっ、いいよぉ……っ。もっと、もっといっしょに……気持ちよく、なろ……?
 う、ああっ! やっ、んっ、や、やら……わ、わたし、んんぅ! も、もう……っ!」

かくかくと少しずつ霊夢の身体は痙攣するように震え始め、膣肉が力強く奥に向かって誘うように断続的に収縮を始める。
互いに限界が近いことを感じ取り、ピストン運動を速める。
コツコツと肉槍が子宮口を突き上げるたびに霊夢の脳内では花火が上がって、思考を真っ白に染め上げてしまう。
普段は絶対にしない、だらしなく口端から涎を垂らして喘ぐ巫女がとても愛おしく映り
唇を重ね合って口内の蜜をじゅるじゅるとはしたない音を立てて啜る。

「んんっ、ぷあっ! あむっ……じゅる、じゅ、ずず……ぅ! あぅ……ら、らめぇ、わたし、もう頭のなか、まっ白で
 すぐにでも……イっちゃうよぉ……♥」
「俺もすぐにイくから、うっ、くぅぅ……! もう少し待って……」
「うん……、きて♥ あんたの……白くて熱いの……私のなかにいっぱい、出してぇ……♥」

半分正気を失い夢心地で、緩み切った表情の霊夢。それでも、腰の動きを休めないところは流石というところか。
虫を捕食する淫花のように膣内は激しくうねり、陰茎を強く締め付けて射精を促す。
愛おしい巫女を抱きしめて、その花の芯を力強く突いた瞬間に二人の脳内は純白に塗りつぶされる。

「うぐっ……! う、ああっ!!」
「ひっ、あ、ああっ、く、くるっ、私も、イクっ! っ! あぁああぁぁああああ――――ッ!!」

巫女の腹内にぶちまけられた灼熱の塊は彼女の膣内を焼き焦がし、自らの意思とは関係なくびくんびくんと身体を痙攣させる。
半分力が抜けきってしまっている霊夢が崩れ落ちないよう、胸に顔を埋めながらしっかりと抱きとめる。
緩み切った身体に少しずつ力が戻ってきているのを感じても、彼女の発する香りが離れることを躊躇させる。

「あ……、んぅ、溢れてきちゃってる……もったいない……」

霊夢が身体を起こしている状態なので、どろどろと陰唇から精液が逆流しているのを残念そうに見つめる。

「いや、これからもいっぱい注いであげるし、これでお終いってわけじゃないんだから」
「ん……それでも、あんたが出してくれたものなんだし、全部受け入れたいってのもあるし」

少し照れた表情で視線をそらす霊夢。その頬にそっと口づけをするが、直後にお互いくしゃみが飛び出て苦笑してしまう。

「このまま湯冷めして風邪ひきたくないし、もう一度暖まってから部屋に戻りましょう?」
「そうだね。あと、そろそろ上からどいて欲しいなって……結構足痺れてきちゃって」

私はそんな重くないと軽く頭をはたかれつつ、再度温泉で仲良く暖まることにした。
 
 
 
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「…………んぅ」

ふと目が覚めて、霊夢はしぱしぱとまばたきをする。
冬の朝、6時ではまだ日も登りきらず、障子から外の光が少し差し込んでも全体は薄暗い。
巫女の隣にはすやすやと眠る伴侶。その胸板を指先でつんつんと突く。

早苗に比べるとやはり自分はあまり可愛げのない方だろう。
そして、何事にもとらわれないというのが通説な博麗の巫女。
……怖かったというなら、精神全体の一分くらいの不安はあったと思う。
危機感、不安など異変解決ですら感じることすらないのに、早苗の参戦に己の心にごく僅かでも湧いたということ。
もし、あちらに重点を置くのなら身を引くことも考え、夫婦間の情の無さ、自分の淡泊さに苦笑いしたことも。

でも、あなたはどちらも贔屓することなく、分け隔てなく愛してくれた。
それを優柔不断、甲斐性なしというならば言え。私たちにとってはかけがえのない伴侶なのだ。

「んんぅ……れいむ……」
「ひゃ……っ」

布団の間に冷気が入ってきて身体が少し冷えたのか、温かい霊夢を抱きしめてまた穏やかな寝息を立てる。
胸板に顔を埋めて、軽く深呼吸をすると胸いっぱいにあなたの匂いで満たされる。

(……ありがと)

自然に心の奥から湧き出した感情。まだ朝餉の仕度をするには早い。
互いを抱きしめあいながらまどろみの中でふわふわと夢心地でいることの幸せを噛みしめつつ
だんだんと朝日が神社を照らしていく――


メガリス Date: 2016/03/25 22:02:42

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