重巡航管制機ヘカトンケイル
分類航空管制機 空中空母
全長963m
全幅433.3m
全高102.3m
運用ユーゴスラビア海軍
生産数試作型8機

概要


ユーゴスラビア軍が作戦区域での制空権を奪取するために建造した、航空機の運用能力を持つ「空中空母」としての役割を有する重巡航管制機である。

開発経緯

北方戦役において敵作戦区域内に即時展開可能な防空システムの構築が陸軍と空軍によって求められた事により長巡航ミサイルと航空機により航空優勢をとる事が目的とされ、その為に建造された。

特徴


機体の大部分が後退角のついたボックスウイング(箱型変型結合翼)によって構成されており、さながらエイを彷彿とさせる形状になっている。後部には着艦口がある他、その上に二機の着艦スポットを持つヘリ甲板がある。

巨大な機体を飛ばすため、24基の強力なエンジンを持っており、滞空能力は72時間程度である。これほど巨大な機体を運用できる地上基地は限られているため、離着水能力を持つ飛行艇として運用されており、普段は空中給油を繰り返しながら飛行を続け機体の整備時には着水するという特殊な運用スタイルをとっており、そのため海軍所属機となっている。機体前面には空中給油の為のプロープ・アンド・ドローグ方式の空中給油口が主翼前方に6つ配置されている。
艦載機は格納庫からパレットに乗せられて引き出された後、コクピット下部の発艦口からカタパルトを用いて発艦する。

空中空母である以上、艦載機の管制用に高性能レーダーと管制機器を有しており、後述する護衛機とともに鉄壁の監視網を持つが、機体の都合上空中給油時にはレーダーによる正面方向の索敵ができず、死角になってしまうという欠点が存在した。
その為2〜3ユニットで1個飛行隊を編成し、給油時はお互いカバーし合う事で解決された。

武装

ニンバス

ユーゴスラビア海軍の特殊な艦艇等で主に運用されており、機体前方上部に8基ある専用のVLSから発射される、大型の長距離巡航ミサイル。対地・対空を問わない広域制圧を主任務としており、着弾地点に巨大な火球を発生させる特殊弾頭を搭載している。

誘導はアイガイオン側のレーダーで行われるが、レーダーの索敵圏外では目標周辺にマーカードローンと呼ばれる無人航空機や、誘導用の有人機(戦闘機や早期警戒機等)を飛ばして誘導を行う。そのシステム上、誘導機が撃墜されれば目標への誘導が困難になる欠点がある。

対空兵装

機体の防御用として、機体各所に多数の高射砲・対空機関砲・空対空ミサイルを装備している。また、機体内には複合式の自走高射機関砲を格納しており、防空戦闘の際にはそれらを飛行甲板上に展開して対空戦闘を行う。

艦載機

(常時搭載)
Su-57S×24機
Su-24×8機

随伴機


P-1150 ヘクトル
電子戦を担う電子支援プラットフォーム。

全幅:486.45m、全長:205.44m、全高:43.61m。

機体自体はヘカトンケイルよりもやや小型だが、機体の大半が、コクピットがある機首部と機体中央部とを結ぶボックスウイング(箱型変型結合翼)によって構成されており、6基の大出力エンジンで飛行する。

電子戦に特化した非武装機で、強力な電子戦能力とデータリンクシステムにより、ヘカトンケイルおよび周辺の友軍を支援する超大型電子戦機としての役割を持つ。
また当機の電子戦装置はとても強力で、試験時にはイージス艦をシステムダウンさせた事がある。

P-2000 ヘクトル
防空を担う航空火力プラットフォーム。

全幅:486.45m、全長:206.68m、全高:43.61m。

ヘクトルと同程度の機体規模を持ち、6基の大出力エンジンで飛行する。

機体各所に配置された対空機関砲や空対空ミサイルなどの対空兵装による濃密な弾幕と、巨体に似合わない高い機動性を生かした火力支援により、接近する敵性航空機やミサイルといった脅威目標を排除する。

型式

XP-60 ヘカトンケイル

試作型の航空機搭載能力とミサイルによる制圧力の両方を兼ね備えたタイプで、生産コストの高騰や運用が困難な為に8機で生産が打ち切られた。

CVP-61 ヘカトンケイル

攻撃能力等を削った為に武装は自衛火器程度しか搭載してないが、航空機運用能力はとても優れている。

AP-62 ヘカトンケイル
ミサイルを多数搭載し、空挺能力等も持たせたタイプで、搭載するミサイルを乱射しながら敵陣地に空挺降下する。

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