またコピペ改変物が出来たので投下します
コピペ改変が苦手な方はスルーお願いします
コピペ元はシャナの愛染兄妹で探せば出てくるはず
CPは龍亞龍可のみです。







ここはネオ童実野シティに繋がる衛星都市のひとつ。
夜の街並みを流れる雑踏の中、3つの人影が歩を進めていた。
先頭に立ち、物珍しそうに首を巡らせているのは、藍色のジャケットを着た、十代前半に見える緑髪の少年。
その脇で少年の言葉に相槌を打っているのは、彼に良く似た面立ちの、典雅なドレスを身に纏った少女。
二人の背後には、サングラスで視線を隠したダークスーツ姿の男が、口の端に咥えた煙草を燻らせてそれに続く。
観光都市たるこの街に於いても、その取り合わせは多少の違和感を見る者に与えるが、誰が何をするわけでもなく、注目しては皆ただ通り過ぎていくだけだった。
「それにしても二人とも、今日は来てくれてありがとう。異国の人も多かったから疲れただろう?」
「ううん!いろんな人と話せて楽しかったよ!それに面白いものも見られたし!」
ダークスーツ姿の男が問い掛けると、龍亞は後ろを振り返りながら、嬉々として一方を指差した。
龍亞の指差す先には光り輝く巨大な白龍が鎮座していた。
凛々しい白龍の顔はネオ童実野シティの方角を見つめて、今にも飛び立とうと両翼を大きく広げている。
今年、海馬コーポレーションが運営するテーマパーク「海馬ランド」が8つ目を開園した記念に建てられたモニュメント、青眼の白龍像である。
白龍の全長34m、台座となるビルの高さは67m、台座から翼の先までの高さが117mにもなる巨大な建造物は大海原を一望することの出来る街の港のすぐ近くに建てられている。
今日はこのモニュメントの除幕式が行われ、事業に携わった両親と供に龍亞と龍可は一連の催しに招待されていたのだった。

「しかし、式後のパーティーが終わってすぐに仕事に戻るとは君達のご両親は本当に多忙だな、君達も寂しいだろう?」
「……仕方ありません、仕事ですから。」
ダークスーツ姿の男の言葉に、龍可は哀しげな目をしながらも冷厳に言い放った。
両親は仕事で世界中を飛び回っていて家に帰ってくるのは年に数回程度しかない。
両親に会えない寂しさはある。だが、他人に同情されるようなことではないし、されたいとも思わない。
それに龍可にとっては、龍亞という存在がいればそれだけで十分だった。
龍可の強い意志を込めた視線を感じ取ると男は取り成すように肩を竦めた。


「すまない、余計なことだったかな。勝手に他人の心配をしてしまうのは性分でね。」
「いえ、お心遣い感謝します。」
この話はこれでお仕舞いと龍可は素っ気無く社交辞令を呟いて、視線を龍亞へと戻した。
その途端、陶器人形のようだった顔には柔らかな微笑みが浮かび上がり、瞳に優しげな色が宿る。
妹の投げ掛ける視線を気にも留めず、龍亞はふらふらと街の夜景を眺め渡す。
だがしばらくして、何かに気付いたようにその歩みを唐突に止めると、彼は子供そのままの声を上げた。
「龍可! 見えてきたよ、今日泊まるホテル!」
龍亞の指し示す先には、華美な装飾を施された高級ホテルが聳え立っていた。
外国の要人や映画スターなどが定宿とする、この街でも有数のホテルだ。
龍可は龍亞に身を寄せて、兄と同じ方角を向くと、その言葉に大きく頷いた。
「ええ、そうね。今日は疲れたし、早く行って休みましょう。」
「うんっ!」
妹の同意に満面の笑みで答えると、龍亞は弾む足取りでホテルに向かい出した。
兄に手を引かれた龍可も、それに引き摺られるようにして後に続く。
「龍亞、早くとは言ったけどそう急がなくても大丈夫よ。」
「早くチェックインしちゃおうよ、龍可!」
一見すれば普通の仲の良い兄妹に見える二人だが、その様子にはどこか妖しい雰囲気が付き纏っているようにも見えた。
龍可の声もあまり耳に入らない様子で、龍亞は目指す建物へと早足で進んでゆく。
自分の存在を忘れられたらしいダークスーツ姿の男が再び肩を竦めつつ、影のように付き従う。
その口元に苦笑が浮かぶも、先を急ぐ二人の意識には届いていなかった。

                    ◇  ◇  ◇

龍可はホテルの最上階にあるロイヤルスイートへと続く専用の廊下を、一人でゆっくりと進んでいた。
ダークスーツ姿の男に見送りとホテルまでの警護のお礼を述べている間に、待ち切れなかった龍亞が先に鍵を持って駆け出してしまったからだ。
鍵を開けられ、開け放たれたままの扉を通り抜け、龍可は豪華な室内へ足を踏み入れる。
だが、リビングには高級そうな色とりどりの花が飾られてあるだけで、人の姿はどこにも見当たらなかった。

「……龍亞?」
兄の姿を求めて、龍可は無邪気な歓声が洩れ聞こえる奥の寝室へと歩み寄った。
龍可が中を覗き込むと、そこでは龍亞が広大なベッドの上で楽しげに飛び跳ねている。
顔を出した彼女に気付いた龍亞は、妹に向かってどこか誇らしげな笑みを返した。
「ねえ龍可! 見て、これすごくふかふかだよ!」
「もう龍亞ったら、それが部屋に入って最初にすること?」
龍可は兄の無邪気な行為に呆れながらも我が子に対する母親のように、龍亞に微笑んでみせる。
丁度その時、部屋の扉が大きくノックされると、外から従業員の声が聞こえた。
「ルームサービスをお持ちいたしました。」
ルームサービスなど頼んでいない。龍可は咄嗟に龍亞を見るが、龍亞は自分ではないと顔を大きく左右に振る。
不思議に思いつつ扉を開けると従業員は慣れた手つきで料理を運び、リビングのテーブルに料理を並べていく。
「あの、私たちルームサービスなんて頼んでませんよ。」
「こちらは○○○様からのご注文で御座います。」
従業員は龍可の言葉に対して笑顔でダークスーツ姿の男からの注文だと話す。
おそらく先ほどの失言の埋め合わせなのだろう、意外と律儀な人だったのだなと龍可が思案しているうちに従業員は全ての料理を並べ終えたようである。
龍可が従業員からいくつかの説明を受け、お礼を言っていると後ろから龍亞が龍可に対して、ねだるような声色で口を開いた。
「龍可、これ、食べてもいい?」
「ええ、いいわよ。一緒に食べましょう。」
テーブルには大皿に綺麗に盛り付けられたフルーツを中心に数種類のケーキとサンドイッチがいくつも載せられている。テーブルの横にあるワゴンにはおそらくジュースであろう、七色の液体を入れたそれぞれのボトルが並んでいた。
除幕式の後に行われた立食パーティーで幾らかは食べたものの入れ替わり立ち替わりに誰かが両親に話しかけ、そのたびに私たちも挨拶や軽い談笑をしていたため、十分な食事は二人とも出来ていなかった。そのため、軽食やデザートは本当にありがたかった。
「おおお! 龍可、これ、ひゅっごくおいひいよっ!?」
「……龍亞、前から言ってるでしょう? 口の中のモノを飲み込んでから話しなさいって。」
「わかってるわかってる。それより本当においしいから食べてみなって!」
本当に分かっているのか怪しい龍亞の言動に、龍可は小さく眉をひそめた。
頬へ手を当てて嘆息するが、今に始まったことではないと諦めて龍可も食べ始める。
「ん。ほんと、おいしい。…今度これ作ってみようかな。」
「ほんと!?ヤッタ!龍可が作ってくれるなら毎日食べられるようになるじゃん!」
「ちゃんと出来るか分からないけどね。それより龍亞、ケーキの葡萄を避けたりしない!好き嫌いしてちゃ大きくなれないよ。」
ケーキに喜んでいた所に妹の叱責の言葉を受け、龍亞は不満そうに呟いて、駄々をこねる子供のように表情を曇らせた。
兄を落ち込ませるのは龍可の本意ではない。だが、彼を甘やかせるとすぐに調子に乗るので注意するべきところはちゃんと注意をしなければいけない。
龍亞の性格を熟知している龍可は、優しげな声で兄にとって一番効果的な台詞を紡ぎ出した。

「龍亞はデュエルキングになるんでしょう?」
「そうだよ。」
「好き嫌いしてちゃ、ジャックや遊星みたいに大きくて強いキングにはなれないよ?」
「うっ……!」
「小さくてひ弱なデュエルキングでいいの?」
「それは…嫌だ。俺はカッコいいキングになるんだ!龍可を護れる強いデュエルキングに!」

龍亞の自らに立てた誓いの言葉に、龍可は満面の笑みで答える。
「だったら、好き嫌いは無くさないとね。何でも食べてどんどん大きくならないと!」
「そうだよ、俺はキングになるんだ!葡萄くらい…葡萄くらいで……エイ!(ゴックン)」
「良く食べられました。偉いよ、龍亞。」
自分の望む返答を引き出した龍可は、騒がしくも楽しい兄との食事を再開した。
龍亞を支え、龍亞に護られ、龍亞と共に笑顔でいられることが龍可の至福なのである。
人並み以上に強い絆で結ばれた兄の頬に付いたクリームを指で取りながら、龍可は見た目の幼さにそぐわぬ大人びた穏やかな表情を浮かべるのだった。

甘く楽しい食事を十分に堪能した二人はふかふかのソファーの上で一息つくことにした。
ワゴンをソファーの横に移動させ、それぞれジュースを片手に持ちながら今日の出来事を振り返る。
朝に龍亞が寝坊しかけたこと、久しぶりに両親と会えたこと、除幕式に突然カイバーマンが現れたこと、
モニュメントの中にある展望台(白龍の目の部分)から見た海が綺麗だったこと、パーティーで会った人々のこと、
一日の出来事の一つひとつをお互いの記憶の答え合わせをするように二人は語りあっていく。
そして、ケーキを食べ終わったところまで話し終えると二人の間に静寂が訪れる。
心地よい静寂の中で、龍可は兄の耳に唇を寄せ、先ほど食べたどのケーキよりも甘ったるい声で囁いた。
「龍亞、今日もしよっか。」
「うん。俺、龍可ときもちいいことしたい。」
「ふふふ、私も龍亞ときもちいいことしたいよ。」
兄の包み隠さぬ要求に艶然と微笑み、龍可は龍亞の股間へ手を伸ばした。
スラックスの中で兄の性器が急速に頭をもたげてくるのを確認し、紅い唇をちろりと舐め回す。
彼女の秘部も同様に、これから始める愛の営みへの期待から、早くも熱と潤みを帯びてくる。
「それじゃあ龍亞、まずはあっちの部屋へ行こう。」
「うんっ!」
ソファーを降りた兄の肩にしな垂れかかった龍可は、軽く背を押してベッドの方へと促してゆく。
寄り添って歩を進めながら、彼女の片手は龍亞のシャツのボタンを、慣れた手付きで一つずつ外していった。

「龍可、はやく、はやくしようよ!」
妹の手で一糸纏わぬ姿にされた龍亞は、シーツの上でまだかまだかと、もどかしげに急かした。
中性的な身体はまるで天使のようでありながらも、股間にそそり立つ逞しい剛直がその印象を裏切っている。
爛々と輝く瞳は、ベッドの脇で優雅にドレスを脱いでゆく妹の姿を、熱望の込もった視線で射抜く。
そんな龍亞を焦らすように、龍可は殊更ゆっくりとした動きで、髪留めを外す。
二つに纏めていた髪を下ろしながら、龍亞の言葉に答える。
「急かさないで、もう少しだけ待っててね……」
急き立てる兄を宥めつつ、龍可は背中の合わせを外していった。
縛めを解かれたドレスが衣擦れの音を立てて滑り落ちると、蝶の羽化の如く密やかに、白い裸身が姿を現した。
華奢な肢体を隠すのは、淡いピンクのレースの上下に、同色のストッキングとそれを吊るすガーターベルト。
大人びた装いと発達途上の体つきとの差異が、妖艶な表情と相まって、匂い立つような色香を放つ。
「さぁ、もういいよ……?」
「龍可っ!」
「あ、んむっ!」
龍可は足元にわだかまるドレスから抜け出ると、身体をくねらせて兄の待つベッドに乗り上がった。
彼女が這い寄りながら許しを与えるや否や、龍亞が飢えた肉食獣の動きで柔らかな獲物に飛び掛かる。
強引な抱擁と共に荒々しく唇を奪われ、龍可はくぐもった声を上げた。
「ううっ、ん……うぅ!」
「ん、んふぅっ、んっ、ふ……」
龍亞は遠慮無く、細い肢体を両腕で強く締め上げながら、妹の口腔に深々と舌を差し入れた。
温かな口内を舌先で乱暴に掻き回し、自分本位の動きで龍可の唇を貪るように味わう。
陵辱にも等しい龍亞の口付けに、けれど龍可は蕩けたように表情を緩め、兄の首筋にしがみ付く。
激しく求められれば求められるほど、彼女の胸には兄に必要とされている、愛されているという悦びが巻き起こっていた。

「ん……っ、龍可……。むぁ、ぴちゅ……」
「ふぁ、あむ、んっ……。んもっ、あふ、っぷぅ……」
しっかりと舌を絡めたまま、龍亞は少しだけ顔を離し、龍可の舌を外に引き摺り出した。
そのまま互いの顔の間で妖しく舌を蠢かせ、大きな水音を立てながら嬲ってゆく。
口を半開きにした龍可も舌先に力を込めて、突き出し、絡め、押し返し、兄の動きへ的確に応じる。
再び唇を強く押し付け、喉を鳴らして混ぜ合わせた唾液を吸い上げ、龍亞は執拗に龍可の口と舌を犯す。
しばらくして、ようやく龍亞が腕を緩めて解放すると、二人の舌の間に粘ついた水の糸が橋を架けた。
「はぁ……。龍可、いつもみたいに、もっと気持ちよくして……?」
「んふふっ……。ええ、いいわよ……」
龍亞の更なる要求に、龍可は含み笑いを洩らして、兄の耳朶を軽く甘噛みした。
耳元を起点に濡れた唇をそっと這わせ、首筋をゆっくりと伝い降りていく。
僅かに腰を引きながら頭を下げ、薄く浮き出た鎖骨の線を乗り越えて、右の胸板に顔を寄せる。
薄い胸筋の中央に鎮座する乳輪に辿り着くと、龍可は小さな呼気と共にその場所へ吸い付いた。

「あっ……!」
「んっ、ちゅ……。んむ、んんっ、ん……」
乳首に優しくキスをされた龍亞は、身体をぷるっと震わせて、少女のような声を上げた。
龍可は舌の腹をぴったりと胸の頂点に貼り付けると、円を描くようにしてそこを舐め回す。
刺激を受けた肉芽はすぐに起き上がり、彼女の舌の上でころころと転がり始める。
「んむっ、む、むふぅ……。ちゅっ、ちゅ、ん……っ」
硬くなった乳首を唇で挟み、もむもむと食むように揉み解し、龍可は兄の快楽を引き出してゆく。
舌を鳴らして軽く吸い上げると、その度に龍亞の肩がピクンと反応する。
兄の胸板に顔を埋めながら、龍可の片手は胴体を滑り落ち、彼の下半身へと伸びていった。

「っはぁ……。んーっ、ん、んふっ……」
熱い息を吐いた龍可は、舌先で龍亞の胸板を左へと伝い出した。
兄の顔をちらりと上目で窺ってから、乳首を避けて斜め上に動きを転じ、脇の下を目指してゆく。
若々しい汗の匂いを吸い込み、悪戯な艶笑を浮かべると、腕と脇の間に舌を差し入れる。
うねうねと脇の下へ潜り込む舌の動きに、龍亞がむずがるように身体を捩じらせた。
「龍可、くすぐったいよ……」
「ふふっ、龍亞の身体が、こんなに愛おしいのがいけないんだよ……?」
言い訳めいた返答をしつつも、龍可は素直に脇から舌を抜き、今度は胸筋の下端を唇で辿り降りた。
左の胸でゆっくりと内向きの螺旋を描き、中心の乳首へ至ると、硬く尖らせた舌の先端でそこを弄ぶ。
下半身に伸ばした手は、内股から下腹部にかけてさわさわと撫で回し、時折屹立した剛直を軽く掠める。
ささやか過ぎる刺激に焦れた龍亞は、妹の頭に手を掛けると、クッと軽く力を込めて押し下げた。
「ねえ、俺、下のほうをもっとしてほしい……」
「ふふ、もう龍亞ったらせっかちさんなんだから……」
龍亞の手の導くままに、龍可は兄の前に跪き、そそり立つ肉棒と顔を合わせた。
彼女がお気に入りの縫いぐるみにするようにそっと頬擦りすると、紅潮した肌に先走りがぬめった線を残す。
柔らかな頬肉に撫でられた剛直が小さく跳ねるのを、龍可はうっとりと眺めやる。
「ここが良いんだよね……?」
「うん……。そこ、なめたりこすったりして……」
「分かってる。龍亞がきもちよくなれるようにしてあげる……」
立ち昇る淫臭と龍亞の赤裸々な要求に、龍可の背筋が歓喜にわななく。
薄桃色の舌先で唇をくるりと湿らせてから、彼女はそのまま硬く熱を帯びた肉茎へと口元を寄せていった。

「んっ、んんん……っ、ちゅっ!」
「あぅっ!」
龍可は、横に広げた舌で根本から先端近くまでをぞろりと舐め上げると、鈴口を音高く吸った。
最も敏感な部分に強い刺激を受けて、龍亞の口から情けない悲鳴が飛び出す。
先端に満ちていた液体を抜き取られた肉棒が、びくんっと驚いたように脈動し、その体積を一回り大きくする。
「ん……んっ、んくっ。はぁっ……」
龍可は口中で舌をもごもごと動かし、兄の先走りを己の唾液と混ぜ合わせ、喉を鳴らして飲み下した。
満足げな吐息を照り光る亀頭に吹き掛けてから、軽く頭を振り上げると、彼女のしなやかな緑髪が一方の肩に流れる。
今度は首を傾けたまま傘の直下を唇で横咥えにし、龍可は根本に向かってゆっくりと下り始めた。
「ん、っ……、んふぅ……。あ……はむっ、ん……」
「龍可っ、すごくきもちいい……」
「むぷ……っ、ふふ、もっともっと感じてね……。あもっ、んっ、んん……」
龍亞の生え始めの薄い陰毛に顔を埋めた龍可は、口を開いて大きく舌を伸ばし、幹の下にある肉の袋を掬い上げた。
すんすんと鼻を鳴らして兄の体臭を嗅ぎながら、片方の玉を頬張って、皺の一つ一つを丹念に舐め広げる。
睾丸を交互に口へ含んでは揉み解し、同時に頬や鼻先を意図的に擦り付け、剛直にも刺激を与えてゆく。
欲望を滾らせた龍亞は妹の身体の下に両手を回すと、桃色のレースに包まれた乳房をぎゅっと鷲掴みにした。
「はんっ、く! あ、龍亞ぁっ、ん、んぅっ!」
「龍可、もっと、もっといっぱいして……」
小振りな柔肉を丁寧に揉みしだきつつ、龍亞は掠れた声で奉仕をせがんだ。
龍亞の手にぴったりと収まる双丘を、強弱をつけて握り締められ、龍可の口技が途絶える。すると、龍亞は催促する様に自ら腰を動かして肉棒を妹の顔に押し付けてくる。

「うんっ、んっ……! 龍亞、すぐ、するからっ、……はぷっ! ん、んふぅ……」
「ううっ!」
丁寧に、しかし力強く乳房を捏ね回されながら、龍可は首を伸ばして充血した亀頭をぱくりと咥え込んだ。
温かな唇が雁の周囲を包み、湿った舌が皮の継ぎ目に這わされると、龍亞は快楽の呻きを洩らす。
片手を根本に絡め、親指で剛直の腹を上下に擦りつつ、龍可はゆっくりと舌を蠢かせる。
敏感な急所を丁寧に辿るざらついた舌の感触に、龍亞の腰がビクンと痙攣した。
「んも……っ、ぷぁっ! 龍亞、気持ち……んんっ! いいっ……? あむっ……」
「うんっ、いいよっ、きもちいいよ、龍可……」
「んふぅっ! あっ、私も、きもち、いいっよっ……、んぷっ、むふぅっ、ん……!」
亀頭全体をくるりと舌で一周すると、龍亞の指先がレースの上から、興奮に尖った乳首をぎゅっと抓った。
痛みと一体化した鋭い悦楽が両の乳頭から駆け抜けて、首を反らした龍可の唇が剛直から離れる。
声を震わせ兄に感想を問うてから、再び大きく口を開けると、彼女はまた唾液に濡れた先端にむしゃぶりつく。
龍亞は舌足らずな口調で答えつつ、妹の胸を覆う布地を引きずり上げ、柔肌に直接指を立てる。
露わになった乳房は彼の指の動きに従ってぐにぐにと歪み、発育途上の締まった肉独特の弾力を返す。
白い背の向こうで妖しく揺らめく尻肉に目を留めて、龍亞は素直な欲求を口にした。
「ねえ、龍可。俺も、龍可のあそこ、いじっていいかな……」
「っぷぅ……はぁ、いいよ……。それじゃぁ、そのまま横になって……?」
「うん、こう……?」
龍亞は妹に指示された通り、後ろ手を突くとベッドの上でコロンと仰向けに寝転がった。
すると龍可は静かに身を起こして体勢を入れ替え、兄の身体を大きく跨ぎ、四つん這いの姿勢をとる。
そのまま腰を後ろに突き出すようにして伏せると、互いの股間が相手の眼前に位置する形になった。

「これで出来るよっ……あ、んあぁぁっ!?」
龍亞の方へ振り返りかけた龍可は、途中で言葉を途切れさせ、悲鳴にも似た甲高い声を上げた。
ショーツの股布が脇に寄せられると同時に、龍亞の舌が濡れた秘洞へ一気に突き入れられたのだ。
一気に入れた舌は、重なりあった肉襞を強引に割り開き、ぬぷぬぷと自らを埋め込んでゆく。
いくら龍亞の愛撫に慣れているとはいえ、いきなり過ぎる侵入に龍可の膣内が強く収縮した。
「んぷはっ、龍可、やめないで……。はやく、俺のも……いっしょに……」
「んっ、く、うんっ……! んっ、ん、んんっ、んぷ、んぅっ!」
舌で濡らす必要もなかったほどに濡れそぼった龍可の秘洞へ、今度は膣口を広げるようにぐりぐりと指を中へ回し入れてくる龍亞に催促され、龍可は狂おしげに剛直を咥え込んだ。
舌を絡め、リズミカルに頭を上下に揺り動かし、愛する兄の肉棒へ熱烈に奉仕する。
頬の内側の粘膜に亀頭を擦り付け、唇で幹の半ばを扱き立て、口腔に溜めた唾液に先端を浸していく。
じゅぽじゅぽと淫らがましい音を立てながら、膣の締まりを意識して緩め、兄の愛撫に身を任せる。
攪拌された淫穴の奥からはトロトロと芳しい蜜が溢れ、龍亞の指から手首へと伝い落ちていった。
「……ぷはぁっ! んっ、龍亞……。少し、腰を上げて……」
「ん、うん……」
股間全体に唾液をまぶし終えると、龍可は兄の腰に片腕を廻し、下半身を大きく抱え込んだ。
そのまま背を起こし、龍亞に後転の途中のような、天地を逆にした体勢を取らせる。
足を両肩に担ぎ上げると、斜め下に垂れた肉の袋の向こう側に、薄茶色の窄まりが姿を現す。
「こっちも、たっぷりと愛してあげるわ……。んっ……」
龍可は兄の身体を片腕で支え、少女のように滑らかな尻肉の間に顔を寄せる。
途中で大きく舌を突き出し、先端を硬く尖らせながら、首を前に伸ばしてゆく。
不浄の穴の上に口元を近づけると、彼女は微塵も躊躇いを見せずに、皺の周囲をくるくると舐め回した。

「あくっ! 龍可、それっ、むずむずするよっ……!」
「ん、ふふっ……。愛してれば、こんな事も出来ちゃうんだから……」
排泄を誘うような妹の舌使いに、龍亞の菊座がきゅっと縮こまった。
龍可は兄の声を半ば聞き流し、滴る唾液を皺の間へ丁寧に擦り込んでいく。
愛撫と湿り気を与え続けると、次第にそこは呼吸するように収縮と弛緩を始め、最初の硬さが和らいでくる。
充分に入り口を解してから、龍可は力を込めた舌の先端を中心に押し当て、体内に潜り込ませていった。
「うぁ……っ! 龍可、俺ぇ、もっ……!」
「んんぅっ!? んっ、んん、んふぅ!」
妹の舌が後ろの窄まりに侵入すると、龍亞は対抗するように首を持ち上げ、眼前の肉の花弁に喰らい付いた。
左右の尻肉を強く割り開き、頭をその隙間にこじ入れ、龍可の動きを真似て濡れた秘裂を舌で抉る。
あぐあぐと口を動かし、下唇で勃起した陰核を擦りあげる、蕩けそうな刺激の中に、ときどき触れる歯の強烈な刺激が龍可を襲う。
どっと溢れ出して来た愛液に溺れそうになりながら、龍亞は妹の股間へ吸いついて離そうとしない。
「んぐっ、ふぐ、あぷっ……んはぁ! はっ、はぁ、んっ……んじゅるっ!」
龍亞ははみ出した陰唇をコリコリと舐めまわし、大きく喘いで息を継ぐと、とろみのある雫を音高く啜った。
粘液を吸い出すその行為が、新たな潤いを生み出すきっかけとなり、彼の口元をべったりと濡らしていく。
薄い尻肉にしっかとしがみ付き、白い肌に紅い指痕を刻みながら、龍亞は獣さながらの激しい愛撫を重ねる。
「ふぁ、んっ! んむ、るろっ、ん、んぁ、んっ!」
龍可も熱心に兄の腸壁をほじくり返し、膣を犯す男根のように細めた舌を激しく出し入れした。
同時に空いた手で顎の下に垂れた剛直を扱き立て、汗の浮いた胸元に亀頭をぐりぐりと押し付ける。
濃い淫臭を辺りに振り撒きつつ、二人は狂ったように互いの淫欲の炎を燃え上がらせてゆく。
そうしていく内に、いきなり力尽きた龍亞の首がベッドに落とされ、全身がぐったりと脱力した。

「はぁ、龍可……。この、かっこうは、つかれるよぉ……」
「ぉふぅ……、そう、だよね……。んっ、もう、そろそろいいかな……」
仕上げとばかりに内股へ軽くキスをしてから、龍可は兄の身体を元通りに寝かせ、ゆらりと立ち上がった。
レースの上下をもどかしげに脱ぎ捨て、薄いピンクのストッキングとガーターベルトだけをその身に残す。
全裸よりも扇情的な姿になった龍可は、そのまま今度は正面から龍亞の腰を跨ぐ。
用を足す時のように大きく膝を広げて屈み込むと、開いた秘所から糸を引いて愛液が零れ落ちた。
「龍亞、そろそろ、私のここ……に、龍亞のこれを、入れたいでしょ?」

「うっ、うん。入れたい、おれ、龍可のなかに入れたいっ……!」
「ふふっ、私も、早く龍亞のがほしい……」
龍可は中指でくちくちと陰裂を弄って見せつけながら、もう一方の手で龍亞の剛直を捕えた。
すぐさま望む言葉が返って来ると、龍可は軽く腰を浮かせて、反り返った肉棒を垂直に起き上がらせる。
左右に添えた指で肉の花弁を割り開き、中心に張り詰めた亀頭を宛がうと、そのまま一気に腰を下ろす。
「ん、は……あぁぁん!」
濡れそぼった膣道は硬い異物の挿入を容易く受け入れ、先端から根本近くまでを柔らかな肉襞で包み込んだ。
「あっ、う……。龍可のなかっ、すごくあったかくて、ぐちゅぐちゅしてるよっ……!」
「んぅっ、龍亞のも、いつもみたいに逞しくて……、ふふ、素敵、だよ……」
緩やかに腰を使い出した妹に向けて、龍亞はうわ言のように頼りない声を上げた。
龍可が深く腰を沈める度に、泡立った快楽の雫が内部から押し出され、二人の間で淫猥な水音を立てる。
十重二十重に取り巻いた微細な襞の連なりが、剛直全体を舐め上げ、扱き下ろし、龍亞の悦楽を呼び覚ます。
兄の肉茎の力強さを褒め称えながら、龍可も秘洞を出入りする強張りの感覚に没頭する。
微妙に動きの角度を変え、強く擦れ合う場所を次々と移ろわせてゆくその手管は、熟練した娼婦さながらだった。

「あっ、ん……。どう、かなっ……? 私の中は、んっ、気持ち、良い……?」
「うんっ、うん……。すごく、すごくきもちいい……。いいよぉ……」
「そう、でしょう……? 私の身も心も、んふっ、龍亞の為だけの、あっ、ものだ、もんっ……」
奥まで咥えて腰で水平に円を描きながら、龍可の唇は淫らな睦言を囁き続けた。
子宮口で鈴口を押し潰すように刺激されて、龍亞の剛直がびくびくと跳ね、彼の返答を裏付ける。
その反応をもっと確かに感じようと、彼女の膣内がきゅんっと締まり、硬い肉棒を甘く抱擁する。
「あふっ、そして、龍亞の全ては、んぅっ、私のもの……」
「うっ、あ、龍可……」
「龍亞が、んっ、愛しても良いのは、私だけっ……! 龍亞はっ、私、私っ、私だけの、ものっ……!」
呪詛のように繰り返しつつ、龍可は段々とその律動を激しいものへと変化させてゆく。
ほっそりとした肢体が妖しくうねり、豊かな緑髪が振り乱されて、欲情に火照った顔の周りを舞い踊る。
膣内の襞は別の生き物の如くざわりと蠕動しては、出入りする剛直に吸い付き、快楽を求める。
龍亞の視点からは、大きく捲れ上がった深紅の陰唇が己の肉棒を上下する様子が、はっきりと窺える。
その淫猥な光景に誘われるようにして、龍亞は妹の腰が沈んだ処を見計らい、自分の腰を大きく突き上げた。
「はっ、はぁ、龍可……っ!」
「あくぅん! あっ、ん、あ、あっ、龍っ、亞ぁっ……!」
龍亞の先端がぐりっと最奥を抉り、龍可は歓喜の声を上げた。
兄の胴に両手を置き、突き上げに合わせて腰の高さを調節し、抜け落ちない程度の大きな振幅を繰り返す。
互いの腰を叩きつける都度、結合部からは濡れた布を打つような湿った音が響き、細かい飛沫が宙に散る。
龍可は直線的な龍亞の腰使いを補い、不規則に尻をくねらせて、動きの速度を早めていく。
強い締め付けと火の点くような激しい摩擦に、彼女の中の肉棒がひくつきながら膨れ上がっていった。

「あっ、龍可っ! おれっ、もうっ、出してっ、いいっ!?」
「えっ、ええっ! ちょうだいっ、あっ、龍亞のをっ、私の、中にっ、んんっ……あぁ、あ、あっ!」
龍亞の切羽詰った声を受け、龍可はガクガクと頷いて、腰の動きを更に加速させた。
自分の一番感じる場所が擦れるように角度を変え、兄の射精に追いつこうと、一心に快楽を追い求める。
既に燃え上がっていた肢体は容易に登りつめ、膣道が絶頂の予兆にきつい収縮を起こす。
「だすよっ、もうっ、く……でるうぅっ!」
「龍亞、るあぁっ、あっ、は……、あぁ──っ!」
龍可が達するよりも僅かに早く、龍亞は彼女の中で弾けたように大量の白濁を撒き散らした。
剛直からどくどくと龍亞の精液が自分の膣内に流し込まれるのを感じる。
肉の悦びを存分に満たされて、龍可の首が大きく反り返る。
深々と繋がった結合部から洩れる白濁の混ざった液体が、キラキラと瞬いては皺だらけのシーツへと溶けていった。

「あっ、はっ、はぁっ……。龍亞、沢山、出した、ね……」
えずくような強い脈動が収まると、龍可は乱れた髪を掻き上げつつ、気だるげな様子で囁いた。
止めていた腰を緩やかに動かし、軽く締めた膣口で幹を扱き、出し切れなかった分を全て内部へ搾り取る。
彼女の中で粘度の高い龍亞の精液が音を立て、愛液と混じって微細な襞の間へと擦り込まれてゆく。
最後の一滴が鈴口から零れる頃には、萎えかけていた肉棒は再び硬度を取り戻していた。
「ん、ねえ、龍可……。俺、まだ足りないよ……もういっかい、しよ……?」
「ふふ、ふふふっ……。うん、いいよ。龍亞が満足するまで、幾らでもしようよ……」
お菓子をねだる子供のように不満をこぼす兄の声に喜色を浮かべ、龍可は淫靡な含み笑いを洩らした。
身を起こそうとする龍亞に手を貸すと、入れ替わりに背中をベッドへ横たえて、両足で腰を抱え込む。
道を外れた愛に染まった双子の兄妹は、欲求の赴くままに今宵も淫楽の宴を延々と繰り広げていった。

〜END〜
                    ◇  ◇  ◇

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