キキーッ!と言う音と共に、家の前にDホイールが止まる。
それと同時に「バン」と軽く音が開くと同時に足音が響いて来る。
「お帰りなさい、コナミ。」
「ただいま、アキ。」
彼女の名は「十六夜 アキ」・・・今では小さな病院を経営するまでになった女性院長である。
そしてDホイールから降りたのは「コナミ」・・・かつてネオドミノシティを守り抜く為に、特別な力を持たない身ながらタクティクスとその発想で世界の危機を幾度となく救った、英雄の1人。
今、彼はライディングプロデュエリスト3年にして世界ランク5位につけていた。

深紅のDホイールをガレージに置き、アキとコナミは少し遅めの晩御飯を取る。
「そう言えば今回の相手は結構、強敵だったようね。」
「ああ。やっぱりバウンス系はやり辛い。」
その内容は至って単純、召喚したモンスターを手札に戻す「バウンス」系で組んだ相手に多少手間取ったと言う話。
結局は彼の魂のカード「青氷の白夜龍」の一撃が勝敗を決したのだが、それはまた別の話である。
「そう言えば、龍可が龍亞の子を産んだって。」
「またか?これで3人目だろう。」
お盛んな事だ、と苦笑を漏らす。あの双子が仲の良い事は察していたが、ここまで来るとは思わなかった。
しかも両親も「最近は出生率低いのが国際問題なってるし別によくね?」とのスタンスを決め込んでいるらしい。
「ただ単に長時間放置した2人に嫌われたくないだけじゃ・・・。」
「そこツッコむな、キリがない。」

そんな話をしながら、晩御飯を食べ終えた。

そして深夜・・・当然だが部屋に明かりがついている家はなく、周囲もまた眠っていた。
「コナミ、用意出来た?」
「ああ。」
ゆっくりとベッドに腰掛ける2人。当然だが、衣類は一切身につけていない。
当然だ、2人がこれから行う行為にそれらは必要とすらされていないのだから。
アキが足を開き、ゆっくりとモノを受け入れる。
「ああっ!?」
別に初めてではない行為だが、それでもコナミのモノは力強く逞しく感じられる。
当然だろう。彼とてサテライト・・・隔絶された過酷な環境を生き抜いた身体を有しているのだ、そこら辺の学生等とは根本から違うのは道理である。
「動くよ、アキ。」
「んっ・・・。」
中に入ったモノの力強さに酔いしれていたアキは、何も言わずにコナミに抱きつく。
腰が揺れ始めると、彼女は何の遠慮もなしに嬌声を上げる。
普段の聡明な彼女の姿はなりを潜め、ただ無我夢中で腰を振り続ける。
もっと欲しい、もっともっと欲しい・・・彼の全てが欲しいと。
そんな彼女だからこそコナミもそれに応え、激しく腰を突き上げる。
「〜っ!!!!」
最早声にすらならないそれは、どちらのものか。
接合部を通じて流れ込む快楽のスパークは既に全身に行き渡り、愛しさと言う名の媚薬は脳を支配した。
だからこそ止められない、止めようがないのだ。
ただ欲するだけ、お互いをより深く。
「出るよ、アキッ!」
「出して・・・!!」
短い問答、その後に膨れ上がった快楽の渦が爆ぜた。

翌日の朝・・・否、昼過ぎに彼らは起きた。
実に30回も続けたせいかアキは元より、コナミにも若干疲れの相が出ている。
「ねぇ・・・できるかしら、私達の子。」
それはアキの望み。親子で笑いあう、かつての自分が最も求めた光景。
「出来るさ。出来なきゃ何回でも続けて、その瞬間を近づければ良い。」
そしてアキの望みを知るコナミは答えた。彼女のもっとも望む答えを。
どちらともなくクスリと笑い、再び2人は口付けた。

・・・こんなんありか?

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