なんとなくルイン陵辱物でも書いてみる。
☆人によってはちょっぴりハードかもしれないので、苦手な人はスルーして下さいネ!☆


「んん……。ここは……?」
ルインが気がついた時、彼女は煉瓦造りの薄暗い小部屋にいた。
四方から伸びる闇の呪縛が四肢を拘束し、彼女の行動の自由を奪っている。

「私は確か……敵との戦闘中で…」
確か、戦場でハ・デス軍と戦っていたのだ。
うっかり交戦した相手がジャイアント・ウイルスで…。
あれを撃破した瞬間激しい脱力感が彼女を襲い、その場で膝から崩れ落ちて意識を失った。
勝敗の行方はともかく、自分が捕虜になったというのは確からしい。

「なんてこと…! どうにかして早くここから脱出しないと!」
意気込むルインだったが、彼女が身体をどう動かそうと両手足をがっしりと拘束している闇の呪縛はびくともしない。
そうこうしている内に
「無駄だ。諦めろ、破滅の女神ルイン」
と言いながら、一人の男が入ってきた。
冥界の魔王ハ・デス。
先の戦でルインが戦っていた相手であった。

「ハ・デス…!」
「貴様はもうワシの物だ。ワシのなぁ…!!」
ぐえへへ、と厭らしい笑みを浮かべながらルインに近づくハ・デス。

「よ、寄るな…!!」
ルインは寒気が走るのを堪え気丈に身構える。
が、そんなのを素直に聞くハ・デスでは無い。
その手には短刀が握られており、鞘から抜き放つと銀色に輝く切っ先をルインに向けた。

「っ!?」
ルインの身体が硬直した。
普段あれほど優雅で、一片の隙も見せない女性の顔が、血の気が引いて真っ青。
しかし固まっていたのはほんの束の間。
それからは刃が自分に近づく毎に四肢に込められた力は大きくなり、なんとか凶刃から自らを逃がそうとする。

「や、やめてっ!!」
寸前まで突きつけられた時。
その刀で自分の胸が抉られるのをイメージして、ルインの背に嫌な汗がへばりついていく。

「動くな。その珠の肌に瑕が付くぞ」
「!?」
ハ・デスはルインを刺し殺すことなどしなかった。
薄皮を剥ぐように、ルインの纏う豪奢なドレスだけを器用に切り裂いていく。

「………!!」
これでは殺さないと奴は言っている。
だが、刃物が身体中をまさぐるように這い回るのはやはり恐怖だ。
ぴくりとも身体を動かせない緊張感を、ルインは冷や汗をだらだらに垂らしながらなんとか耐える。
ドレスはズタズタに切り裂かれ、下着も剥ぎ取られ……。胸が、お尻が、太ももが露になっていく。
ハ・デスが短刀を鞘に収めた時、彼女のドレスは既に衣服としての役目を果たしていなかった。
上は乳房が飛び出るように胸元を広げられ、スカートは正面と両左右、後ろに大きな切れ込みを入れられている。

「うっ……。はぁ、はぁ……」
しかし今の彼女に羞恥心を云々する余裕は無かった。
ただこの緊張の一時を無事に切り抜けられたことに安堵する。
彼女の四肢に込められていた力は一瞬で抜け落ち、ただ鎖に任せるがままに半裸の身体をだらりと吊るす。
その後呼吸を整えたルインは、眼にありったけの力を込めてハ・デスを睨みつけた。

「どういうつもり!? 何をするつもりなの!?」
「おうおう怖い。そんな姿にもなってよく吼える」
「………!!」
その時になってようやく、ルインは自分の格好に気が行った。
あたかも恥部を見せるためにその部分だけが切られたドレス。
胸も、お尻も、太ももも……そして女性の一番大切な陰部も、強調されるかのように露呈している。

「ひっ……!」
とっさにそれらを隠そうと手足を動かすがどうにもならない。
あまりにも女性を冒涜した扱い。
破滅の女神として槍を振るっていた身としてはあまりに惨めな、見世物となっている今の自分の姿。
ルインはその瞳に涙を浮かべながらも、ハ・デスに罵声を浴びせた。

「殺してやる! 絶対に殺してやる…!! こんな事……こんな事をして…!!」
しかしそんな言葉は耳に入らぬことばかりに、ハ・デスはその太ももに手をかけた。
すべすべの肌は絹のようで掌に吸い付く心地よさ。ぷりんぷりんの肉質は、とても揉み心地の良い弾力がある。

「ぐふふふふ」
自分の身体をおかずに不気味な笑いを止めないハ・デスに、ルインは腹が立つやら悔しいやら情けないやら、
複雑な感情が入り混じっていた。
何にせよ今の彼女にできるのは泣くことと叫ぶことくらいなのだが。

「死ね」「殺してやる」などのルインの声を余所目に、ハ・デスは両太ももを両手で抑えながら、
スカートの正面に入れられた切り込みに顔を埋めた。
処女では無いがあまり使い込んでもいないオマンコを凝視し、そこに向けて舌を立て…
「何してるのよ!!??」
その時今までで一番大きな声でルインが叫んだ。
ハ・デスが顔を上げルインを見上げると、ルインの表情から先ほどまでの怒りが消えていた。
血の気が引いて今までよりも逼迫した、とても切なげな顔で、食い入るように懇願してくる。

「お、お願い。それだけは嫌。嫌なの…。殺すなら殺してもいい。けど、それだけは許して……」
無力にがくがくと震えるだけの彼女。
そこにあるのは恐怖だけだったのだ。
恐らく、犯されることへの恐れではない。
この穴を唯一許したであろう男を、裏切ってしまうことが怖いのだろう。
先ほどまでの怒りすら忘れてしまうほど……相当愛が深いに違いない。

(まあ、そんなことはワシの知ったこっちゃないんでな!)
ハ・デスは躊躇も無く、思い切り唾液を絡ませた舌を、彼女のオマンコへと進入させた。

「いやあああああああああああああああああああ!!」
絹を裂くような絶叫が響く。

「やめてやめてやめて!!お願いだから!!それだけはいやああああああああああ!!」
ルインは四肢を拘束されたまま、必死に、必死にもがく。
頭を振り腰をひねり、男の自分への侵入を拒否する。
しかしそんな彼女の抵抗もハ・デスにしてみれば余興でしかない。
美しい長い髪を振り乱し、小ぶりながら形の良いおっぱいが、プリンのように上下左右に揺れに揺れる。
流れる涙は止まるところを知らず、気丈な彼女からは想像もつかぬ程の嗚咽を惜しみなく垂れ流すのだ。
これは興奮せざるを得ないだろう。男として!

ハ・デスはチュパチュパとわざと大きい音を立ててルインの羞恥心を煽りながら、
ルインのオマンコを欲望のままに貪る。

「ぐ……うう………許して……許してデミス…私、こんな男に………貴方以外の男に犯されてるぅぅ……」
煉瓦の小部屋に、女神を味わう水音と愛する男への懺悔が響く。
ルインは顔を涙で顔を汚しながら、今何処に居るとも知れない男性に許しを請うた。

「デミスって終焉の王か? 貴様らデキていたのか。天使族と悪魔族の癖に」
「う、うるさい! あんたには関係……ぎゃおっ!!」
ビクンとルインの身体が跳ねる。ハ・デスがルインのクリトリスを甘噛みしたのだ。

「ぐっ…! はぁ…、はぁ……。ゆ、ゆるさ、何処までもコケにして、絶対に、ああっ…!!」
再び湧き上がってきたルインの怒り。しかしそれも次の瞬間には萎えていた。

「ひっ…」
ルインの視界に、ハ・デスの巨根が入ったのである
それが何を意味するかを思うと、ぞくりと寒気が走る。

(う、嘘でしょ…)
嘘でも冗談でもない。犯されるのだ、今から。
憎しみしか抱いていない男の手によって、たった一人にしか許していない花園を汚される。
もう大声は出なかった。
微かな、掠れた声で「やめて」と懇願するのが精一杯で。
そんなルインのささやかなお願いは、男の欲望の一突きによって掻き消された。

ぶちゅり。

(あ……)
ルインの瞳から光が消えた。
ハ・デスの巨根が自らを貫いた時から、この日ルインの記憶は無い。
愛する男以外に犯されたということが余りにショックで。
唾液のローションで始まった、愛も無く気持ちよくも無いSEXの最中ことなんざ、頭に残るわきゃなかったのだ。
この時のルインは本当にただの人形のようで、ただハ・デスの欲望に任されるがままに、その美しい髪を振り乱した。
何も映っていない彼女の瞳は、犯されていることを信じたくないと訴えているかのようであった。



ルインが犯されたと実感したのは目が覚めた直後だった。
気を失っても、闇の呪縛は依然彼女をこの小部屋に拘束している。

「あっ…」
どろりと、愛する男以外の子種が膣内から零れて、床を汚していた。
しかし不思議と落ち着いているのは、現実味が無くて感覚が麻痺しているせいだろう。
だって自分が。この破滅の女神ルインが、選んだ男以外に抱かれるなんて話はあり得ない。
けれど意識がはっきりするに従ってこれがやっぱりリアルの出来事なのだと分かってくると、
心の内の動揺は大きなものになっていく。胸の奥が槍で刺されたように痛む。

「本当に犯されたんだ……。私……」
また泣いた。
無様に敵に捕まった挙句、敵の慰み者にされた。

「ごめんなさい…。デミス……」
ルインは自分の不甲斐無さと貞操を守れなかったことを詫びた。

(…もう、死のう。あの世で会いましょう)
そう思って舌を噛みきろうとしたとき、全身を電流のようなショックが襲った。

「!!??」
それは彼女が舌噛みをする気迫が萎えるまで続き、
終わった後でルインはそれが闇の呪縛に込められた自決防止用の呪いであることに気がついた。

「何処まで人をバカにするのよ……」
逃げられないし死ぬことも許されない。
ただ慰み者となるだけの運命が自分に与えられたことをルインは悟り、がくりと肩を落とした。

「お願い……助けて…デミス……」
戻ったばかりの意識は、落胆のショックでまた闇の底へと沈んでしまった。



「何よ…。これ……!?」
あくる日ルインが目を覚ますと、ルインの眼前には巨大はメロンが2つ並んでいた。
寝ている間にDNA改造手術を受けさせられたのだ。
「ワシは巨乳の方が好みだからな」、とはそれを命じた張本人の談である。
控えめだったルインの乳房はすっかり肥大化されてしまっていた。

「戻してよ!!私の胸…!!私の胸をこんな…!!」
「お気に召さなかったか? 終焉の王は賓乳好みなのか?」
「あんたに関係無いでしょそんな事!!」
いいから早く戻せと言った時、ルインの身体に衝撃が走る。ビクンッ!!と。

「えっ!?」
認めたくは無い。が、紛れもない性感だった。
この膨れ上がった乳房の先の突起をハ・デスが摘んだ。
ほんのそれだけの事で、ルインは軽くイってしまったのだ。

(嘘……?)
ふと下半身に意識をやると、暖かい蜜が太ももを伝って床にぽたぽたと落ちている。
ルインの顔からまた血の気が引いていく。

(イ……イったの? 今ので? 胸を噛まれただけで? どうして、どうして…?)
ぞくぞくと寒気が走る。
そして動揺を隠し切れない瞳をハ・デスに向け、叫んだ。

「何をしたの!? 私の…私の身体に!!」
「手術の際少し感度を良くしてやったつもりだが…。少し敏感過ぎたかな?」
「ふざけないで!! いいから元に戻…」

言いかけたところでまた乳首を口に含む。
今度は甘噛みでは収まらず、舌を乳首に纏わり付くように這わせて音を立てしゃぶっていく。

「イやあああああああああああああああああああっ!!」
ビクビクビクビクビクビクッ!! プシャアアアア……。

「あ、ああ、あああ……」
またイった。必死で息を整えるその姿を、ハ・デスは面白げに見物している。

「しかし幾らなんでも簡単にイきすぎではないのか? 好いた男以外でこれほど感じるなど淫乱のようだ」
「だ、誰が……ううっ……」
寄りによって、他人にイかされた直後に自分の男の名前を出されるほど、悔しいことはない。
自分が女であるならここは絶対に達してはならなかったのだ。
ルインの心の揺らぎは大きく、ハ・デスは更に追い討ちをかけるように二本の指をルインの秘所に突っ込んだ。

「ここももう随分と濡れているな。ほれ、指がずぶずぶと入るぞ」
その穴の中に容易に入る程に愛蜜が溢れていることをルインに示す。
ルインの顔は火を噴いたように赤くなり、俯いたまま何も喋らなくなった。
こうして軽く秘所をいじられるだけで爆発しそうな程にルインの性感は高まっているが、
なんとかこれ以上、この男にはイかされまいとギリギリのところで堪えている。
厭らしい自分を必死で否定するかのように。

(嫌っ、嫌っ!! これ以上感じさせられるなんて絶対に嫌!!)
「しかし残念ながらまたイかされるのだった」
「いやあああああああーーーーーーっ!! あっ、あっ、またイクウウウウウウ!!」

日々イかされ、抵抗出来ない身体になっていく。
そんな調教の日々がずっと続いた。



それから半年が過ぎようとしていた。今日もハ・デスは、ルインの部屋を訪れた。
ドアをノックする音が響くとルインは顔を赤らめてドアを開け、その向こうの人物を深い接吻で出迎える。

ちゅぱちゅぱと…半年前までは決めた男にしか許さなかった唇を、ルインはあっさり敵に委ねた。
今でもこの男が憎いことに変わりは無い……が、ルインはとても疲れていたのだ。
そりゃあ、愛する男は今も昔も一人だ。
しかしこの牢獄にいてはその男の愛を得ることは出来ず、想えば想うほどに虚しくなるだけ。
他の男に抱かれたことを気に揉み続け、ひたすら心の中で詫び続けるのにも疲れた。
どうあれこの憎い敵に抱かれている間だけは、全てを忘れて快楽に浸っていられるのだ。
だからとっくに闇の呪縛や地下の牢獄からも解き放たれているにも関わらず、与えられた部屋から逃げる気はしなかった。

「今日はどっちでするの…? オマンコ?それともお尻?」
ルインの目の輝きが以前とはまるで違った。
次に発せられるハ・デスの回答をまだかまだかと胸をトキめかせて待つルイン。
自分は前も後ろも準備は出来ていると言いたげに、息を荒げてハ・デスに詰め寄る。
ハ・デスとしてはここであっさり彼女の欲求を晴らすのもつまらないので、第三の選択肢に行く。

「胸で抜いて貰うとするかな」
「分かったわ…」
ルインは中腰になり、突き出された男根を左右の巨峰で挟み込むと、慣れた手つきでハ・デスのそれをしごき始めた。
最初は不慣れだったこの作業も、今では良いものだ。
改造手術のお陰で敏感になっている胸で思いきりしごくと、その官能はたちまち前進を駆け巡り身体を火照らせ、
心地の良い汗が噴出すと共に乳首とクリトリスを立たせる。
股座からは愛液が止め処なく溢れてきて、あまりの切なさに太ももをすり合わせながらの作業になる。

(早く…!早く終わらせなきゃ…!!もう我慢出来ない、我慢出来ないのぉ……!!)
一度はちゃんと射精して差し上げなければ、オマンコに直接入れては貰えない。
両手が塞がっているこの状態では自分で慰めることも出来ない。
だから一刻も早く、ハ・デスのチンポをしごき終えるしか無いのである。
この焦らされ感というものに快楽を見出したルインは、とても幸せそうな表情を浮かべ、敵のチンポをしごき続けた。

「そろそろ出るぞ…!!」
ドピュドピュと溢れる精液がルインの胸と顔にかかる。
雄の悪魔の濃い匂いが鼻を突くが、慣れたせいかこれもルインには興奮する材料にしかならない。
この匂いを味わうと、今度は一刻も早くこの熱い液体を膣内に注ぎ込んで欲しくて溜まらなくなる。

「お、お願い!!早くぅ…!!」
ルインはそのまま床に座り込み、足をM時に開いて、濡れててかてかに輝く形の崩れたマンコを見せる。
息は荒く、身体は湯気が立ちそうなくらいに火照り、逸早く快楽を得たい衝動にかられ身体は小刻みに震えている。

二本の指を使ってマンコを開き、「早く早く」と急かすルイン。
口からはだらしなく涎が垂れて、そこにかつての滅びの女神の姿は無い。

「とりあえずベッドに上がろう。その間くらいは我慢できるな?」
「あ……そ、そうね…!」
ルインは仔犬のようにベッドに飛び乗り、先ほどのポーズを取ってハ・デスを受け入れた。

「あああああーーーーーー!!イ、イクウウウウウウウウウウウウ!!」
入れられただけで…その瞬間に絶頂を迎えるルイン。
彼女はそれほどまでに開発されていた。
それから始まるスパンキングに際しては、抜く時に一回、入れる時に一回のペースでイきまくる有様だった。
そして一度もヤり終わっていない内に、ルインは言った。

「あはぁっ♪ 今度は、私が上に乗る!! 私、こっちの方が好きぃ!!」
仰向けになったハ・デスの、天を突くように伸びる男根。
そこ目掛けて腰を落とすルインの瞳は、とても輝いていて。

「あん、あん、あん!! イク、イク、イクウウウウウウ!!」
豊かな胸と長い髪を存分に暴れさせ、奇声を発しながら、彼女は快楽の渦に飲み込まれていく。

「はあああああああああああああああああああああああんっ♪」
一際大きな波はやはり射精の時。
濃い、熱い悪魔の子種が膣内に容赦なく注ぎ込まれる時、ルインはこの上無い絶頂を味わい、
その後は全ての力を使い切ったと言わんばかりにベッドの中に沈む。…とても幸福そうな笑みを浮かべて。

「あはぁ……。デミスぅ…。私、幸せぇ……」
もう目の前の男が、誰かも分かっていないような言葉を口にすると、ルインは眠りに落ちた。
たった二度では出し足りないハ・デスは、その気を失ったままのルインの膣内に何度も男根を叩きつけ、
適当に満足すると彼女の肢体を放り投げて部屋から出て行った。
手に入れた時はもっとしていたのだが、今は新しく拉致ってきたノースウェムコたんにご執心なので
これ以上コイツに遣ってやる時間は無いのである。



2年余りが過ぎた。
ガスタ族を襲って手に入れた新しいお妾さんの調教が忙しくて、ハ・デスもルインにはすっかり興味を無くし、
三食は運ばせるが姿すら見せなくなっていた。
お陰でルインからは調教の毒気が少しずつ抜け、素に近い状態にまで戻っていた。
と言っても逃げ出す算段など無く、適当に読書などして暇を潰すどうでもいい毎日が過ぎていく。

この頃趣味にかまけて内政も外交もろくにしていなかったハ・デスは外敵と国内の反政府勢力の結託を許してしまい、
難攻不落を誇っていたはずの要塞は次々に落城して国はあっという間に滅亡してしまった。
ハ・デスは自ら軍勢を率いて迎撃に出たが、既に補給線を完成させていた敵を崩すことは出来ずに御首級を取られた。


やがて十重二十重にハ・デスの本城を取り囲んだ【終焉王】と書れた軍旗の群れは、城目掛けて火矢を放ち始めた。
窓から見えるハ・デスの敵が愛しい人のものあると知り、出て行けば自分は助かるだろうとルインは思いもした………が。
ルインは自らの愚かさを省みて、足を止めた。

「私はアイツを信じて待つことが出来ず、快楽に溺れて目を背けていたのに…。どうしてアイツの所へ帰れるのかしら」

あの軍勢の中心にいるであろう男に「ごめん」と一言呟いて、囚われの女神は炎の中へと消えていった。


〜完〜


あとがき:たまにはこういう救いようもない話もいいんじゃないでしょうか。   

このページへのコメント

新しく拉致ったノースウェムコとあったが、差分的なやつでノースウェムコ凌辱(ウェムコ×魔王ハデス)が出ないかな。

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Posted by ブラックドラグランザー 2013年05月05日(日) 06:25:15 返信

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