手狭な室内に置かれたシングルベッド。
その上に、ぐったりと身を横たえ荒い息をする少女が一人。

衣類は全て剥ぎ取られ、手足は手錠でベッドに繋がれている。
たわわに実った果実を思わせる豊かな乳房はベルトで縛られ、卑猥な形へと姿を変えていた。
膣内からは納まりきれなかった精液が、破瓜の血と共に溢れ出している。
全身から湧き出た汗でシーツは乱れ、枕は痛みと愉悦とで流れ出た涙と涎とでぐっしょりと濡れていた。

「──いい格好だね、アキ」

水の入ったボトル片手に、少年──コナミは口を開いた。
その声に反応したのか、少女──十六夜アキは彼へと視線を向け

「ぁ、コナミ。……ねぇ、もう一度、して」

甘えるような声。
艶然とした色香に身を包み、アキはコナミを求めた。
彼女はこの数時間で、しかと“女”に目覚めたらしい。

「何のことかな?」

露骨なアキの求めに対し、コナミは惚けたような態度で返す。

「何って、その……」

「言ってくれなきゃ解らないな。アキは僕にどうして欲しいんだ?」

「うぅ、いじわる……っん!?」

水を口に含み、無理やり彼女の唇を奪う。
そのまま舌で唇をこじ開け、アキの口の中へ水を流し込んだ。

「ん、ふっ。んむ、ちゅっ、ふぁ……」

少しずつ水を口に含み、口移しで飲ませていく。
舌を絡め、互いの味を確かめ合いながら、ゆっくりと水分を補給する。

「はぁ、んむぅ、んんっ、ふぅ、ぷはっ。ああ、コナミ……」

「それで、何をして欲しいのかな?」

一通り水を飲ませ終わってから、改めて問う。

「はぁ、うん。私の、アキの、あぁ……お、おマ○コを、コナミの……せ、精液でいっぱいにして!
アキを、アキを妊娠させてぇ!!んん、早くぅ……」

縋るような声。
物欲しそうな瞳。
微かに赤く染まった肌。
自分の言葉にすら興奮したのか、彼女の秘所は大量の蜜で濡れている。

「了解。アキの頼みじゃ断れないな」

軽口を叩きつつ、人差し指と中指の二本を膣内に無理やり押し入れる。

「ひゃっ!?」

「さっきあんなにブチ込んでやったのに、まだかなりキツいな……少し強めにほぐすぞ?」

溢れ出す愛液と精液を潤滑剤に、指を激しく動かしていく。
グチョグチョとワザと大きな音を立て、頃合を見て挿し込む指を増やしていった。
空いた方の手でアキの乳房を形が変わるほどの強さで揉みしだき、それと並行して乳首に舌を這わせ時に甘噛みする。

「あっ、やっ!やだぁ、それは……だ、だめぇっ!く、はっ……んん、いっ、くぅ……!!?」

次々と襲いかかる官能の波に、女の悦びを知ったアキの躰は至極あっさりと達してしまった。
潮を噴き、口端から涎を垂らし、ビクビクと痙攣を続ける彼女の姿は、所謂“牝”のそれ。
組敷かれ、蹂躙され、犯され、陵辱されることに愉悦する、自分だけの性奴──

「──さあ、これからが本番だ」

手足の枷を、胸を縛るベルトを取り外し、正しく生まれたままの姿となったアキを、後ろから一気に貫いた。
少年の見た目とは不釣り合いなほど巨大な陰茎が、アキの胎内に沈み込む。
キツく収縮する膣壁を削るように押し進み、やがて最奥へと到達する。

「あ、ああっ、ふぁぁぁあああっっっ!?や、あんっ!んっ、んっ、んっ、ああっ!!?」

腰を前後に動かす。陰茎を膣奥へと叩きつけ、一度退いて再度貫く。
そんな単純な動作の繰り返しが、強烈な快感を生み出し理性を溶かす。

「はぅ、ん!コナ、ミぃ……!やっ、はげし、あっ、はっ、激し過ぎぃっ!!」

艶っぽい悲鳴をあげながら、アキは背中を弓なりにそらし肢体をくねらせる。
コナミはその躰を後ろから抱き締め、己の腰の動きに合わせ淫らに揺れ動く乳房を鷲掴みにした。
大きな乳房の全体を撫で回し、乳首を摘み捻り上げ、搾り取るように揉みしだく。
愛撫と呼ぶにはあまりに乱暴なはずのそれすら、今のアキにとっては最高の快楽だ。
強弱の入り混じった絶妙なテクニックで責めたてられ、アキは一瞬で腰砕けになる。
そこを狙いすましたようなコナミの肉棒に突き上げられ、躰を大きくのけぞらせた。

「ああ、ああっ、あああああっっっ……!!」

快楽に染まった嬌声に反応し、コナミの肉棒が更に硬度を増す。
自然と腰の動きも激しさを増し、より強く、より深くアキを侵す。

「ああっ……きてぇ、コナミ!アキのおマ○コに、いっぱい出してっ!!」

「っ、射精る……!」

互いの距離がゼロになる。
膣壁が一際強く収縮し、肉棒を食い千切るほどの勢いで締め付けた。
それから一瞬遅れて、大量の白濁の奔流が膣内を満たす。

「ふぁ、あ、あああああああああああっっっ!!」

熱く迸る精が最奥にぶつかり、同時にアキは絶頂を迎えた。
ビクビクと全身を痙攣させ、悲鳴に似た悦びの嬌声をあげる。

「……ああ、出てるぅ。子宮に、コナミの精液……はぁ、いっぱい」

最後の一滴まで己の精を注ぎ込み、コナミはゆっくりと自身のモノを引き抜いた。
大量に吐き出された精の一部がアキの秘所から溢れ、脚をつたってシーツに落ちる。
トロンとした表情で、うつ伏せのまま行為の余韻に浸るアキの髪を軽く撫で、コナミはその隣に横たわった。

一人用のベッドは狭く、自ずと互いの体が密着する。

コナミは未だ息の荒いアキを抱き寄せ、その唇を奪った──





鈍痛と気だるさ、そして確かな温もりを感じながら、アキは目覚めた。

寝ぼけ眼をこすろうと腕を動かそうとするが、動かない。
仕方なく何度か瞼を瞬かせ、無理やり意識の覚醒と視界の回復を図る。成功。


結果、彼女の眼の前には裸の男の胸板が出現した。


一瞬パニックを起こしかけるが、何とか踏みとどまる。
徐々に回転を始めた思考回路が、現状を強制的に把握させ──赤面。

初めてだったにも拘わらず、浅ましく男を求め乱れた自分。
それだけならまだしも、彼に縛られて興奮するなど──

「…………うわ」

昨晩の淫らな自身の姿を思い出し、アキは照れたような情けないような曖昧な表情で苦笑した。

僅かに視線を上げると、そこには男──コナミの寝顔。
年齢の割にあどけない、少し幼さの残った顔立ち。目覚める気配は一切なく、呑気に寝息を立てて眠っている。

昨夜さんざん自分を責め続け、弄んだ人物とは思えないほど穏やかな表情だ。
と、アキはそんなことを考えながら、何とか体が動かせないか身をよじってみる。

……無理だった。ガッチリと包み込むように抱き締められ、力が緩む気配もない。

カーテンの隙間から差し込む光の加減からして、既に時刻は正午を回っているのだろう。
昨夜の行為は、彼女の記憶では明け方まで続いていた。
ならば、普段から睡眠にかなりの時間を割いているこの男はいつまで眠り続けるのだろう?

「……コナミ?」

呼びかけてみても、起きる気配はない。
それならば仕方なしと、アキはコナミの胸板に顔を埋め、瞼を閉じた。

「ねぇ、コナミ。…………愛してる」

小さな呟き。囁くような彼女の声は、男の耳には届かない。
しかし、彼女を抱き締める男の力が、ほんの少しだけ強くなったのは、きっと偶然ではないのだろう。

久しく忘れていた温もりと、愛しい男の香りに包まれて、アキは静かに眠りに着く。

その日、彼女が見た夢は、いつもより優しい色をしていた────

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