「よーし、師匠も居ないことだし、今日の修練は終わり〜!」
底抜けに明るい声で勝手なことを言っているのは、ご存知ブラックマジシャンガール。
「あ・・・あの・・・、師匠に怒られちゃいますよ、ガール先輩・・・。」
おずおずと意見するのはマジシャンズヴァルキリア。ガールの妹弟子というところか。
「いーのいーの!師匠ったら可愛い弟子を置いて出かけちゃうんだから!
大体トップクラスの魔術師のクセに弟子が2人だけなんだからおかしいよねぇ。
まぁ、転職がちな師匠なんてふつー持ちたくないんだろうけど。」
「あ・・・あう・・・。」
本人がいないことを良いことに好き放題暴言を放つガール。
自分も貶めているのに気付いているのかいないのか。
「そ・・・、そんな・・・せめてそつなくこなすとか言ってあげないと・・・。」
ヴァルキリアも微妙にフォローになっていない。
「まぁ、マスターの切り札で在り続けるための努力ってことなのかな?
ヴァルちゃんも頑張らないと、マスターに忘れられちゃうよ?」
「う・・・どうせ私なんて劇場版で出て即退場だし、師匠や先輩みたく上級でもないし・・・」
訳の分からないことをつぶやきながら落ち込みだしたヴァルキリアをガールは溜め息と共に見つめる。
この妹弟子、嫌いではないのだがどうも自分に打ち解けてくれない気がしてならない。
「ねぇ、ヴァルちゃん、私たちそんなに立場違うわけじゃないんだから、丁寧な言葉遣いしなくてもいいと思うんだけど・・・。」
「で、でも・・・先輩なんだし・・・」
「それ!『先輩』っていうのがなんとなく他人行儀!ここで一緒に修行してるんだから家族も同然!」
「ふぇ・・・でも・・・」
「とりあえずその『先輩』に代わる新しい呼び方から考えないと。」
かくして午後の修練をサボることにより作った暇な時間の活用方法は決定した。
「う〜ん、私がヴァルちゃんって呼んでるんだから、『ガールちゃん』なんてどうかな〜?」
「そ、それは・・・」
「うん、語感がイマイチ。となると・・・」
ヴァルキリアの意見など最初から聞く気などない。一人で納得して話を進めていく。
「うん、家族同然なんだから、いわば私はヴァルちゃんの姉!『お姉ちゃん』って呼んで!」
「そ、そんな・・・いきなり・・・」
こんな性格とはいえ尊敬する先輩をいきなり『お姉ちゃん』と呼ぶのに抵抗するヴァルキリア。
「う〜、ヴァルちゃんたら私がお姉ちゃんじゃ嫌なんだ!ひどい・・・」
ブラックマジシャンなら即座に「ウソ泣きしてもダメだ。」と見破る程おなじみのガールの泣いた振りだが、
「ちっ違います!ご、ごめんなさい!・・・な、泣かないで下さい!」
純粋というかなんというか・・・あっさりとヴァルキリアは引っ掛かる。
「・・・じゃあ「お姉ちゃん」って呼んでくれる?」
「・・・・・・・・・・」
ガールに泣かれる(ウソ泣きだが)訳にもいかないが、『お姉ちゃん』にはやはり抵抗がある。
「じゃ、じゃあ・・・お、『お姉様』・・・?」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・あ、あの・・・?」
「・・・・・・・・・・・・っっっ良いぃぃっっ!!私が求めていたものはこれよっ!!!」
「ひゃあぁぁぁっっ!?」
感動に瞳を輝かせヴァルキリアの肩をつかむガール。すでに目がイっている。
「『お姉さま』・・・ああ何て甘美な響き・・・。もう一度言ってヴァルちゃん。」
「え・・・お、お姉様・・・」
「もっと大きな声で!」
「お姉様!」
「もっと気持ちをこめて!」
「お、お姉様っ!」
「もっと煽情的な甘え声で!」
「お、おねぇさまぁ・・・。」
もはやなにがなにやら・・・
「ハァハァ・・・ヴァルちゃん・・・可愛い・・・もう我慢できないっ!」
「え?・・・ひゃあああああぁぁぁぁっ!?」
何十度目かの『お姉様』の後、興奮しきったガールはヴァルキリアに襲いかかった。
後ろから抱きしめ、手を小ぶりな胸に、舌を首筋に伸ばしていく。
「だ、駄目ですぅっ!!」
そのままなし崩しにレズプレイに・・・となるかと思いきやヴァルキリアはガールを振り払って距離を置く。
ヴァルキリアにはレズの気がないのだから───いや、ガールもそうなのだが、今は『お姉様』に狂った
状態なので・・・───当然の行動ではある。
「ヴァルちゃん・・・私の愛を受け入れてくれないのね・・・。」
「先輩・・・私・・・。」
「・・・こうなったら力ずくよ!ブラックバーニング!!」
「えっ!?きゃあああああああぁぁぁぁっっっ!!!」
ヴァルキリアに容赦なく攻撃魔法をぶつけ気絶させる。・・・マヂに師匠に怒られますよ?
「ふふふ・・・これでヴァルちゃんは私のもの・・・」
完全にイっちゃった目で気絶したヴァルキリアを抱きしめるガール。
「うーん、でもなぁこのままヴァルちゃんを可愛がるだけじゃ面白くないし・・・そうだ!」
気絶したヴァルキリアをベッドに縛り付けた後、自分の机に向かうガール。
「うふふ・・・もうすぐ・・・ヴァルちゃんの身も心も全て私の物・・・」
不穏なセリフを口走りながらなにやら薬品を調合し始めるガール。
前略 ブラックマジシャン様。あなたの一番弟子はとんでもない娘です・・・。
「・・・ん、んん・・・んえ?」
何があったのだろうか?確か興奮した先輩が襲い掛かってきて・・・攻撃魔法を食らって・・・。
現状の確認のために周りを見渡す。どうやら自分はベッドに仰向けに寝ているようだ。
とりあえず起き上がらないと・・・。・・・体が動かない?
「え?・・・ええ?えええええええぇぇっっっ!?」
素っ頓狂な叫び声をあげるのも無理はない。ヴァルキリアはベッドにロープで縛り付けられている。
四肢をキッチリ固定されているので、もがく位しかできない。貼り付け状態だ。
それに、服がかなりはだけられている。攻撃魔法だけでこうなるわけがない。
一体誰がこんなことを・・・いや、わかりきったことなのだが・・・。
「あは♪ヴァルちゃんお目覚め〜?」
犯人が部屋に入ってきた。そういえばこの部屋はこの人・・・ブラックマジシャンガールの部屋だ。
「せ、先輩!何でこんなことを・・・!?」
「ぶ〜!先輩じゃなくてお姉様!」
「お、お姉様!何でこんなことを!?」
こんな状況でもガールのリクエストに答えるヴァルキリア。ガールは満足げにうなずくと。
「ヴァルちゃんをね、私のモノにしようと思うの。」
「・・・え?」
『え?』とは言うもののヴァルキリアもガールが何をたくらんでいるか位わかる。
そして危機を感じる。貞操の、危機だ。
「先ぱ・・・お、お姉様!やめてください、こんなこと・・・。」
拒絶の意思を見せつつロープを魔法でほどこうとするが、ガールが先に魔力を込めているらしく、
ヴァルキリアの魔力では微動だにしない。先輩の実力を見せ付けた形になっている。
・・・こんなことに使わず、修行で見せれば師匠も大喜びだろうに・・・。
「安心して。もうすぐこれでヴァルちゃんも幸せにしてあげるから!」
そういうと先ほど調合していた薬の入った瓶をヴァルキリアの唇にねじ込む。
粘度の高い液体がヴァルキリアの口内に無理やり流し込まれていく。
「んんんっ!んふっ、んくっ・・・んぐっ、んっ・・・。」
口内に流し込まれてくる得体の知れない薬品は、甘ったるい味と匂いがした。
窒息しないために粘度が高いその薬を飲みこんでいくしかないヴァルキリア。
「ん・・・ぷはぁっ・・・。こ、これって一体・・・?」
ガールは妖しげな笑みのままヴァルキリアを見下ろす。効果はすぐに現れ始めた。
「・・・え?あ・・・?・・・う・・・ふあぁ・・・ああぁぁ・・・」
切なげな喘ぎを漏らし、悶えはじめるヴァルキリア。
肌はピンク色に染まり、はだけられた胸の先端の突起が固く勃ちあがる。
ガールが作ったのは強力な催淫作用をもたらす薬、要するに媚薬というやつだ。
「師匠の書斎にあった魔導書に載ってたんだ。ヴァルちゃん、どう?効いてる?」
当たり前だがブラックマジシャンが弟子にそんな薬の製法が載っている本を見せるはずがない。
というかその本も他は普通の魔法薬を掲載している本だ。
ピンポイントで見つけ出すガールの才能恐るべしというところだろうか。
「た、助けてぇっ!お姉様っっ!!おかしくなっちゃいます!!」
「ふふ・・・ヴァルちゃん、じゃあ私のモノになってくれるってことなの?」
「えっ?・・・それは・・・ああっ!・・・そ、それはぁ・・・。」
「私のモノにならないとぉ、ヴァルちゃんを可愛がってあげられないよ?」
「・・・んくっ・・・ふああ・・・そんな・・・。」
飲み物に一滴混入すれば十分な程の強力な媚薬を一気飲みしたヴァルキリアに抵抗する気力は無かった。
「わ、私はぁ・・・お姉様のモノになります・・・。だから・・・助けて・・・」
「うふふ〜♪よく言えましたっ。それじゃあ、まずはご褒美のキス!」
「はむっ!んんっ、んんんっ・・・。んくうぅぅぅぅっ!!」
ガールに唇を奪われ、舌を入れられ口内を蹂躙される。それだけで絶頂を迎えるヴァルキリア。
「キスだけでイっちゃうなんてヴァルちゃんてばエッチな子だったんだね。」
しかも、ガールは知らないが今のがヴァルキリアのファーストキスだった。
媚薬が効いてるとはいえ、初めてのキスで果てるなんて・・・
ヴァルキリアは恥ずかしさで消え入りたくなった。
「えへへっ、さぁヴァルちゃん、一緒に気持ち良くなろっ!」
キスだけでイってしまったヴァルキリアの痴態に興奮したガールは、いよいよ気合を入れて
ヴァルキリアに挑みかかる。
「まずは、可愛いけれども邪魔なこの服を・・・えいえいえいっ!」
自身も服を脱ぐと、ベッドに縛り付けられたヴァルキリアの服を、魔法を利用しながら
次々に脱がしていく。あっという間に二人とも生まれたままの姿になってしまった。
すぐさま縛り付けたヴァルキリアに覆い被さり、指で、舌で愛撫を開始する。
同性ゆえの女の身体を知り尽くした繊細な愛撫、という訳ではない。
ガールだって経験値は少なく、男性経験も師匠を誘惑して、嘆願して、泣き落として(ウソ泣き)、
生真面目なブラックマジシャンの恋人ポジションに強引に居座っているような状態だ。
そんな拙い愛撫でも、媚薬によって淫らで敏感な身体になってしまっているヴァルキリアは、
胸を吸われ、首筋を舐められ、敏感な突起を弄られるたびに、嬌声をあげて達する。
「お、お姉さま・・・ぁああああんっ!!・・・も、もう許してぇ・・・ひあああっ!」
許しを請う間にも秘所を攻められ達するヴァルキリア。
息も絶え絶えなヴァルキリアに、それでもガールは容赦しない。
ヴァルキリアに身体を密着させ、秘所と秘所をぴたりと重ね合わせる。貝合わせと言われる状態だ。
「ん・・・ふああぁっ!ヴァルちゃん!気持ち良い!?ねぇ、気持ち良い!?」
「あああっ!───っ!!ふあっ、ああっ!!あああああんっ!!」
上になったガールが動くたびに胸が、秘所が擦りあわされ、敏感な突起が刺激を受ける。
ガールの声が上ずって、昇り詰める寸前であることを表している。
ヴァルキリアに至ってはイきっぱなしだ。おかしくならないか心配にさえなってくる。
「ヴぁるちゃん、ねぇ・・・私ね、イクの!イっちゃうのぉぉっ!!」
「お、お姉様っ!!私も!!また・・・またぁぁああああああっ!!!」
ヴァルキリアが一際強烈な絶頂に達し、同時にガールも果てた。
「ハァッ・・・ハァッ・・・あうぅ・・・・・・ああぁ・・・。」
息も絶え絶えなヴァルキリアと、未だ物足りなげなガール。
「ねぇ、ヴァルちゃん、私のモノになってくれるんだよね?だから・・・初めても頂戴!」
「・・・あ、あああ・・・そんな、まさか・・・。」
女性が女性の『初めて』を奪う。ヴァルキリアの頭に特殊な店に売られているような、
いわゆる『大人の玩具』というやつを突き立てられる自分の姿が浮かぶ。
「大丈夫!そんな道具なんかにヴァルちゃんの初めてをあげる気は無いから!」
ヴァルキリアの考えを読み取ったかの様にガールはそう言うと、なにやら呪文を唱え出す。
そしてガールの股間に、存在しえないモノが出現する。・・・男性器と呼ばれる物体だ。
サイズ、形、皮の剥け具合と全て申し分無い。・・・一般的な男性がコンプレックスを感じる程に。
「ひっ・・・!お姉様・・・そ、それって・・・?」
「えへへっ、師匠の魔導書に(略)。私がヴァルちゃんの初めてを貰ってあげるからねっ!」
言うなり抵抗する隙を与えず、一気にヴァルキリアを貫く。
「あああああっっっっ!!痛っ!痛い痛ぁぁああああんっ!!」
「ヴァルちゃんの中、気持ち良いっ!気持ち良いよぉっ!!」
初めての挿入の感覚(当然だが)に興奮したガールは容赦なく腰を振りだす。
ヴァルキリアも媚薬のせいで破瓜の痛みすら快感として取り込んでしまっている。
「ヴァルちゃん!私もうダメ、イクっ!!出すね、中に出すね!!」
「お、お姉様っ!!ダメっ!中は、中だけはぁ・・・赤ちゃんができちゃう・・・。」
「ダメ、止まんない!!ヴァルちゃん、産んで!私の赤ちゃん産んでぇぇっ!!」
「だ、ダメダメダメぇぇぇ・・・あああああんっっ!!」
容赦ない膣内射精が行われ、精液が子宮に流し込まれる。
中出しの快感をもう一度味わうべく、ガールが再び腰を振り始め、ヴァルキリアを弄ぶ。
美少女同士の禁断の交わりはまだ始まったばかりだった・・・。
「・・・どうしよう。元に戻らなくなっちゃった・・・。」
ヴァルキリアの膣、口、後ろの穴まで犯し尽くした後、ガールは途方に暮れていた。
「・・・師匠の本に治し方が載っているんじゃないんですか?」
ようやく開放され、ロープも解いてもらったヴァルキリアが尋ねる。
自分をこんなにした相手を助けるなんて良い子です、ホント。
「そういえば、オ○ンチンが生えるってとこまで読んで残りを見てない!」
書斎に向かって駆け出すガール。数分もしないうちに戻ってきた。
「分かったわヴァルちゃん!このオ○ンチン、満足すれば消えるんだって!!」
「ま、満足って・・・え・・・あんなに・・・その、したのに?」
「やっぱり、物足りないと思ってたの!ヴァルちゃん、協力してね!」
「そ、そんな・・・きゃあああああっ!!」
再びヴァルキリアを犯し始めるガール。あ、今度はバックからですか。
「あはん♪やっぱりヴァルちゃんの中って最高!これからも時々しようねっ!」
「わ、私はもう勘弁して欲しいですよぉ・・・。」
「あ・・・また出るっ!ヴァルちゃん中に出すねっっっ!・・・まだ満足しないみたいね。」
「ほ、ほんとにこれで良いんですかぁ・・・?」
絶倫状態のガールに翻弄されるヴァルキリアの苦難はまだまだ続く。
「一体どういうことなんだ!これは!?」
ブラックマジシャンの怒声が響く。その剣幕たるや、オベリスクが泣いて命乞いをすると思われる程だ。
今の彼ならブルーアイズを3体まとめて瞬殺できるかもしれない。
まぁ、帰宅してみれば白濁まみれで息も絶え絶えなヴァルキリア。そしてガールはそのヴァルキリアを
抱きしめながら満足気な笑みを浮かべて眠っているのだから、お怒りももっともである。
「あ・・・あはは・・・これは仕方ないことなんです。ヴァルちゃんが可愛すぎるのがいけないの。」
「───っ!!素直に謝れば許した物を・・・きつい仕置きが必要なようだな!」
「あ・・・あう・・・。」
「少し本気で行くぞ!黒魔導!・・・何!攻撃できない!?」

※「マジシャンズヴァルキリア」
このカードがフィールドで表表示で存在する限り、他の魔法使い族を攻撃対象にできない。

「・・・むう・・・。」
「・・・あ、あはは・・・。」
「あ、あぅ・・・。」

すっかり毒気を抜かれてしまったブラックマジシャンはその後しばらくの間ガールに
「今ならヴァルちゃんが居ないからお仕置きできますよ!師匠、お仕置きしてくださぁい♪」
と迫られ閉口することになるのだが、それはまた別のお話。

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百合ネタとしてはGJ

マジヴァル×ATMかマジヴァル×AIBO(サイマジでもOK)が次に浮かんだ

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Posted by 闇竜王リュウガ 2012年05月04日(金) 07:00:28 返信

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