317 :ヤンデレ(?)ミサキ:2011/03/05(土) 09:50:14.62 ID:bw3TUHCL
そうか、ユベル様がおられたか!

大丈夫っぽいので落としてみます。

■注意
・ヤンデレ気味、ただしほのぼの風味も強め
・ネタバレ注意→クリア後のミサキに負け、精霊界でのミサキイベントをこなし、セリアイベントをこなした後推奨
・多少暴力あり(多くは無い)
・軽いキャラ崩壊あり
・文が拙い

以上です、至らない点がありましたらご指摘お願いします

318 :ヤンデレ(?)ミサキ:2011/03/05(土) 09:50:39.62 ID:bw3TUHCL
 少年の瞳に映るのは見慣れたガレージの天井だった。
 古臭さと錆が点在しながらも、どこか温もりを感じるガレージの色だった。
 天井が見える、ということは少年は上を向いていることになる。
 更に、この脱力感から考えると、少年は今仰向けに寝ているのだろう。
 だが、少年はガレージで眠った覚えはない。
 そもそも少年はこのガレージがあるダイモンエリアから少し離れたスタジアムにいた筈なのだ。
 明らかに不審なこの状況を探ろうと少年が周囲を見渡そうと首を動かした刹那、ジャラリという金属音がガレージに響いた。
 少年の目に飛び込んだのは自身の両手と首をガレージの壁に繋ぐ鎖だった。
 誰が、何のために、自分達のホームであるこのガレージに少年を拘束したのか、頭をフルに働かせても答えは出ない。
 しかし、突如足元より答えが湧いて出た。

「起きた。 おはよう、コナミ」

 平淡で透き通る、そして聞き覚えのある声が足元より聞こえた。
 足元を見れば、青い髪をハート型に束ねた、瞳から生気を感じない少女が目に映った。
 普段から無い瞳の輝きは、一段と薄まっていた。

「えーっと……まさかこれやったの、ミサキ?」
「勿論、見ればわかる」

 当然のように答えるミサキという少女に眩暈を覚えた。
 何故仲間である自分を縛るのか、縛って何をするのか、そもそも何故そんなに平静としているのか……。
 疑問があまりに多過ぎて、少年−−コナミの頭が混乱したのだ。

「とりあえず落ち着こう」
「?」
「何で俺を拘束したんだ?」
「……前にデュエルに勝ったとき、言ったはず」
「デュエル……?」
「だけどコナミ忘れてる。 思い出させないと」
「……何をする気だ?」
「簡単、コナミを喰う」

 言うが早いか、ミサキは全てを言い終わる前にコナミへ飛び掛かると彼の上に馬乗りとなる。
 色白く艶やかな肌が眼前に現れたうえ、女性特有の甘い匂いが鼻腔をくすぐり、コナミは恥ずかしさでそっぽを向いた。
 そんなコナミの顔を両手で挟むと、ミサキは自らにコナミを向かい合わせる。

「暴れても無駄、この鎖はデモンズ・チェーン。 アクセルシンクロモンスターも捕まえる」
「ト、トラップ・スタン!」
「させない、神の宣告」
「く、くそぉ! サレンダーだ、離してくれ!」
「却下、サレンダーは断れる」
「誰かぁ! 助けてくれぇ!」
「ガレージの防音はバッチリ。 ちなみにトオルはサティスファクションタウンに里帰り。 いい加減諦める」

 ミサキの表情は笑ってはいるものの、目は一向に笑ってはいない。
 ただ瞳から放たれるのは性欲と−−微かな殺意のみだった。

 コナミが感じたのは恐怖だった。
 無駄と知りながら暴れるのも、ただ恐怖から逃れたいが為だった。
 そんなコナミの態度に小さく舌打ちすると、ミサキは羽織っているコートを開きコナミに見せる。
 コートにはペンチ等の工具が大量に収納されており、その光景にコナミは思わず動きを止めた。
 瞬間、バチィッという音と共に身体中が痺れと共に動きを失っていった。

「がっ……、くっ!? ……い、今のは?」
「うん」
「……おい、答えろよ」
「エレキマイラ。 大丈夫、攻撃力はたいしたことない。 ただ……もう貴方は抵抗出来ない」

 知らぬ間にミサキの手には黒い物体が握られていた。
 モーメントを動力にした効力が高く人体への危険が少ない最新型のスタンガンだ。
 ダイモンエリアは決して治安が良い場所ではないうえ、ミサキは非力であるため護身用に手放せない一品なのだろう。

「これで完全に捕まえた。 きっちり教えてあげる。 あなたは私のものだということを」
「……待て、お前、あれは冗談って」
「言った。 だけど一度口にした言葉は取り消せない。 ……あなたは私のもの」
「……どういう理屈だそりゃ?」
「理屈なんてどうでもいい。 ともあれあなたは私以外を見てはいけない。 私だけを見て、私だけを愛して、私だけに尽くせば良い」

 言葉を紡ぐ度、彼女の瞳から放たれる殺意は強みを増していった。
 もはや表情にさえ笑顔は無い。
 コナミの動けない顔をしっかりと掴んだまま、ミサキは唇を彼の首へと落とす。
 肌が触れ合うくすぐったさと同時に、口から漏れる湿っぽい吐息に身体がぞくぞくと震える感覚がコナミを襲った。
 唇は首筋に触れては離れを繰り返しながら、徐々に上へと上り詰める。
 顎から右頬を伝い、やがて唇同士が触れ合った。
 柔らかく湿った唇が自身の唇と同じ形を以って触れ合い、互いの吐息が混ざり合う。

「ん、んちゅ……コナミの口……んん……熱い……」

 口を僅かに離しながら、ミサキは言葉を紡ぐ。
 やがて完全に、押し付けるように密着すると唾液と共にぬるりとした感覚がコナミの咥内に滑り込んだ。
 アイスクリームを舐めるように何度もコナミの舌に自らの舌を触れ合わせる。
 互いの舌が溶けるような錯覚を覚えたとき、咥内を蹂躙していた熱はずるりと離れていった

 肩で熱い息をする互いと、両者を繋ぐ銀色の橋は紛れも無く繋がり唇を通じてあっていた証だ。

「ハァ、ハァ……コナミ……。 私のコナミ……」

 完全に生気を無くし、忽然とした表情を浮かべながらミサキはうわごとを重ねている。
 熱を帯びたような身体を、ゆっくりと引きずるように動かし立ち上がると、彼女はパンツの上から自らが秘所を撫で上げた。
 色っぽい吐息が漏れたかと思えば、彼女の指は不自然な光を放ち始めた。

「わかる? キスだけでこんなに感じた。 火照った私の身体を冷まして欲しい」

 言えば、パンツと下着を取っ払い秘所を惜し気もなく晒すと、彼女はそれをコナミの眼前へと持ち出した。

「……何をしろと?」
「言う必要もない」

 しかし、コナミは動かない。
 こんな強姦同然のことをされれば当然なうえ、コナミもミサキを一番身近な女性以上の感情を抱いていただけに、このようなうやむやな状態で事に踏み切りたくはなかった。
 だが、ミサキはそれを許さない。

「……ッ……ごっ!?」

 急に腹部に鈍痛が走る。
 肺に溜まっていた息が全て吐き出される。
 ミサキの手に握られているのは鈍く黒光りする金づちだった。

「エンシェント・ホーリー・ワイバーン」
「くっ……エ、エレキ……関係ねぇ……な……」
「ツッコミ入れる元気があったとは驚き。 でも早くしてくれないともっと強いの撃つ。 最悪死んでも構わない。 ……死体は私から離れない」

 瞳から放たれる殺意は遂に狂気へと変貌を遂げた。
 恐怖心がコナミを握り潰す。
 同時にコナミは舌を彼女の秘所へと這わせた。

「ハァ……ん、そう……そこ……」

 ピクリ、と身体が震えたかと思うと秘所の湿度が増し、ミサキの口からは声が溢れる。
 ひくひくと求めるような動きを繰り返す秘所に口を押し当て、その舌を尖らせ、挿入すれば柔肉が舌を向かい入れる。

「あふぅ……そ、そこは……んんん……くぅ……」

 締め上げる柔肉を舌で叩き、歯で小さく陰核を刺激した刹那、ミサキは跳ねるように身体を震わせる。
 同時に彼女の秘所から噴出物が放たれ、まるで刻印のようにコナミの顔を汚した。

 絶頂と共にコナミの顔に付着した粘液をミサキは丁寧に舐めとっていく。
 舌を這わせる行為自体に既に彼女は恍惚を感じているようだった。
 全てを舐め終えると、愛液の代わりに唾液がコナミの顔を照らしていた。

「……ふぅ。 流石は私のコナミ、デュエルもテクニックも一流」
「……そいつはどうも」
「さて、いよいよ本番」
「……本番?」
「当然、ここまで来て引き返す気はない。 ……それとも、死ぬ?」
「……待て、セックスってのは愛し合う男女で行うもんだろ?」
「その点は問題ない。 私はコナミを愛してる」
「それに俺、初めてなんだぞ?」
「それは私も同じ。 ちなみにキスも。 ……今生唾呑んだ」
「ち、違う!」
「もう待った無し。 ……このまま骨の髄までコナミを犯す」

 コナミのウェスタンパンツと、下着を丁寧にその手で取っ払うと、天へとそそり立つ剛槍が姿を現す。

「すごい……まさに貴方のエース、トリシューラ。 前に撫でた時に見たライオンのより大きい」

 うっとりとそれを見ながら、右手でそっと撫で上げると力強く跳ねる。
 再びコナミの上に乗ると、ミサキはゆっくりと腰を下ろしていった。
 粘液が音を立て、内部が柔らかくコナミを向かい入れ、貪欲に飲み込もうとする。
 動けないコナミは抵抗の術もなく、微かな引っ掛かりと共に最奥へと飲み込まれた。
 結合部から白と赤が混ざり合った液体が溢れ出す。

「……や、めろミサキ……血が出てる……」
「初……めてだから当たり前……ふぁ……!」

 流石に痛いのか、苦痛の表情を浮かべ、歯を食いしばっている。
 荒い息を何度も繰り返した後、力を抜いたかと思うと腰を引き、再び突き刺した。
 瞬間、彼女の身体が崩れ落ち、コナミにもたれ掛かった。

「お、おい……大丈……」
「き、気持ちいい……気持ちよすぎて……動けない」
「……」

 快楽に表情筋が機能していないのか、ふやけきった顔で言葉を紡ぐ。
 しかし、すぐに持ち直すと再びピストンを再会した。
 快楽を綴り、コナミから精気を搾り取るような動きが繰り返される。
 唇を何度もコナミの顔へ落とす。
 上り詰めるような動きに、次第に耐えられなくなったミサキは声を上げた。

「はっ、はっ……そろそろ……い、イク……」
「……くっ……」
「はぁあああ、コナミ……私のコナミ……一緒に……ふっ、あああああああああん!」

 絶頂と共に熱い液体が注がれると、彼女は再び崩れ落ち、そのまま眠りに落ちた

「……つまり、俺がセリアさんと結婚するからそれをさせないと?」
「そう。 かい摘まんで話すとそんなとこ」
「……すげえ勘違いだぞ、それ」

 必死の懇願の甲斐あって、ようやく解放されたコナミが知った真実はとてつもないものだった。
 コナミはセリアに見合い相手を探して欲しいと頼まれていた。
 龍亞を紹介していたときそれをミサキはセリアの見合い相手としてコナミが立候補し、そこに龍亞が立ち会っていると勘違いしたのだ。
 そして勘違いしたミサキがスタンガンでコナミを気絶させガレージに運び込み……今に至る。
 勘違いだと知ったミサキは唖然とした表情で口を開け、放心するとやがて正気に戻っていった。

「そういうのはよく確認してから実行してくれよ。 龍亞とかトラウマになってんだろうな……謝らねぇとな」
「コナミも、本当にごめんなさい」
「ん……まぁ良いよ、俺は」

 内心、彼女が自分のために嫉妬の炎を燃やしていたのは嬉しくもあった。
 行為中は恐怖以外は何も無かったものの、終わってから思い返せば女の子の嫉妬は可愛いものだと考える。
 自分の失態を恥じ、しょげるミサキの頬を指でつつき、彼はハイウェイでのライディングデュエルを誘った。
 怒っていないことを知ったからか、彼女の顔はパッと薄明るい笑顔へと変わる。

「フフフ……これで私が勝ったら、今度こそあなたは私のもの」
「じゃあ俺が勝ったらミサキは俺のものだ、良いな?」
「え? ……え、えう……」

 顔が急に真っ赤になり、ボンッ、という音がガレージに響いた。
 混乱に目を回したミサキを笑いながら、彼は真・六武衆とD・ファントムを用意する。

「ハハハ、じゃあ行くぞ。 ライディングデュエル、アクセラレーション!!」
「ま、待ってほしい。 これは反則……えう……」

 勢いよくガレージから飛び出したコナミを、覚束ない運転で、彼女は追い掛けた

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