「ね、キミはボクのこと、好き?」

キラキラと輝く笑顔を見せながら、最愛の少女が膝の上で問うてくる。

「嫌いって言ったら?」
「ボク、泣いちゃうかも」
「ライナの泣き顔ならみたいかも」
「あー、ひっどーい!」

ボーイッシュながら、ころころと表情を変える少女が余りにもいとおしくて。
さらさらの髪を撫でながら、ライナの香りに包まれる。

「ライナの匂い……甘くてお日さまの香りだな」
「キミ、ちょっとえっちぃよぉ?」
「ライナが可愛いのが悪いんだ」
「えへへ……キミもとっても素敵だよ」

ライナの華奢な身体を抱き締めると、彼女が身を委ねて来るのがわかって、なおのこと嬉しくなる。
昼間のデートの時も、ずっと一緒にいたのに。
何をしても、何をされても、ライナのことしか考えられない。
長らく愛用していたカードの精霊と相思相愛――それだけで、俺の人生の価値は十二分にあるというものだ。

「ね、ボク汗臭くない?」
「ん?」
「ホラ、ボクいっぱいえっちしたでしょ?汗臭くないかなって」
「ライナが臭いわけないだろ?」
「ほんと!良かったぁ、汗臭いってキミに嫌われたら、ボクどうしようかと思ったよ♪」

ライナとは、確かに幾度も交わった。
まだまだ未成熟な精神と、見合わぬ豊かな胸、何より甘えかたの上手さが絶妙に入り交じり、俺の思考を焼くのだ。

「な、ライナ」
「うん、ボクも♪」

一心同体とはこういうことを言うのか。
ライナの頬にキスをすると、ライナもお返しとばかりにキスを返してくる。
そんなやり取りを10回、20回と繰り返した後―――

「ボク、またえっちしたいな」
「今日何回目だよ」
「キミとえっちすると、魔力がお腹にたまるんだよ。すごく素敵な気持ちになるの、幸せで、嬉しくて、さ」
「なら仕方ないな」
「♪」

膝の上に座っていたライナが降りて、鼻歌を歌いながら服を脱いでいく。
もう何度も見たはずのソレから、しかし俺は視線を外すことも出来ずに見いってしまう。
ライナと交わる度に毎回痛感させられる事実――俺はライナの虜なのだと。
裸体を晒したライナを抱き締めながら、俺は今日も彼女と交わるのだった。

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