某スレで出てたレクンガ×エリアネタ。
ちょいグロ&触手モノ注意。


「はぁ……」

エリアは物憂げにため息をついた。

(――ガガギゴ君と憑依装着できたまではよかったんだけどなぁ)



ほんの少し前のことを回想する。
デュエル中、ガガギゴを憑依装着し貫通効果を活かそうと裏守備モンスターに突撃したのだが、彼女達の主人は読みが甘かった。
裏守備モンスタは人食い虫……貫通ダメージこそ与えたが彼女自身はぱっくんちょされてしまった。
哀れエリアはガガギゴくんの待つ墓地へ。

「ごめんね、せっかく力貸してくれたのに」

がう、と少し寂しそうにガガギゴが応えた。
詮無いことだが、自分にもう少し力があればなぁ、と考える。
例えばSASUKEさんみたいに守備モンスターを問答無用で破壊とか、一刀両断侍さんみたいに効果無効とか。
自分達を愛し、何とか活躍させようと頭を悩ませるご主人様に報いたいのだ、この健気な少女は。
今も続く主達のデュエルはどうなっているだろうか、とエリアは目を向けた。

丁度、彼女達の主人のターンだ。



「俺のターン、ドロー!」

相手の場にはウィジャ盤と死のメッセージ『D』『E』『A』『T』手札なし。主の場は何もなく、手札も0だ。
主のライフは9000と十二分だが、次のターン終了時ウィジャ盤の死のメッセージが完成してしまう。
このターンで何とか相手のウィジャ盤を除去するか削り切るかしなければならないが……あまりにも絶望的な状況だった。
大嵐やサイクロンといった主な除去カードは使い切ったにも関わらず相手は粘りに粘り、今出ているウィジャ盤も3枚目。
魔法回収カードがデッキに組み込まれていない以上、ウィジャ盤を除去する手段はすでにない。
そうなるとこのターンで何とか相手の残りライフ2400を削りきるしかないが――

「(俺の引いたカードは……レクンガ!)」

主人の目が大きく見開いた。
カードを場に叩きつけるように出す。

「レクンガ召喚!」

場に濃緑色のモンスターが召喚される。攻撃力は1700。
ダイレクトアタックこそ通るが……足りない。
相手プレイヤーが勝利を確信し、にやける。

「何勘違いしてるんだ……レクンガの効果発動! ――対象は墓地のエリアたんとガガギゴだ!」

「……え、私?」「がう?」

不意打ちの指名に驚エリアとガガギゴ。次の瞬間、地面からナニかが、生えた。

「え、え……ナニ、これ」

ソレは彼女の腕の太さほどある濃緑色の触手だった。先端は拳ほどの大きさがあり、さらにごつごつとした突起までついている。
表面はぬらぬらと滑った液体が覆っていて、不気味なことこの上ない。
ソレは次々と地面から生え、大きさこそまちまちだったが一番最初のより小ぶりなのがさらに数十本。
エリアとガガギゴは一瞬にして囲まれた。

「何、何なの……?」

ぐるるるるる。
突然現れた異形に青ざめるエリアを守るかのようにガガギゴが唸る。
触手達はうねうねと距離を縮めていき、一斉に襲い掛かった。
――速い。
一瞬にして触手に足を掴まれ、転びそうになるが次の瞬間には両腕を別の触手に捉えられる。
あっという間に四肢を捕縛され持ち上げられる。

「ガガギゴくん!」

声を張り上げるが、既に彼女の守護者たるガガギゴは密林のような数の触手に阻まれ見えなくなっていた。
彼の雄たけびが響く。

「くぅ、このぉっ!」

必死に足掻くが、両腕両足にからみついた触手はぬめぬめと滑るだけで一向にほどけない。
粘液が彼女のローブを濡らしてゆくだけだった。
嫌悪感と恐怖がエリアの心を蝕んでゆく。

「はなしなさいよ……ぅ」

しばらくすると段々と疲労が増してゆき、抵抗できなくなってきた。
ガガギゴの声も既に聞こえず、今彼がどんな状態にあるのか――絶望に身が凍る。
彼女の身体を這う触手は既に10本を超え、あちこちを這いずり回っていた。

「うぅ……っ、何する気なの……」

ローブは粘液で濡れ身体に張り付き、その隙間を掘り進むように触手が撫でてゆく。
何の意味があるのか理解できないが触手達はただひたすらにその行為を続ける。
ぬるり、ぬるりと彼女の白いお腹をゆっくりと這っていった。
硬い突起を持つ先端が下腹部を目指して伸びてゆく。

「ちょ、ちょっと!」

その場所に気づいてエリアは慌ててその触手を押さえ込もうと暴れるが、既に疲れきった彼女は少し身を捩る程度の力しか残されていない。
触手は易々と彼女の秘所にたどり着き、探るように先端を押し当てる。
強い刺激に少女の身体が跳ねる。
なおも触手は突起を擦りつけるように彼女の股間を責めてゆき、粘液がしっとりと恥丘を濡らしてゆく。

「もうやめて……やだ……ぁ」

ふるふると目に涙を溜めて少女が震える。この先の行為には何となく察しがついた。
これほど太いものが。異形の濃緑色が、自分を――

ずぶり。
貫いた。

「ぁ……く……ッ」

まともな声にならない。太い先端、ごつごつとした突起、奥底にまで届く長さ。
どれをとっても、まだ未熟な身体をした少女には凶器に値した。
ごり、ごり、と膣をえぐりながら触手は進んでゆく。
強烈な痛みが脳を支配する。痛いイタイイタイイタイ!
こんなに痛いのに意識が飛んでくれない。
自分の中が触手に広げられてゆくのが理解できてしまう。
みちり、と入り口が軋みを上げる。
ほんの僅か進んだだけで最奥に到達した触手はそのままゆっくりと、後退しはじめた。

「ッ、うぁ……!」

お腹が、引きずり出される。
突起は膣をえぐり続け、その先端部分を完全に出し切らない程度で止まった。

抜いてくれる――?

「あああああああああああああああああああ!」

そんな期待を嘲笑うかのように触手は一気に膣内を前進した。
再び彼女の子宮の入り口までごつん、と衝撃が走る。

「やだぁ、やぁあ! もう抜いてぇえ!」

涙と涎で顔を汚し、しなやかな長髪を振り乱して叫ぶ。
だが触手はその行為を繰り返す。
ごりごりごり。
ごりごり。
ごり。
ごりごりごりごりごり。
ごりごり。
不規則な調子で繰り返してゆく。予想できないその動きが一層に彼女の心をかき乱す。

「何……で、あぁッ! ふぅ、くうう……なんでこん、な……」

理不尽な暴力。触手はそれをただ受け続ける。
永劫にも思えるほどその行為は続けられ、彼女の最奥を何十回目と叩いた瞬間、びくん! と触手全体が震えた。

「いやああああああああああああああああっ」

どくどくとアツい液体が彼女の子宮を直撃した。
触手を覆う液体とは違い白濁で、粘性の高い液体。
触手がずるり、と彼女の膣から抜き出される。

「まさ、か……」

――即答するように子宮が蠢いた。

「ウソ、そんな、何でこんな……!」

――白濁液が胎動するように暴れだす。

「いやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

「憑依装着―エリアとガガギゴを除外し……レクンガトークン特殊召喚! 二体でダイレクトアタックだ!!」

「何ィィィィイイイイイイイイッ!?」

一方。
主と対戦者のデュエルは2体のダイレクトアタックによって、主の勝利で終わった。

「へへへ。ようやく勝ったぜ」

「でもよぉ、レクンガの生贄にエリアたん生贄とかエロくね?」



「そう思ったから使ってるんだよレクンガwwwwwwwww」

――ド畜生。
薄れゆく意識の中で清楚な彼女らしくない悪態をつく。
そして意識を手放すその一瞬前。

「(……そういえばガガギゴくんも生贄にされたってことは私と同じ目に――?)」



……その想像に彼女は後悔した。

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