某イラストサイトに素敵なネタが有ったので勝手に書き起こし。
・新ED小ネタ(遊星×アキ)
・エロなし
・衝動的に書いたからなんかメチャクチャ



キィィィィィン・・・キキィ!
「ふう‥‥」
一走り終え、メットを脱ぎ遊星は息をつく。
今日、遊星達ははチーム5D'sの練習でスタジアムに走りにきていた。
「よう遊星!ナイスランだったぜ!ほらよっ!」
そこに休憩中のクロウからドリンク(ストロー付き)をポンっと投げて渡される。
「すまない、クロウ。」
近くのベンチに座り、ズズッと、ドリンクを飲みはじめる遊星。
そこに、少し遅れて走り終えたアキが来る。
「やっぱりライディングデュエルは難しいわね‥‥ふー暑いわ‥‥」
メットを脱ぎ、手でパタパタ体を扇ぎながら言う。
「アキもいい走りっぷりだったぜ!こりゃ、俺やジャックもうかうかしてらんないぜ。」
「ありがとう、クロウ。私にもドリンクくれないかしら?」
ずっと遊星と走っていたため、アキは喉がカラカラだった。
「あー悪ィ。遊星にやったのが最後だったんだ。」
「えー!?そう‥‥じゃあ買ってこようかな‥‥」
「まあアキは疲れてるだろ。ちょっと待ってろ、俺が買ってくるぜ。」
そう言って、小走りで売店に向かうクロウ。
「そう?ありがとう。ふー‥‥暑い‥‥」

「アキ。」
アキのもとに遊星が近づく。
「遊星。お疲れ、長い時間付き合ってもらっちゃって‥‥。」
「気にするな、俺もなかなか楽しかった。‥‥?アキ、ドリンクはないのか?水分はとっておいた方がいいぞ?」
何も持っていないアキに対し遊星が問う。
「ええ‥‥今、クロウに買いにいってもらってるわ。売店はちょっと遠いけど‥‥」
ライダースーツの襟元で扇ぎながら答える。
「そう、か‥‥‥‥なら、俺のをやろう。まだ半分くらいは残ってる。俺は充分飲んだからな。」
アキの体を気遣い、アキに遊星がドリンクを差し出す。
「‥‥え?」
ポカーンと、言葉の意味を理解するのに少しかかり、
「あ、え、えぇ!?そ、ソレって‥‥間接キs‥‥ゴニョゴニョ」
暑さのせいだけでなくアキの顔が熱を帯びる。
「‥‥!い、いやそういうつもりじゃない!嫌なら別に‥‥」
自分の言っている事の意味に気付き、慌てる遊星。だが、
「い、嫌じゃないわ!も、貰うわ!水分補給は大切よね!」
アキは顔が赤くなるのを無視し、ドリンクを受け取る。
「!そ、そうか、うん。」
遊星も少し顔が熱くなるのを感じた。

「ん‥‥」
少し艶な声を出しストローに口を付けるアキ。
(フッ‥‥かわいいな‥‥)
遊星はドリンクを飲むアキを眺めながら心の中で思う。それが表情に現れたのか自然に笑みがこぼれる。
(そうか‥‥俺は‥‥アキが‥‥)
遊星が思いを募らせようとした瞬間、物陰から何者かが現れ、無意識的に二人はそこに目を向ける。そして、

パシャッ!

シャッター音が鳴る。
「「え?」」
「いい写真が撮れちゃったんだから!『NEW KING 不動遊星、恋人発覚!?』これにある事ない事かいて記事してにスクープに‥‥」
「フン、やめておけカーリー。俺たちにとってはいい迷惑だ。」
「でも、二人が新聞の一面にのったらチーム5D'sもビッグになれるね。そしたらもっといいD・ホイールが‥‥」
「あらららら。俺がドリンクを買いに行くこともなかったかな?」
「クロウがいなくなったからああなったのよ。ある意味ファインプレーじゃない?」
「遊星もアキねえちゃんも熱いねー!」
「ちょ、ちょっとみんな!」
「お、おい!俺とアキはそんな‥‥」
カーリーと共に、気付けば5D'sのメンバーが集まって二人を囃し立てていた。
(‥‥俺とアキは‥‥俺はアキが‥‥)

―――そんな一枚の写真。

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