旧サテライト民の中でも特に貧しい階級の者たちが、住む地区がある。
そこに住む住民たちは、当然ながら全く金に無縁であった。かといって民度も高くはない。
満足な教育を受けていないため、倫理観を養えていないのだ。貧しい自分の現状から目をそむけ、より貧しいものを見下すことで、彼らは自分を保っていた。
向上心のない彼らの街には人を引き付ける文化はない。だから、外部から金が入ってくることはない。生きるためには、仲間内で雀の涙のような財産を奪い合うほかなかった。
街中の人間が敵だった。だから、街は荒んでいた。本当によい生活を手にするためには手を取り合わなければいけないということに気づくものはおらず、大人は子供から容赦なく金を奪い、子供はより貧しい子供をいじめた。
下の立場になればなるほど、街中の人から搾取され、蔑まれた。この街の最下層、つまり「最下層の最下層」の人間は、生まれてきたという事実を罰だと認識するほどの凄惨な生活を営んでいた。瀬良あゆみも、その最下層の人間の一人だった。

「あゆみちゃん、いつまで踏み倒してくれてるのかなあ。300000DP。よくもまあこんなに借りたよねえ」
男は穏やかな、しかし凄みのある語勢で言った。
「…ご…ごめん…なさい…。もうすこし待って下さい…」
あゆみは消え入りそうな声で答えた。彼女の服は薄汚れていて、体は異様なまでに細かった。
しゃれこうべの形の髪留めは、彼女の顔にそっくりだった。その目には生気がなく、彼女の生活の悲惨さを物語っていた。
この場所、彼女の自宅も、まさに掘っ建て小屋であり、家と呼べる代物ではなかった。
「ふざけるな!」
男は大喝した。あゆみは体を縮みあがらせて思わず目を瞑った。塞がれた瞼からじわりと涙が滲んだ。
「お前にデュエルのセンスがないことはわかってんだ!何度言ってもゴミみたいなワイトデッキにこだわりやがって、おかげでちっともDPがあがってこねえじゃねえか!利息も返せねえで何が待って下さいだ!殺すぞコラ!」
男は穏やかな口調を崩し、本性をむき出しにした。幼い少女からも容赦なく金を取り立てるその姿は、まさに荒んだこの街の象徴だった。あゆみは怯えきって、身動き一つできなくなった。

「でも、安心しろ。最低のクズのお前にも、一つだけ恵まれてるところがあるじゃねえか」
「……え?」
男は下卑た笑いを浮かべて、あゆみの頭をつかんだ。
「顔だよ。お前がやる気を出せば、先の見えない借金生活をする必要なんてなくなるぜ?」
「……!い、いやです!」
「なんだ、ガキのくせに意味がわかるのか。まあそうか、この街じゃそういうことくらいしか娯楽がないもんなあ。恐ろしいくらい低年齢化が進んでるし、知識くらいは誰だってあるか」
「どんなに生活が苦しくても、誇りまでは失いたくありません!」
「うるせえ!お前の意思なんて関係ねえんだよ。俺が言いたいのは抵抗しても無駄だってことだ」
男はあゆみの頭を床に叩きつけた。
「っ……!」
軽い脳震盪を起こして意識を失いかけたあゆみの唇に、男は口づけた。歯の隙間から舌を差し入れ、小さなあゆみの舌をねぶった。
「んっ……うぅ」
あゆみは苦しそうにうめいた。男は唇を離した。
「どうだ、その気になってきたか?」
「い…やぁ…」
あゆみの口から拒絶の言葉が漏れる。男はそれを聞いてにやりと笑った。
「いいねぇ、ちょっとは嫌がってくれた方が燃えるってもんだ」
男は服の上からあゆみの上半身を強引にまさぐった。全く未発達の胸をなで、
オーバーオールの肩ひもをずらして、シャツを脱がした。あゆみの全く凹凸のない上半身があらわになった。彼女の顔が羞恥に赤く染まる。
「おお!俺好みの体つきだ」
男は歓喜の声を上げてその乳房にむしゃぶりついた。
「やぁ…!」
あゆみは思わず声を漏らした。羞恥と不快感に、涙がこぼれる。
男の舌は彼女の胸の突起を執拗に責めた。全く未経験の感覚に、あゆみは不快感の中に別の感覚が芽生えるのを感じた。

「…ん…はぁ…」
男が口を離したときには、突起はやや大きさを増していた。
「なんだ、お前も結構楽しんでるんじゃねえか。じゃあ俺も遠慮なくやらせてもらうぜ」
男はあゆみが混乱しているすきをついて、ズボンごと下着をはぎ取った。
「!!」
あゆみの秘所が外気にさらされた。まだまだ全く幼いそこは、ぴったりと閉じていたが。下着には液体が付着していた。
「感じてんじゃねえぞおら!」
男は秘所にためらいなく指をつけた。秘裂を押し広げるように、ゆっくりなでまわす。すじにそって動かされる指が、あゆみに微弱な快感を与えた。
「やっ……!だめぇ…」
「駄目っていう割には濡れてるじゃねえかよ」
男は指に付着した愛液をあゆみの頬に擦りつけた。
「ガキのくせにずいぶん変態じゃねえか。いいぜ、そういうの俺好みだ」
男の指があゆみの秘穴にあてがわれる。狭すぎるそこに、指は強引に割って入っていく。
「やぁ!やめてぇ!」
あゆみの懇願もむなしく、指はゆっくりと奥まで挿入されていく。奥まで到達すると、男は巧みに指を動かした。粘膜に強い刺激を与えるよう計算された動きが、あゆみを責める。
「あう!……やっ…」
指の動きが激しくなる。あゆみはなすがまま、快楽を受け入れるしかなかった。
「やっ!だめ!だめえええ!!!」
あゆみの体がゆみなりに硬直した。その後力が抜け、くったりと床に身を預けた。引き抜かれた男の指は、粘液で光っていた。
「ははは、イきやがった。さて…もう充分だろ、俺も楽しませてくれよ」
男はベルトをはずし、硬直しきった一物を引きずり出した。放心状態だったあゆみの表情が、それを見て一変した。
「いやあ!おねがい、やめてえ!」
怯えの浮かんだ表情に、男はほくそえんだ。
「なんだ?自分だけ気持ちよくなろうったってそうはいかねえよ。諦めるんだな」
男は一物を片手で押さえ、もう片方の手であゆみの腰を押さえた。明らかにサイズのかみ合っていない二人の局部は、この行為の陰惨さを物語っていた。一物があゆみの秘所にあてがわれた。

「やだあああああ!!!」
普段は大人びた態度のあゆみも、こうなってはただの子供だった。悲鳴を上げながらその行為を受け入れた。
「痛いぃ!うぅ、痛いよお!抜いてえ!!」
その双眼からは大粒の涙がこぼれていた。声は金切り声に近く、その行為の苦痛を伝えていた。
「さすがにきついなあ!はは、マジモンのロリとやれるなんて夢みたいだ!押し貸しはするもんだぜ!」
男の哄笑と少女の悲鳴の響き渡る部屋はまるで地獄だった。男のあさましさは餓鬼にも劣った。男は激しく腰をふるった。あゆみの小さな体が揺れる。
「あぐぅ!ひっ!うう…痛い…!」
無限にも思える苦痛の時間。男が腰を振っている時間は、あゆみにとって今まで体験したどんな苦痛よりもはるかに上位の苦痛だった。
目からはぼろぼろ涙がこぼれ、その瞳の焦点は次第に合わなくなっていった。口から発される言葉も次第に意味をなさないものになっていった。
「ひぅ!ひゅ…あ、あ、あ、あ、あ…!」
「そろそろ出そうだ!なあ、まだ来てねえだろ?中で文句ねえよな!!」
男は腰をぐいぐいと押しつけて絶頂に達した。熱い白濁があゆみの体内に吐き出される。その温度があゆみにはたまらなく不快だった。
「熱い…やだ…熱い…やだ……」
うわごとのように、あゆみはつぶやいていた。


「お前、俺のことをひどい奴だと思ってるだろ?」
男はあゆみに語りかけた。
「でもなあ、お前の両親に比べりゃ俺なんて神様だよ。
はは、楽しかったぜ。今日ので元本を1000DP減らしてやる。これからもがんばってくれよ!じゃあな」
男はそう言って立ち去った。
「だれか…だれか…たすけて…」
あゆみはそう呟いて、意識を失った。

このページへのコメント

はい死刑確定(キメラオーバー握りながら)

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Posted by ロリコン 2015年06月25日(木) 00:20:12 返信

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