ーー監禁初日から2週間ーー
  アイシアはワームの首魁ワームキングの愛人として、日々彼との性行為に身を投じていた。
  過度の性行為により身体にも変化が訪れ、母乳を搾り出すことも可能になったため、毎次のように
  キングの底なしの獣欲によって頻発される肉交の相手も兼ねて、授乳目的として給水係も担っているのだ。
  またここ最近では肉便器としても使役させられ、何時如何なる時も突然の生理現象に対応できるようにと、
  キングの付き人として連れ回されることも定着しつつあった。
  日の出から数時間とも言える時間帯に、一室の部屋から女の喘ぎ声らしきものが、微かではあるが扉越しで漏れ出していたのであった。
  「ーーふんっふんっふんっふんっふんっふんっふんっふんっふんっふんっふんっふんっ!」
  「あっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっ」
  噂の当事者たちは例の如く、精力的に男女の淫らな奉仕を励んでいたのであった。
  無抵抗に犯され快楽に酔いしれる雌が下方に、逆に一方的に蹂躙し快感を与える雄が上方といった性行為の定番とされる正常位の
  体位で、ベッドがギシギシと激しく軋みながら艶かしく繰り広げられていた。
  アイシアの肢体、主に腹部の体面そのものを不自然な形体で膨腹させる程の巨大な肉根で貫かれている光景とは裏腹に、
  彼女は乙女の恥じらいを感じさせるような恍惚の表情を帯びているのだ。
  一つ一つの前後運動の勢いは早朝とは想像できないほどの活力に溢れており、
  二人の姿は種族が違えど、濃密な男女関係そのものであった。
  最早、日課のように平然と行われるようになったため アイシアも監禁当初のような反発感や敵対心はおろか、性交後の屈辱感や
  それにのめり込んだ自分に対する自己嫌悪は消えつつあった。
  戦前にクレラ達と取り結んだ約束を果たすために生き延び、そして今まで底に眠っていた女の本能に従い快感を得ることが
  今のアイシアの頭の中を埋め尽くしているのだから。
  二つの目的を宿しながら生き繋いでいるアイシアには女としての誇りや尊厳といったものは全て捨て去ったため、
  現在の自分の境遇に対しては特に不服もなく煮詰まっていたのだった。
  「あんっあんっっすごい・・・っ あんっ!あなたのおチンポ・・・っすごく大きくて・・・こんなにも気持ちィ・・・っ!」
  「だろぉ?正直者で愛しの舞姫ちゃんにはサービスとして好きなだけセックスし放題だ!喜べぇっ!」
  「んっあんっっ じゃあお願い・・・そのたくましいおチンポでわたしをもっと激しく突いてぇ・・・!」
  「待ってましたその言葉ァ!」
  アイシアは羞恥を隠すこともなく湧き上がる興奮を言葉に乗せていた。それはキングの馬並みの肉棒に心酔していた証拠でもあった。
  キングは今まで待ち構えてたかのような歓喜に等しい叫びとともに腰をさらに大きくストロークを描き始めたのだ。
  それはこれまでの肉交で絶頂の山場に達した時と同様の激しさであった。
  彼女の胎内からゴリュっ、じゅぼっ、ボゴぉっ、と鈍く生々しい音が高速で奏でられ、
  接合部分からは二人の異種からにじみ出たであろう愛液が膣内で混ざり合い、抽送を繰り返すたびに淫猥な水音と共に
  この一室の空間を支配しているのだ。
  「ここまで俺様と釣り合える女は舞姫ちゃんが初めてだぜぇ!」
  今まで女を犯す度に巨大な雄棒の前に耐え切れず壊れていったが、アイシアが現れたことでそれが解消されたのだ。
  陵辱することができなかった鬱憤を存分に晴らせるのはさぞ気分が良いものであった。
  それも自分好みの女が相手であれば尚更だろう。
  キングは余計な思考を振り捨てて、種付けの本能に赴くままに一心に腰を振り続けた。
  豪快というべき前後運動に責め立てられるたびにアイシアの雌壺はそれに呼応するように肉壁が
  侵入されている一物を中心に窮屈に収縮され、超絶な大きさと艶を併せ持つアイシアの乳肉が縦横無尽に揺さぶるのだった
  アイシアも全身を激しく痙攣し悶えつつも、表情は快楽にまみれた絶頂寸前と言う名の至福そのものであった。
  そして、男の精子を放出させる鈴口が噴火寸前とも言えるような独特な振動が彼女の子宮内で鼓動し、
  この濃密で熱狂的な時間に終わりが差し掛かろうとしていたのであった。
  「朝一のションベンのつもりだったが・・・・とにかく本日最初のチンポミルクだ!受け取れぇ!」
  「あっあっ・・イっちゃう・・・っイっちゃ・・っあっああああぁぁぁぁんっ!」
  雄叫びを上げると充填されたものを一気に開放するかのように、出し惜しみもなく子種をふんだんに練りこまれた白濁液が
  ほとばしったのであった。
  アイシアはそれを拒絶することもなく、ただ一心に受け止めていたのだった。
  吐き気を催すようなワームの精液で自分の中を酷く汚されようが、
  誇りを投げ捨て、女の醜い面を全て曝け出している彼女には然程重要ではなかったのだ。
  膣内射精が行われる度に腹部が妊婦と間違われるほどの膨張し、胎内全てに入りきれなかった雄汁が陰唇部から溢れかえっているのは
  最早恒例であった。
  「・・はぁ・・・っはぁ・・・・っ」
  アイシアは激しい運動を終えたせいか、肩が大きく上下させ、
  秘部から雄臭い白い液体がどぼどぼと音を立てながら溢れている様子を無気力に見つめていたのであった。
  (何時の間にかセックスすることに悦んでいる自分がいる・・・・
   幾ら楽しまないと此処での生活をやっていけないと言ってもここまで来ると笑っちゃうものね・・・・)
  アイシアは目先の快楽に支配されることを望む自分という存在を自覚していると同時に、
  恥じらいを通り越して嗤笑するかの如く嘲っていた。
  元々アイシアは親愛なる友との再会と約束を果たすために生き延びることを目的に異種との交尾に身を投じているのだ。
  しかし、日に日に増していく性欲を発散するために現在は自ら淫事に順応する傾向が垣間見られ、
  いずれ本来の目的を忘れ、将来的にワームとの性行為に依存しきってしまうのではないか、とアイシアは内心恐れていたのだ。
  (・・・でも 後には引けない・・・ここで迷っていたら今までの努力が全部無駄になる)
  身も心も随落することに恐れていないというのは嘘にはなるが、どれだけ自分の将来に
  畏怖しようが生き残る術しかないのも事実ではあるのだ。現に彼女は穢されている身ではあるとはいえ、
  五体満足に生存しているのだから。
  (・・・とにかく生き延びられるなら何でも良い・・・今の私にはそれしかないんだから・・・・)
  生きることに希望を捨てない、そして自分の帰りを待ってくれている二人のためにも死ぬわけにはいかないため、
  邪道であっても彼女の選んだ選択肢は間違いではないのだ。
  だが、時にはこうして生にしがみつき抗うことも残酷にさえ思えてくるのも真実で、
  その答えは彼女自身が知る由もなかったのだった。



  
  キングは既に早朝の性処理を終え、アイシアをホテル内の一室に取り残し、その場から去っていた。
  起き抜けの生理現象を兼ねてアイシアと肉体を交わすのが日課と化していた。
  彼の日程はワームの主魁として各地の街や集落を侵略し、より多くの同胞を繁殖するために排卵器として利用し、
  女を生け捕りにするのが主流ではあるが、ここ最近ではアイシアと性行為に時間を割いているのだ。
  酷い時は一日中彼女を隔離している部屋に籠り、就寝に就く時や彼女が浴室を利用する以外は
  常時、呼吸するときと等しくお互いの性器を重ねている時もあるのだ。
  それほどまでアイシアに終始一貫に執着しているキングに側近のひとりである”ノーブル”と呼ばれる
  上流個体のワームがある話を挟んできたのであった。
  「なに?者共の連中が舞姫ちゃんに欲情仕掛けているだと?」
  「然様でございます 皆も彼女に一目惚れし興奮が抑えきれないのです」
  怪訝そうに視線を向ける相手”ワーム・ノーブル”は終始丁寧な物腰で、態度を崩すことはなかった。
  「いくらキングの愛人だとしてもあのような美しい女性を目にしてからは部下たちも真面に仕事にも手つかずのようで・・・・
   そこで是非とも彼女に部下共々の性欲発散を手伝ってもらいたいのですが・・・」
  あくまで謙虚な姿勢を保ち続けるノーブルに対してキングは少し考えるように顎に手を当てたのだ。
  そして束の間の長考を終え、キングはノーブルに対する意見を考えついたのであった。
  「・・・・・それは俺様も同席する形と受け取っていいか?」
  「はい勿論です 貴方様方の男女の営みに我々が参加するとお考えになればよろしいかと
   当然余計な手出しをするなど毛頭もありませぬのでそこは悪しからず」
  「ふん・・・・いいだろう 乗ってやる・・・丁度俺様も新しいプレイを試してみたいと思っていたしな
  それに欲求不満になった子分共の面倒を見るのもリーダーの仕事だ」
  「有り難きお言葉です。我らも期待に添えられるように精進いたします
   では早速実行するといたしましょう・・・・」
  一見、ノーブルは常に物事を迅速に対応し冷静沈着で腰が座っているように見えるが、内心肝を冷やしていたのが本音であった。
  当初は首魁の愛人を犯すということに相手の逆鱗を買ってしまうということに少しばかり危惧していたが、
  幸いにもキングが快楽主義で話し上手であったため、興味がそそられる様な話題を持ちかけることで
  性欲旺盛で挑戦意欲が強いキングに新たな刺激となりうるものとしてこの案件を無事承認できたのだ。
  この時ばかりもノーブルは自分の上司が彼で良かったと感じていたのだ。
  こうして二人の会談は余計な会話を弄せずあれよあれよといった進み具合で終了したのだった。
    
  
  



  ーー現時点、アイシアは地下何層に続く広場とも言える巨大なフロアに演説場のような壇上の上に佇んでいた。
  いや、正確には連れてこられたが正解であるが。
  早朝の膣内射精から小一時間に満たない程の時間が経過し、キングから唐突に号令がかかったのだ。
  今の自分の近況はキング専属の性奴隷であるため、こうして連れ回されることも特別珍しいことではなかった。
  最近では尿を足す為だけにに付き従うことも頻繁であり、隔離されたホテルの一室に閉じ篭っていることが少なくなってきたのだ。
  そんな現状を抱えている自分が前触れもなく招集される理由は彼の性欲発散か完全な肉便器として使役されることが大半なのだが、
  今回は別の理由、それら以外の用事を感じさせるものだったのだ。
  フロア一帯には小柄ではあるものの様々な種類のワームが軍勢のように敷き詰められていた。
  周囲を見渡すだけでも至るところに埋め尽くされたワームは圧巻であり、これだけの物量で攻め込まれたらひとたまりもないのは
  明白であった。
  何よりも武器はおろか衣服も一切身に着けていないアイシアには大きな重圧であり、気丈に振る舞いながらも
  内心は少しばかり押され気味であったのだ。
  そんなアイシアの心情を察することなく、下級のワーム達は壇上という高所に佇む彼女に釘付けであったのだ。
  それもそれらの視線が口に出さずとも意図出来る程の劣情に満ちた光景であった。
  「うっひょっ 惚れ惚れしちまうほどの可愛い子ちゃんだ!」
  「それだけじゃなくすっげぇボンキュッボンなナイスバディだぜ!めっちゃ俺好み!」
  「おっぱいでけー吸い付きてー」
  「やっべ 見てるだけで息子が勃ってきた・・・!」
  「俺的にあのイイ感じに生え揃ってるマン毛っていうのも目が惹かれるな・・・」
  「これが噂に聞くキングの愛人か・・・流石だ・・・・!」
  秘部を隠すことなく凄艶に形づくられたアイシアの肢体に誰もが注目していた。
  ワーム共の獣欲を余す事なく浅ましい呟きを漏らしながらの視姦の前にも、
  アイシアは決して怯む事なく正面切って見据えていたのだ。
  常人なら恐怖で竦み上がる程の光景であるが、これまでのキングとの数々の性交と比較すれば大したハードルではなかった。
  そこまでなら恐れる事ではないのだ。そこまでは。
  「・・・わたしに何をさせる気なの・・?」
  アイシアは隣に並んでいるキングに真意を説いた。
  何の理由もなしにこれほどまでのワームを招集したとは到底思えなかったのだ。それは当然の反応であった。
  実際今の自分の立場とこの現状を照らし合わせれば考えられることは一つしかないのは彼女も分かりきっている事だが、
  自然と疑問の言葉が出てくるのは人間の性とも言えるものであったのだ。
  「なぁに 舞姫ちゃんも俺様とのセックスに慣れてきたことだし いっちょもうワンステップ
   新しいことにも挑戦して欲しいってだけだ」
  「・・・・つまりわたしにこの数を相手にして欲しいってこと・・・?」
  「舞姫ちゃんは賢くて助かるぜぇ 皆舞姫ちゃんが大好きなんだよ だから今回こうやって宴会を開いたってわけだぁ」
  アイシアは「・・そう」と答えながら憂いな眼差しで再び軍勢の方を見据えたのだ。
  彼女もこの道に進んだ以上輪姦行為にも差し掛かることは覚悟していたため特別動揺するものではなかった。
  キングの言う通りに自分は慣れてしまったのだ。彼らの隷属に堕ち陵辱されることに。
  最早異種との本番行為に抵抗もなく受け入れているせいか、身体を犯される恐怖よりも女を性欲のための道具としか見て取れない
  彼らに対する憎悪に近い感情が渦巻いていた。
  だがこの瞬間、彼女は自分の抱いてしまった感情に対して罪悪感を覚えてしまったのであった。
  (吐き気がするだなんてわたしが口に出していい言葉じゃないわね・・・敵の都合とは言え
   身体を好きにさせてまで生き存えてるわたしがそんなこと言う資格なんて・・・・・)
  どんな理由であれ、自分は生きるという代償に女としての肌を許してしまったのだ。
  そんな自分に他者と平等な位置に存在する価値など自虐的に解釈していたのであった。
  どのみちワームに囚われた以上、自分の運命が既に決していると同然であったため、
  寧ろこうして命を繋ぎ止めている事が奇跡に等しいだろう。
  今更嘆いていても仕方のない事実であったため、自分の有様に自嘲気味に嘲笑いながらも思考を切り替えて
  自分の選択に対する躊躇や後悔を払拭し、改めて自分の目の前に差し掛かる非情な現実に意識を集中させたのであった。
  「ーーさて・・・早速始めようじゃねぇか なぁ舞姫ちゃんよぉ」
  既にアイシアは壇上から群がるワームが幾多に並び立つ広場の中心に降り立ち、身体を仰向けに床についていた。
  ふかふかなベッドでもなければ人肌が接するにそぐわない無機質なコンクリートであったため、
  今の自分の境遇と比較出来るほどの冷たさと硬い感触がすらりとした華奢な背中に押し当たっていたのだ。
  アイシアは抵抗することもなくキングの意のままに従い、この隷属生活においては基づいた男女に営みの体勢を構えていた。
  ただし普段と違うのは周囲に幾つものワームが陳列していることであろう。
  アイシアを囲い込むように並び立っている彼らはある者は涎をだらしなく垂らし、又ある者は己の性器を露出し何度も
  愛撫を促しており、無防備な姿を晒し続けている彼女に対して肉欲が込められた視線で
  今にも襲いかかり犯そうという根端が丸出しで下劣という言葉がふさわしかった。
  アイシアはそれ以上のことを幾度となく経験している身であるため、特に気に病むことなく受け流し、
  自分の股の間に座り込み、挿入の準備を施しているキングに無言で視線を送ったのであった。
  「また滅茶滅茶に乱れたいんだろう? 言われなくとも俺様は全力で突きまくるだけだがな」
  「・・・・・そう・・・じゃあ今回もよろしく頼むわね・・」
  アイシアは瞳を閉じ静かに囁いた。それはまるで余計な邪険や迷いを全て打ち払ったかのような静寂を保っていたのであった。
  十中八九、それは何度も心を踏みにじられ歪みが生じたのが原因の根元なのだろう。
  自分はどうしようもない淫靡に成り果てたのかもしれない。だが皮肉にもこの理不尽と言える性の暴行を浴びせ続けられたことで
  こうしてこの逆境に対しても正面に見据えて向き合う形で生き続けることが出来るのだ。
  これは希望を保持し続けられることにも繋がることであった。
  「んじゃ 何時も通りに俺たちの営みをおっぱじめるぜぇ!」
  キングは馬並みとも言える己の自慢の欲棒をアイシアの陰門部に突き立て押し込んだのであった。
  「んんっっ ああぁ・・・・っ!」
  ミチミチっと鈍い音を立てながら侵入する姿はワームが行う侵略の構図ととほぼ同様であった。
  巨大な肉根は圧倒的な質量を持って強引に骨盤ごと狭き雌壺をこじ開け進撃するのだ。
  凶暴な肉栓はアイシアの胎内にみっちりと埋め込まれているはずなのに
  力の差を思い知らせるかのように彼女の下腹部の外皮ごと隆起させているのだ。
  アイシアは自分の胎内を変形させられ一方的に攻め込まれているにも関わらず、極上とも言える嗚咽を発し続けるのであった。
  「あぁんっっあんっ・・・あなたのが・・・入ってくる・・・・っっ」
  「・・・おい・・見ろよ・・・!あのキングのデカマラを完璧に取り込んでやがる・・・・噂通り只者じゃねぇ!」
  「それにあの表情・・・!まさにビッチだぜ!さっきまでのすまし顔と偉い違いだ・・・見てるこっちもムラムラしてくるぜ・・!」
  同席している他のワームからの腐りきった好色を含んだ視線や言葉が容赦なく降り注がれても
  アイシアはなり振り構わずに扇情的に自分達の淫行に没頭していたのだ。
  キングもそんな彼女と交わし合えることに重畳な様子であり、
  湧き上がる高揚感に任せた前後運動で、パンっパンっと小気味好い肉肌同士がぶつかり合い、それに便乗するように
  アイシアの天然豊実が何度も弧を描くように行き戻りを繰り返しながら振動し、
  塩味が含んだ体液が皮膚から増量されていき弾けるのだ。
  僅かものの五分も掛からずに彼らは濃厚な色情で占められた空間を作り出していたのだった。
  その一方で、あまりにも過激で親密な肉体の遣り取りに下級のワーム共は立ち入る隙が入り込めないのか、
  その場で立ち往生していた。
  その様子に気づいたキングは呆然としている者共に喝を入れたのであった。
  「おい野郎どもっ 立ち竦んでねぇでこっち来て一緒に楽しもうじゃねぇか!そのためのパーティーだろうが!」
  「ハッ・・・・っそうだった・・・!今日はキングの許しが出ているんだった・・・!」
  「そうだ こうしちゃいられねぇ・・・!俺たちも舞姫ちゃんとセックスするんだっ!」
  キングの合図に覚醒したかのように一斉に行動を起こし、士気の上昇に伴い未だに交合の最中であるアイシアを貪るように
  淫事を働いたのだった。
  その軍団のひとり、下級ワームの中では最も人型に近いワーム・カルタロスが手空きになっている極上と見て取れる
  豊胸に掴みかかったのであった。
  「ひゃんっ!?」
  第三者からの突然の介入されたことにより、アイシアの拍子の抜けた声を上げてしまった。
  その愛嬌ある嬌声と相まって、彼女の純粋な乙女としての一面を覗かせるもので、
  逆にその愛くるしさが辱めを与えるワームにとって駆り立てられる性欲に情熱を燃やすための格好の材料であった。
  「うっひぁっ なんて揉みごたえのある乳なんだ!手元の一つ一つがが吸い付くようだ!」
  カルタロスは観喜に等しい産声を上げながら力強く上下左右に揉みほぐし、
  時には適度に乳頭部分を人差し指で弾くように刺激させたのだった。
  観る者全てを見蕩れさせる豊かに実った乳肉は柔軟性も一級品であり、引き込まれるように魅了されきっていたのだ。
  「だ・・・だめ・・・っ 強く揉んじゃぁ・・・・っ」
  幾多の男を揺さぶるような艶かしい喘ぎ声の前に自らの加虐心に火がついたのか、
  彼女の甘美な反応を楽しむかのようにより一層に激しさを増したのであった。
  「おいカルタロス!お前俺より後輩なんだから先走んな!」
  先陣を切ったカルタロスに独占されないためにキングを小型化したような橙色の体を持つワーム・プリンスが
  便乗するように後に続いたのであった。
  「キング!後ろの穴がヤリたいんで ちとばかりこの子浮かしてもらえないっすか?」
  「ふっいいだろう・・・やってみろプリンス!」
  キングは邪慳にすることなくプリンスの要望に応え、局部を接続したまま彼女を持ち上げたのだ。
  プリンスも「あざーっす」と軽い受け答えで返しながらも、即座に先程まで彼女が寝せていた位置に回り込むように陣取り、
  それを確認し終えたキングは再びアイシアを仰向けで寝そべっているプリンスの上に重ね合わせるように丁重に置いたのであった。 
  アイシアの意志に関係なくプリンスを文字通り下敷きにさせていたのだ。この時ばかりもカルタロスも一旦措くしたのであった。
  「ちょっと・・これって・・・・まさか・・・っ!」
  アイシアは彼らの不審の行動の真意を察したのか、若干表情が強ばるが既に手遅れであった。
  事を言う前にそれを明確にしたのは自分の背面にプリンスの肉肌と隙間なく密着し、互いに体熱を体感的に共有している筈が、
  下半身の背面から硬く体温とは違った別のベクトルの熱と共に異様な質感を感じ取ったからだ。
  それは説明するまでもなく、彼女自身の人生を狂わせ身体を蝕み、そして今日(こんにち)の自分を生き繋ぐ縁深きものであった。
  「流石にキングほどじゃねぇが・・・・俺のもそれなりに自信があるんだぜ!」
  「ダメ・・っそれだけは本当にダメっ ただでさえ小さいんだから・・・っ」
  アイシア自身も曲りなりではあるがキングの人の脚ほどの幅広を持つ巨根を受け付けられる自分の秘部は名器だと自覚していた。
  しかしこれからプリンスが行おうとしていることは、己の獣欲のために生物の排泄物を噴出させる諸器官さえも
  本来の用途から踏み外すことなのだ。この試みを得ていないアイシアにとっては未知の領域にであった。
  「ミサイルみてーなキングのデカマラだって入り切るんだ 何とかなるって」
  「いや・・だってそこはっ・・・・大が出るとこーーーっっ〜〜〜っ!?」
  アイシアは一瞬自分の言葉から吐き出す単語に羞恥を覚えるが、それでも彼女が言い終える前に
  金切り声に近い絶叫を上げる寸前の言葉にならない掠れ声を上げていた。
  懐かしくも忘れられない激痛であった。
  囚われの身になってから精々2週間程度の時が経過したが、未だに忌まわしき記憶として
  この先消えることのない残滓として彼女の中に刻まれていたのであった。
  興奮によって促されたプリンスの分身が容赦なくアイシアの尻穴に目掛けて肛門を掘り進み
  それを垣間見るような既視感が再び襲ったのだ。
  「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっ!!」
  「ほう 案の定入りきったな 生憎俺様のではデカ過ぎるんでアナルは手付かずだったんだが」
  「あ〜やっぱりこっち方面は放置しっ放しだったんすね・・・キング」
  「ったり前だ!俺様がこんな小せぇ穴にぶっ込んだら本気で裂けちまうからな
   ・・・・それに俺様としては舞姫ちゃんとそのおっぱいとマンコがあればそれで五体満足なんだよ」
  「んじゃ 舞姫ちゃんの尻穴は俺が頂くってことでいいっすか?」
  「ふん 好きにしろ ただしこれは他の連中にも言っておくが舞姫ちゃんは乱交 特にアナホは慣れてねぇんだから
   壊れねぇ程度にはしろよ」
  キングの言い分と忠告を理解し納得がいったのかプリンスは「アイサー」と気前に返事をし、お互いに
  これ以上会話を追求することに意義がないと判断したのか、各々担当している部位に意識を注いだのであった。
  プリンスはアイシアの肛門と直結したままの逸物を唸りを上げるように律動を開始した。
  「ぅあ・・ぁあああっ!」
  「うほっマンコがめっちゃ締まる締まるっ 舞姫ちゃんがビンビンに感じてるのがチンポを通じて手に取るようにわかるぜ」
  肛門に異物を捩じ込まれ、連続するピストン運動により直腸が内部で裂け目の波紋が広がるかのようにきりきりと悲鳴を上げていた。
  キングも下敷きになっているプリンスのストロークに負けじと、競うかのように腰の抽送を加速させ、
  表面の秘唇からは太腿程の幅広を持つキングの巨砲、背面の白桃からはキングに及ばないとは言え十二分な質量を有する
  プリンスの雄棒が削岩機の様に激しく蹂躙するのだった。
  幾度も肉体を交わしたことのあるキングだけであるなら然程苦ではない、逆に日頃の鬱憤や憂鬱を扶植出来る発散源だろう。
  しかし過去に体験したことのないアナルセックスの前には余裕を保持することができず、危難に陥る一因と化していた。
  更に補足を挙げると、現在アイシアは下方からはプリンス、上方からはキングと、二人のインサートの重奏で
  上下から挟み込まれるように身体を圧迫されているのだ。
  激化した乱交で激しいインサートも合わさって、三人共々体液と汗が分泌し互いの密着された肌を通して融合され、
  それが蒸し風呂のように熱く燃え滾る様な熱狂に覆われた空間が形成されていたのであった。
  (だめっ 頭がどうにかなりそうなぐらい痛みと暑さで気が狂いそう・・・・っ!)
  身体中始終至るところが火照り出し、息遣いが荒く悶え、取り付く島が無い程平常心を失っていた。
  どちらの穴も凶暴な愚息により手当たり次第に掘り起こされ、掻き毟られの蛮行によって、
  陰唇から臍までの道中は相も変わらずの巨根により既に馴染み深い膨張しきった下腹に様変わりし、
  尻肉も円筒の入門が付近の肌、プリンスの肉栓を胎内深く埋め込んでいるもうひとつの肉塊が
  赤くひりひりと灼きつかせ、鮑の様に腫れ上がっていたのだった。
  この二人の巨漢による、同種のワームからも一目を起き集注させるほどの卓越した性の技巧に目を奪われがちだが、
  その最中、カルタロスも未だに手元から豊胸を一切手離さずに執念深く弄んでいたのであった。
  先鞭として誰よりも早く駆け出したにも拘わらず影を潜めてしまったカルタロスだったが、
  辛くも残留し続け、一途に彼女の豊熟した乳房だけを貪っていたため、他のワームに行き渡ることなく独占していたのだ。
  「こんな餅みたいに柔らけぇ淫乱デカパイにはこうやってお仕置きするのが一番だぜ!」
  カルタロスは胸部に豊潤に成っている肉の果実を万遍無く揉みほぐしている両の手に急激に力を入れ、握り締めたのだ。
  正常に機能している五指で握り潰す様に圧縮されたことにより余肉が零れ落ちそうなほど手元の空白部分から盛り出し、
  掴みかかった握り拳の上下から溢れ出る余白の駄肉があたかも瓢箪(ひょうたん)状に整形されていたのだった。
  それをポンプの様に上下に激しく揉みしだく光景は、観る者に柔軟な印象を与えていた。
  「あああぁんっっだめぇっっミルク搾り取っちゃぁ・・・・っ!」
  何度も引き伸ばされ抓られ搾られといった過度の刺激の連続により限界を迎えたのか、アイシアの意志に背き、
  肉体のあらゆる生体器官の五感から胸部、そして乳房という外壁から、僅かではあるが外の世界に通じる乳腺へと伝達され、
  散々待ち侘びていたかのように乳白の噴水が吹き出たのだ。
  「うっひょぉっ!?噂には聞いていたがここまでとは!まるで天然のスプリンクラーのようだぜ!」
  (ああぁ・・・・毎日授乳させてたから管が広がっちゃったんだ・・・・・)
  破裂した水道管のように流出させる乳状の液体は暫らく止むことがなく、天井に向けて放出していたのだ。
  アイシアは自身の撓(たわ)わんだ果肉から勢いよく迸る自分の乳水があまりにも淫猥で惨めに感じたのか
  悔し涙を押し殺して直視出来ずそっぽを向いていたのだった。
  しかし、それが彼女にとって自分の首を絞める行為に発展する瞬間だったのだ。
  有ろう事か背けた視線の先に自分を取り巻いている三人とは違った別個体のワームが眼前一面に広がったのだ。
  「んん?順番待ちしてたんだが・・・態々こっちに目を向けるってことは口でもやってもらえるってことかぁ?」
  「えっ?! そ それは違うわっ!」
  相手の一方的な解釈に、慌てて誤解を解こうとするが、こちらの言い分を聞く耳持たずに強引に話を進められてしまったのだった。
  「祭りだからあんたにも根性張ってもらわねェとなぁ・・・つー訳で・・おらっ咥えな!しゃぶり回すようにな!」
  「ま 待ってっ!だからそういうのじゃなーーーっっ!?」
  またしてもアイシアが言い終える前に封殺し、醜くいきり立った肉竿を口内に問答無用に突き立てたのだ。
  「〜〜〜〜〜〜っっ!?」
  「へっへっへ その上目遣いが最高にたまんねぇな 更に美女ってのもより良く映えさせるもんだ!」
  只でさえ三つの隠花が己の淫欲に自重しない雄共の発情の応酬に切羽詰まり、肉体の臨界点を迎えていた状態に、
  更なる劣情の塊が彼女の肉体に伸し掛ったのだ。
  幸いにもキングやプリンスのような巨大さに比較すると小物同然であったため咥えきるのも容易ではあったが、
  それでも顎を引き上げることも敵わない雄息の強靭な頑丈さであり、
  それを喉元にまで運び込まれば口元を塞がれたに等しく、ただ呻き声を上げて相手を焦がすように睨みつけるしか出来なかった。
  「おらおらおらっ!しっかりと咥えなぁ それで尚且つちゃんと舌を使って舐めまわせ!」
  「〜〜〜〜〜〜〜っ!」
  反論を唱えられないことを良いことにひたすら煽り続け、好き放題に犯し、口の中を目一杯に掻き回したのであった。
  肉栓の剥き身にこびり付いている恥垢が自分の唾液と程好く溶け合い、激しいインサートで喉頸の内部まで
  手当たり次第に撒き散らすのだった。
  舌の上がこれ以上にないザラザラとした感触と味覚がとち狂うような口触り、そして喉笛まで響く物理的な連打激で、
  思考が上手く定まらず、より激しく意識を消耗させる一因となっていた。
  現時点でアイシアは四人の雄を相手をしていることになり、去なす拠り所さえ失い、休む間もなく
  身体中の穴という穴に醜い子息共を胎内に取り込ませるように食い込ませ、生きた公衆便所と化していたのだ。
  上部から下部からもオーガズムに溺れた穢らわしき殴打により、苦痛を超越し歪な快楽になり得るものとして
  アイシアの精神が汚染されきっていたのだ。
  (っここまで来ると痛みなんて感じない・・・っ寧ろもっと責め立ててて欲しいとさえ思えてくる程
   感じちゃう・・・っっ!)
  アイシアは一部の心の良心以外は心身共に完全に隋楽し、湧き上がる獣欲を無遠慮に開放する男達の虜になっていたのだった。
  次々と辱めの要求に精力的に応え、自身の胎内へと続く膣肉と直腸に侵入し、暴虐の限り荒し回る雄の分身体をより奥深き深淵に
  誘うように喰い締めて、一切離さなかったのだ。
  上半身も存分に働かせ、口に含んだ肉棒を舌の上で舞踊を踏むように転がし、クチュクチュと情欲がそそられる
  唾液の水音を立てながら頬張るように接吻を繰り返したのだ。
  アイシアは目の前のイラマチオに意識を割いているにもかかわらず、
  育成しきった豊実をそれを魅入る者たちの顔の前に恥じらう事なく胸を張り、主張するかのように突き出したのだ。
  それは空腹の猛獣の眼前に肉をちらつかせる行為と同然であった。無防備に彼女の性的な魅力を一層見せつけられれば、
  精力旺盛なワーム共が黙って見届けるなど不可能そのものであるため、当然の如く煩悩を抑えきれず喰らついてきたのであった。
  事前にカルタロスが母乳を搾り取ったおかげで通り越しが快く、一滴も残さずにしゃぶり尽くす勢いで授乳し始めたのだ。
  粗、彼女の辱める箇所は占領されきったのだが、更に駄目押しと言わんばかりに申し訳ない程度の余り物、彼女の両の掌に
  後列に並び立っていた下級ワームが目を付け、怒張したペニスを取り出し運び込んだのだ。
  (ああぁ・・・こんなにも沢山のおチンポが・・私を犯してるぅ・・・・っっ)
  アイシアは流れる勢いに任せて有無を言わずにその欲棒を左右共の手に取ったのだ。
  手のひらに収まる雄肉を撫でる様にしこしこと扱き始め、それが握られたワームたちの感度に影響したのか、
  鈴割れの部位から粘り気が篭った先走り液が分泌され、受動的に彼女の手元にまとわりつくのであった。
  不快なまでの粘っこい感触だが、この入りに乱れた現状に希望を持つことを諦めているアイシアには然程気に止める程ではなかった。
  陰門、尻穴、口内には凶暴な愚息が力強く挿入、抽送され、左右の乳房には吸盤のように張り付き、乳白のオアシスが
  悪臭が漂う穢らわしい口中で延々と吸収され、そして両の手に肉茎という狂乱に満ちた地獄絵図であった。
  皆其々が担当する部位に力加減をせず全力で奮起を起こすため、
  肌を許すことに習熟したアイシアさえもこの数の暴力の前には無力に等しく、只、されるがままに彼らの欲情を晴らすために
  自身の身一つで請負うしかなかった。
  やがてこの乱交にもひとつの分岐点が紡がれようとしていたのだった。
  この集団強姦を開始してから小一時間に満たない時が経ち、各其々が己の性感極期が爆発する末期を迎え始めたのだ。
  それが最も顕著であったのが他のワームとは一線を成す魔羅を持ち合わせ、彼女の秘唇を独占しているキングであった。
  至るところの敏感な部位から一斉に全身の奥底から震撼させる鼓動が脈動し始め、これまで何度も穢されきったこの肉体でさえも
  戦慄を覚えるものであった。
  「野郎ども!準備はいいかぁ!?」
  キングが開幕の狼煙を上げるような奮い立たせる一括が入り、それに呼応するように
  外野も含めて野太く力強い掛け声を上げるのだった。
  そして、アイシアという女の花園に一斉に精華が解き放たれた。
  膣路、肛門、口腔、手元といった箇所からほぼ同時に炸裂し、身体の内側も外側も関係なく無慈悲に覆い尽くしたのであった。
  キングの巨根で挿入された時点でアイシアの腹部が丘状に形成されるが、その巨砲から発射される精液によって
  腹を球体状にボテつかせるのだ。それだけなら彼女も苦にはならなかった。
  だが今回は喉、外気、特に問題だったのが尻穴、大腸にむけての射精が彼女にとって苦痛に歪ませる一因だった。
  大腸と喉は胃腸を通して一本道である為、その両方から激流のように流れ込んでくる白濁液が鉢会うのは必然であったのだ。
  膣道を通過点とし奥の小壷に目一杯に注がれた膨張され、方や喉から流れ落ち、直腸からは濁流のように波を起こし、
  その二つの白い吐液に呑みこまれ氾濫し、
  そのプリンスと名無しのワームのスペルマが混ざり合った白のつぶてを勢い余って、少量ではあるが吐露してしまったのだった。
  「〜〜〜〜っ・・・けほっけほっ!?っっ・・・はぁ・・・・はぁ・・・・っ」
  正面からも背面からも計三つの内部に続く穴に大量の精水を摂取したため、全ての内蔵が著しく圧迫され、
  全身が手酷く痙攣するように呼吸も乱れきっていたのだった。
  握っていた左右の肉竿によって豊満な双丘に直接熱い塊を撒き散らされ、
  自身の胸部から雄臭い異臭が鼻につき、満身の身であるアイシアだが、この祭典という名の乱交劇にとっては
  まだ序章に過ぎなかった。
  「ふう・・・・疲れきっている舞姫ちゃんには悪いが・・・後ろにつっかえるほど列が出来てっから小休憩挟んだら・・・再開な?」
  「っ・・・・・・っ」
  キングは念を押すように忠告を掛けるが、アイシアにとっては再度通告を受けなくても分かりきっていたことだった。
  現に後続のワームの群れが興奮を抑えられず、我慢の限界を迎えたかのような様子で自らの股座にぶら下がっている肉質な剣を
  取り出し、磨ぐように手のひらで上下に擦る姿が幾つも見られるのだ。
  (ああぁ・・・・ここまで数を前にすると逆に笑っちゃうわね・・・・・・)
  余力の殆どを使い果たしたアイシアにとっては余りにも軍勢、物量に任せた重圧感の前にこの悪夢の光景に
  絶望感を抱き、恐怖を通り越して嘲笑を取り繕う以外なり得なかった。
  最早この冷酷な運命をこの身をもって受け入れるしかなかったのだ。
  (・・・・それにしても・・・どれぐらいもつんだろうな わたし・・・・・・)
  危惧する状況にもかかわらず、糸が切れた人形のように呆然と身構え、虚無を彩るように客観的に自分の心境を
  悟るかのように見据えていたのだった。
  諦めに等しい疲れきった眼差しが向かう先には、既に準備を終え、成り果てた自分に卑しい視姦を差すように、
  色情に支配されたワームがこちらに向かってくるところまでが瞳に写り込んでいたのだった。
  そこから先は意識も朦朧としていたのか、それらの出来事をよく思い出せず、強いて言えば、
  只、幾つもの時間が過ぎ去ったという程度しか留めきれなかった。




  
  ーーあれから半日の時刻が経ち、未だに一方的に嬲(なぶ)り続けるような乱交が続いていたのだった。
  アイシアは膝を着き、背交位の体勢で無人に湧いてくるワームの性処理に否応なく貢献していた。
  キング以外の面子は何回かに分けて、ローテーションを繰り返し、現在の周回が参加者全員分のノルマ達成の基準値であった。
  現在アイシアは床を背にしたキングに乗り上がり、騎乗を連想させるような格好で互いの性器を重ね合わせ、
  それだけじゃ飽き足らないのか、彼女の白桃を軸にしたアスホールと愛らしさを感じる小ぶりの唇に各々別種のワームが
  己の研ぎ澄まされた肉槍を用いて、執拗に追撃していた。
  その営みの当事者である肝心のアイシアは長時間に渡る陵辱により、肉体も精神も生気を汲み取れないほどに疲弊しきっていて、
  幾つもの別所から彼女の全ての中心に轟く律動運動にも、ピストンの反動で歯止め無く身体を揺さぶられ、
  サンドバックのように無気力で請け負っていたのだった。
  (いつまで・・・続くの・・・・この乱交も・・・・・っ)
  その清らかで観る者を惹き込ませる妖美な蒼眼でさえも光がくすみ、希望を失った癈人のように廃れきっていた。
  一体どれだけの時間を費やしたのか、又はこの果てしない陵辱の中で身体を合わせてきた男を数えることも
  思考することも放棄し、何もかも薄遇に見放し、魂が抜け落ちた抜け殻のように好き放題に自らの身体を侵食され続けたのだ。
  身体は半ば固定され、可憐な印象を抱かせる両腕が、尻肉のトップを務めるワームによって押え付ける様に引き寄せられ、
  実質、アイシアは内部を掻き毟るように猛狂う男の化身達で、脆く不安定な状態を維持し続けていた。
  「ようしっお前らぁ!ようやく最後の締め時だァ 気合入れろォ!」
  この終わりなき円環に繰り返されるような輪姦も結末の出口に差し掛かったようで、それを耳にしたアイシアにも
  徐々に光を取り戻りつつあった。
  アイシアはボロ雑巾の様に弱小しきった身体で僅かに取り残された力を振り絞り、次の身を引き締めつつあった。
  彼女の胎内に通じる三つの肉穴を塞ぎ込んでいるキングを含めたワームたちも悔いの残らない持てうる限りの腰のインサートで
  有終の美を飾ろうとしていたのだ。
  (これで終わる・・・・っ これで・・・やっと・・・・っ!)
  全員が終局を乗り超える為に、自らに鞭打つかのようにエンジンを急激に回し、誰のものかも不明点な汗と
  秘芯から分泌されたであろう発情の液体が辺り一面に飛び散り、過激さを強調していたのだった。
  何時の時代も刹那の瞬間であり、何回目か数え切れないほどの雄の同一体から生気の輪唱を体感したのだ。
  雄の子孫が刻まれた精華がアイシアの全身を木霊し、
  白く濁った灼熱の溶岩は瞬く間に彼女の中を循環する血液と違えることなく駆け巡ったのであった。
  これも今日だけで何回味わったかさえも分からない白濁の結晶はアイシアが保有する淫華の内壁を見事に陥落させ、
  事前に同様の子種汁で至せり尽くしに全身隈無く濡れ渡った事も合わさり、女性特有の麗しく華やかな芳香が揉み消される程に
  汚らしい獣染みた男の異臭に汚染されていたのだった。
  鮮明に麗しい白肌は幾度となくその穢れたの聖杯を浴びせられた事により、身体の随所に媚び付いた雄乳液の残滓や
  醜悪な臭気が酷く際立って、その美しさも無残に打ち拉がれているようだった。
  (・・・・・わたし・・・・生きてるんだ・・・・)
  しかし、幸いにもアイシアは外内面共に朽ち果てたかのようにボロボロで無傷とは程遠いいが、
  これまでの修羅場を潜り抜けてきた経験が活きているお陰で、無事山場を超え、危難は免れたのであった。
  この生き地獄の現実に自身の結末に対する不安やこうまで辱められる自分に惨めさといった様々な陰鬱な情緒が過るが、
  それらよりも勝ったのが無事希望を潰えることなく命を取り留めた安心感であった。
  どういった形であれ、アイシアはこうして再び生き存えた事に安堵し、蓄積されていた疲労感も助長し、
  その場を移動することなく静かに眠りに就いたのであった。






  ーー目覚めた時、そこには見慣れた室内らしき天井であった。それもそのはずで、普段自分が閉じ込められている
  ホテル内の一室であったのだから。
  一つ前の出来事の記憶を辿れば、自分は無数のワームとの輪姦に身を投じ、その事後も身動きが利かないほどに
  草臥(くたび)れてその広場から取り残されたのだ。
  しかし、現在では目の前の眼前には馴染んだ部屋の一室が広がっているため、この状況を察するに
  恐らく自分が意識を失っていた間に誰かが収容したのだろう。そしてそれを指示、又は運び出したのは大方見当がついていた。
  先の乱交で疲れ果てた自分にとってはどんな理由であれ、有難かい御厚意であった。
  アイシアは疲弊しきった身体を起こし、この室内に取り付けられている浴場に向かった。
  目覚めてから間も無い上に、長時間の度重なる性運動身が体の芯にまで響いているのか疲労が取り除きれずに足が覚束ないが、
  無事浴室に辿り付いたのだった。
  乾ききっているとはいえ、身体中に何重にべっとりと白濁の雄汁が媚びついたままであったため、
  こうして全身に付着した精華をシャワーで清めることが何よりも至福の一時であった。
  綺麗に洗滌しきった後は濡れた肢体を綺麗に拭き取り、後にした。
  因みにアイシアはこの軟禁生活において、髪飾りと隷属の首輪以外は一切着衣せず、野生動物同然の日々を送っているため、
  バスルームといった脱衣する機会がある際も、外せない首輪は別として唯一身に着けている
  雪結晶の髪飾りを着脱するだけだったりする。
  以前のようなキングが押し入る事が無いまま、寝室に後返りし、直様ベッドに倒れこみ、大の字に手足を広げ横になったのだった。
  体温の余熱が浸っていない新鮮なシーツが肌理の細かい素肌に直に触れ当たるのがどことなく心地よかった。
  暫しの間、程良い感触に陶酔したかったが、入口の扉を開ける物音がし、それを断念したのだった。
  「ようっ お疲れのどうだぁ 舞姫ちゃん?」
  その野太い声の持ち主は自分を愛人として抱き、尚且つ自分との房事に中毒と化したキングであった。
  「・・・・何時もながらタイミング良く来るわね・・・・・またしたいの?わたしとのセックス」
  アイシアから嘲笑しながら発せられる言葉には自分自身に対する皮肉も含まれていた。
  何故なら自分も日々の過激過ぎると言わざるを得ない性の乱行に徐々に身も心も侵され、
  やがて本来の生まれ持っていた女のリビドーに突き動かされ、彼との肉体関係を結ぶことに気を許し始めているのだから。
  「それもいいが 今日のパーティーで大分満足してるからな その件はまた明日のお楽しみにとっておくぜぇ
   それに今は喉が渇いたのが要件だ・・・・つー訳でその水分補給として舞姫ちゃんのパイミルク戴くぜ」
  飄々とした態度で授乳が目的とした要望に対し、アイシアは一寸ばかりの沈黙を置いた。そして、決意を改めたかのように
  静かな挙動で、剥き出しではち切れんばかりの豊乳を晒すように差し向けたのであった。
  見せ付けるように露呈されれば、色気違いのキングが見過ごすことはなく、我武者羅なまでにアイシアの豪壮な天然の渓間に
  顔を埋めるように飛び込み、引力に引き込まれるように母の養分たる噴射口に喫したのであった。
  疾風迅雷の勢いの如く吸い上げられたため、キングの腔内に取り込まれた白桃のような突起物が然程間も掛からないうちに
  湧き起こる源泉の様に甘美な果汁を噴き出したのだ。
  (今日だけで何回も飲まれたのに・・・・・っまだ出せるなんてぇ・・・・・っっ)
  乳腺が焦がされる感覚がひしひしとアイシアに通達されていった。
  この毎日が交尾の玩具として飼い慣らされる環境下で自分の肉体は自ずとプロセスを経て、
  男女の交りに適した身体として作りかえられていったのだった。
  そして現段階ではそれに比例するように、自分の中に内在していたリビドーに赴くままに堪能する
  快楽的本能という心が芽生えているのだ。
  アイシアは色欲に囚われ、淫猥な雌として成り果てた自分に慙愧しながらも、現下の性交尾という誘惑に屈し、
  狂おしいまでの乱れた情欲に支配されることを催していた。
  キングはアイシアの潤った果肉の内部で醗酵される女のエキスをより欲するかのように、彼女の柔軟な豊胸を
  巨大な掌で握り締めるように揉みしだいたり、はたまた螺旋状に捻り、様々な手法を用いて刺激させていた。
  元々、胸部は敏感な性感帯であったため、アイシアは堪らず反作用に感受してしまい、扇情的で艶かしい色気に満ちた
  表情と喘ぎ声が表面に現れてしまったのだ。
  「ああぁんっっらめぇぇっそこ弱いのぉっっ」
  気丈なアイシアも秘部、特に彼女の弱点とされる肉厚の双丘を苛まれるだけで一瞬なまでに軟弱に破綻しきっていた。
   アイシアは悶えながらも心裏ではこれまでの現今を顧みていた。
   全てはワームの捕虜とされ、隷属になり堕ちたあの日からだ。この時点で彼女の人生は狂い始めたのだ。
   初めは抵抗する意思を見せつけ、頑なまでに此処での起こりうることを否定してきた、
   しかし、それも強行的な陵辱によって無残に崩れ落ち、アイシアという同僚からも頼られる人格者でもなく
   氷結界の舞姫という優秀な魔術師でもなければ、唯の女として無様に露呈したのだ。
  「おっそうだ こんなこともあろうかとボトル持ってきたんだったぜ」
  キングは懐から蓄水のための透明の容器を取り出し、蓋を外し飲み口の穴を手出ししていない片方の乳肉に擦り当てて、
  乳輪部分を完全に咥え切ったのだ。ボトルの口付け穴の容量が広いため、その真円部分が乳暈そのものを収め切れるの容易であった。
  容器内で駄肉が盛るようにはみ出す様は迫力満点の乳房をより強調しているようであった。
  「こ・・・今度は何なの・・・・?」
  「そんなもん舞姫ちゃんの母乳を搾り取って保存するに決まってんだろ?」
  「なっ!?人を乳牛みたいな扱いをして・・・!」
  「こんなにデカくてミルクも出せるんならそうしたくなるだろう?
   それに今更ビッチな舞姫ちゃんがこんな事ぐれぇで動揺すんのもおかしい話だしな」
  「う・・・・・・・・・っ!」
  これまでの房事紛いの強姦と見比べれば、取るに足らない矮小なため、的確に穴を付いた正論にアイシアは言葉を詰まらせた。
  「なぁに やっていくうちに慣れるって」
  キングはこれ以上の口論を引き伸ばさず言い捨てて、本来の目の前の作業に没頭したのだった。
  ボトルを押し当てている乳房を捩じるように絶妙な拍子で押し揉み、豊かな肉実の付け根からその中頃まで
  往復ポンプのように繰り寄せ、それが何度も繰り返される。
  「あぁっあぁっあんっあんっあっあっはっあっっ」
  外側からの作興の連続に先端の乳腺から徐々に白く泥々とした液体が溢れ出し、やがてそれを押し留めることができず、
  蛇口のコックを力一杯捻り回した時と同様に勢いよく流出したのだった。
  「〜〜〜っ・・・・んんっっ・・・・!」
  決壊したダムのように弾けた乳白色の塊は大気が限られた容器の中でビュゥぅぅっっと曇った轟音を立てながら
  ボトルの底に集中砲火を浴びさせていた。
   そして、自分の弱さを暴露された後も辱めは終わらず、逆に益々苛烈と化したのだ。
   日に日に激しさを増す陵辱の前に彼女はワームとの肉体関係を取り持つ女として生きることで磨り減った気力を持ち直そうと
   一種の賭けに出たのだった。結果、彼女の内面的な負担は軽くなり、精神衛生上も良好に安定したのだ。
   しかし、新たな問題も現れ、ワームの精力絶倫さに毒され、自分自身が色欲に魅入られた女の一面を
   呼び起こしてしまったのだ。
   次から次へと浮上する関門に直面する度に、アイシアは自分の詰めの甘さを呪ったのだ。
  (クレラ・・・リリアン・・・先生・・・・こんな情けないわたしで本当にごめんなさい・・・
   でも大丈夫・・・・・・・わたしはこうして精一杯生きてるから・・・・約束だってちゃんと覚えてるから・・・)
  アイシアは胸裏で唯一残された最後の良心に独語で語りかけていた。
  現在進行形で自身の肉体が穢されているにも関わらず、自分だけの精神世界に目を向け、
  当時故郷で楽しく過ごしていた平穏が酷く懐かしく感じるほどに感傷に浸っていたのだ。
  そうでもしなければ自分自身を保ち続けることしかできないのだから。
  こうしてアイシアが追憶の楽園を拠り所にしている間にキングは授乳を終え、充足感に満ち溢れた面持ちで
  肩で息をするアイシアに視線を向けていたのだった。
  「ふうっ・・・・たらふく飲んだぜぇ ご馳走さん ついでに携帯用の飲料水もゲットだ」
  推定2リットル程のボトルは半分近くが若干桃色がかった白色の液体で埋め尽くしていた。
  それを目視したアイシアは堪えきれずに顔を背け、悲観に帯びた途方に暮れている面貌であった。
  「全くよくこんなに詰まってたもんだ 片方の乳だけでよぉ」
  触れてはいけないものに障ったのかその大きな瞳から雫がこぼれ落ちないように半目にして目頭を抑えていた。
  自分の体内で生成された雌蜜がこのような形で利用されることが恥辱なのだ。更にそれに追い討ちをかけるように、
  面前のボトルに蓄積された乳量を判断し、一つの乳房にあれほどまでの乳液が凝縮されていたか考えると、
  生まれ持った体質とは言え、改めて自分の常軌の超越ぶりに恐怖に近いものを感じたのだ。
  「さてと・・・・今日はこの辺にお開きにして・・・また明日もお世話になるぜ」
  キングが言い終えると、既にその場から消え去り、先程までの男女のあられもない熱狂が冷めたかのような
  静寂に打って変わって、変質したのだ。
  物音が一つもない静謐な空間の中、アイシアは呆然とし、その状態が暫らく続いたが、永遠ではなく、
  今朝から先刻まで緊張を解くことなく無数の凶暴な雄の持て余した肉欲を一心に受け止めていたが為に、
  それまでの溜め込んでいた過労が急激に顕現され、吸い込まれるようにベッドに倒れ込んでしまう。
  アイシアは熟睡へ誘う睡魔に襲われ、眠りに着くまで秒数という間に聞き取るのが難聴なまでのひとつの吐露が溢れ出したのだ。
  「まだわたしは・・・わたしとして生きているから・・・・・・」
  恐らく次に目覚めた時には彼女自身も覚えていない独白だろう。
  しかし、この譫言には彼女が個のアイデンティティを失っていない証であった。
  アイシアの感受性の我が強すぎるがあまりに、日々の現今に振り回されがちだが、逆説に捉えれば、
  たとえワームの傀儡に成り果てようとも、心中の深淵の位置とも言える人格という性根の部分が生きている限り、
  葛藤し続けるだろう。それほどまでに師友たちとの記憶を手放したくないことでもあるのだ。
  本質が壊されない限り、彼女はどれほどまで汚されようが立ち向かい続けるのだった。ーーー

                                  TO BE CONTINUED・・・・・
  続き>>http://wiki.livedoor.jp/yugioh_eroparo/d/%c9%b9%b7...

このページへのコメント

更新乙!

続きも期待してます^^

0
Posted by e 2013年07月12日(金) 11:39:27 返信

お久しぶりです。例の舞姫のSSを書いているものです。
またしてもだいぶ時間が空いてしまいましたね・・・・・
一応自分の頭の中では次の次で終わらせる予定です。
遅筆な作者ですがよろしくお願いします。
あとeさんコメント有難うございました。

0
Posted by 名無し (新人) 2013年07月01日(月) 00:15:12 返信

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