氷結界の舞姫ことアイシアはワームの慰み者として、かつての清純さや優美さが霞む程に顛落したが、
  戦い抜き、共に生きるという誓いを立てた盟友のために、来るべき日までどれだけ醜く穢され惨めに辱められようと、
  前途多難の道のりではあるが、神も仏もない無慈悲な現実に立ち向かうことを選び取ったのであった。
  そして、アイシアが監禁されてから既に2週間と3日ほどの時が流れた・・・・・。
  

  
  先日の輪姦からは平時通りのキングの淫心を潤す慰み者としての日々が待ちかねていた。
  手緩くもない、寧ろ常軌の観点で測れば拷問に等しい気性の荒い筆卸しではあるが、日増しに激化する性衝動の交わりによって
  偶発的に鍛えられたアイシアには恐るに足らない催し事であった。
  最早、アイシアにとっては肉体を掛け合わせる事など呼吸するのと同等で、色欲の傍らという役目を
  毎時ごとに頻発されるキングの発情を精根尽きるまでにこなすだけの作業であるのだ。
  「ーー ///っ・・・・・そこ・・・・いやんっ//ダメ・・・っ //あっ・・・・っんんっっ///」
  「いいぜぇ・・・・その調子だ・・・・・!どんどん出せよ・・・・・!」
  この幾多の雄を骨の髄まで惰性させるような好色染みた声色は普段のアイシアの寝床とされるホテル内の一室ではなく、
  ワームが支配する他の敷地内の一般に開口される一角の通路内を中心に響き渡っていたのだった。
  もとよりこの一帯は植民地であるため、以前より所在していた住民等一人も存在せず、四方周辺を手当たり次第に見回しても
  ワームしか存在しないのだが、一欠片の仕切りも持ち合わせない屋外で白昼堂々と秘事を取り持つのは、彼女にとって
  心成しばかりの冒険事であった。
  女性らしい細腕で壁伝いに身体を支え、バックで雄の欲深さが込められた肉槍の殴打の応酬に堪忍んでいたのだ。
  更にアイシアは切れ目なく続くピストン運動に抵抗するだけではなく、麗しく実る豊胸から
  湧き出る母乳を搾り取られていたのだった。
  キングは休む間もなく腰のインサートを全力稼働で維持しながら、アイシアの背後から抱きつくように密着し、
  女の双丘を形崩れるまでに鷲掴みにして搾乳に励んでいたのだ。
  「ぐははははっ まさか一人の女でここまで味わえ切れるとはな 
   さすがは愛しの舞姫ちゃんだ これで俺様の乾きも安泰するってもんだ」
  (こんなにも出ちゃうだなんて・・・・っ やっぱりわたしってエッチな女なんだ・・・・っっ)
  この色狂な魔境に心身共に根深く漬け込まれて淘汰されたことにより、清楚だった純心も、
  元来の女としての淫奔な部分が刺激され、抑制の箍が利かなくなっていたのだ。
  現今の自分の身に降りかかる全ての辱めが人生の汚点とも言うべき生き恥だが、それを肯定して
  愉悦感を満たしたいがために雄の如何わしい情欲を取り込む様は自分の猥りがわしさを改めて思い知らされているようだった。
  ツボを付くようなキングの指取りに順応するかのように乳頭部分から活きの効いた射乳が迸り、もうひとつの手の握られた
  空の瓶に流れ込むように集乳され、満杯になったら別の余った容器に移し替えて作業を続行、
  といった循環が繰り返されていたのだ。
  白熱の色情に包まれた交歓によって互いに全身の至るところから発汗し、胎内の奥深くまで打ち抜かれる度に、
  その前後運動の勢いも相まって素肌が弾く様に擦れ合い、それがよりこの房事の当事者達を扇情的に促しているようにも見えた。
  「このぷりんぷりんなおっぱいに見習うように下半身のお豆にも精を出すんだな オラァ!」
  「//・・・っんんっ!//」
  (さっきからそうだけど・・・っ このカテーテルが邪魔でしょうがない・・・・っ)
  キングの性欲解消によって引き起された濡事の開始時から、
  女の花園の目先に値する僅かばかりに露出した陰核に密閉式のビーカーとセットになっている
  一ミリに達するか瀬戸際の管が取り付けられ、いや、正確には直接差し込まれていたのだった。
  人の血管に似た寸幅ではあるが、肉刺の内部に続く通路を塞ぎきるのは十分過ぎる程であり、
  外へ通じる狭き尿道が完全閉鎖されるばかりか、より深部へと押し上げられるように侵入されていたのだ。
  (・・・・今更だけど・・・ほんと人使いが荒いわね・・・・)
  最早鬼畜の所業であった。管の部分がプラスチック製なのか、人肌に優しくない感触が内面から灼きつかせるような痛みと共に
  ジンジンと伝わり、女陰の発芽付近が赤く腫れて異様な熱を起こしていたのだった。
  過敏な肉粒の細穴に接続されたチューブがだらしなく垂れ下がり、絶え間もない交わりの揺動と連動するように一泊遅れて
  なびく様に揺れるのだ。
  「さて・・・・っそろそろ出すぞ・・・!舞姫ちゃんも俺様と一緒にだ・・・いいなっ!?」
  射精の前兆が差し掛かり、アイシアの膣内を激しくかき乱すのだった。
  艶かしい女体が急激なアップテンポに比例するように自然と身体の芯が引き締まり、
  アイシアも自ずとキングに感化されたのか、体内の奥で込み上げるものを感じたのだ。
  適度に噴出される母性の詰まった果汁も次第に増していき、小の排出口に容赦なくめり込んだカテーテルが
  彼女に対する新たな快感になり得る刺激剤となり、腎臓から分泌される別種の愛液が膀胱に押し寄せてきているのだ。
  猛烈なピストンに突き立てられる毎に体内の深淵までに轟かせ、それの余波が一触即発の境地までに小用を押し留めている
  子宮の隣部屋にまで渡っていたのだった。
  「//あっあっあっだめぇっっ汁が溢れちゃうぅっっ/////」
  只でさえ漏洩の限界域に達しているものに過剰なまでに肉棒を振り抜くため、
  御身全ての力が崩れ落ちるように痙攣していたのだった。
  既にアイシアの女体は雌の如何わしき性欲に忠実であり、己に自制の命令を下してもこの甘美な絶頂を
  抜け出すことがままならなかったのだ。
  そして、身体の芯まで奮い立たせるような前触れの胎動を終え、急降下に幕引きの合図に身を戦慄させたのだ。
  「//あああああああぁぁあああんっっ///」
  直視せずとも奥の小壷に上がり込んでいる巨砲が乱れ撃つように暴発する光景が容易に想像できるほどの勢いに任せた噴射だった。
  アイシアの子壺を瞬く間に満水させ、放出される雄の華に共鳴するかのように
  彼女の潤沢なボリュームとフェロモンを併せ持った二つの果肉から先程とは比較にならないほどの乳量が爆ぜ、
  そして彼女の意中の堤防が破壊されたのか、限界寸前まで持ち堪えていた雌の小水が活気良く外界に弾けたのだ。
  勢いよく噴出した生命溢れる液体達は、膣路、乳頭丸ごと取り込んだ貯蔵便、小の排泄口と直結した
  カテーテルとビーカー、といった各々身と一体化した器の容量の限界に構う事なく溢流させるのだ。
  「ぐはははっ 舞姫ちゃんも俺様に負けねぇぐらいの出しっぷりだな 全く何から何までハイスペックな女だぜぇ」
  (こんな賛辞受け取っても嬉しくないはずなのに・・・・身体が感じちゃう・・・・・っ
   ・・・それに・・・・っおしっこが止まらない・・・・・っっ///)
  一身の一存では手に負えない肉身はこの興奮の極みに対する賛辞ともいえる条件反射のようだった。
  上下の空き瓶を一瞬なまでに乳白色に染め上げた性を育んだ奔流はキングに白濁の溶岩に劣らぬ代物であり、
  豊乳から分泌された甘蜜にいたっては爆発的な噴射量に容器が汲みきれずに溢れかえる始末であったのだ。
  そして現に溜め込みすぎたのが原因なのか、瞑らなクリトリスから異物が不自然なまでに捩じ込まれているにも関わらず
  長期に放尿を垂れ流していたのだった。
  管と肉刺の接続目から僅かばかりではあるが、ホースに抽出しきれなかった小水が水鉄砲のように漏れ出し、
  小規模な虹が彼女の股間付近に描かれていた。
  「ぐはははははっ 綺麗な虹だなぁ 舞姫ちゃんのシッコで見れるとは縁起がいいもんだぜぇ」
  本来ならこんな無様な姿を晒し続けたくないのがアイシアの本心なのだが、
  正気を持する事が出来ても肉体がそれに反し、愚直なまでに汲み取っているのだった。
  最早、何時完全に乱脈な女として染まり切るかの時間の問題だろう。
  自分が人として引き返せない境地に至っていると思うと焦りを覚え始めていたのだった。
  (何時までもこのままでいいのかな・・・わたし・・・・)
  当初の掲げた目標に殆ど進展せず、それどころか逆にワーム側に引き込まれかけているのだ。
  外出できるようになったとは言え、それは飽くまで敷地内の一部という制限で監視も厳しく、そして終始傍らに置かれるほどに
  キングが自分に依存しきっているため、真面に脱出方法を専心できず、ただ時間だけが過ぎ去ってゆくだけだった。
  そのため、現今の彼女が欲しているのは、そういった策を作る時間とそのきっかけであったのだ。
  (彼の女になっているとはいえ・・・・結局は奴隷・・・・自由も利かない上に常に見張りが付いた状態・・・・
   その上殆ど動けない身であるから此処の構造も把握できない・・・・・・聞いてる限りじゃ絶望的ね・・・)
  予め分かりきっていた事だが、この難局を乗り越えるには其れ相応の運が必要なのだ。
  自分の運命を天に任せるのも歯痒い自体だが、この方法でしか突破口が無に等しいのも事実であった。
  好機を作り出すためにも今は只ひたすら絶え間無い異種姦を耐え忍ぶしかないのだ。
  たとえ自分が乱脈を極める淫蕩な女に堕ちようとも。
  (・・・・でも・・・とりあえず今は他に方法がないから・・・チャンスを待つしかないか・・・・・)
  アイシアは思考の海を漂うのを中断させ、自分に立たされている近況に向き直ったのだ。
  しかし、その浮かび上がっている顔色は初期の意気盛んだった気迫さの面影はなく、その目には冷め切ったかのような冷静さと
  憔悴しきった悟りが映っていたのだった。
  ようやく情けない放尿も一区切りがつき、互いの肉体を一つにするという役割を果たしていた雌雄の交接器具が切り離されたため、
  五体自由の身になったのだ。
  全身を焦がすような性運動を終えたばかりで若干覚束無い足取りではあるが、直様態勢を立て直し、
  再びキングの随従に身を投じたのであった。その後は語るまでもなく、これまでの断片通り時間の合間に彼の性処理という奉仕を
  明け暮れるまでに励み、一日を閉じるのだった。








  アイシアがホテルという幽閉の籠に収容され、日没する前に、キングは次なる侵攻作戦に向けて備えていたのだった。
  元来から領地を拡大させ、同軍の侵略活動を増やすことが
  ワームの第一級使命だからだ。一見キングもアイシアと濡事に終始没頭する印象を持たれがちだが、
  ワームという軍勢を率いる首魁としての貫禄は伊達ではなく、これまでも陣営の擡頭に貢献してきたのだ。
  又ここ近年では占領地から女人を捕虜にし交配して孕ませることが主流なため、他のワームとは異なり、
  峰打ちという芸当が可能なのも、よりキングの立場を追い風へと向かわせているのだ。
  既にその作戦の兵力の投入や戦術内容といった戦力面の必要事項は不備なく済ませたが、
  彼には少しばかり決めかねていた事柄を抱えていたのだった。それも次なる戦いに関することではなく、
  寧ろ個人的な私情事であったのだ。
  「舞姫ちゃんと外で一発やってみたい」
  「いえ そんなことを申されましても無理難題でしょう・・・・彼女は貴方様の愛人とは言え性奴隷という立場なのですから・・」
  自信満々気にキングは唐突に宣言するが、それを見かねていたノーブルが宥めていたのだ。
  「それに突如なぜそのようなお考えを?」
  「今度の攻撃地点が大分緩いところだから戦いも簡単に済むだろうと思ってな だから舞姫ちゃんを連れ出しても
   然程邪魔にはならないし 何より今朝の野外プレイは最高だったしな! 
   何時も通りの性処理と小便足しを外で出来るのがおつなものだ」
  キングは覗き込むように顔を近づかせ、圧力をかけるようにノーブルを睨みを利かしたのだ。
  「むしろ後者が本筋の理由なのでは?」
  「とにかく!何かスリルが欲しいんだ そして子分諸共に前回の集団レイプみたいな感じをまた味わせてぇんだ」
  「つまり・・・彼女の存在で我々の士気の向上に繋がると?」
  「そうだ 要は単純な話 普段の戦に一人見物人が増えるって話なんだよ それにいざという時は舞姫ちゃんも戦いに参加
   してもらう これでどうだ?」
  「まぁ・・・おっしゃる通り彼女の実力は我々も周知済みですから・・・・」
  「とりあえずそういうこった この事は直接本人に後々伝える それまでの間はお前も体調整えろよ」
   ノーブルは「はっ」と忠義の意思が込められた回申してこの対談を後に回し、各それぞれ
  己に割り振られた職務に全うしたのだった。
  そして、その日の全ての業務を終えたキングが何時ものごとくアイシアと愛の交歓を為し、翌日を迎えるのだった。
 





  
  「・・な・・・っ 侵略地で青姦・・・!?」
  「そうだ・・・俺様はお前に慰めてもらう時間がもっと欲しんだ 御仕事中の間でもなぁ」
  「・・・・・っ!」
  この時間帯ならば、キングの朝立ち兼早朝の良識の挨拶代わりの濡事がこの軟禁生活のお決まりとも言える事柄を
  毎朝くぐり抜けるのだが、今日に限って平然と踏み倒され、当の呼出の主体者が独占するスイートルームに召喚されたのだ。
  アイシアは彼らのその不審の行動に疑問に思い、その真偽を質したところその突発的な理由に愕然とし、今に至っているのだった。
  「さらに言えばお前もこの作戦に参加する 要は俺達と一緒に蹂躙しようぜって話だ」
  瞬時、アイシアは立て続けにキングの発言から発せられた言葉に思わず先程の驚愕とはまた一味違った反応を見せたのだ。
  「つまり・・・・わたしに人殺しをしろと・・・・?」
  それは完全に自分の本来の陣営を反逆する意であった。現今のアイシアには先程の突然の予期せぬ出来事に対する喫驚ではなく、
  疑心に等しい反感の感情が渦巻いていたのだ。
  「ああそうだ お前の戦闘力に関しては一押ししてるんだぜェ」
  キングの魂胆から察すれば自分を戦力に数えることは二の次のようなものであり、
  只、外界の空の下で自分と交尾器を交えたいのだろう。
  真意は定かではないが、どちらにせよ自分の答えは即座に決断していたのだ。
  「悪いけどわたしはあなたの女になっても自分の生国を裏切ったつもりはないわ
   だから人殺しには加担しない それがわたしの生地を穢すのなら尚更ね」
  今回ばかりはアイシアにも譲れないものがあるのか、
  この劣勢な立場にもかかわらず、一歩も引かずに果敢に正面切ったのであった。
  キングはこの物怖じしない彼女の態度に淡く息を呑むが、立ち所に気を取り直して悠々たる笑みを浮かべる好奇の目を向けたのだ。
  「ほう・・・珍しく口出しするじゃねぇか・・・・仮にも性奴隷なんだぜ舞姫ちゃんは」
  「傲っていると解釈しても構わないわ でもわたしは飼い慣らされている女でもあるけどあなたの愛人でもあるのだから」
  「言うじゃねぇか・・・・まぁその逆境にもへこたれない不屈っぷりも舞姫ちゃんの魅力の一つでもあるんだが・・・・
   それにこれはお前との最初に取り結んだ取引の中にも該当しねぇことだから強制できねぇのも事実だ
   だが俺様と同行するのは絶対だ 俺様の性欲発散のためのな」
  最後の主張の前に双方が押し黙り、暫しの沈黙がこの一帯を支配したのだった。
  しかしアイシアの胸裏には揺らぐことのない決意が内在していたため、心が研ぎ澄まされたかのように決心がこの場の緊張感を
  打ち破ったのだ。
  「・・・・・・・・分かったわ・・・そんなにあなたが言うなら外でやってもいい・・・・でも条件があるわ」
  「んん?条件?」
  「わたしを好きなだけ犯していいから・・・・現住民の人たちには手を出さないで・・・・!」
  アイシアの態度を無礼と受け取ったのか、今まで沈黙を維持し続けたノーブルが堪忍袋が切れたかのように身を乗り出したのだ。
  「貴様・・・そんな我儘を言う権利などーーー」
  「んん〜〜待て・・・それも面白そうだな・・・・・」
  声を荒げて反論を唱えようとするが、キングがそれを静止したのだ。
  諫められたノーブルは動揺を隠せず、当の発言者に訝るように下問を示したのであった。
  「よ よろしいのですか・・こんな愚行を看過すれば我々の計画の妨げになるのでは?」
  「侵攻なんざ腐ることやってきたんだ 多少見逃しても大した支障なんざでねぇよ それにこれは俺様の新しいお遊びだ・・・
   舞姫ちゃんはそれを助長する意見を出してくれた・・・・それにいざと言う時は俺様が責任を負う・・・それで問題なかろう?」
  「し・・・しかし・・仮にも組織としての問題が・・・」
  「口説いぞノーブル ウチの荒れくれ者どもはそういうのに縛られねぇから心配なんざしなくていい
   寧ろ逆に子分共はこういうシチュが大好物だから喜んで乗ってくるだろうぜ」
  「は はっキングの方針がそのようであれば我々は従うまでのこと・・・」
  「わかってくれりゃいいんだよノーブル ・・・・ま その貴重な意見を採用しようにも俺様も条件付きだ・・・・
   舞姫ちゃんの要望通りそこの現地民は手を出さない代わりに・・・そうだな・・・・・
   そこの資源と食料は頂く事として・・・現地民が見ている目の前で俺様との熱いセックスを披露することだ
   愚民どもの眼球に灼きつけるまでにまざまざと見せつけるようになぁ」
  「っ・・・・・いいわ・・・それでその人たちが助かるのなら安いものよ・・・!」
  身体の芯まで辱めるだけでなくそれを世間一般の場で露呈させるという並の常人では身を竦ませる内容だが、アイシアの頑なな意志を
  抑止する術には至らなかったのだった。
  「ほう・・意外とあっさりと了承するんだな・・・
   成程・・・つまりあれか?”自分は幾らでも傷ついてもいいが 他人が辛い思いするのは見過ごせない”ってやつか」
  「・・・・・ええ そうよ・・・・・わたしはもう穢れてるけど彼らは違う・・・・犠牲になるのはわたしだけで十分よ」
  温和なアイシアが執拗なまでに食い下がるのは、元来より他者に利他的なまでに身を尽くす性分であるため、その矛先を
  自分に向けさせて全て背負い込む気でいるからだ。それが今の自分に出来る唯一の抗いなのだから。
  そして何よりも仇敵に加担し、暗黙に従い自分の同種族を手に掛ける事自体が彼女自身が許せなかったのだ。
  それが見知らぬ他人だとしてもだ。
  クレラ達との誓いを片時も忘れたことはないが、性の傀儡に堕ちた身でありながら一人でも救う事が出来るのなら、
  此処で命を費したとしても彼女は厭わなかった。これは氷結界の舞姫の二つ名を持つ者の決意の現れだろう。
  「大した自己犠牲だな ま 敢えて見せしめっていうのも悪くねぇな だがその言葉通り実行したらどうなるかわかってるよなぁ?」
  「二言はないわ・・・さっきも言ったけどあなたの思いのままにしていい」
  既に腹を固めたアイシアにはキングの飾り言葉程度の警告は意味を成さなかった。
  威風堂々と自分と張り合う彼女の佇まいが大層お気に召したのか狂い猛るような歓喜の笑声を上げたのだ。
  「ぐははははははっ!流石は舞姫ちゃん!やっぱり俺様が見込んだ女だけあるな
   早速ご希望通り直ちに作戦を決行だぁ!野郎ども戦の支度をしなぁ!」
  まるで新たな遊戯に出会えたかのような愉悦に満ちた高笑いは廊下まで響かせるのだ。
  その反響は彼らが存在する一室だけでなく館、或いはワームの息が掛かる地区全体にまで轟いているようでもあった。





  今回の侵略地点は小規模の移民団体が対象であった。兵力は雀の涙といっていいほどの相手であったため、
  10分も掛からず制圧してしまったのだ。それも戦力だけを削ぐように手加減した状態でだ。
  「おいおい それで終わりか?全く話になんねぇな 戦が盛り上がらねぇ上に舐めプしなきゃなんねぇ
   こっちの身にもなれってんだ・・・」
  キングは予想以上に呆気無く事が進んだため、内心の吐露を隠蔽することなく吐き出していた。
  彼が邪険なまでに毒ついたのも全ては数刻前のアイシアと取り交わした条件をクリアするために極力敵を
  不殺を部下共々に心がけ、より確実に収めるために増員し、刀背打ちがまいの戦術を取ったのもだった。
  当然敵陣の兵もその範疇に含まれるため、不馴れな戦略の前に心労が後を絶たなかったのだ。
  「ーーーとはいえ・・早く済んだ分お楽しみの時間も味わえるから結果オーライか」
  キングは周囲にも聞き取れない独白を漏らしたが、討ち取られた敵勢が彼の思惑を理解することも叶わず、
  現住民のひとりが悔しく呻きながら呟くのであった
  「な・・何故我々を痛めつけるように・・・・・・・ひと想いに止めをさせばいいものを・・・!」
  非戦闘員の女子供や戦線に参列していた兵士といった全てが争いの発端となった現地で、その中央の広場に捕縛されていた。
  その一団体は無傷とは言い難いものの、結果は誰一人欠けることもなく生き存えていたのだ。
  彼らの仇なす全ての敵を無慈悲なまでに虐殺し、娘子から淑女といった婦女を所構わずに誘拐し、彼らの妊産婦に
  仕立て上げるといった暴虐の限りを尽くすワームの噂は予々伝わっているため、無力と化した自分たちを傍観するように放置する
  現状が彼らからすれば不可解な行動にしか映らなかったのだった。
  「はっ生憎そういうわけにもいかないんでなぁ ある奴との取引でオメェら生かす必要がある
   但し此処の食料と資源は全部俺たちが押収するがな」
  「あ・・・ある奴・・・?取引・・・・?」
  絶望に打ち拉がれていた者や先の戦いで手傷を負い意識が朦朧としている者も、キングの口述に民衆の誰もが耳を傾け、
  木霊するように動揺が走ったのだった。
  「多分そいつとオメェらは何の接点もない赤の他人だろうが・・・まぁいい・・・てめぇらの命の恩人になるんだから
   聞いて損はねぇな そいつはつい最近生け捕りにした人間の女だ 今では俺様の愛しの可愛子ちゃんだがな
   で、そいつがスケープゴートになるからオメェらを見逃してくれってことになってんだ」
  聞く耳を立てていた現地民にキングが述べた内容に衝撃が走ったのだった。
  縁もゆかりもない他所者が己の身を挺してまで自分達を庇っているという話なのだ。
  「そ・・そんな・・・・・っ!?」
  「ありがたく思え 資源と食料をすべてこっちに寄越せば命は助かるんだからよぉ・・・!
   そして感謝しろよぉ オメェらのために身体を売ってくれるそいつのことをなぁ!」
  なぜ見ず知らずの人間が自分達を庇護するのか、又自分達を匿ってくれた其者は一体どうなるのか、等等、
  様々な疑問が彼らの脳裏に過るが、ただ一つ誰もが共通した心情は、
  この全てをもぎ取られた惨状の前に叩きつけられた悪魔のような非情な通告ににただ愕然とするしかなかったのだった。
  「さて・・・・・前戯はこれまでにして本命の方に取り掛かろうとしようじゃねぇか!」
  この瞬間を待ち望んでいたかのように高らかに宣言し、周囲を囲うワームの軍勢もそれに呼応するように雄叫びを上げるのだった。
  大地そのものを震撼させる錯覚させる野太い蛮声が引き金となり、彼らの郡列の最奥から一人の人影が
  表舞台に立ったのだった。
  特徴的な雪結晶型の髪飾りで括られ肩ぐらいまで伸びた青髪のツインテール、まだ稚さは残るものの端整に整えられた
  観る者を容色な印象を与える面立ち、そして神秘なまでに澄んだ青碧の瞳を取り揃えた少女、
  氷結界の舞姫ことアイシアの姿であった。
  アイシアは一枚の透過気味な白生地のシーツを身に纏い、素足でアスファルトで形成された地に踏み締め、身動きが取れずにいる
  衆人の前に降り立ったのだった。
  白色を主に置いた肌理細かい素肌、典型的な女性らしいスマートな体躯、特に見張るのがシーツ越しからでも判別できる程の
  傑出した豊かに膨らんだ胸部、それにあどけない目鼻立ちがより一層彼女の魅力を惹き立て、
  男女困らずアイシアの存在に目を奪われていたのだ。
  だが同時に彼女が自分達の身代わりとなると推し量ると罪悪感にとらわれ俯けに沈んだ表情を浮べてしまったのだった。
  アイシア自身も今回の己の下した決断に悔いはなかったが、公衆の面前で普段日頃のキングとの房事を見世物として
  曝されるということを思いめぐらすと憂鬱に浸るのが関の山であり、
  互いの立場を考慮すると成りうる限り正視しないように心掛けたのだった。
  「・・・・本当に約束は守るよね?」
  アイシアは傍らに聳え立つキングに視線を送り、再度念を押したのだった。
  この土壇場で手の平を返されることが恐ろしかったからだ。
  「心配性だなぁ舞姫ちゃんは そんなにしつこく聞かなくても期待は裏切らねぇよ
   それにこの状況が何よりも証拠だろ?」
  それもそのはずだ。第一敵である現住民を満身創痍の身であるとはいえ人一人たりとも絶命していないのだ。
  悪逆無道なワームが無力と化した相手を見逃すなど絵空事と同義であるため、
  彼らが回りくどい手法を取る以上、自分の影響が明確なまでに及ぼしているのだろう。
  何はともあれ、こうして脳裏に抱いていた幾つかの疑念が晴れた以上、此処で自分の現行を躊躇することは許されないため、
  即座に思考を切り替えたのであった。
  「それもそうよね・・・・折角のチャンスを無駄にはしたくないもの」
  アイシアは改めて腹を括り、割り切りの良い手際で行動に移し、身に纏った儚げなシーツを手に取って自分の足元に脱ぎ落としたのだ。
  頼りげのない布の下は一糸まとわぬこの世に生まれ落ちた姿が万遍無く露わになり、この外界の空に解き離れたのだった。
  面前の美少女が躊躇う事なく裸身を毅然と披露し、民衆の動揺の波紋が混沌と化したのだ。
  年相応の思春期の者はアイシアの艶かしい裸体に目を白黒させながら狼狽し、子連れの母子らしき者は気が動転しながらも
  必死の思いで我が子の視界を遮ろうとしたりと、十人十色の激情が差し響いていたのだった。
  アイシア自身も一瞬内気を覚えたが、少しでも犠牲になる人々、そしてこれから凌辱されるであろう女性達を救う事に
  繋がるのなら、自身の身を捧げる事など本望であり、羞恥心を捨て去るのは容易い事であった。
  「おうおうっ 相変わらずナイスバディな身体だぜ 見てみろよこいつらを
   テメェらを救って頂ける恩人だってのに早くも発情してるぜぇ」
  キングが指を向けた先に、弾圧されているにも関わらず雄の抑え難き本能を体現する己の分身を
  決死に宥めている青年少年たちの姿が見られたのだった。
  突如話の話題を振られ、指摘された彼らは透かさず申し訳ない気持ちでこちらに視線を向けてきたが、
  アイシアはそんな彼らを侮蔑することなく、それどころか純心なまでの笑顔で受け入れたのだ。
  「そんなに思いつめないでください これはわたしが勝手に為出かしたことで自分の意志で決め込んだことだから 
   貴方がたは見守っていただけるだけでいいんです」
  それはワームと併存する際の突き放したかのような楯突く風姿とは程遠くかけ離れ、渦中の身に置かれた彼女には垣間見れる
  清純なまでの人の温もりを感受させられる微笑みであった。これが彼女の本来の穏和な人情から成せる本質なのだろう。
  最早、恩人よりも慈愛に満ちた女神という概念の域であった。
  本来なら無垢なまでに心身を尽くす存在には逆に若干ばかりの恐怖を覚えてしまうが人間の性だが、
  当の彼女からはそんな裏表のある邪な考えは感じ取れなかったのだ。
  だが強いて言えば彼女には温情に溢れる寛大さの下には背水の陣に立たされたような覚悟の方がにじみ出ていたのだった。
  彼女の誠実な思いやりに対する深謝、傍観することしか叶わない己のやり場のない罪悪感や無力感、といった様々な感情が
  彼らの間で重苦しく渦巻いていたのだった。
  「早速おっ始めようじゃねぇか 熱い熱いセックスショーを!」
  キングが意気揚々と開幕の狼煙をあげ、直ちに男女の前後運動の体勢を構えた。
  アイシアもそれに模倣するように脱ぎ捨てたシーツをマット状に広げ、その上に乗り掛り仰向けで横たわったのだ。
  彼らにとっては従来通りの催し事だが、傍観者たる先住者達には愛で形づくられた極一部のペア以外しか踏み入ることが
  許されない禁断の交歓という型破りな光景がこの白昼の野外で目の当たりしようとしていたのだ。
  これから自分達の救済者が辱められる不穏当な展開が待ち受けてそれを目視す事しかできない己の不甲斐なさに対して
  無念に駆られることに反りて、優艶で肉感的な美少女があられもなく濡事を振り広げられる事を想像すると
  それを待ち望んでいるようなあってはならない期待を抱いてしまったのだ。
  背徳的な情感を自覚してしまった彼らは即座に否定し心理の内に押し殺すが、一度味をしめた興奮は当分冷めず、
  理性では抑制しきれない生物としての本能が魅了されていたのだった。
  「さて・・と・・・・初の観客付きの青姦に俺様のデカマラもビンビンに荒ぶってるぜ」
  「な・・・っ何だ・・・!?あの馬鹿デカイ肉棒は・・っ!?」
  自らの下半身からつまみ出し、ずんぐりとした超弩級の巨根の迫力に初見の先住者達は度肝を抜かれてしまい、
  その中の一人の青年が彼らの驚愕の本旨を代弁するかのように気炎を上げてしまったのだった。
  声を荒げた青年に限らず、彼らの意中は同義であり、先程の動乱を助長するかのように誰もが不安を募らせ、
  これより自分たちの面前で姦されるであろうアイシアの身を危惧したのだ。
  (やっぱり初見の人は驚いちゃうよね・・・当初のわたしだってこんなの挿れられたら死ぬと思ってたし・・・)
  妙に他人事の様に嘱してしまうが、日毎夜毎に身体の奥底まで張り裂けそうな巨躯の一物との性行為を耐忍んできたからこその
  悠然と事を構えられるのだろう。
  床が硬質なアスファルトの大地なため薄生地の布では接する背中への負担を殆ど和らげる事の出来ないが、
  以前の半日程費やした乱交の時と対照すれば一顧だにしない程度の不可要素であった。
  「そこの観衆ども!ラッキーだと思えよ 何せ舞姫ちゃんとの愛の営みを生で見れんだからな!」
  傍目のキングからは己の快楽を満たすための御遊戯同然だが、ほかならぬアイシアには命を賭した決死の詮術であり、
  現下に為すすべもなく茫然自失状態の諸人たちをワームの魔の手から逸らす為にも
  自分が所有する女としての武器を最大限まで活用させ牽制することが彼女の目処なのだ。
  キングはアイシアの良心を汲むこともなく無遠慮なまでに己の金剛の魔羅を下半身に位置する瑞々しいハリを有した淫口に
  慣熟した手付きでねじ込ませたのだ。
  「んっっ・・・んっん・・・・・っ//」
  「やっぱり舞姫ちゃんには戦場で戦うよりもこうして俺様のチンポをハメてる方がしっくりくるぜ」
  巨なる肉根の外形に沿ってアイシアの狭窄というべき陰唇部分が大型の真円状に拡張され、立て続けにより腹壁の深部へ
  掘り進み、体内の内側から抉られる様な生々しい肉音を鳴らしながら人体の気海だけが山なり状に次第に膨らみ続けるのだ。
  たおやかだったアイシアの下腹部が常態の倍量ほど膨隆させる様に衆人一同はその異様な情景に絶句し
  凝視する以外の行動が起きなかったのだった。
  (みんなの視線がこんなにも・・・・・っ// でも・・・少しでもわたしがワームの気を逸らさないと今度は彼らが・・・・っ)
  アイシアは従前における最大級の恥辱に曝されながらも依然として圧力をかけられたまま静観する人々の身を案じていたのだった。
  しかし彼女が犠牲的精神で配慮する合間にも事態は急速に進展し、身体合わせの主導権を握るキングが律動を開始させ、
  相互の下半身から恥垢を撒き散らしながらフル稼働するのだった。
  「//あっあっあっっやっダメ・・・っそんなにいっぱい突いたら・・・っあんっっ//」
  「全く舞姫ちゃんは最高の女だな!始まって間もねぇのにこんなに濡らしてるなんてよぉ!」
  扇情的なまでに身体の淵まで火照させる過敏な絶頂領域と彼女にも内在する妄りがましい女の性霊を的確に突いてくるキングに
  抗弁も叶わず、只、されるがままに感服するしかなかったのだった。
  如何なる場所でも猶々漲る肉欲から引き起こされる力感に溢れたキングのピストンに同調し、アイシアは生物として
  誰もが宿る欲望を取り憑かれるような甘美な狂乱的な熱気を放ち出したのだ。
  互いの分泌された塩味がかった体液が程好く溶け合い、弾け、轟然たる局部のアップダウンにより潤沢な豊実が
  意思を得たかのようにアイシアの胸部付近を駆け回るのだった。
  日間の露天で人目も気にせず一心不乱に異種との交尾に打ち込む破天荒な情景に軟禁状態の公衆は
  この狂気的で艶美な世界の毒気に当てられたかのように眼前の男女と同様にセンシュアルな疆域にのめり込み、
  女、子供も雌雄分け隔てもなく食い入るように刮目していたのだった。
  「ぐはははは!見ろよ!一著前にガキンチョも舞姫ちゃんのセックスに釘付けだぜ!
   初心なガキ共には良い性教育だろうぜぇ!」
  (あんなにちっちゃい子供もわたしのエッチなところを見て興奮してる・・・・・っ//)
  純粋で無垢な子供達には早すぎる刺衝の事件に巻き込んでしまったことにアイシアは面目ない心情に見舞われていた。
  もし自分が身体を張ってまで我が身を顧みなければ彼らの生命は此処で潰えていたかもしれない、否、至極残念な結論だが
  ワームの圧倒的な戦力差から分析すれば、現状よりも惨たらしいまでの残酷な結末を迎えていたのは間違いないだろう。
  しかし、幾ら取り繕って論理で合理的に判断しても、実際には未来ある彼らに対して悪影響を
  及ぼしていまったことには変わりないため、多感な彼女としてはやり切れない感傷に板挟みにされてしまうのが実情なのだ。
  「最高にハイな気分だ!野次馬が見てる目の前で舞姫ちゃんのあらゆる全てを独り占めしてるみたいでよぉ!」
  「あっあっあっあっあっそんな・・っこと・・・っひゃんっ// 」
  キングは膣道の淵を圧入するたびに何重にも折り重なった肉の花園がぎゅっと引き締まり蠢くのが一片の隙間なく埋没させる
  己の精力絶倫な獣物を通して身体の芯から脳髄にかけて蕩けてしまうかのような感覚に酔いしれていたのだった。
  キングは性交の体位を変え、仰向けで横臥するアイシアを弾圧によって屈せられている大衆の方角に向き直させて
  相合の脚を交差させるように密着し、最後に彼女の片足を持ち上げて松葉崩しの体位に移行したのだ。
  「どうだぁ?お前らも見やすいだろぉ?舞姫ちゃんの可愛い顔やエロいボディ!そしてあんな所やこんな所までっ!」
  交尾器の結合部を従来の交接よりも広遠に身体を張り、露骨なまでにに第三者に見せ付けたのだ。
  暴れ馬のように揺蕩する特盛の乳房、汗みどろになった容姿、現状では陰部を隠すという役目を果たせていない群青色の茂み、
  そして絶大な寸法を誇る雄性器によって内部の肉壁ごと膨隆した腹部といったアイシアの赤裸々な風体が露呈されるのだった。
  (ああ・・・見られてる・・・・わたしの胸も恥毛も・・・・彼とひとつになってるところも・・・・
   こんな醜い一面も全部・・・・っ それに・・わたし見られて興奮しちゃってる・・・・っっ//)
  自分達の肉欲の交わりを公然に見世物として晒され、精神衛生がズタボロに裂かれた状態にも関わらず、
  心成しばかりかめくるめく様な情緒に駆られていたのだ。
  恐らくは自分は過重な恥辱を一心に責め苛まれ過ぎたせいで、何時しかその反動で仕置きが扇情的な快楽手段として
  意識してしまったのだろう。つまり今の自分は姦濫な人寄せという立場に甘んじてしまい、擁護が割り込む余地もないほど
  淫靡な面に拍車をかけてしまっているのだ。
  これまでも彼女は段階的ではあるが自分の情欲さを肯定してきたことで辛うじて生き存えてきた為、今回に限って
  彼女自身で顧みれば異例の変化ではなかった。しかし此度の事例でそれが公に世間に恥を晒してしまったのだ。
  自分が以前の社会的地位に復帰できることが不可能だと既に割り切っていたが、少なからず心の奥底で一から再出発を
  望んでいたのは確かだろう。だが今回の一件で醜態な部分を剥き出してしまった以上
  自分の帰るべき世界が彼女に淫女の烙印を押したも同然なのだ。
  誰かを救済した分、自分に毒が付き纏う、どれだけ人々を救えたとしても、その結果よりも自分の生々しい裏の顔を周知された
  という事実が根強く世情に刻まれるため、仮に無事に帰還出来たとしてもこの先、周囲から侮蔑の視線の中で生きていくのが
  関の山だろう。文字通り利他主義のアイシアにとっては背に腹は変えられない代償であった。
  だがアイシアは敢えてこの待ち受ける悲惨な運命を受容しつつあったのだ。
  (もういっそのこと・・・彼らを慰めるために色ものになりきろうかな・・・・)
  アイシアは自ら望んで好色の餌食になろうと思考を張り巡らせたのだった。
  一生この先、救援が現れなかったら自分が持てうる限りの女の武器を利用して、以後もワームの毒牙が掛かる前に、
  自分が贄として躍り出れば、罪のない人々を庇護できるのだ。
  全身全霊にかけて人々の安寧のために尽くす、それが箇より掲げたアイシアの信条であり、
  憂慮すべき非効率な悪手だが、諸事情を差し挟んでいるとはいえ、密接なまでにワームと契ってしまった自分に得られる
  唯一取り残された足掻きなのだ。寧ろ淫乱となり果てた自分にとってはお誂え向きの処遇だろう。
  (わたしみたいな露出狂が外の世界でこうやって恥を晒し回るだけで人々は助かるんだし・・・
   わたしはわたしでこんな辱めに興奮して それを見物する皆も喜んでくれる・・・・・
   もうこんな人生でもいいかも・・・・・・・)
  大衆の面前で淫褥をお披露目するだけで諸人達は助かり、自分は性欲を満たせる、何かが欠けて常軌を逸した能率判断に
  委ねていたのだった。そう割り切らなければ今の自分の現行を無に帰すことになるのだから。
  夢も希望も人の尊厳も世界から嘲笑われるかの如く踏みにじられたアイシアは、
  最早、理性を保ちながらも正常とは言い難い精神状態であったのだ。
  (こんな惨めなわたしを掻き立ててもいいからせめて感じて・・・・・っ わたしの淫猥なところを全部あなた達に捧げるから・・・っ)
  自身を蝕む雄の欲深き獣物が多感な淫壺を掻き毟る毎に自我が奪われそうな感覚に苛まれ、
  性衝動に突き動かされる陶酔が具体化した赤面を露骨に曝け出し、一途に奉仕し続けたのだ。
  体内を穿り回される度に異なるタイミングで不規則に踊る左右のたわわに実った肉叢を筆頭に、彼女自身の白熱の汗で鮮やかに
  照り光る絢爛たるセクシーボディと恥部の茂みの一つ一つの根に発情の雫が纏っている悩ましげな肢体を
  惜しむことなくひけらかせる事で、より閲覧者たちを情欲的にそそらせるかのようだった。
  公開処刑同然の辱めだが、その中心人物で極めつけの被害者たるアイシアのぬ眩くような恍惚に帯びた艶かしい憂悶、
  生物の動的な感受性を直情的までセンシュアルに煽らせる美貌という人の内的世界の根幹を妄りがましい闘志で塗り潰す
  不協和音に陥れるのだ。
  その露骨なまでに示威させる異種の濡れを前に看過することなど無理難題であり、心身共に満身創痍で凡ゆる物事に
  絶念していた筈の民草の誰もがアイシアの誠実な禀性から現下のあられもない肉体の交信に釘付けとなり
  完膚なきまでに骨抜きにされて魅惑の虜囚と化していたのだった。
  「///あんっあんっあんっあんっあっそこっイイっっ・・ひゃんっもっと・・激しくっっ///」
  「おっノリが良くなったじゃねぇか 舞姫ちゃんも本調子になったんだから俺様も気合い入れねぇとなぁ!」
  人間に受領するには量りきれない種付の魔物による勢いを殺さない抽送の度に女芯の肉と肉の合間から
  分泌されたであろう愛液が小刻みに弾け、目一杯なまでに交尾器の根幹付近までに押し込む毎に
  アイシアの胴の腹が隆起を繰り返すのだ。
  元が気狂い級の体積を有する一物なだけに、並外れの雄の挿入物の輪郭が土手腹の表面上に高速で何度も浮き出て
  少しでも気を緩めるとアイシアの腹部を内部から突き破りそうな痛々しげな有様の筈なのだが、
  当のアイシアからはそれを心から堪能するような蕩けきった愉悦の喘ぎと懊悩の前に
  手荒く苛まされる彼女の御身への懸念が一切湧いてこなかった。
  否、其ればかりか彼らの肉体の交わりからは異種同士という蟠りは存在せず
  生粋な男女の戯れとして興じていると見受けられるほどであったのだ。
  これらの一通りの光景を食い入る様に視聴する衆は先程の抱いていた同情よりも、彼女がどのように手篭めにされるのか、
  次はどんな絶頂の嬌声を上げてくれるのか、と卑しいまでの妄想に掻き立てられてのだ。眼福を堪能していたのだった。
  決死の想いで彼女が我々のために身体を張ってくれているにも関わらずに、それに眼福に至る自分達のさながらが
  彼女の涙ぐましくなるような無私を無下に帰す最低な行為だと自覚していた。
  しかしそれ以上にアイシアの美貌が、潤沢なまでに洗練されたボディが、そしてどれに取ってもそれらを上回る官能的な
  闘乱に誰もが心をめくるめく様に踊らさせ、憂心を余処にこの狂的な艶かしい感情に支配された世界の奴隷と化すのだ。
  (わたしもすっかり人気者になっちゃったな・・・・・どこを見回しても視線が・・・・・・・・ん?)
  一方この辺り一面の好奇の目に晒される最中、自分の不名誉なスペクタルに熱中する群衆で一人だけ
  挙動不審な少年が自分の視野に収まったのだ。
  その少年は女子のような面立ちで、精々14か15辺りの風貌であった。少年は苦痛にもがく様に懸命にうずくまり
  全身をびくびくと痙攣しつつあったのだ。背を丸めている為、腹痛を抑えているようにも見えるが、この現状で彼が
  患っているものは十中八九、自分が振り撒いた感性だろう。
  (そっか・・・この子はわたしよりも多感なんだね・・・・)
  アイシアは胸裏の内で意図したのだ。
  恐らく彼はする事は疎か、裸女をお目にかかったことがないのだろう。そのため彼は自分という火種に生物が生まれ持つ一種の
  欲望に芽生え、その内側の変化をを理解できぬままジレンマに飲み込まれていると推測したのだった。
  この子は悪くない、元はといえば自分の不甲斐なさが招いたもの。それに彼とて一人の男子なのだからこのような濡場に
  発情の高揚感を感受しても致し方ないことなのだ。
  (本当はこんな事したくなかったけど・・今のわたしにはこれぐらいしか苦しんでるこの子を宥められない・・・・)
  これから自分の為出かすことは彼の未来を邪道に突き落としてしまうかもしれない、
  しかし、只でさえ束縛されて弾圧されている現下にこれ以上精神的に負荷を与えたら、脆弱な感受性が制御がままならない
  発情の波に押しつぶされるのは明白であった。
  どちらにせよ不の影響を与えている以上、自分は責任を取らなければならない。たとえ周囲が自身を淫猥の化身と
  称されようとしてもこの少年が宿してしまった煩悩を払拭しなければならないのだ。
  アイシアは自身に募る背徳感を乗り越え、心の赴くままに彼の抱いている苦悶の開放に身を乗り出すのだった。
  「・・・・そこの君・・・他のみんなよりだいぶ辛そうだね・・・・」
  アイシアは媾合の見世物にされる時と同様の純一無雑の天使のような微笑みと言葉を対象の少年に投げかけたのだった。
  突如言葉をかけ投げられた少年は心付き、俯せだったの顔をアイシアの方へ向けたのだ。しかし少年は何故自分に
  見向いてくれたのが理解できないという面持ちではあったが。
  アイシアは目線で自分の元に招待する合図を贈り、それを譲り受けた少年が郡列から身を離し、たたらを踏む足取りで
  現段階でも執拗なピストンの餌食にされている彼女の面前にたどり着いたのだった。
  後方で配列するノーブルを筆頭とする軍勢がアイシアの不審の行為に腰を上げようとするが、
  彼女との接続相手のキングが手振りで諌めたのだ。
  アイシアはキングの諌止に驚きを抱き、当人の意企が読み取れないのが実情ではあるが、
  この時、ほんの僅かばかり雰囲気を察してくれたことに内心感謝し、改めて目前の佇む少年に意識を割く事に集中できたのだった。
  「・・・お・・おねぇちゃん・・・・その・・・あの・・・・」
  少年は果てしないまでに湧き上がる異性に対する発情に振り回されているのか、動揺するように身悶えており、この状況の流れを
  掴めていないため困惑も相まっているのか、あどけない顔立ちから焦燥感が判然なまでに浮き出ていたのだ。
  アイシアは上下の起伏が著しい思春期を体現しているかのような朧気のない体配が心許か、クレラ達と過ごした日々の断片が
  垣間見れ、口元が緩んでしまい、もし自分にこんな弟がいたらこのようにリードしてあげるのだろうかと
  感慨深く浸ってしまうのだった。しかし、間接的とはいえ事実上彼の性欲を促してしまったのは自分が原因なため、
  アイシアは私情を捨て贖罪に近しき当為に転じたのだ。
  「あなただけ苦しんでるみたいだから・・・・ちょっとだけわたしが気持ちを解してあげるね」
  アイシアは繊細な手付きで未だに身を焦がし続ける少年のズボンの開講口に接したのだった。
  突然のアイシアの不意打ちに面喰らい、後ずさろうとするが、彼女は包容感の溢れる穏やかな物腰で、大丈夫、と語りかけて
  宥めたのだ。忌避感に駆られてしまったが彼女の言葉から滲み出る寛容性を感受したのか
  少年は自然とに足を止め、心のままにアイシアに身を任せたのだった。
  「・・・ごめんね・・・・でも・・ありがとう・・・わたしの我侭に付き合ってくれて・・・」
  アイシアは彼なりの気遣いに奉謝し、一拍を置いて少年の履物の内部へ続く層に手を伸ばして下着部分に深く沈み込ませたのだ。
  だがそれで終幕を飾るわけでもなく猶々とより深部へ掻き進み、そしてその深堀の暗闇の中、手探りで一際熱を帯びた
  突起物に接触し、視覚で拾わなくても自ずと彼の含有しうる雄の象徴にコンタクトした事に体感したのだった。
  彼女は出来る限り乱暴に取り扱わないようにと、終始やんわりとした丁寧な手取りで少年のアンダーの奥底から
  引きずり出したのだ。引き揚げられて見事に露出した男の尊厳は穢れなき象徴とも言うべき包茎が被さっており、
  少年の初々しさが際立っていたのだ。
  剥き出しとなった性欲の肉塊を突き抜ける吹き抜ける気流の感触が独特なものである上に、彼女の精妙な手触りが内に秘める
  性なる高揚感が一層募らせるのだった。それに比例するように少年の化身が脈々と肥大化していき、
  手には負えぬ暴走に息を荒げながら苦しみ出すのだ。
  「・・っおねぇちゃん・・・・僕・・・・っ」
  「大丈夫・・・ちゃんと受け止めてあげるから・・・だから最初はちょっとだけ我慢してね」
  アイシアは労りの言辞を告げると、その直後に躊躇なく少年の怒張した肉竿を口付けを施したのだ。
  突如たるアイシアの精力が篭もった御奉仕に観衆の響めきが周囲を轟かせ、肉体の掛け合せ中のキングも
  些か驚いたようだが、逆に彼女の活動的なお持て成しに感嘆の声を漏らしつつあったが、
  真に驚嘆に喫した者はこの周章の渦中に座するを少年であったのだ。
  僅か十数年という人生経験上初の異性との体交の遭遇に、純情な男子がこの誰もが淡い立つであろう濡場に
  見て見ぬ振りは極めて困難であった。
  何より彼女の舌触りが純も堪らなかったのも、女の愛撫を無抵抗なまでに持している一つの理由だろう。
  少年の芽生えたリビドーの発散に健気に奮闘するアイシアも常時、気保養の手口を変え
  頬張った男児の性塊を包み込むように舌で舐るのだ。
  お馴染のキングの極太陰茎とは異なる一般の知れ渡る大きさなため、彼の異性への渇きを心地良く堪能しきるまで口淫に
  励むこと等、常日頃、そして現時刻の最中も自分の下半身を中身を良い様に掻き回す
  狼藉たる筆卸しと測るにも至らない御安い用事であった。
  (これが・・・・人間の・・・この子のペニス・・・っ ワームのと比べるとちょっと物足りないかもしれないけど・・・・
   温かみを感じる・・・・・・・・ああ・・・・こんなこと考えるようじゃもう救いようがないよね・・・わたし・・・)
  一見、現在自分の心積もりが常軌を逸した内容に心中項垂れてしまうが、
  淫売染みた考えが心に思ってしまうほどに今までのキングの雄肉のフェラチオが不味であったのだ。
  従前の日々を顧みると、アイシアの本番相手が末始終、ワームという人ですらない異形の怪物であった。
  かくして面前の少年、自分と同様の人間と色欲を交えることが感慨深くに新鮮味を覚えてしまい、
  自分の精神感覚が麻痺しているのだろう。
  しかし、邪淫の本能の権化たる秘唇には己の猥がましいまでの性の渇求をこの上なく充すキングの茫漠たる肉砲と
  その著大な狂獣から放たれる激越した往復運動、
  そして苛烈なまでの”動”を具現するキングとは真逆の位置に値する少年の心の温もりを感じ取れ、
  何もかもに絶望に喫した自分の内宇宙を柔らかに包容するような心境に浸れる”静”の少年の片割れの風味に
  アイシアは不服を催すことなく重畳な情緒にのめり込んでいたのだった。
  (ああ・・・///上も下も新鮮なおチンポで犯されてる・・・・・・っ/// こんなにも活きのいいおチンポ達に
   囲まれてもう堪んない・・・・っっ///)
  性愛の洗濯は少年の変わり身にこびり付いた恥垢を舌を巧みに使いこなして隈無く舐めとり、
  自身の口腔に万遍無く押し広げて味わい尽くすように浄化するのだ。股から力強く勃った肉竿の根元まで咥え、
  磨り潰すには至らない容量で生命あるフランクフルトを下の奥歯で擦るのだった。
  漲る衝動で倍近くに巨大化した己の共同体を自分と釣り合うには勿体無い程の美少女が口全体を使って取り巻いてくれるのだ。
  男の盲点を知り尽くしてるような甘美な口触り、時には軟弱なまでに蕩けきった精根に歯噛みの刺衝が
  少年の僅かばかり取り残された良心さえもに官能的な世界に引き込むのだ。
  丁々張り裂けそうな執心を抑えることが敵わず、少年は込み上げる情欲に任せて、ひきりなしに前後運動を行ずるキングに
  見習うように腰を振り始めたのだ。
  男女経験のない未熟さ故か、一つ一つの腰の高下にぎこちなさが表立っていたが、手詰まり気味のアイシアの色慾心を
  煽らせるには十分なまでに効力であった。
  (遠慮しないで・・・・溜め込み過ぎは良くないから・・・自分の思ったようにわたしを使って・・・・っ)
  今の自分に為せることは少しでも彼らを機嫌を損なわないように切れ目なく奉仕に興じることであり、
  アイシアは着飾ることもなく自身の口腔の内に入り込む魔羅を食欲をそそらせるかのように舐め回し、
  少年の不慣れながらも直向きな取組みに報うためにアイシアは自分に鼓吹させるのだった。
  「ガキが舞姫ちゃんの口をやってくれるおかげでマンコん中がイイ感じに引き絞られるぜ!」
  少年という新たな刺戟物が投下されたことによって、彼女の中の花園がより絡み合い、無数の襞を姦して
  ヒシヒシと伝わってきたのだった。
  この一つ一つの筋が生物のように脈々と変化し続けて蠢く様に退屈という言葉など縁遠いものであり、よりキングを
  没頭させ、いずれ自分達の子を育むであろうアイシアの真なる中枢に目掛けてびっちりと執着する
  肉塊を掻き抉るように開拓するのだ。
  (あんっあん・・・っっそんな・・・乱暴に入ってきたらっイっちゃうぅぅっっ///)
  アイシア自身も又、彼の幕無しの侵略的な圧入に心酔しきっていた。
  これ以上悲観な事実を知らしめられると儚く崩れ落ちてしまいそうな情状を生き延びるためには、
  絶頂の快楽の海に浸からせてくれるキングとの交わりというスパイスが必要不可欠だった。
  自身の生まれ持った御身ひとつを負の方面へと蝕むものだとしてもだ。
  否が応でもすがらなければ彼女は只でさえ心労しきっている軟禁生活において生きる意義を失ってしまうのだから。
  キングは種付けの上下運動のペースをこれまでの有頂天時と同様、精力絶倫の名に恥じぬ迅速さで高速化させ、
  アイシアの艶やかに脈動する肉園から鈍器で叩きつけるような鈍い物音が次第に大きく、そして殆ど間を開けずに奏でられるのだ。
  当然アイシアにも差響き、怒涛のピストンに付属するように彼女の下腹部が、如何にも人体に重荷になりかねる
  浮き沈みを繰り返すのだった。
  「ぐはははっ 奥の壺ん中に簡単に届いちまうようじゃ子宮口もすっかり緩々だなぁ!」
  (・・・奥の奥まで犯されるのもこれで何回目なんだろう・・・)
  アイシアは激しく隆起する自分自身の臍下に目を配り、ふとそう思い至った。
  人の脚に並ぶ程の質量を有するキングの性欲の権化を、自分は日々の定番として丸呑みにし、宛も極上の御馳走に
  食らいつくようにも見えるのだ。この異種交尾を蛇蝎の如く嫌っていた頃が見る影もないだろう。
  囚われの身となった初期は一方的に子種付の毎日に粉骨砕身の域でやり過ごして来たのだが、今にして自分は
  女の内に秘めた衝動に駆られてこの巨躯の化身と交尾む事を欲しているのだ。それが度々と重なり、
  腹部を拡張される時の激痛が薄れ始め、却って悩ましげな渇きを満たすための快感へと導かれるほどにだ。
  もう自分にやり直しは利かない、為らば心ゆくまでにこの絶頂の賞味を噛み締めることに精神を注ぐのだった。
  それが人助けにもつながるのであれば彼女に迷い選択肢などひとつもないだろう。
  何時しかムードは最高潮に到達していた。
  少年の不器用に近い揺蕩の挙動も実を結んだのか、キングの荒々しい抽送に押され気味だった様態も影を潜め、
  拍子良く腰が上下するのだ。
  (・・・この子上手になってきてる・・・っでも・・・今のわたしにはちょっと嬉しいかも・・・・)
  ひきりなしに駆ける肉栓は滲みでたカウパー腺液で全身を覆い、それがアイシアの腔内の辺り一帯をねばねばに浸らせ、
  抵抗もなく舌の上に擦り当てるように潤滑に滑らすのだ。
  既に少年の周りを漂う風潮は先程までの恐る恐るだったものと打って変わり、一人前の雄として姿が見映えていたのだった。
  両の口から二人の野獣のストロークに挟み撃ちにされてその力と力の衝突により
  アイシアの妖艶な肢体は乱立する力場と化し、濫りに揺さぶられるのだ。
  山場の差し掛かりに相応しい重厚な律動が入り乱れ、場は熱狂的な情緒に包まれていた。
  「さぁて・・・っフィナーレの時間だ!観衆が見てる目の前で盛大にぶっぱなしてやるぜ!」
  「はっはっはっ・・・おねぇちゃん・・・・僕・・・もう・・・・っ!」
  (っ・・・来る・・・・・っっ//)
  しかしこの婀娜染みた一時が相次ぐことはなく、急転直下の勢いで終尾に迎え、
  前兆ともいえる精彩の脈動が二つの開口に反響したのだ。これまで幾度と体感した雄の渇欲に意図せずとも俄然と身を縮めて、
  情熱的な愛の結晶を受け止める覚悟を示したのだった。
  「待ちに待った濃厚ザーメンだ!受け取れぇぇっ!」
  瞬刻、息つく暇も与えられぬままアイシアの中に弾けた。この狂乱染みた極楽に侵されて白熱した御身に追い討ちをかけるように
  白濁の濁流が二箇所に注ぎ込まれるのだった。
  アイシアは少年のスペルマを吐き出さないためにも口元を引き締めるように咥え、一滴も零さずに自らの胃に飲み込ませたのだ。
  キングの汚辱の印も分け隔てすることもなく、生まれ持った一つ限りの躯体を受け皿として見事にかたをつけるのだった。
  桁違いの寸幅を有する獣欲の塊から噴出される精華は凄まじいものであり、みるみるとアイシアの腹部を膨隆させ、
  交尾器の結合の境目の数ヶ所から溜め込みきれなかった分が白色の放水として流れ出るのだった。
  一連の出来事を終始刮目していた諸人達は只淡々と見澄まし、男女の戯れを知らぬ小児も興味津々にアイシアのあられもない
  濡姿に目を止めていたのだ。
  「はぁ・・・・はぁ・・・・はぁ・・・・っおねぇ・・・ちゃん・・・・僕・・・もう・・・」
  己の内に燻る煩悩を開放し尽くした少年は反動で全身が引き攣りながらも踏みとどまろうとするが、何かを言い終える前に
  自然と意識が遠のいていき崩れ落ちたのだ。しかし寸前でアイシアは余力を振り絞ってでも全力を以て
  倒れ行く少年の身体を支え、自らの胸の中に抱きとめる。肉厚で豊満な乳房だったため、
  一種のクッションの役割を担い、負荷を与えることなく擁することができたのだった。
  「・・・・おやすみ・・・・せめて夢の中では幸せに過ごしてね・・・・」
  アイシアは自身の双丘に深く眠りにつく少年の頭を優しく愛でて、二人だけに聞こえるように労をねぎらったのだった。
  何時までも続くような静寂、誰もがこの憩いの一時に浸りたいと思うが、面前の現状がそれを許すことはなかった。
  「観客で見ている目の前でヤるのも中々いい気分だぜ ・・・だがお楽しみはこれからだよなぁ?」
  場の空気にそぐわないキングの言様が自分の背後に転がり落ちる小石ごと大地を踏みしめる足音と共に
  この安寧の停滞を打ち破るのだ。
  アイシアも今程の少年に見せた慈愛に満ちた佇まいと打って変わって直様この様変わりの情調に適応するかのように
  意識を切り替えたのだ。それは物静かな沈着さが現れているものの、その態度の裏腹に拒絶の意思が垣間見えるようであった。
  「・・そうね・・・・あなたならちゃんと約束を守ってくれるし・・・そのためならわたしは幾らでも身体を売っていいわ・・・」
  これまでのキングの行動から判断するからに、彼は快楽主義でありながらもその享楽のためなら
  取り交した盟約は叛く事はないと確信してるのだ。今回の件に至っても、幾らでもこの歴然な局面を付け入る好機があったにも
  関わらず彼は疲弊した原住民達に追撃はおろか討取ることも下してもないことから、キングに彼らを仕留める
  内的動機が皆無なのも瞭然たるものだった。
  それが見受けられるのであれば返答は既に固まっていた。
  「・・・・だから・・・・以前言ったように好きなだけわたしを犯して・・・・」
  約諾が保証されるのならアイシアはこれ以上望むものはなかった。
  当の以前に自分は女の誇りなど蹂躙されているため、虚無同然の御身一つであまねく人々の身代わりになれるのであれば
  十分であったのだ。先行きも見えず娼婦としても差し支えない自分にはお似合いの成行きだろう。
  肉壷に汲まれた煮え滾る精水は乾き切るこそ無かれど、本来の鮮麗な身躯として元通りになり、
  自分の見上も後来にも見切りをつけたかのように達観にまで至ったアイシアは再びキングの前部に無防備に擲つのだ。
  豊潤に実りながらも重力に反発したブリッジは勿論、素より見栄えがかかった脇の下や雄臭い獣欲の汁によって滴る
  美麗にまで整った肉丘にかけてまで身体中隈無く日光の反射で艶やかに照す流汗が噴出し男の性を掻き立てるのだ。
  この純も堪らないアイシアの際どく淡い立たせる様にキングは待ち望んでいたとばかりにあざとく口を鳴らすのだった。
  「言われなくてもハナっからそのつもりだぜぇ ・・・・さぁてお次はどのようにサービスしてやろうか」
  空白の事後を与える間もなく立て続けに横臥するアイシアの淫花の割れ目に己の自慢の尊厳を用いてこじ開けるのだった。
  白濁のマグマによってクレバスの内部が過度に湿ったため、滑稽なまでに滑らせ宛かも侵入するのだ。
  「あっ・・・んんっっ///」
  完全に埋没された感触を得た後は、定番のように峻烈に局部を律動させ幕開きの時と振り出しに折り返すのだった。
  アイシアの色好い肢体がキングのピストンに等しいように上下させ、彼女の理智にまで反響するのだ。
  しかしアイシアはこの末永い不義理な披露宴に煩悶を抱くことなく執心とばかりに身も心も溶け込むのだ。
  自分という歪んだ同類を生み出さないために、安穏の人々を侵略の脅威から逸らすために、そしてこの窮屈で自由が利かない
  日々の鬱憤を晴らすために、様々な思いを胸に彼女は直向きに色情が交差する畜生の小世界に臨むのだった
  その後、夜通しで衆人の目前で男女の交わりを公開し続け、仕舞を迎えて無事両者ともに解放された直後、
  疲労困憊になったのは言うまでもない。
  
  to be continued......
  続き>>http://wiki.livedoor.jp/yugioh_eroparo/d/%c9%b9%b7...

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何とか投稿できました。とりあえず次で締めくくりにします。・・・・・・さて、いよいよラストスパートだ・・・・・(溜息)。

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Posted by 名無し (新人) 2013年08月25日(日) 22:04:56 返信

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