126 119 [sage] 2010/02/23(火) 01:34:00 ID:Ap67bzJ3 Be:
とりあえずwikiを見たら非エロも結構あったし自分のサイト作っても2chで晒すわけにもいかないんで投稿してみる

・宣言通りエロは朝チュンレベル
・龍亞龍可
・時間軸は2期から3期の間くらい?

気に入らない人はスルーよろ








「たっだいまー」
「ただいまー」
今日も学生としての責務を果たし、帰りに遊星達の家によって帰宅した龍亞と龍可。
この後は龍可の作った晩ご飯を食べてゲーム(カード含む)をするのが龍亞の日課であり、龍可もそれにあわせて帰宅と同時に着替えてご飯作りをするのが日課である。

そうして早速着替えてご飯を作ろうとする龍可だったがそのとき
「るーか。食べ終わったら新しい遊びやろうよ!」
「?急にどうしたの龍亞?」
「今日めちゃくちゃ面白い遊びって話が男子で盛り上がってさ、そこで聞いたんだ!」
「ふーん、いいけど危険な遊びじゃないでしょうね?」
「だいじょーぶだいじょーぶ。さっきジャックにも聞いたけど「当然やっているぞ!」って言ってたし。」
「ならいいけど……とりあえずあとでね。」

その後はいつも通り龍亞にとって楽しいお食事タイムを過ごした。
「ふぅー食べた食べた〜」
「良かったね。 で、何して遊ぶの?」
「うん、なんでも男と女が裸で抱き合って遊ぶんだってさ!」
「へ?……る、るあ今なんて言ったの?」
「だからーなんか聞いた話だと抱き合って遊ぶんだって。」
「な、な、な、な……」
「なんか相手に負けを認めさせると勝ちなんだって! すっごく気持ちいいらしくてさ〜やってみようかなーって……龍可どうしたの? 顔真っ赤だよ??」

龍可の頭は絶賛沸騰中だった。一般的に言われるように性知識は男子より女子のほうが早熟的で、特に龍可は精神年齢が高い分、同年代の女子よりも詳しい知識をもっている。
そのため龍亞が言っている内容は凄く良く理解出来る。出来るのだが……
龍亞はそういう方面はまったく興味を示していなかっため、龍亞のほうからそんな話を振られるとは予想していなかった。
「だ、だめだよ! 私たちまだ子供だよ!!」
「?? 子供だとやれないの??」
「やれるといえばやれるけど……ってそうじゃなくて! は、はだかになるって恥ずかしいでしょ?」
「え? だってオレ達兄妹だろ??特に恥ずかしがる必要ないだろ?」
「だからダメなのよ……」
どうやら性知識がまったくないせいで龍亞は気持ちいい遊びとしか思ってないらしい。
(もう!龍亞ってば〜私たちそういう事しちゃいけない関係なのに……)

「だけどさー好きな相手同士はみんなやってるらしいよ。」
「え!? す、すきって……龍亞、私の事好きなの???」
「あったりまえだろ!? 龍可を嫌いなわけ無いじゃん。」
「それって……妹として?」
「?? 妹っていうか龍可が好きっていうことだけど。」
「そ、そう……」
(龍亞がはっきりしてくれたら喜んでやるんだけどなぁ……)



龍可は兄に秘めたる想いを持っていた。龍亞の行動に表面では呆れつつも、幼いときから龍可と離れることなく龍可のために頑張るその姿に感謝と信頼、そして家族愛とは違う恋愛感情をもっていた。

とはいっても最初から自覚していたわけではない。最初は家族愛だと思っていた。しかし、アルカディアムーブメントで龍亞が倒されたときに初めて家族愛とは違うものを感じた。
そしてゴドウィン長官の家で、龍亞が足手まといを危惧してサテライトに行かないと言ったときは龍亞についてきて欲しいと泣きついてしまった。龍亞の身を案ずるならシティに残ってもらったほうが良い。そう思ったにもかかわらず、龍亞と離れたくない、龍亞がいないと怖い。そのため龍亞に頼ってしまった。

龍可は龍亞が年相応なのに比べて基本的にしっかり者だが、それは龍亞の行動を補佐するからしっかり者になれるのだ。
もっと正確に言えば龍亞が龍可の分まで驚いたり、無茶な行動をしたりするからこそ龍可は冷静になってそれを止めたりフォローしたりするのである。

そのため、龍亞がいない場合は龍可も積極的になる。(精霊世界での行動が良い例)
だが逆に龍亞がいないという事は龍可の分まで驚いたり怖がったりする人間がいなくなるということである。 これは龍亞が怖いというならその様子を見ることで逆に怖くなくなるが龍可一人だととたんに怖くなってしまうということである、これが龍亞と一緒じゃないとサテライトに行かないと言った龍可の真意だろう。
表面上は龍亞が一方的に龍可に依存しているように見えるが龍可も心理的には龍亞に依存しているのである。

さて、このとき龍可はすでにある程度自分の気持ちがなんなのか見当ついていたのだが、持ち前の高い理性がそれを認めることが出来ず、気持ちを押し殺してサテライトに旅立った。

しかし、そんな歯止めもサテライトでのダークシグナー戦であっさり吹き飛んでしまう。その理由はいうまでもなくディマク戦である。 精霊世界から帰還した龍可が見たものは自分のいない間戦っていた龍亞がディマクの地縛神によって倒される寸前の姿だった。
「やっぱりヒーローになれなかったよ……」
「そんなことない!龍亞は……龍亞は私にとって最高のヒーローだもん!!」

ここまで追い込まれても自分のヒーローになろうとする龍亞の姿を見たことで龍可は自分の想いをついに自覚した。それとともに愛する龍亞をここまで傷つけたディマクには人生始まって以来の激しい怒りが湧く。
「私は絶対に許さない。精霊達を傷つけ、私の一番大事な人を傷つけた貴方を!」
フォーチュンカップのフランク戦では相手を考えて引き分けにした龍可も今回は容赦せず、シグナーとしての技量を存分に生かしてディマクをたたきのめした。

その後も龍亞は事あるごとに龍可を庇い、そのたびに龍可も龍亞への感情を強める。
それは良いのだが……
(龍亞に告白してもそういうのに疎い龍亞はわかってくれなさそうだし……わかってくれたとしても断られたらどうしよう……)
告白に失敗しても顔を合わせなければいい他人とは違って、龍亞と龍可はすでに同棲している。もし失敗しても次の日からどう接すればよいのだろうか。
そしてそうなったら龍亞が全てという自分がどういう状態になるか想像もしたくない。

そういうわけで今日この日までずっと妹としての立場で龍亞を支えてきた。
それなのに…それなのに龍亞がまさかこんなことを言ってくるなんて……
(どうしよう……こんなチャンス二度と来ないかもしれない。けどなし崩しじゃなくもっとお互いの気持ちを大事にしてやりたい…)


龍可がずっと黙りこくっているのを不信に思ったのか、龍亞が心配して話しかけてきた。
「龍可?」
「あっ、ごめん。」
「やりたくないなら無理しなくてもいいよ? 最近元気だけど龍可はもともと身体弱いんだし……」
「あ、そういうことじゃないの。 ただ……」
「? ただ??」
龍可はいったん深呼吸する。
やはりなし崩しはいやだ。だがここまで来て何もしないというのもいやだ。だから自分の気持ちを正直に言って、清く龍亞の審判を受けよう。そう決意すると真剣な面持ちで話し始めた。

「龍亞、これから言うことは真面目に聞いてね。」
「え? う、うん。」
「龍亞の言う遊びっていうのはね、愛し合ってる大人の男の人と女の人がやるやつで、セックスっていうの。だから龍亞が私をどう思っているかが大事なの、妹としてじゃないよ一人の人間としてどう思っているかだよ。」
「うん……」
「私は龍亞を好き、愛してる。 もし龍亞が私のお兄ちゃんじゃなくてもその気持ちは変わらないよ。 龍亞は?」
ここからが龍可にとっての運命の別れ道だ。 龍亞が自分を受け入れてくれるか、それとも否定するのか……龍可は内心ビクビクしつつ、龍亞の返事を待った。
「なんだ、それならさっきと同じ答えだよ。オレは龍可を好きだし愛してる。龍可が妹だからって理由じゃない。オレは龍可自身のことが好きなんだ。 だから龍可のヒーローになるって決めてんだからさ。」

龍可にとって龍亞は欠かせないように、龍亞もまた龍可を欠かすことが出来ない人間だった。

龍亞は幼い頃から龍可と一緒に育ってきた。そして遊星達に学校にも行かず、龍可と一緒に家にいて龍可と過ごす毎日を送ってきた。
龍亞の性格上、同年代の人間がいっぱいの学校に行かないのはつらいはずだし、実際龍亞本人も龍可のせいで自由に外に出歩けないことを内心不満に思った時期もあったと龍可に告白している。

それでも3歳のときに龍可が倒れてからずっと付き添っていたのは龍亞も龍可を大切に思っていたからであり、龍亞にとっては外よりも学校よりもなによりも、龍可のそばにいたかったということに他ならない。
龍亞は龍可と違い、龍可が好きという感情が家族愛なのか男女愛なのか厳密に考えていないので本人もよくわかってない。しかし、仮に龍可が妹でないと言われても龍亞の目標は龍可のヒーローたらんとすることに変わりはなく、龍可のことが好きという事実は絶対に変わらないという確信をもっていた。だから龍亞は龍可の質問に上のように答えたのである。


龍亞の答えを聞いた龍可はその時点で天にも昇るような気持ちだった。
最悪、一生この禁断の愛を胸に秘めたまま龍亞と生きていこうという覚悟までしていた龍可にとってまさかこんなに早く、しかもこんなにはっきりと龍亞が自分を愛しているといってくれるなどまさに夢のようだ。おかげで視界も滲んできてしまう。
「ふぐっ……ひぐ……ぐず……よがっだよう゛……」
「お、おい!そんな泣くなよ!? というかそんな泣くようなことじゃ無いだろ!?」
「ぞんなごどない゛!う゛っ……ぐずっ。」
「もうしょうがないなぁ……ほら泣くなって。」
そう言うと龍亞は龍可を抱きしめ、背中をさすってくれる。
そんなことをされると龍可はますます嬉しくなってしまい涙もあふれる。
こうして龍可は20分も涙が止まらず、その間龍亞は(そんなに泣くことかなー?)と疑問に思いつつも龍可を抱きしめ続けた。

やっと龍可が泣き止むと龍可は早速お風呂に入ってくると言い出した。
「なんで?」
「だってやる前に身体の汚れ落とさないといけないでしょ。」
そう龍可が言うと龍亞が
「セックスやってから入ったほうが面倒じゃないんじゃないの?」
と疑問を提示したところ龍可に
「そういう問題じゃないの!」
と凄い剣幕で叱られてしまった。

このためとりあえず交代でお風呂に入り、龍亞の部屋でヤることに決まった。
龍亞としてはあたりまえのことを言っただけなのに、なぜいつもと違って龍可が積極的で真剣なのよくわからないのだが、龍可がここまで大喜びなのは良かったと思っていた。

「お風呂でたよー」
「あ、じゃあ次オレが入るね。」
「うん! じゃあ龍亞の部屋で待ってるから。」
「はーい。」

とっことっこと龍可は龍亞の部屋に入り、部屋の主の帰還を待つ……と思ったら急に自分の部屋から何かを持ってきてがさごそと取り出す。
(よーし、今のうちに暗視ビデオカメラもセットしとこ! 結婚式が開けない分こっちを記録しなきゃ。あ、録音用のICレコーダーも出さなきゃ。)
どうやら龍可にとって龍亞との初体験は結婚式レベルの記念らしい。

そうして龍亞がお風呂から出て自分の部屋に入る頃には龍可もカメラも録音もしっかりスタンバイになっていた。
「なに……これ?」
「気にしないでいいよ。 さっ、やろ?龍亞。」
「え、ちょっ、ひっぱならいでー」
ドサッ
「ふふ、さあ服脱いで。やり方は私が知ってるから安心して身を預けてね。」
「い、いつもの龍可じゃないいーー!!」
「いつも通りだよ……ただ今日はちょっとだけ肌と肌で触れあいたいって思っただけ。」
「いやそんな迫力で言われても説得力ないんだけど。」
「さ、始めようか。」
「え、いや急にズボン引っ張るなアッーーーー!!!」




次の日の朝
龍亞は珍しく龍可に起こされることなく早起きした。
「んーふあぁ〜」
大きく上半身を伸ばすと自分が裸であることに気づく。それとともに身体の鈍い痛みも自覚した。
(……身体が痛い………なんだか昨日の記憶があやふやなんだけど……えーっと昨日何したんだっけ。確か学校から帰って来て……龍可に……あぁ!!)

慌てて横を振り向いた龍亞が見たものは同じく裸の龍可の姿。
(あちゃーやっちゃったなぁ……確かに気持ちよかったけど結構激しい運動だから龍可大丈夫かな?)
「龍可〜? 大丈夫か〜?」
「うーん……あ、龍亞……おはよう……」
「おはよう〜ってそうじゃなくて! 昨日血とか出てたけど痛みない?」
「ん、少し痛むけど……大丈夫だよ、心配しないで。」
「昨日もそう聞いたけど心配だよもう……しっかし龍可昨日凄かったなぁ。」 
「あ、ご、ごめんね。昨日はなんかテンション上がっちゃってて……」
「あーいやいいんだけどさ……」
「龍亞は気持ちよくなかったの……?」
「いやそんなことはないけど、あんなに龍可に負担かかりそうなのにオレだけやって気持ちよくなって良かったのかなーって思って。」
「龍亞は優しいね……昨日は確かに大変だったけど私はすっごく嬉しくて楽しかったからいいんだよ。」
「それならいいんだけどさ。」
そこで龍亞はあらためて龍可の全身を見た。
いつも見慣れていて意識したことがない妹の裸を今日見るとドキドキしてしまう。
そのため見続けることが出来ず、視線を逸らしてしまった。
龍可はそれをめざとく見つけると顔いっぱい笑顔にして喜びを表す。
「あはは、やっと龍亞が私を意識してくれたね。」
「な、なんだよ〜しょうがないだろ〜」
「うん、しょうがないね〜だから記念にまたしよ!」
ドバッ
「うわぁ!!そ、そんなに龍可抱きつくなー てか朝からやるなよ!」
「今日は休みなんだからいいでしょ! さ、やろやろ。」
「もう……しょうがないなぁ。」


こうして昼間はいつも通り龍亞のやんちゃぶりに龍可が呆れた顔でたしなめるという構図は変わらないものの、夜のプロレスごっこは甘えて抱きつく龍可の猛攻を龍亞が呆れつつも受け止めるという昼夜逆転生活が幕を開けるのだった。

このページへのコメント

文章力とか構成凄かったです!!新作是非お願いします!!

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Posted by 十代 2010年04月14日(水) 20:25:04 返信

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