龍可は受けだという主張が多いので希望通り龍可受けにしてみた
ただし龍亞との和姦(?)、という点は譲らない



自分が情けなかった、もっともっと強くなりたかった。
物心がついたときから親に言われ続けてきた…「あなたが龍可を護ってあげるのよ」と。
お調子者の自分はそれで自分がヒーローになった気分になれた。
けれども現実は違った。護ってきたつもりだった妹の龍可は自分よりもずっと強い存在だった。
そして世界に必要とされていたのもまた龍可だった…
そんな龍可が無力さにいじける自分を必要だと言ってくれたことが嬉しかった、自分を盾にしてでも護ろうと誓った。
けれども龍亞の不安が拭われることはなかった。
いまや自分達の周りには頼りになる仲間が沢山いる。
中でも憧れのジャック・アトラス、そしてそのジャックを下して新キングとなった不動遊星は別格だ。
むやみに取り乱すことなく、己の道を通す意志と力を持ち、デュエルも強い遊星を龍可が慕うのは当然のことだ。
自分だって遊星のことは好きだし、尊敬している。
けれども龍可が自分から離れていくのは耐えられない…。
龍可が誰かに奪われるのは許せない…。
胸に広がってゆく黒い独占欲が、僅か11歳の少年に許されざる行為の決意をさせるのだった。

ダークシグナー達との決戦に赴く前夜、龍亞は布団の中で息を殺して時が来るのを待っていた。
やがて自分の隣から規則正しい寝息が聞こえてくるのを確認した龍亞は静かに行動を開始した。
自分達二人にあてがわれた部屋で、何の疑いも無く無防備な寝顔を晒す龍可に罪悪感が湧き上がる。
「ごめん…ごめんよ龍可…。でも俺…我慢できないんだ…」
僅かに残る良心を殺して、龍亞は禁忌の果実に手を伸ばした。
龍可を目覚めさせないようにそっと…掛けられた布団を剥がし、パジャマのボタンを外してゆく。
露わになった未発達な胸に龍亞はゴクリと生唾を飲み込んだ。
ほんの僅かに膨らみの兆候が見えるだけ、自分とほとんど変わらないはずなのに…龍可の胸から目が離せない。
恐る恐る…腫れものに触れるように龍可の乳房に手を伸ばす。
掌が胸に触れた瞬間、「んっ…」と呻いて龍可が身をよじる。
起こしてしまったか…と身構える龍亞だが、龍可は再び規則正しい寝息を奏で始めた。
安堵の吐息を吐きだした龍亞はついに龍可の下半身へとその欲望を向けた。
女の子らしいピンク色のパジャマと、可愛らしいデザインの下着をゆっくりと下ろしていくと、
誰にも触れられたことのない無毛の秘部が龍亞の目の前に晒された。
「これが……龍可の……」
そっと割れ目に手を這わせてみると、しっとりとした柔らかな感触が指先に伝わった。
もう我慢の限界だった。理性をかなぐり捨てた龍亞は、龍可の秘所に手を這わせたままはだけられた乳首にむしゃぶりついた。
小さな桜色の乳首を口内で思う存分弄び、鼻腔をくすぐる少女の甘い匂いを思う存分堪能する。
妹の幼い身体を、龍亞は夢中で貪り続けた。龍可の呼吸が激しく乱れていることにも気付かずに……。
「龍亞……?な、何をしてる……の?」
頭上から聞こえた声に龍亞は凍りついた。
いつの間にか目を覚ましていた龍可が、信じられない物を見るような目で龍亞を見つめていた。

言い逃れの出来ない状況に龍亞の頭の中は真っ白になる。
ここはシティにある両親が留守勝ちの自分達の家ではない。
龍可が悲鳴を上げれば、すぐにこの部屋に誰かが飛び込んでくるだろう。
そんな考えに至った龍亞はとっさにその左手で龍可の口を塞いだ。
龍亞の行動が信じられず、驚きに目を見開き恐怖の表情を浮かべる龍可。
「龍可………ごめん……ごめん…………」
何かに取りつかれたように謝り続けながら、なおも龍可の身体を求める手が不意にピタリと止まった。
焦点を失っていた龍亞の目が、龍可の瞳に浮かぶ涙を捉えていた。
(俺が龍可を…泣かせた。護るって決めたのに…龍可の笑顔を、俺が…奪った…)
身体から力が抜ける。龍可の口を塞いでいた左手も身体を弄っていた右手も意志を失い、
龍亞の身体は龍可の目の前に崩れ落ちた。
「龍亞……なんでこんなこと…しようとしたの…?」
龍可の言葉には龍亞を責める響きは無く、ただ龍亞の真意を知りたいという気持ちだけが感じられた。
「……遊星も…ジャックも…強くてカッコ良くて……俺なんかは絶対に勝てないんだ……」
あまりにも要領を得ない、情けない小声のつぶやきだったが、龍可は龍亞が抱えている物の正体に気付いた。
がっくりとうなだれた龍亞の頭を、龍可は裸のままの胸に優しく抱きとめた。
「良いよ……私が龍亞を必要としてるって証拠……龍亞にあげる」
龍可の胸に優しく抱かれながら、龍亞は赤ん坊のように泣きじゃくった。

夢を見ているみたいだった、夢なら覚めないで欲しかった。
龍可が生まれたままの姿で、自分に全てを委ねようとしている。
「い、今更だけどさ…良いのかな?俺たち、その…兄妹だし……」
「………寝ているところを無理やりしようとしてたのに、何言ってるんだか」
「ゔっ…………」
強烈な突っ込みを食らって龍亞は言葉に詰まる。
「良いよ……兄妹とかなんて関係ないよ。私を…龍亞の物にして………」
龍可の言葉に誘われるように、その身体を組み敷き身体を重ねた。
「い、行くぞ………?」
「待って……。その前に……キス…して欲しい」
龍可の望みに応えて、互いの唇をそっと重ねた。
ほんの1秒足らずの…触れ合わせるだけの口づけは、先ほど寝ている龍可の秘所に触れたときよりもずっと緊張した。
「ファーストキス…だよ?」
「う、うん……。わかってる」
「………クスッ、良いよ……来て………」
龍可の許しを得て、慎重に、ゆっくりと龍亞は腰を突き出した。
先端を付き入れられた龍可の膣穴は、自ら迎え入れるように龍亞のモノを受け入れていった。
中程まで埋まり込んだモノが膣内に抵抗を感じた。
あと少し、中に押し入れば…龍可は純潔を失い女になる。
「龍可………良い…か?」
「うん……早く来て…私の一番奥に…」
その言葉に龍亞は一気にモノを押し込んだ。
ブツッと肉を引き裂く感触が伝わると同時に龍可が「…ッ!」と息を飲み、背を反らせる。
モノが根元まで膣内に挿し込まれ、二人の身体が密着する。
同じ時に、同じ女性の胎内から生まれ出た二つの存在は、今再び一つになった。

「はぁ…はぁ…。龍可……だ、大丈夫……か?」
破瓜の痛みに襲われているはずの龍可を気遣う龍亞だが、龍可は瞳に涙を浮かべながらも笑みを浮かべた。
「大丈夫……だよ。それより龍亞…好きに動いて。私でたくさん…気持ち良くなって」
「……っ!龍可っ!龍可ぁっ!」
龍可の言葉に、龍亞は我を忘れて夢中で腰を振った。
「きゃん!…くっ…あぐっ……あっ………あうっ…あんっ!…ああっ!」
苦痛の色を含んだ龍可の吐息が、徐々に艶と熱を含んだ喘ぎへと変わっていく。
破瓜の鮮血に彩られていた結合部からはいつしか愛液が溢れ、淫らな音を響かせシーツを濡らしていた。
「龍可っ……龍可っ……!んっ…くぷっ……ちゅ……」
細い身体を抱きしめ、唇を貪りながら獣のように腰を振って龍亞は龍可を犯し続ける。
やがてその蹂躙も終焉の時が近づく。
愛する者を独占するために…自分という存在を相手に刻み込むために……
龍亞は本能に従って龍可の最奥にモノを思い切り突き込んで…果てた。
龍亞から注ぎ込まれる欲望を龍可は拒むことなく子宮の奥まで受け入れる。
「はあっ、はあっ………る、龍可……」
肩で息をしながらも龍可から離れようとしない龍亞。龍可を貫く欲棒も萎えることなく龍可の体内でビクビクと暴れている。
龍可はそんな龍亞の身体に腕を回し、受け入れる意志を示した。
禁忌に彩られた双子の兄妹の熱帯夜は冷めることなく続くのだった。

決戦の朝。まばゆい朝日に目を細めながら、龍亞は外へと足を踏み出した。
すでに外で待っていたのは神に選ばれたシグナーの戦士たち。
遊星、ジャック、そして十六夜アキ…
明らかに自分は場違いな存在…やはりそんな思いを抱かずにはいられない。
「もう!龍亞、遅いわよ!みんなあなたを待ってたんだからね!」
その声が、差し出された手が、その全てが龍亞の迷いを、恐れを消し去っていく。
皆と同じシグナーの戦士、しかしそれ以上に大切な護るべき存在。
左腕に付けたディスクをそっと撫でる。セットされているのは命を託すに値する魂のカード達。
そうだ…自分は彼らのようなヒーローにはなれないかもしれないけど、それでも決めたんだ。
たとえ醜く泥にまみれても、無様に地面に這いつくばったとしても…。
(俺は龍可を護る、そう決めたんだ)
決意に満ちた戦士の顔に皆が瞠目することにも気付かず、龍亞は差し出された龍可の手をしっかりと握りしめた。

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Wiki内検索

どなたでも編集できます