「…朝…か…」
遅刻サボりの常習犯の名を欲しいままにしてきた俺らしくない早い目覚めだ。
卒業間近の心境の変化のせいか、はたまた最近の校内イベントのせいか…
「卒業模範タッグデュエル…か…」
「タッグを組む相手と生活を共にする」という珍妙なルールのおかげで、
最近のアカデミア内は学年、所属、果ては種族を越えた二人組みが溢れている。
そして、俺の場合もパートナーが起こしにくるのでのんびりと寝てはいられない…というわけだ。
…そんなことを言っているお前は誰かって?
そういえば自己紹介がまだだった。俺の名前は…


A オシリスレッド3年、遊城十代だ
B ……まぁそんなことどうでも良いじゃないか
>164
B把握。



…まぁ俺の名前なんてどうでも良い。あえて言うなら俺はお前だ、考えるな感じるんだ。
それにしても件のタッグデュエル。パートナーをぶっちぎってサボってしまえとも思うが、
まさかの卒業生代表として選ばれてしまったからにはそうもいかない。
それにそんな大舞台のパートナーに選んだんだから相手も…その…大切な人間だ。
…ああもう!わかった!言えばいいんだろ!俺のパートナーの名前は…



A 浜口ももえ
B 鮎川恵美
C 原麗華
D 藤原雪乃
>167
D把握。やはりTFオリキャラは強いか…


俺のパートナーの名前は…藤原雪乃。
「誰?」とかいう奴はタッグフォースを買え、全シリーズ買え。すまん熱くなった。
オベリスクブルー三年の女子で、モンスターゲートデッキの使い手。他の説明は省く。
なぜかって?本人を見てもらうのが一番手っ取り早いからだ…噂をすれば影だ。
部屋のドアがノック無しに開かれ、彼女が部屋に入ってきた。
街を歩けば間違いなく男という男が振り向くであろう美貌。
モデルが裸足で逃げ出すような完璧なプロポーション。
あの天上院明日香に勝るとも劣らない容姿を持っている彼女なのだが…
「あら?今日は一人で起きられたのねボウヤ。ボウヤなりに成長してるってことかしら、ふふっ」
…これである、この尊大な態度と不遜な口調。挙句の果てに人をボウヤ呼ばわりだ。
「…あのさぁ、ボウヤって…俺、お前と同じ三年なんだけど…」
「あら?オシリスレッドのボウヤが私と「同じ」だなんて…ふふっ面白いことを言うのね」
こんなだから一部の特殊な性癖を持った生徒には人気はあるのだが…
…実は「一部」の割合が地味に大きかったりするのが情けないところだ。
「踏んで下さい雪乃様!」「犬と…犬とお呼びください!」そんな声を上げる連中…
やめよう、奴らは俺の想像の及ぶ世界の住人じゃない。
それはともかく、曲がりなりにもパートナーなんだから言いたい放題させてやる気はない。




A そんなボウヤに絶賛連敗中なのは誰だったかな?
B そんなボウヤに処女捧げてヒーヒー喘いでたのは誰だったかな?

「そんなボウヤに絶賛連敗中なのは誰だったかな?」
俺の反撃に藤原の顔色が変わる。
「なっ…ふ、ふふっ遊ばれてるだけとも知らないで、良い気なものねボウヤ」
残念だが声が震えてるぞ藤原。攻撃性は打たれ弱さを隠すため…お約束と言われるパターンだ。
「ふ〜ん、そ〜なんだ〜」
「まぁ頑張ることね、ボウヤ。頑張り次第では貴方のこと見直してあげてもいいわよ?」
「はいはい、努力いたしますよ〜」
平静を取り戻しつつあり、元の傲慢さが戻ってきた藤原を軽くあしらう。
見直される前に見下される要因がわからない。
「それより…いつまでもこんなところで時間を無駄に過ごすつもりかしら?」
うん、その意見には賛成だ。そろそろ移動することにしよう




A 授業に出るよ。地下探検
B 授業サボるよ。廃寮探索
C 授業サボるよ。港で昼寝

「模範デュエルの代表なんだから、授業くらいは出ないとな…」
「あら?ふふっ、ちょ〜っとだけボウヤのこと見直したわよ?」
…ごめんなさい本音は死者蘇生が欲しいだけです。
生徒の安全?何それ美味しいの?な地下探索授業を続けること数時間。
侵入者撃退用フルバーンデッキのお陰で順調に地下へと驀進する俺たち。
藤原の方もデッキが神に魅入られたかの様に回っており、負ける気がしない。と…
「ね、ねぇ…。ちょっと待って…」
藤原が前を行く俺を呼び止めた
「どうした?何か見つけたのか?」
「ちょ、ちょっと落し物してしまったわ…。探してくるから少しだけ待ってて頂戴」
「単独行動は危険だって、二人で探した方が早いし、俺も戻る」
「い、いいの。大丈夫だからここで待ってなさい。いいわね」
「大丈夫って…あ」
落ち着きの無い藤原の様子から状況が読めた。そりゃあ数時間も探索してるんだから…なぁ。
男で良かったと心の底から思える時である。
「気をつけてけよ、ここで待ってるから」
「え、ええ…すぐ戻るから待ってなさいボウヤ」
キョロキョロと周りを見渡しながら…周りからの死角を探す藤原。女って大変だなぁ…
さて、藤原が戻ってくるまで一休み…と思ったところで
「きゃああああああぁぁぁぁぁっ!!!!」
「!!」
間違いない、藤原の悲鳴だ。くそっ!多少恥をかかせてでも一緒に戻るべきだった!
「藤原!無事か!」
藤原が向かった先に走る俺の目の前に影が飛び出してきた!それの正体は…


A 侵入者!?
B …なんだネズミかよ
>178
B把握。
>170で調教ルートはB選択だた…。Aは今進行してるルートじゃないか



「…なんだネズミか」
ベタな落ちなのが気に食わないので耳になぜか持っていた丸い厚紙を1枚ずつ黒く塗ってつけてやった。
アカデミアの著作権訴訟も気になるがそれよりも藤原だ。腰を抜かしているんじゃないか?
「藤原、大丈夫か?」
「――っ!あっち行ってなさい!」
「そんな事言ってもお前どう見たって腰抜かして……あ」
へたり込んでいる藤原の下に水溜りが出来ていることに気付いた。
「やっちゃった…か」
「み、見るな!目を瞑りなさい!命令よ!」
「そんなこと言ってもお前動けないんだろ…よっと」
後ろから脇に手を入れて藤原を立たせると、水溜りの上から避難させた。あとは…
「ん、と…あったポケットティッシュ。…四次○ポケット付きか俺のズボン?」
再び座り込んでいる藤原。多分現実を受け入れられないんだろう。
「とりあえず下着脱げよ藤原」
「……下品な冗談は止めなさい。笑えないわよ」
「ションベンパンツを穿いたままでいる気なら構わないけどな」
ストレートな言い回しが堪えたらしい。藤原が(こっちをみるなと念を押した上で)下着に手を掛け…
「あ、あら?…あら…?」
座り込んだまま奇妙な踊りを踊る藤原。どうやら腰が抜けたと同時に力も抜けたようだ。
「あーもう、しょうがない!」

極力藤原から視線を逸らしてスカートの中に手を突っ込み下着を摺り下ろす。
「な、何をするのよこの変態!」
「知るか!ここで起こったことは悪い夢だ!だから外に出れば全て忘れる!いいな!」
「…っ!ふん、まぁいいわ。ボウヤにとっては光栄な夢ね」
どうやら藤原の許しが出たらしい。あとはティッシュで藤原の……を……うん。
見ないようにと頑張るが、それでも視界の片隅に入ってしまう藤原の大事な…あれ?
「藤原…お前…、下の毛が無……」
――――ドガッ!!
効いた、今の蹴りは効いた
「何か言ったかしら?」
「言って無い、何も見て無い…げふっ」
「そ、じゃあ今日はもう戻るわよ」
「そうだよな、ノーパンで歩き回る訳には…なんでもないです殺さないで」
その後、午後の授業を休んだ藤原は新しい下着をお召しになって戻ってきた。
さて、放課後はどこに行こうか…



A 静かな森の…発電所?
B ブルー女子寮なら対戦相手が多いかな?
C ボクは真面目だから教室で自習するんだよ!

大筋作ってるうちに完成してしまったので予定外にB選択投下。ホントに今夜はこれで最後。
Q.なんで主人公は真紅眼デッキなの?
A.俺が使っているデッキだからに決まってるだろ!



「行きなさい、タイラント・ドラゴン!」
「行くぜ!真紅眼の攻撃!」
寮の近くならば人が集まっているはず…その読みは当たり、対戦相手に困ることは無かった。
俺と藤原のコンビネーションも冴えている。今日は調子が良い。
「負けちゃった〜。すごいね〜流石卒業生代表!」
「その呼び方はやめてくれ…」
「あはは!照れてる照れてる〜」
対戦相手と話をしていると、藤原が会話に割って入ってきた。
「ちょっと、終わったらアッチへ行ってくれる?私達は暇じゃないの」
「えっ…?あ、うん…それじゃあね…」
「ちょっ、藤原、あんな言い方は無いだろう?」
「貴方も所詮ボウヤね。チヤホヤされていい気になって。勝っているのは私のお陰なのに」
さすがにこれにはカチンときた。
「はぁ!?俺がどんだけフォローしてたか気付かなかったとは言わせねぇぞ!?」
「ふふっ、それも余計なお世話だったのよ。私一人でもお釣りが来る位だもの」
「…どうやら口で言っても判らないようだな」
「ふふっ、久しぶりに遊んであげるわボウヤ。かかっていらっしゃい」
どうしてこんなことになったのか…さっきまでのパートナーと向かい合う俺。
だが…負けるわけにはいかない!!

「魔法カード発動!黒炎弾!」
「くっ!?」
「ターンエンド。さぁ光の護封剣の効果も消えたぞ、どうするんだ」
あと一撃で藤原のライフは0、壁モンスターもいない。もう少しで俺の勝ちだ
「私のターン!…ふふっ魔法カード「名推理」を発動!」
「なっ!?」
「残念だったわねボウヤ…せめて足掻いて、私を楽しませてみせなさい」
だが藤原の手札はこれで0…ここで「推理」が的中すれば…
俺が宣言するモンスターのレベルは……


A 8だ!
B 6だ!
>191
おまたせしましたA選択続きです。
実はまだ雪乃は未クリアだったり…時間が欲しいぜ畜生



「モンスターレベルは8だ!」
セオリー通りの宣言をした直後に「しまった」と思った。
藤原のデッキのモンスターは半上級と最上級を上手く混在させてある。
ホワイト・ホーンズ・ドラゴンあたりが出てきたら厄介だ、もう少し考えるべきだったか…
「ふふっ…それじゃあ覚悟はいいわね?まずは一枚目…」
藤原がデッキからカードをめくり始める。
魔法カード…罠カード…罠カード…罠…魔法…そして、オレンジ枠のカードが引かれた
「ふふっ、引いたわ…カードは…混沌の黒魔術師…レベル8!?」
…つまり推理は的中。全てのカードは墓地に置かれ、手札は0、場ががら空きの藤原には物理的に逆転は不可能だ。
「まさか…ここまできてボウヤに負けるなんて…ふふっちょっとだけ見直してあげるわ」
…どうでもいいが今までに見直されたポイントを加算してけばかなり男を上げているんじゃないかと思う。
「ま、とりあえず俺の勝ちだ。今後は少しタッグやパートナーの考えを改めてくれよ」
そして次の対戦相手を探そうとする俺の腕が藤原につかまれた
「待ちなさい…私に勝ったんだもの…ボウヤにご褒美をあげるわ」
「ご褒美って…レアカードでもくれるのか?」
「ふふっ…発想がやっぱりボウヤね。…いいこと?ご褒美に私がボウヤを…男にしてあげる」
……落ち着け、すぐに下半身に直結させるな。きっとこんなオチに決まってる。
「ボウヤ呼ばわりをやめてくれるのか?」
「…ここにきてまでムードの無い言葉を言わないで頂戴」
そういって藤原は俺の手をとると自分の胸へと導いた。
服の上からでもわかるボリュームと、乱暴にしたら崩れてしまいそうな柔らかさが右手に伝わる。
「わかったかしら?それじゃあ私の部屋に行きましょ」
俺はただただ藤原の後をついていくしかない。
男子禁制の女子寮だが、藤原が「二人でデッキの調整をしたい」というと鮎川先生の許可はあっさり下りた。
広いブルー寮の部屋に入り施錠をすると藤原はためらいなく全裸になると身をベッドに投げ出した。
文句の付けようの無い身体が無防備に目の前に晒されている。未だに実感が沸かない…
「…来なさい。光栄に思うのね、全部受け止めてあげるわ」
自ら足を開いて(無毛の)性器を指で開いて誘ってくる藤原―――。

「ま、待てよ。こういうのって準備が必要なんじゃないのか?その…濡らしたりとか…」
「知識だけは一人前ね。ムダよ、ボウヤなんかに濡れるはずがないもの」
そこまで言うなら…お望み通りやってやる。
俺は藤原の痴態に既に臨戦状態になっている息子を取り出すと、前戯無く藤原に押し込んだ。
「ぐ…くぅっ!あぁ…うぐっ……かはっ!!」
濡れていない膣内は凄い抵抗だったが構わず奥までブチ込んだ。
とは言え藤原の苦しむ顔に良心の呵責を感じて結合部の状態を見ると……血!?
「藤原!お前血が……まさか初めてじゃ!?」
「…雪乃」
「え?」
「雪乃って…呼びなさい。わかったわね」
ここにきてようやく藤原…もとい雪乃の目論見に気付いた。まったく、十代のことを朴念仁と言えた立場じゃない。
「…雪乃」
「…うん」
「…雪乃」
「…ふふっ、オウムみたいに繰り返してないで…好きにしていいのよ?勝者のご褒美なんだから」
涙を浮かべてるくせにいつものように余裕に満ちた態度をとる雪乃だが、可愛いとしか思えない。
「それじゃ、雪乃を好き放題させてもらうぜ。泣いて謝っても聞かないからな?」
俺は怯えを隠しきれない雪乃の…



A ファーストキスもGET!
B その身体を容赦なく弄んでやる
>210
A把握です。


「雪乃、お前さ…初めてだったけど…その…男と付き合ったことが無いのか?」
「…こんなときに昔の男のことを聞くの?…あるわけないじゃない」
「そっか、じゃあこっちも初めてだよな?」
「えっ…?むぐぅっ!?」
雪乃の艶やかな唇に自分の唇を重ねる。
驚きに身を硬くした雪乃だが、すぐに身体の力が抜けた。
それをOKのサインと受け取った俺は調子に乗って舌を雪乃の口内に侵入させ、雪乃の舌を絡め取る。
「ん〜…んふぅ…んっ、ん〜んむぅ…」
目の前には蕩けた瞳の雪乃の美貌。
雪乃の口内に侵入している舌は、今や雪乃の舌の熱烈な歓迎を受けている。
そして強引に引き裂かれた雪乃の膣内は今や愛液を溢れさせていて肉茎が溶けてしまいそうに熱い。
それだけじゃなく、雪乃の膣壁が肉茎に絡みつき、蠢いている。
経験がほとんど無い俺だが、断言できる。雪乃は名器だ、それもハンパじゃないほどの。
このままじゃあ入れてるだけで果ててしまう。せめて少しは動いてから…この考えが既に負けだが…。
雪乃を気遣うようにゆっくりと円を描くように腰を動かす。
当の雪乃は四肢を使って俺にしがみついて離れようとしない。
雪乃の反応を見ながら腰の動きを大きくしているうちに、いつの間にか激しいピストンになっていた。
「んっ、んっ、んっ、…ん―――っ!んむぅ、んちゅ」
唇を塞がれている雪乃の喘ぎはくぐもった吐息になって俺の口に流れ込んでくる。
その甘い香りが俺の臨界をさらに早いものにする。
(そ、そろそろやばい…ど、どうしようか…)
限界を迎えた俺は雪乃の…




A 全身にマーキングする
B 子宮を精液まみれにする

>212
A把握です。相変わらず反応が早い…



(このままっ…雪乃の全てを汚してやりたい…っ!)
限界を迎えた俺は黒い独占欲に従って、ペニスを抜き取り雪乃の身体に射精した。
端正な顔、形のいい乳房、引き締まった腹部、細い腰、そして無毛の股間に白濁が降り注いでいく。
「あ…ああ…すごい…いっぱい。こんなに出すなんて…」
夢見心地の雪乃だったが、何を思ったのか出された精液を手を使って身体に擦り付け始めた。
顔にかけられた精液は躊躇無く口へ運び、腹や股間に出されたものを指に絡めて膣の中へ…
そんな痴態を目の前で見せ付けられて賢者モードでいられるだろうか、いやいられない(反語)
「そんなに欲しいなら直接注いでやるよ!雪乃ぉっ!」
瞬く間に臨戦態勢を取り戻した俺は雪乃に襲い掛かった。
その日、俺は獣のように何度も何度も雪乃を犯した。



「……夢か、またずいぶんと懐かしい…いや、まだ半年しかたってないか…」
アパートの一室で眠りから醒めた俺は身を起こした。
半年前…結局あのあと俺と雪乃は付き合うことにはならなかった。
数日後には卒業を迎えたのだからそれどころではなかったというのが大きな理由だ。
雪乃はデュエルカレッジに進学した。
かなりレベルの高いところのようだが、雪乃の実力なら大丈夫だろう。
俺はというと…卒業後しばらくしてプロのライセンスを手に入れた。
とはいってもまだスポンサーもついていない名前だけのプロだ。
地方の小さな大会や酔狂で作られたようなカードのテストで糊口をしのぐ生活だ。
それでも最近は賞金の額も増えてきて、少しマシな生活ができるようになってきた。
「雪乃…かぁ…。元気にやってるかなぁ…」
あれだけ良い女なんだから、きっと進学先で男も出来ているだろう。
そんなことを考えてるとなんだかへこんで来た。今日は仕事も無いので二度寝でもしようか…と

ピンポーン!
ここ2、3ヶ月鳴ったことのなかった部屋のチャイムが鳴らされた。
「…新聞なら間に合ってるぞ、○日新聞…」
そんなことをつぶやきながら部屋のドアを開けると…
「久しぶりね、元気だった?」
「あ、鮎川先生?」
アカデミアが誇る美人保険医、鮎川恵美先生が立っていた。
「ど、どうしてここに?」
「ええ、ちょっとBを選ばなかった>>167君にお礼参りをね…」
「え?」
「あ、ううんそうじゃなくて、あなたに大事な使命とプレゼントを届けに来たの」
「使命?プレゼント?ってこれは何です?」
話が見えないうちに手に何か握らされた。細いが丈夫そうな皮の…紐。
その紐の先を目で追っていくと…ドアの死角から姿を現した。それは…
「ゆ、雪乃!?」
夢の続きを見ている気分だった。雪乃が…目の前に立っている。
そして俺が握っている紐は…雪乃の首に巻かれた…首輪に繋がっている。
「ゆ、雪乃…これって一体…。いやその格好は…?」
そう、首輪に繋がれた姿だけでも問題なのに、それすら霞む格好を雪乃はしていたのだ。
その格好とは…



A ウェディングドレス…だと!?
B バ、バニーガール!?
>215
B把握です。それでは〆に入ります。
Q.バニーのレオタードは黒なの赤なの?
A.自分の好きな色で妄想しろ



「バ、バニーガール!?」
尻のところに丸い尻尾のついたレオタード、腕に巻かれたカフス、そして長い耳のついたヘアバンド。
バニーガール以外の何者でもない姿の雪乃が目の前にいた。
「ゆ、雪乃がなんで!?っていうか使命って!?」
慌てて鮎川先生に説明を求める。
「アカデミアの設立目的は知っているかしら?」
「え?ええ、たしか次世代の優れたデュエリストを養成する…でしたよね」
「その通り。でもね、集めた素材を鍛えるだけじゃあ、養成機関としては不合格だと思わない?」
「え?」
「真に『次世代の』デュエリストを作り上げるのなら素材から…つまり優れたデュエリスト同士の子供を生み出さないと」
「……え…と…つまり…」
「ええ、プロデュエリストの貴方には雪乃ちゃんと子作りに励んで欲しいの」
あ、頭が痛くなってきた…
「そんな理由で女性にに無理矢理子供を産ませるんですか!?」
「あら?貴方の子供を産みたいって言うのは雪乃ちゃんの意思でもあるのよ?」
鮎川先生の言葉に雪乃の方に振り向くと顔を赤くして目を逸らした。
「雪乃ちゃんだけじゃいわ、プロジェクト参加女性は『交配相手』を選ぶ権利を与えられているの」
「…わかりました。じゃあどうして雪乃にあんな格好させるんですか!?」
「それはね…ウサギって実は人と同じで発情期が1年中続いてるの」
「は?」
「だからね…これから雪乃ちゃんと毎日交尾して、たくさん種付けしなさいっていうメッセージなの」
「……………………」
「それじゃあもう邪魔者は退散するわね、これから十代君の所にも行かなきゃいけないから」
去っていく鮎川先生の傍らに鮮やかな金髪と、一回り以上小柄な少女の二人の姿が見えた。
十代…頑張れ、生きろよ…。

「え…と、久しぶり…かな。鮎川先生の話って…」
話したいことも聞くべきことも山ほどあるのだが、言葉が出てこない。
「全部鮎川先生の言った通りよ…私は貴方との交尾を望んだメス。貴方は私を孕ませる義務があるの」
開口一番、雪乃の口からは冗談のようなセリフが飛び出してきた。
「メスって…」
「これ以上説明は必要ないでしょ?それとも女に恥をかかせるのが趣味だったりするの?」
この不遜な態度、間違いなく雪乃だ。
「それじゃあ今から雪乃を犯そうかな。今から冗談だっていっても遅いぜ?」
「ふふっ、半年前と同じ様なこと言うのね。いいわ、好きにしなさい」
その言葉に火がついた。もう自分でも止められない。
俺は雪乃をその場に押し倒すと、玄関先で雪乃と一つになった。
「ああっ、入ってきたぁ…久しぶり…。これが欲しかったの…」
「はぁ?進学して男が出来たんじゃないのかよ?」
「そんなの作るはずがないわ。指一本だって触れさせなかった。」
もちろんその言葉が真実か否か確かめる術は無い。が、俺にはわかった、雪乃は俺以外の男は知らない。
「早速一発中に出すぞ!溜まっていて濃い奴だから覚悟しろ…っ!」
雪乃の体内に容赦なく一発目を注ぎ込む。中出しの感覚に雪乃の身体が震えた。
「ああ…出てる出てる……。ふふっ、もっと頑張らないと。孕ませてくれるんでしょ?」
雪乃の挑発に答えるように雪乃を貫いたまま奥の部屋へと移動する。
首輪の紐をベッドの足に結び付けると雪乃の飼育準備は完了だ。
「これから毎日、雪乃と交尾するからな。…覚悟はいいな?」
「ふふっ、変態のオオカミさんに犯され続けるのね。いいわ、ドキドキする…」
期待に満ちた雪乃の熱視線に応え、雌ウサギを四つん這いにさせて後ろから貫いてやった。

俺と雪乃の愛欲に満ちた生活はこうして幕を開けたのだった…。

このページへのコメント

男に権利がある。
プロジェクト意味ない。一部除いたら氏より育ち。
女には権利はない。

0
Posted by 名無し 2013年09月27日(金) 01:06:15 返信

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Wiki内検索

どなたでも編集できます