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が挙げてたキャラの内BMG、カミューラ、タニヤのハロウィンネタ


ハロウィンの夜。
アカデミア島の森の中から一筋の光が飛び立った。

「今日って確かハロウィンだったよね? ハロウィンと言えばお菓子とイタズラ! 折角だから私も楽しんじゃおっと」

光は人の形をしている。
青いとんがり帽子に青い服。
ピンクの短いマントにピンクのスカート。
肩の下まである外はねの金髪とパッチリとした大きな目。
何処かメルヘンチックな魔法使いを連想させるその美少女はブラックマジシャンガールといって、このデュエルアカデミアに住まう精霊である。
彼女はとても好奇心旺盛でお祭り騒ぎが大好き。
と言うことで居ても立っても居られず森を飛び出したのだ。
勿論目的はハロウィンを楽しむこと。
彼女は早速レッド寮に向かった。
他の場所を目指しても良かったのだが、以前したコスプレデュエルが楽しかったのもあり先ずは此処から行くことにしたのだ。

「えっと、取りあえずこの部屋を覗いちゃお」

姿を隠して中に入るブラックマジシャンガール。
彼女はドアをノックして出てきた相手に“トリック・オア・トリート”とやるつもりだったが、いきなり入って脅かすのも楽しそうだと考えやり方を変えるつもりだ。

「あ! いたいた!」

部屋に居たのは赤い制服を着た外はねの茶色い短髪の男の子と、黒いとんがり帽子に胸元まで開いたVネックの黒服とミニスカートを履いた膝まである緑の長い髪の女性の二人だけ。

『トリック・オア・トリート お菓子をくれないとイタズラするわよ?』
『カッ、カミューラッ! お、お前、なんてカッコしてんだよ!!』
『うふふ。ど〜お? 似合ってる? 一応魔女のつもりではあるのだけどね』

どうやら緑の髪の女性カミューラが魔女に扮して制服の男の子十代にお菓子を貰おうとしているみたいだ。

「むぅ〜先を越されちゃったかな?」

さすがのブラックマジシャンガールも先を越された以上横入りするつもりはない。

『ねえ十代・・・お菓子くれないの?』
『有ったらやるけど、いま持ってないんだよ』
『そう・・・だったら――』

お化けに扮した子供は――カミューラは大人だが、お菓子をくれないとささやかなイタズラをするのがハロウィンのお約束。
どんなイタズラをするのかと思い見ていたブラックマジシャンガールの前で十代がベッドに押し倒されてしまった。

「ええ〜っ! イタズラするんじゃないの!??」

押し倒された十代の上に覆い被さる妖艶な魔女カミューラはイタズラをする処か彼の服を脱がし始めたのだ。
更には自分の服まで脱いでしまった。

『お、おいカミューラっ、何すんだよっ!?』
『フフフ、イタズラに決まってるでしょう?』
『イタズラってこういう事かよっ!』
『そうよ。最近はアナタにリードされてばかりだから今夜はたっぷり攻めて差し上げますわ♪』
そして身体を一つに重ねて性の交わりを始めてしまった。
『あっ・・・ァァっ・・・んっ・・・んんっ・・・う・・・っっ・・・あっ・・・あァンっ』
『う・・・あ! カミューラっ・・・っ!』
『ウフフ・・・どお・・・? 久しぶりに・・・攻められる感触は・・・?』
『き、気持ちいいけど・・・なんか襲われてるみてえだっ・・・!』
『ん、あっ・・・フフ・・・襲ってるのよ・・・』

上に乗って腰を上下に動かし秘裂に咥え込んだ男根を可愛がるカミューラは頬を紅潮させて喘ぎながらも余裕たっぷりの笑みを浮かべている。
逆に彼女に攻められている十代は襲い来る快感に歯を食いしばって耐えていた。

「きゃ〜〜っ!? なになにっ!? なにしちゃってるの〜〜〜っっ!??」

その愛を確かめ合う行為を純情なブラックマジシャンガールは真っ赤になって見続けていたが、直後のカミューラの甲高い声と結合部の隙間から溢れ出した白くネバネバした液体を見た瞬間、恥ずかしさの余り部屋を飛び出していた。



「あっ、あんなイタズラがあるなんて・・・」

十代とカミューラのセックスを目の前で見た彼女はドキドキする胸を押さえながらも当初の目的を果たすため次の部屋に飛び込んだ。

「こ、こんどこそ!」

部屋にいるのはまた二人。
一人は黄色の制服と黒の短髪の男の子で、もう一人は右頬から目の上に掛けて二筋の傷がある茶色の長い髪をポニーテールに纏めた褐色肌の美女。
精悍な顔つきと逞しい肉体を持った野性的な美を持つ女性は、その見掛けからは想像が付かない可愛らしい声で「トリック・オア・トリート三沢っち〜っ♪」と笑顔を振りまいた。

「また先越されちゃった〜っ」

またまた何もできないブラックマジシャンガールは二人の様子をうかがう。

『タ、タニヤっちすまない! お菓子・・・さっき食べてしまったんだっ!』
『なに? 食べただと?』
お菓子がないとの三沢の言にタニヤの雰囲気が変わる。
猫なで声の可愛らしい彼女から、見掛け通りの精悍な声と厳しい表情に。
『ハロウィンの日はお菓子を用意しておくという掟がある。三沢、お前はその掟を破った』
『くっ、返す言葉もないっ、』
『ならば覚悟はいいな?』
頭を垂れる三沢に近付くタニヤ。
彼女はその逞しい筋肉の付いた手で三沢の肩を掴むと勢いのままに押し倒す。
『タっ、タニヤっち!?』
『ふんっ、掟一つ守れぬ軟弱なその精神! 私が叩き直してやるっ!!』
『ふむぅっ!?』

そこまで言った処でタニヤは三沢の唇を塞いで熱いキスを交わした。
一方的に貪る。いや、奪うキスに三沢の瞳がふやけていく。

『ふっ、んっ、あむっ・・・』

タニヤの舌が三沢の舌に絡みつき、組伏すように自由を奪いつつ唾液を送り込む。
入ってくる唾液を必死に飲み下す三沢。

「え、ええっ! どうしてキスなの?!」

そんな二人のキスにブラックマジシャンガールは目を奪われる。
目を奪われながら「どうしてキスがイタズラなの!」と叫ぶも、姿を消しているので聞こえない。

『さあ三沢っち! たっぷりと鍛えてやろう!』

そうこうしてる間にキスを終えたタニヤは自分の服を脱ぎ逞しくも美しい、鍛えられたアマゾネスの肉体を惜しげもなくさらけ出した。
続いて組み敷いた三沢の服を力任せに剥いでしまうと、屹立する股間の一物に向けて自身の腰を下ろしていく。

『くっ、ああああっ・・・タニヤっち・・・し、締まるっっ!』

膣口が触れたかと思えば一気に奥へと突き進む。
本来柔らかく包んで男を快楽のみに導くそこは、彼女の場合きつく締め付けるのだ。
快楽を与える為だけではなく、男を鍛え上げる為に。
決して甘やかさず、自身に相応しい男にする為に。

『どうした三沢っち! そんな事ではこの私の婿にはなれんぞっ!!』
『な、なる! オレはタニヤっちの婿になる!!』

この程度の締め付けに耐えられない男はアマゾネス一族の長である彼女の婿にはなれない。
ならば耐えよう! 耐えて見せよう! と締まる膣内を強引に突き上げた三沢。

『はあァ!! そ、そうよ三沢っち!』

自身の中を削るように動き出した男根を感じたタニヤは悦びの声を上げる。
それでこそ我が婿だと。

『立派な男になってっ・・・っ・・・私の婿にっっ』
『タニヤっち・・・オレは、オレは君の婿になってみせるっっ!!』

男を組み敷くアマゾネスと、その精悍で居て可愛い女を突き上げる男の夜は始まった。


「きゃああああ〜〜〜っ! また、またエッチなの〜〜〜?!」

汗を飛ばし、肌をぶつけ合う三沢とタニヤに顔を押さえて逃げ出したブラックマジシャンガール。
十代とカミューラのような甘い交わりではない荒く激しい交わりは彼女の許容限度を超えていた為最後まで見ることが出来なかったのだ。

「さ、最近のハロウィンって、ああ言うイタズラが流行ってるのかな・・・?」

二組の男女の交わりを見てしまった彼女はそんなことを呟きながらふらふら飛んで更にもう一組の同様の行為を目撃してしまった。

『こ、事の成り行きからこんな事をしてしまいましたが・・・私は貴女を・・・』
『や、やだよもう校長先生っ、』

重なる二人の身体。一人は見事な丸坊主で口髭を蓄えた壮年の男。
片や背中まで届く黒髪を三つ編みにして身体の前に垂らした男と同じくらいの歳のふくよかな女性。
男の方は裸なのだが、女性の方は青いとんがり帽子に青い服。ピンクの短いマントにピンクのスカートとブラックマジシャンガールと同じ服装をしていた。
二人ともそれ相応の歳のようだがとても仲睦まじい空気を漂わせて抱き合っている。

「わ、私と同じ服装・・・じ、じゃああの人もハロウィンのイタズラで・・・エッチを・・・?」

先に見た二組のイタズラエッチと違う壮年の男女の行為は何故か納得させられる物があり、見届けた彼女は今度はブルー寮の一室に飛び込んだ。

「あ、今度は一人! よ〜し行くわよっ!!」

その部屋に居たのは男の子一人。
今まで部屋を覗いてはエッチ覗いてはエッチで何もできていないせいか余計に気合いが入るという物。

「トリック・オア・トリートっ!! お菓子くれなきゃイタズラしちゃうぞっ!!」

気合い一発姿を現した彼女は驚く男の子に明るく元気いっぱいに言い放つ。

「ブ、ブ、ブ、ブラマジガールっっ?!」
「やったやった! 驚いてくれたぁ!!」
驚く男の子は小柄で鼻の頭に小さな眼鏡をちょこんと載せていた。
「あれ? あれれ? キミ・・・いつかの男の子?」
それは以前彼女がコスプレデュエルをしたとき去り際にキスをした男の子だった。
「な、なんで?! なんでここにブラマジガールがっ?!」
「ええ〜っとね。ハロウィンだからかな? 楽しいハロウィン私も参加してみたかったの」
「ほ、本物っ?! 本当に本物っ?!」
「うん本物! ということでお菓子ください!」
本物の彼女を前に若干パニックになっている男の子――丸藤翔に両手を差し出す彼女。
「ぼぼぼ、ボクお菓子持ってないんだよっ、」
「む〜っ、今まで見てきた子たちもお菓子持ってなかったけどキミも持ってないなんて」
「あの、その、・・・ごめんなさい」
「いいのいいの! だけど、持ってないなら・・・イタズラしちゃうぞ?」
「い、いいいイタズラっ?!」
「うん! とゆーことで、えいっ!!」

お菓子を持ってないならイタズラとなるのがハロウィン。
彼女は有無を言わさず翔を押し倒した。

「な、なにすんのさっ?!」
「えへへ、イタズラだよ」

なにを今更とウインクした彼女は絶賛大慌ての翔の服を脱がせ始めた。

「わーわーっ!! ダメっ、ダメだよっっ!! こんなのイタズラじゃないよ〜〜っ!!」
「でもみんなしてたよ?」

瞬く間に翔を裸にしたブラックマジシャンガールは膝立ちになってスカートに手を入れ自分の下着を下ろした。

「ほ、ホントはね・・・こういうの恥ずかしくて出来ないんだけど今日はハロウィンで特別だし、キミならいいかなって・・・」

実は初めての彼女は真っ赤な顔で翔を見つめると、彼女と同じように真っ赤になっている翔にそっと口づけておっかなびっくり肉の棒に手を添える。

「ふわあっ!」
「え、えっと、コレを私のココに入れるんだよね?」

触れた肉の棒は熱くてびくびく震えている。
それを掴んだまま自身の入り口に触れさせた彼女は初めて感じる熱さに多少戸惑いながらも覚悟を決めて腰を下ろした。

「ンっ あァァ――っ!!」

中に入った熱い肉の感触。
それは処女の証を破り奥まで入った。

「ぼ、ボク、がっ・・・ブラマジガールの中に・・・は、入ってる・・・っ」
「んん! す、すごいね、ちょっと痛いけど・・・ビリビリ痺れてっ・・・・・・きもちいいっ・・・!!」

初めて味わう未知の感覚に身体を震わせた彼女は、今日見た交わりを思い出して腰を上下に動かし始めた。

「あっ、うっ、こ、これがっ、エッチなのね?」
「ううっ・・・ブラマジガールとこんな事出来るなんてっ・・・感激だっ・・・」

肉がこすれて水音が響く。

「あっ! んんっ! ひゃあ・・・あっ!」

中で動く熱い肉に自然と艶っぽい声が出てしまう。

「こ、これっ、いい・・・かも・・・っ」

奥を突く度に流れる電撃に身を任せつつ性の快楽の虜になった彼女は、必死に腰を上下させて膣内全体での触れ合いを楽しんだ。
そして――
「ダメだっ、もう出ちゃうよっっ!!」
飲み込んだ肉の先から熱い何かが迸る。

「ん、あああっ! なにっ・・・?? これなにっ?? 熱いっ・・・熱いっっ!!」

深い処で感じた熱い何かを。
奥に溜まっていく熱い何かを感じ取りながら絶頂に達した彼女は大きな叫びを上げて翔の身体に倒れ込んだ。



「ねえ、キミ確か翔くんだったよね?」
「う、うん、」
「また遊びに来てもいいかなあ?」
「え?! また来てくれるのっっ?! だ、大歓迎だよっ!」
「じゃあ約束! それと、良ければキミも森の方に遊びに来てね? 待ってるから」

光になって消える直前、ブラックマジシャンガールは翔にキスをする。
そのキスは以前と同じ別れ際のキスだったが一つ違う処があった。
それは以前した頬へのキスではなく唇への物であった事。

「これでイタズラはおしまいっ! 翔くんまた遊ぼうね!」

終わり


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