レイアル砦で戦いが始まっていた頃、メネシア砦においてもカルディスによる攻略戦がはじまっていた。
この戦いの前に、軍師として抜擢されたメファイザスは、メネシア砦の指揮をとる将が、これまで略奪を好んで行っていた男たちということを調べると、それぞれの将に同じ内容の密書を送る。
「既に攻略の準備は整っているが、貴公の協力を求めている、戦いが始まったら戦うふりをしてくれれば、貴公だけは助けよう」この書状を受け取ったザリアンやカリアをはじめとする将は、「自分だけは助けてもらえる」と信じ込み、決戦においてわざと鈍い動きをみせた。
その結果、ゼノスやアメシアンといった猛将たちの攻撃によってメネシア砦は簡単に陥落することになるが、この時リューグ国軍は、砦の陥落によって半狂乱状態となって討って出た敵軍の攻撃によって思わぬ苦戦を強いられる。
メファイザスは、冷静にシリナ、バロゥドを他国の将にも関わらず、まるで自分の部下の如く操りこれを撃退する。
ザリアンは後退したが、メファイザスの書状を信じていたカリアは、自分は助けられるだろうと嬉々としてロー・レアルス国軍を迎えた。
しかし、その数分後、彼は砦の城壁から落下して事故死する。
メファイザスの手の者に消された、裏切りを知った城兵の怒りを買った等、さまざまな説がささやかれるが、ロー・レアルス国の戦記には事故死としか記録されていない。
この戦いの前に、軍師として抜擢されたメファイザスは、メネシア砦の指揮をとる将が、これまで略奪を好んで行っていた男たちということを調べると、それぞれの将に同じ内容の密書を送る。
「既に攻略の準備は整っているが、貴公の協力を求めている、戦いが始まったら戦うふりをしてくれれば、貴公だけは助けよう」この書状を受け取ったザリアンやカリアをはじめとする将は、「自分だけは助けてもらえる」と信じ込み、決戦においてわざと鈍い動きをみせた。
その結果、ゼノスやアメシアンといった猛将たちの攻撃によってメネシア砦は簡単に陥落することになるが、この時リューグ国軍は、砦の陥落によって半狂乱状態となって討って出た敵軍の攻撃によって思わぬ苦戦を強いられる。
メファイザスは、冷静にシリナ、バロゥドを他国の将にも関わらず、まるで自分の部下の如く操りこれを撃退する。
ザリアンは後退したが、メファイザスの書状を信じていたカリアは、自分は助けられるだろうと嬉々としてロー・レアルス国軍を迎えた。
しかし、その数分後、彼は砦の城壁から落下して事故死する。
メファイザスの手の者に消された、裏切りを知った城兵の怒りを買った等、さまざまな説がささやかれるが、ロー・レアルス国の戦記には事故死としか記録されていない。
レイアル砦も既に陥落していたため、連合軍はゲーリー国の要所であるネルヴァ城攻略に取り掛かる。
しかし、既にマラはネルヴァ城を捨て、陸の孤島と言われるフェリアザード城へ後退していた。
フェリアザード城は、交通の便が悪く、大軍で攻め込むのは困難であったが、その背後には広大な海が広がっていた為、連合軍は海路からの攻撃を提案する。
ロードレア国、ロー・レアルス国艦隊が南北より集結し、フェリアザード海戦へと舞台は移る。
なお、ゾリメック、リューグ国は共に海のない国であった為、両国の艦隊の指揮下に入ることで、便宜上連合艦隊と名乗ることとなった。
これより20年後、シリナはメファイザスを信頼して部下となるが、その根底にはこの時の交流があったからとも言われている。
しかし、既にマラはネルヴァ城を捨て、陸の孤島と言われるフェリアザード城へ後退していた。
フェリアザード城は、交通の便が悪く、大軍で攻め込むのは困難であったが、その背後には広大な海が広がっていた為、連合軍は海路からの攻撃を提案する。
ロードレア国、ロー・レアルス国艦隊が南北より集結し、フェリアザード海戦へと舞台は移る。
なお、ゾリメック、リューグ国は共に海のない国であった為、両国の艦隊の指揮下に入ることで、便宜上連合艦隊と名乗ることとなった。
これより20年後、シリナはメファイザスを信頼して部下となるが、その根底にはこの時の交流があったからとも言われている。
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