六界全史

• 名前　リリィ・ルサ
• 生没　アルファ　（670〜717）
• 出身　ロッド国
• 種族　人間
• 性別　女

ロッド国将軍。
補佐や援護を得意とし、第二陣として構えつつ、常に絶妙のタイミングで前線に出た。
ラウラの戦い(687)でも持ち前の特技を発揮して援護に徹し、第2次ラウラの戦い(695)ではフィッツの前に不覚をとるが、大きな損害を出さずに撤退。
その後もアル国との国境に駐屯していたが、ロードレア国との決戦となったエスデリアの戦い(696)に召集される。
この戦いでも、自身の得意な後方からの支援で戦局に動きを与えようとするが、ヴェリアの策と、アレスの自分を遥かに凌ぐ巧妙な第二陣投入によって、完全に動きを封じ込まれる。

その後、ベルザフィリス国との決戦となったノリアの戦い(707)に出陣するが、自分たちが足止めしていると信じていたベルザフィリス国軍がただの囮部隊であり、既に本国が降伏したことに戦意を喪失して投降。

しかし、彼女はそこから第二の人生を歩み始める。
元々、踊りの心得のあった彼女は、後進となる踊り子たちを育てると、旅団を率いて各国を旅しながら踊りの巡業をしていた。
そして、真相は謎であり、現時点ではあくまでも噂であるが、この踊り子たちはそれぞれの国の重要人物を篭絡して情報を聞きだし、リリィは報酬さえくれればその情報をどの国にでも売るという、踊り子に偽装した独自の組織を仕切っていたともいわれている。

717年、巡業の途中で不審な急死を遂げ、その直後に踊り子たちを乗せた馬車も崖から転落事故を起こしたといわれているが、それすらも暗殺されたと噂されることとなる。

• 蜉蝣戦記