東方キャラとウフフにイチャつくまとめ

まず注意をば。
この文章は、>>256(こちら)の精液中毒文ネタの続編的意味合いの品です。

この文章には、少なくとも以下のスレ既出ネタ及び傾向・属性が含まれております。
一つでも「ダメだ」と思ったら何も言わずこの文書を閉じ、消去してください。

「初心者作品」「『精液中毒文ネタ』続編」「『裏文々。新聞ネタ』設定一部採用」「『純情(エロ苦手)文ネタ』設定一部採用」
「『某大佐の名言の改変ネタ』あり」(←多分コレ重要。某蜂シリーズファンの人注意)
「文×○○(リバ有?)」「ヒロイン壊れ(すぎ)」「キャラ違くね?」「バカエロ」「途中しんみり?」「ツッコミ型○○」
「○○依存症気味ヒロイン」etcetc……

他にも何か「これは無いわ」な部分があるかもしれません。
「おもしれぇ、どれだけダメか見てやらぁ」という方へ。半端な覚悟では致死毒をくらいかねません。

以上の危険性、文章の稚拙さ等を許容できる方、覚悟完了の方は下へお進みください。





妖怪の山の中、とある家、とある部屋。そこでは一人の烏天狗の少女がいた。
その少女、文は楽しそうに鼻歌を歌いながら、自らが発行している新聞に載せるための記事を書いていた。

「♪〜♪〜♪〜……よし、できた! ○○さ〜ん、書きあがりましたよ〜」
「聞こえてるし見えてるよ」
「あはは、そうですね。すぐそばにいてくれますもんね♪」

言いつつ文は椅子の背もたれに寄りかかる。いや、その表現は正確ではない。
彼女は椅子そのものではなく、椅子と彼女の間にあるものに体を預けていた。
即ち――

「つーかさ、いい加減体のそこかしこがしびれてきたんだが? いくら文の体重が軽いからって3時間以上この体勢はキツイ」
「その分私はすっごく気持ちよかったですよ、○○さんクッション♪」
「お前ね……」

そう、文がもたれかかっていたのは、○○という一人の人間の男だったのである。
要は、椅子に座った○○の上にさらに文が座っていたと言う事だ。
――しかも、それだけではない。

「それだけならまだ良い。だがな文……」
「はい?」
「いくらなんでも『繋がりながら』はどうかと思うんだ。いやマジで」
「えー、でもこの状態は最近の私のデフォですよぅ」
「デフォにすんな頼むから!」

そう、二人はこの体勢で「繋がって」いたのである。
文は服の胸元をはだけ、その形のいい乳房を露出している。スカートの中も何もつけていない。
○○に至っては(文によって)下半身裸の状態になっている。
そして文のしとどに濡れそぼった秘所は、○○の肉棒を数時間にわたって咥え込み続けていた。
すでに何度か膣内に射精されたのだろう、文のそこはすっかり白くぬめった液体であふれかえっていた。

「記事も書きあがった事だし、体勢変えますねー」
「あ、ちょ」

おもむろに文が立ち上がると、それに合わせて文の秘所から○○の分身が抜け……ワインのコルク栓を抜くときのような音がした。

「あは、可愛い音がなりましたね」

言いつつ文は○○のほうに向き直り、栓が抜けた事でさらにどろどろになった秘所に再び肉棒をあてがい……一気に腰を沈めた。
ぬめった水音とともに両者を再び快感が襲う。

「んぅっ……あは、○○さぁん、○○さんの大好きな柔らかおっぱいですよぉ」

そういって文は、自分の胸を○○の顔に押し付け、そのまま包み込むように○○の頭を抱きかかえた。

「もぉ……せっかく○○さんが寂しくないように手遊び用のおっぱいを用意してたのに、全然使ってくれないんだから……
その分がっちり腰の辺りを抱いていてくれたから良いですけど、おかげで動いても○○さんが抜けなくて助かりました♪」
「うぷ、ぷはっ! いや、変に触ったら書き損じるだろうが絶対! それに抜けないためでなくずり落ちないための……」
「はいはい♪ どっちにしても助かりました、ありがとうございます♪」

言いつつ文は腰を動かし、さらに胸を○○の顔にむにむにと押し付けた。

「うぷぷ……ああもう、知り合いの猥談を聞く度に『あやややや』と真っ赤になって慌ててた頃の純真な文はどこへ……」

○○が目を覆って溜め息をつくと、文は頬をぷーっと膨らませて抗議する。

「むー、何言ってるんですか○○さん、私をこんなにしたのは○○さんじゃないですか」
「え、俺?」

思わず聞き返す○○に、文はそうですよと答えた。

「あの頃の私は、エッチな事とか恥ずかしくて全然ダメでした。○○さんの事は……大好きだったけど、そういう事をするとなると
もう考えるだけでとにかく恥ずかしくてとてもとても……」
「だったねぇ」
「でも……」
「ん?」

ふと、悲しげな顔になる文。

「でも、あるとき思ったんですよ。ぬるま湯みたいにきもちいい時間が、終わっちゃうときの事を」
「……?」






「きっかけは夢でした。何年もたって、年老いた○○さんと……死に別れる夢」

文の声は弱弱しく、その表情は○○の目に、今にも泣きそうな子供のそれに映った

「ああ……寿命、違うもんな」
「ええ……。それで、急に怖くなったんです。今のままでいいのかなって」

再び○○の頭をかき抱く文。それは誘惑のためではなく、ただただ離したくないと言う気持ちの表れだった。

「そのときの私は、十分楽しかった。エッチな事は苦手だけど、ただ○○さんと話したり、そばにいたりするだけで心が満たされた」

「でも、どんなものにも終わりは来ます。そして新しい何かが始まる。それが何かは、私にはわからないけど……」

「想像の中とはいえ、あなたのいないその時間は、私にとって何の魅力も感じられないものでした」

「離れたくない、そう思った。でも私は妖怪で、貴方は人間で……どうしようもない壁に、私は打ちひしがれていました……」

再び見つめあう二人。文の目には涙が溜まっていた。○○は無言で、その涙をぬぐう。

「一時期ものすごく元気が無かったのはそれか……」
「はい……。で、その時ふと思い出したんです。コミュニティのみんなの事を」
「?」
「コミュニティメンバーの中には、結構妖怪と人間のカップルが多いのを思い出して……藁にも縋る気持ちで、相談しに行ったんです」

少しずつ笑顔が戻りだす文。○○はそんな文の頭をやさしく撫でつつ、続きを促した。

「……そしたら?」
「あるひとがこう言ったんです。

『どの道終わりが避けられないなら、その代わり今の密度を思いっきり濃くすればいい』

……って」
「今の密度?」
「つまり、たくさん楽しんで、たっくさん思い出を作ろうって事です」
「ああ……なるほど」
「逆に考えるなんて方法、全然気付かなかったから、目から鱗が落ちる思いでした」

盲点でした、とウインクしつつ舌を出す文の顔からは、暗いものは消えていた。

「だからです。私が、貴方に対して積極的になったのは」

「そりゃあ、恥ずかしかったですよ。それにもしかしたら、今のままでもいずれ自然に結ばれるかも知れないって気持ちもありました」

「でも、それはそれで、そうなるまでの時間がもったいないような気がして……」

「皆さんがお話を聞かせてくれた時も、内容は聞いてて恥ずかしかったけど……でも、皆さんすごく幸せそうだったのも覚えてたから」

「だから、勇気を出す事にしたんです」

三度○○を胸に抱きしめながら、文はそう締めくくった。






「……なるほど、な」
「はい」
「でも、それって結局俺の『せい』なん?」
「何言ってるんですか、完全に貴方のせいですよ」
「えー」

キョトンとする○○に、文は不機嫌そうな顔を見せる

「もう、何を聞いてたんですか○○さん? そもそも○○さんが私の前に現れなければ、私はこんなに悩んだりしないですんだんですよ?」
「え、そんな過去から俺の責任?」
「当たり前じゃないですか、私の日常を○○さん無しではいられなくしたのも、私にこんな真剣な悩みを植え付けたのも、ついでに
私に○○さんとエッチな事をする決心をさせたのも皆○○さんです!」
「あるぇー?」

だんだんと普段のペースに戻ってきたらしい文だが、そのベクトルが微妙に変な方向に行っている気がする○○であった。

「しかも、です。せっかく勇気を出してみれば○○さんてば驚くわうろたえるわ……それだけならまだしも

『正気か!? 酔ってないだろうな? 自分を大切にしろ、軽はずみに捨てていいもんじゃないぞ?』

ってなんですか!? 私にしてみれば○○さん以外考えられないのに、事もあろうに正気かなどと……!」
「いやだって当時のお前はそういう事全然ダメだったろうが!? それが突然あんな事言われりゃ」
「それにしたって! なけなしの勇気をはたいてあんな反応はいくらなんでもないです!」
「俺なりにお前が大事だからだったんだよ! 相手が俺でいいのかとか!」
「いいからこそじゃないですか!」
「だから……」

お互い涙目で言い合っていた二人。しかし不意にそれが止み、やがてくすくすという笑い声に変わる

「……この話するの何度目でしたっけ?」
「もう数えてねぇ。……当時文に何があったかとか、どんな事考えてたとか、そのあたりは今回が初めてだけど」
「そうですね。……ふふ」
「てっきり誰かに唆されての事と思ってたが……よもやそんな真面目な話とは」
「私だって色々あるのです」

女の子は複雑なのですよー。となぜか胸をはって言う文に、○○は苦笑するしかなかった。






「とにかく、私の初体験の決意の陰に○○さんの存在があったのはご理解いただけたと思います」
「言い回しに疑問が残るがとりあえずオーケー」
「さて、○○さんが問題にしたかったのはこの後ですね?」
「だな」

ちょっと疲れた風に言う○○に、文は唇の端を少し吊り上げると、おもむろに腰を激しく動かし始めた

「私が、いかに、○○さん、との、セックス、や、○○、さんの、精液、お○ん、ちんの、味の、中、毒に、なって、行ったか、その、原因、は」
「ちょ、腰振りながら話すな、つーか激しい、激しいって! ……う」
「はぁっ……あ……♪」

椅子に座って繋がってからもう何度目かの、向かい合って繋がりなおしてからなら一応一回目の射精を膣内に受け、文は目を閉じ
じぃ……んと余韻を楽しむ。
コホン、と一つ咳払い。

「○○さんのせいです」
「マテ」

やり遂げた! という笑顔できっぱり、と言い放つ文に、○○はそう返すしかなかった。

「だってそうじゃないですか、○○さんが優しくしてくれるから、私はセックスに変なトラウマを持つ事も無く、破瓜の痛みだって
安心して受け止められたんですよ?」
「いや、だって文に痛い思いをさせたくなかっt」
「おかげで普通にセックスを『気持ち良い事』と感じる事が出来るようになったんです。いいですか? 『○○さんと一緒に出来る』
『とても気持ちのいい』『愛情を確かめ合える』さらに運がよければ『○○さんとの愛の結晶すら授かれる』行為ですよ?」
「う……」
「やらない手があると思いますか? 病み付きにならない理由がありますか? ハマって当然だと思いませんか?」

ズイっと○○の顔を真正面に捉えつつ迫る文の迫力に、思わずたじろぐ○○。
その動きが肉棒を伝って文に届き、「あんっ♪」と嬌声をあげさせたのはご愛嬌というべきか。

「マンネリ対策にと先輩方から教わった諸々を、それでも恐る恐る試して、ふたを開けてみればキモチイイ尽くしですよ?」
「それは文にそういう素質があったからでh」
「○○さんのせいです」

ぴしゃりという感じにそう言うと、文は○○の服の胸元をはだけ、その胸板に指を這わせた。

「○○さんのお○んちんが私にぴったり過ぎて、突き込まれたり、かき回される感触がたまらなくて、口に咥えたときも、その感触や
味が素敵過ぎて、精液もおいしすぎて、喉越しが最高で、膣内に射精された時に広がる暖かさが幸せすぎて……」

言う文の瞳は、しかし淫欲に濁ったものではなかった。それはどこまでも澄んだ、愛情に満ちたものだった。

「唇が触れ合うだけでも天にも昇る気持ちで、舌を絡めあったなら有頂天すら突き抜けそうで、手指が私に触れるだけで絶頂しそうで、
抱きしめられたときの肌触りが、匂いが、体温が、響いてくる鼓動が……ああ、もう何もかも全てが私を捉えて離さない」

匂いを移そうとするかのように、○○を抱きしめ、○○に抱きつき、文は自分の体をこすり付けていた。

「聞こえますか? 私の鼓動。感じますか? 私の体温。私は妖怪だから人間の貴方とは体の造りが違うけど……でも、貴方といると
ドキドキします。すごくドキドキしてるんです。……伝わりますか?」

目を閉じ、そして静かに頷く。そんな○○に、文は幸せそうな笑みを浮かべる。






それはほんの数秒か、それとも数分、いや時間単位で過ぎていたのか。
やがて文は、何か思いついたような楽しそうな笑みで、○○を見つめて言った。

「貴方は、酷いです」

「いつの間にか私の中に入り込み、私の中を貴方だらけにしてしまいました」

「貴方は、私の全てを奪ってしまったんです」

「これは、ゆるされざる侵略行為といえます」

「これからは、私の全てをもって、貴方の全てを奪いつくしてあげます」

「いいですね?」

くすくすと笑う文。○○は肩をすくめ、一つだけ質問をした。

「それ、何のネタだ?」
「パチュリーさんが最近はまってる戦記物の読み物だかにあったセリフらしいですよ? 勿論改変してますけど」
「あっそ」
「すっかり気に入ったらしくて、時々もとのセリフを言った『大佐さん』の真似をしてみたりしてるそうです」
「へー……」
「一度彼氏さんにみられて恥ずかしそうにしてたって小悪魔さんが言ってました」
「ありゃま」

パチュリーとその彼氏に幸いアレ






窓から光が指し、鳥の声が聞こえ始める。

「朝日が昇ってきましたね」
「結局繋がったまま夜を明かしてもーた……」
「黄色い太陽は私たちの勲章ですね」
「いや、むしろ警告だと思う」
「なんのです?」

首をかしげる文に、○○は溜め息を一つつき

「こんな暮らししてると早死にするぞって」
「えー?」
「いや、実際困らないか? こう、ヤリ過ぎというかなんというか……」
「別段困りませんねぇ」
「俺は困るんだが、このままのペースで回数が増えたら、枯れそうだとか死にそうだとか、いずれ生活が立ち行かなくなるとか」
「その辺は心配ないです。永遠亭の薬師さんに掛け合って特製の薬を手配してますから」
「ヲヒ」

予想もしない言葉に思わず何も言えなくなる○○。それを尻目に文は何事か考えていた。

「でも困りますか……そうですか……困りますねぇ」
「だよな、困るよな? こんな事ばっかじゃだめだよな?」
「うーん、そうだ! 如何にかする方法が浮かびました」
「おお!」
「困るのをやめてください」

○○は時間が止まって感じた。

「はい?」
「○○さんは、『私とのえっちが多すぎる』ので困ってるんですよね」
「ああ」
「私は、『○○さんが困っている』事に困ってます」
「はあ」
「つまり、○○さんが私とのえっちを受け入れて、困るのをやめれば、○○さんの困り事は無くなり、同時に私の困り事も消えます」

ふふん、得意げな文。無表情の○○。二人の温度差は深刻だった。

「……その発想はなかったわ」
「完璧じゃないですか!」
「原因を取り除こうとは考えないのか!?」
「○○さんは私に死ねって言うんですか!?」
「アレ文の生命維持活動なの!?」
「○○さんとのえっちは私にとって呼吸も同然です。息をするようにまぐわう日々。○○さん発見即フェラ即セックス余裕です」
「ぶっ壊れすぎだろ常識的に考えて!」

ヴァーーーッ!!! と頭を抱える○○。
しかし今もって二人は繋がっていたりするため、少なくとも『息をするように〜』の部分については何気に説得力十分であった。

「まあ冗談ですけど」
「そうだよね! 冗談だよね!」
「今後も○○さんがセックスの度に私を気持ちよくしてくれちゃうと、ホントになるかもしれませんね」
「……」
「お預けはダメですよ? 寂しくて切なくて、公衆の面前で○○さんの服を引き裂いて押し倒しちゃうかもしれませんから」

逃げ場は無い。○○はそう言われたような気分になった。






「何処で間違った、何を間違った、とるべきだった手段は、挽回の手立ては、この危機的状況を打破する起死回生の一手は……」
「うーん、ちょっとからかいすぎましたかね」

焦点のあわない目を天井に向け、ぶつぶつと呟き続ける○○を見て文はそうひとりごちた。

「○○さーん、大丈夫ですよー、ホントに冗談ですから、私も節度は守りますからー」
「……ほんとに?」

ゆっくりと視線を文に向ける○○。その瞳はどこかうつろだった。

「じゅ、重症ですね……。本当ですよ、そんないつでも何処でも猿みたいに……なんてしませんから」
「……そっか」
「そのかわり、といってはなんですが……」

ほっとした表情を見せたのもつかの間、とたんに身構える○○に苦笑するしかない文。

「二人だけのとき、思いっきり羽目を外す事を許してください。私が貴方と一つになる事に病み付きになってるのも本当なんです」
「……」
「誰にもとがめられない二人だけの時間、その間だけは、貴方を求め貪る事を許してください。貴方を欲しがる事を」
「……」
「そうでないと、私は多分狂ってしまうから」

この上なく真剣な目でそう言う文に、○○はゆっくり頷いた。

「わかった。この家で、二人きりの時には。……俺も、文の事が欲しい、から」
「はい♪」






「そろそろご飯の時間ですねー。今日は私が当番でしたっけ?」
「あぁ……そう言えば書いた記事、印刷に出さにゃ」
「そうでしたそうでした! じゃあ手っ取り早く準備して、ご飯を食べたら出してきますね」
「だな……っ」

ぽんっ
またしても小気味いい音を立てて、文と○○は離れた。

「あは、結局ずっと入れっぱなしでしたね」
「うう、息をするようにセックスが現実味を帯びて……」
「二人きりの時ならそれも良し、ですよね?」
「……はい」
「ふふっ♪」
「つーか今の今までよく勃ち続けたなコレ……わが事ながら怖いぞ」
「夕べの晩御飯に混ぜたのが相当効いたんですねー」
「……アヤサン、チョットソコスワリナサイ」
「さ、ご飯の支度したく♪」
「ゴルァ!!!!」
「きゃ〜♪」

黄色い悲鳴を上げながら台所に逃げる文を、○○は追いかけることが出来なかった。
……具体的には腰が痛くて。

「やっぱダメだこの状況……早く何とかしないと……あ、痛てててて」
「あ、○○さーん」
「なーにー」

腰の痛みゆえか、何処かやさぐれた声で答える○○に、気付いているのかいないのか、文は楽しそうな声で言った。

「もう一つありました。例の『大佐さん』の名言改変ネタ」
「は?」

「○○さん

大好きです……と、言いたいところですが、貴方には覚悟してもらいます。
貴方があんまり優しく気持ちよくしてくれたおかげで、私はすっかり貴方無しではいられなくなってしまいました。
貴方は気付かない間に私を奪い壊しつくしてしまったのですよ
でもそれは、私の願い通りでもあった……
後は貴方を完全に私の虜にすれば、私の幸せは完成します。
これからは私の全て……
手も、口も、胸も、アソコも、体全体で、のみならず記者や天狗としての技能、能力も、
人脈すらフルに使って、貴方を奪いつくしますので……

よ ろ し く♪」

「……ファンに怒られると思うんだ」
「その時はその時ですよー」

言いつつ台所に消える文を見送って、椅子に座りなおした○○は再びポツリとひとりごちた。

「先に奪われたのはこっちだっつーに……俺が最初に文に惚れたから、いつも追いかけてたんだぞ?
とっくの昔に奪われつくしたものを、さらにどうやって奪うんだか……何処から捻出せーと?」

それだけ言うと、○○はやっと襲ってきた眠気に身をゆだね、静かに寝息を立て始めたのだった。




「……そうやって事あるごとに私をドキドキさせておいて何を言いますか。あと、好きになったのはどう考えても私が先です。
そうじゃなかったら、貴方の足じゃ私を追いかけられませんよーだ」

と、真っ赤になりながら実に楽しそうに朝食の準備をする烏天狗の少女がいた件についてはとりあえず○○は知らない。




色々とごめんなさい特にシュバルリッツ・ロンゲーナ大佐ファンの皆さん。
書いてる途中でネタが浮かんで書かずにはいられなかった。反省してます。マジで。


1スレ目>>308 ロダicyanecyo_0014.txt


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