恋愛は生涯の貴重品
同時に苦しみもたくさんあるわけですが、身体中の細胞がいっせいに目覚めるようなあの感じ、今まで寝ていた神経が起き上がったようなあの実感というのは、ほかのものでは換えがたいものです。それは宗教的感情から発達してきた信仰心(信じ込み)───”情念”に似たものがあります。やはり、恋愛は生涯の貴重品といっていいのではないでしょうか。
(「超恋愛論」2004.09.15大和書房)
隆明鈔--吉本隆明鈔集
(「超恋愛論」2004.09.15大和書房)
- いえ、この恋愛の関しての感じというのはよく判るのですが、なぜかそのことを今となっては忘れはててしまったというのが今の思いです。なんだかそんな自分になってしまったなという思いでした。
隆明鈔--吉本隆明鈔集
2006年12月10日(日) 19:06:33 Modified by shomon