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タグ検索で漢詩は11件見つかりました。
曹丕「短歌行」
。
:| 私は曹操の「短歌行」がおそらく漢詩の中では一番好きですが、この曹丕の「短歌行」も父曹操を思う心を深く感じまして、好きになってしまうのです。
[[周の三曹の詩]]
[[曹操「苦寒行」]]
[[曹操「短歌行」]]
[[曹丕「燕歌行」]]
[[曹丕「於玄武陂作」]]
[[曹丕「短歌行」]]
[[曹丕「釣竿」]]
[[曹植「吁嗟篇」]]
[[曹植「七歩詩」]]
[[曹植「野田黄雀行」]]
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https://seesaawiki.jp/w/shomon/d/%c1%e2%d0%a3%a1%d... - 2006年12月01日更新
曹丕「釣竿」
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:| 曹丕といいますと、どうしても陰険な人間と思ってしまうかもしれません。私がこのごろ読みました北方謙三「三国志」でも、どうしても曹丕の描き方は暗く陰湿な人間に描かれていたかと思います。
:| でも以下の詩を読んでみてください。そんな姿ではない曹丕が浮かんでくるかと思います。
''釣竿 曹丕''
''東河濟越水'' 東して河済の水を越ゆるとき
''遥望大海涯'' 遥かに望む大海の涯(ほとり)
''釣竿何珊珊'' 釣竿(ちょうかん)何ぞ珊珊
''魚尾何從從'' 魚尾
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曹植「吁嗟篇」
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:| かなり曹植の詩を読んでみて、やはり曹植は中国第一級の詩人だと思いました。もし、杜甫という詩人が現れなかったら、いまでも曹植こそ中国第一の詩人といわれていたのではないでしょうか。その曹植の詩といったら、あまりにも「七歩の詩」の詩が有名なわけですが、この詩はまた別の機会に紹介したいと思います。そもそも、この有名な詩が実際には曹植の詩であるかどうかは判らないといわれているのです。
:| ときどきいろいろなところで引用されることの多い、「吁嗟篇」をここでは見てみたいと思います。やはり実にいい詩ですね。曹植の
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曹植「七歩詩」
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:| 曹植で一番有名な詩といったらこの「七歩の詩」だと思います。この詩に見られる事件がおきたのは、建安二五年(延康元年)のことです。「三国志演義」に描かれています。
''七歩詩 曹植''
''煮豆持作羹'' 豆を煮て羹と作(な)し
''漉叔以爲汁'' 叔(註1)を漉(こ)し以て汁と為す
''其在釜下燃'' 其(註2)は釜の下に在りて燃え
''豆在釜中泣'' 豆は釜の中に在りて泣く
''本是同根生'' 本是同根より生じたるに
''相煎何太急'' 相煎ること何ぞ
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曹植「野田黄雀行」
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:| 曹植の詩は彼の生涯に似て、哀しい詩ばかりなのですが、これもまた曹植29歳のときの自分の境遇を詩った悲しい作品です。
''野田黄雀行 曹植''
''高樹多悲風'' 高樹 悲風多く
''海水揚其波'' 海水 其の波を揚ぐ
''利劒不在掌'' 利剣 掌(て)に在らずんば
''結友何須多'' 友と結ぶに何ぞ多きを須(もち)いん
''不見籬間雀'' 見ずや籬間(註1)の雀
''見鷂自投羅'' 鷂(たか)を見て自ら羅(あみ)に投ず
''羅家得雀喜''
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曹丕「於玄武陂作」
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私は曹丕・曹植の兄弟で本日朝見ていた夢のことを書きました。その中に
^>しかし、なんでこんな夢を見たのかな?
^> 曹丕も曹植も本当は仲のいい兄弟
^>だと思っている私の心の中の何かが、あん
^>な夢を見させてくれたのかな?
と書きました。そして私には「兄弟」ということで、曹丕の次の詩が思い浮かびました。
''於玄武陂作''(註1) 玄武陂に於て作る ''曹丕''
''兄弟共行遊'' 兄弟(けいてい)ともに 行遊(こういう)せんとし
''驅車出西城'' 車
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曹丕「燕歌行」
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:| 曹操の詩と曹植の詩と同じく、やはり曹丕の詩も見てみたいなと思いました。でも、曹植の詩はあちこちで紹介されているし、詩集としても岩波書店「中国詩人選集」の第3巻にありますが、曹操ならびに曹丕の詩は見つけだすのもたいへんです。
:| 遠征に出た夫を独り待つ妻の気持を歌にしています。
'' 燕歌行 曹 丕''
'' 秋風蕭瑟天氣涼'' 秋風蕭瑟として天気涼しく
'' 草木搖落露爲霜'' 草木揺落して露霜と為る
'' 群燕辭歸雁南翔'' 群燕辞し帰り雁南へ翔び
'' 念君客遊思斷
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曹操「短歌行」
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:| 私が「三国志」の中で誰が好きかといわれたら、躊躇なく「それは曹操だよ」と答えてきました。吉川英治はこの三国志の主役といったら、前半が曹操、後半が諸葛亮孔明と言っています。これはまったくそのとおりだといえるでしょう。前半が曹操以下たくさんの英雄たちが中国の大地を好きかってに動きまわるのにくらべて、孔明が出てくると、何故か生真面目な世界になってきます。孔明という白面の学問青年に、あれほどの英雄豪傑を抱えた曹操がどうにも手がでません。いや魏の勢力だけでなく、周瑜以下の呉の豪傑たちも、孔明にはふりまわされま
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曹操「苦寒行」
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:| 曹操が官渡の戦いで袁紹をやぶり、そののち袁紹の甥高幹を討伐する途中、厳冬の太行山を越えるときの行軍の苦難を歌った詩があります。これは建安一一(西暦二〇六)年のことです。
''苦寒行 曹 操''
''北上太行山'' 北のかた太行山(註1)に上れば
''艱哉何巍巍'' 艱き哉何ぞ巍巍たる
''羊腸坂詰屈'' 羊腸の坂(註2)詰屈し
''車輪爲之摧'' 車輪之れが為に摧く
''樹木何蕭瑟'' 樹木何ぞ蕭瑟たる
''北風聲正悲'' 北風声正に悲し
'
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周の三曹の詩
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だ陰険な政治家と考えてしまうだろう曹丕の漢詩も、実に優れており、魅力を感じます。それから私はこの兄弟を、三国志演義で描いているように、仲の悪い兄弟とはどうしても思えません。そんな思いを抱いてしまう詩がいくつもあるのです。
曹操、曹丕、曹植の順に紹介しています。
(2002.11.04)
この3人のうち、曹植に関しては、岩波書店の「中国詩人選集」にその詩集があり、その他でもいくつか紹介されていますから、その詩を読むのは簡単にできるのですが、曹操、曹丕については
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諸葛亮孔明「梁甫吟」
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」 も読んでみてください)
[[周の漢詩入門]]
[[周の三曹の詩]]
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