ロシア宇宙主義についてのノート・調べものメモ

ツィオルコフスキー

ツィオルコフスキーのことば (1958)



ツィオルコフスキーのことば

・・・鋼鉄の鳥には、大空もきゅうくつなもになりつつある。・・・と、こんなことも、いまではようやく考えることができるようになった。わが国の全勤労者人民、わがソビエト祖国の勤労者のみんなが、雲のかなたの高空を征服する―というような壮大な人類の夢の実現に、ともに手をとってのりだす時代になったのだから・・・。

いま、わたくしは、わたくしが理論的に基礎づけた惑星間旅行という、もうひとつのわたくしの夢が現実のものになろうとしていることを、まさしく確信している。

わたくしは、40年にわたって、反動エンジンについて研究してきたが火星への散歩がはじまるのは数百年もたてからだろうと考えていた。ところが、この期間は変ってきた。わたくしはいまでは、諸君のなかの多くの人びとは、最初の大気圏外旅行の目撃者となるであろうと信じている。

(1933年にフィルムに録音された講演から

[ ソ連文化省 編(朝日新聞社 訳): "スプートニク : ソ連の人工衛星のすべて", 朝日新聞社, 1958 ]





コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

管理人/副管理人のみ編集できます